2009年04月10日

毎日新聞「森田健作知事の管理団体また記載漏れ 300万円」 

☆森田知事 管理団体また記載漏れ 山崎派から300万円 (毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090410-00000068-mai-soci

http://www.asyura2.com/09/senkyo61/msg/466.html

森田健作・千葉県知事の政治資金管理団体が、前回知事選に立候補する直前の05年2月、自民党山崎派から300万円を受け取りながら、政治資金として報告していなかったことが分かった。

山崎派(近未来研究会=当時)が東京都選管に提出した政治資金収支報告書によると、同派は05年2月14日、森田氏の資金管理団体「森田健作政経懇話会」に300万円を寄付。しかし、森田氏側の収支報告書には記載されておらず、どのように処理されたかは不明。

(略)

森田氏の資金管理団体の担当者は「会計担当者が代わり、事務手続きのミスがあった。すぐに訂正する」と話した。



《関連記事》

☆森田知事、山崎派から寄附300万円、収支報告せず! (地獄への階段)
http://www.asyura2.com/09/senkyo61/msg/436.html
投稿者 あややの夏 日時 2009 年 4 月 09 日 19:30:13


森田健作氏の資金管理団体「森田健作政経懇話会」17年分収支報告に、同年自民党山崎派「近未来研究会」からの寄附300万円が収支報告に記載されていないことがわかりました。

(略)

「近未来研究会」の17年分収支報告書p25の支出の目的(寄付金)を見て欲しい。300万円を17年2月14日に「森田健作政経懇話会」に寄附したとの記載がありますね。

(略)


「近未来研究会」17年分収支報告書
(注:PDFファイルである)
http://www.soumu.go.jp/senkyo/seiji_s/seijishikin/contents/000017986.pdf


「森田健作政経懇話会」17年分収支報告書
(注:PDFファイルである)
http://www.soumu.go.jp/senkyo/seiji_s/seijishikin/contents/000017572.pdf



☆森田氏の担当交代によるミスは本当か? (地獄への階段)
http://www.asyura2.com/09/senkyo61/msg/464.html
投稿者 あややの夏 日時 2009 年 4 月 10 日


ところで、ほんとにミスなの?
森田事務所に聞けば「事務のミス」ですと、そりゃそう言うわ。

基本情報を整理すると
T 森田健作政経懇話会と政党支部は同じ場所にあり会計も兼務する。
U 会計責任者は会計担当者も兼ねている。


森田事務所の会計責任者及び担当者の推移(収支報告より)
○19年分(2007)の収支報告 → 20年3月28日付き東京都選管受理
 会計責任者:中村充宏  事務担当者:中村充宏

○18年(2006)分の収支報告 → 19年3月29日付き東京都選管受理
 会計責任者:古川隆雄を訂正印で中村充宏に修正  事務担当者:中村充宏

○17年(2005)分の会計報告 → 18年3月22日付き東京都選管受理
 会計責任者:古川隆雄   事務担当者:古川隆雄


 断片的な情報のみでの推理となるけれど、ほんとに会計担当者の交代によるミスなのか検証する。森田事務所の会計責任者及び担当者の推移はご覧のとおりである。「甘山会」と「近未来研究会」の寄付は17年2月14日と24日で翌18年3月に17年分として選管で受理されている。

 この時の会計責任者と事務担当者はいずれも古川隆雄氏である。この古川氏は前年の16年(2004)年分自由民主党衆議院選挙区第二支部の収支報告で会計責任者を務めている。(『政治資金データベース』
https://www.seiji.janjan.jp/
調べ)

 従来、森田氏の場合、資金管理団体と政党支部が事務所を共有し会計責任者も同一人物が担っていることからこの間ずっと古川隆雄が森田健作政経懇話会の会計を担っていた可能性が非常に高いと思われる。要するに会計担当の交代はなかった可能性が高いのだ。



 おれは男だ! DVD−BOXII / 森田健作
posted by はなゆー at 18:17| Comment(0) | TrackBack(1) | 時事(国内) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

〔疑惑モリモリ〕森田健作知事が事実と異なる釈明をした可能性

「要するに会計担当の交代はなかった可能性が高いのだ。」


☆森田健作知事の資金団体、寄付100万円を記載せず (読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090410-00000012-yom-soci

http://www.asyura2.com/09/senkyo61/msg/445.html

千葉県の森田健作知事の資金管理団体「森田健作政経懇話会」が2005年、甘利行政改革相の資金管理団体「甘山会」から100万円の寄付を受けながら、収支報告書に記載していなかったことが9日、わかった。

森田知事の団体は同日、収支報告書の訂正を総務省に届け出た。同団体は、読売新聞の取材に対し、「05年2月に寄付を受けた後、会計担当者が交代し、事務のミスで記載漏れになってしまった」と説明した。  



☆森田氏の担当交代によるミスは本当か?(地獄への階段)

http://blogs.yahoo.co.jp/voteshop/351208.html

http://www.asyura2.com/09/senkyo61/msg/464.html


近未来研究会(山崎派)からの300万円

http://www.asyura2.com/09/senkyo61/msg/436.html

も訂正ヨロシクネ。

(略)

ところで、ほんとにミスなの?
森田事務所に聞けば「事務のミス」ですと、そりゃそう言うわ。


基本情報を整理すると
T 森田健作政経懇話会と政党支部は同じ場所にあり会計も兼務する。
U 会計責任者は会計担当者も兼ねている。


森田事務所の会計責任者及び担当者の推移(収支報告より)

○19年分(2007)の収支報告 → 20年3月28日付き東京都選管受理
 会計責任者:中村充宏  事務担当者:中村充宏

○18年(2006)分の収支報告 → 19年3月29日付き東京都選管受理
 会計責任者:古川隆雄を訂正印で中村充宏に修正  事務担当者:中村充宏

○17年(2005)分の会計報告 → 18年3月22日付き東京都選管受理
 会計責任者:古川隆雄   事務担当者:古川隆雄


断片的な情報のみでの推理となるけれど、ほんとに会計担当者の交代によるミスなのか検証する。森田事務所の会計責任者及び担当者の推移はご覧のとおりである。「甘山会」と「近未来研究会」の寄付は17年2月14日と24日で翌18年3月に17年分として選管で受理されている。

この時の会計責任者と事務担当者はいずれも古川隆雄氏である。この古川氏は前年の16年(2004)年分自由民主党衆議院選挙区第二支部の収支報告で会計責任者を務めている。(『政治資金データベース』
https://www.seiji.janjan.jp/
調べ)

従来、森田氏の場合、資金管理団体と政党支部が事務所を共有し会計責任者も同一人物が担っていることからこの間ずっと古川隆雄が森田健作政経懇話会の会計を担っていた可能性が非常に高いと思われる。要するに会計担当の交代はなかった可能性が高いのだ。



《関連記事》

☆森田知事、甘利大臣からの寄附を収支報告に記載せず。(地獄への階段)
http://www.asyura2.com/09/senkyo61/msg/413.html
投稿者 世話をかける少女 日時 2009 年 4 月 08 日 19:57:43


ご覧のように、甘利大臣の資金管理団体「甘山会」17年分収支報告、支出の目的(寄附)を見ると、17年2月24日付で、森田健作政経懇話会に対し100万円を寄附していること分かります。


「甘山会」17年分収支報告
(注:PDFファイルである)
http://www.soumu.go.jp/senkyo/seiji_s/seijishikin/contents/000017031.pdf

次に森田氏の資金管理団体「森田健作政経懇話会」17年分収支報告を確認すると、この年の政治団体からの寄附は80,611,420円であるとp2に記載、その内訳はp6〜10の(7)寄附の内訳 寄付者の区分(政治団体)にあります。ほぼ全額が自由民主党衆議院選挙区第二支部、すなわち森田健作氏が代表を務める政党支部からの寄附と記載されており、「甘山会」からの寄附100万円についての記載がありません。


「森田健作政経懇話会」17年分収支報告
(注:PDFファイルである)
http://www.soumu.go.jp/senkyo/seiji_s/seijishikin/contents/000017572.pdf



 おれは男だ! DVD−BOXII / 森田健作


posted by はなゆー at 17:24| Comment(0) | TrackBack(0) | キャスターメモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

日刊ゲンダイ「関空2期工事“利権の海”と二階大臣の影響力」 

☆関空2期工事「利権の海」と二階大臣の影響力 (日刊ゲンダイ)

http://netallica.yahoo.co.jp/news/73550

http://www.asyura2.com/09/senkyo61/msg/451.html

03年に共産党の調査で、二階が顧問を務める「与党関空推進議連」所属の26議員に2期工事の受注業者から3年間で総額3596万円の献金が渡っていたことが分かった。中でも献金額がズバ抜けていたのは、二階(739万円)だった。



NHKスペシャル 空海の風景
posted by はなゆー at 12:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事(国内) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

“サミット不況”で北海道洞爺湖町が財政破綻の危機 

☆“北海道”洞爺湖町が財政破綻危機 (日刊ゲンダイ)

http://netallica.yahoo.co.jp/news/73549

http://www.asyura2.com/09/senkyo61/msg/446.html

昨年7月に首脳サミットの開催地となった北海道・洞爺湖町が“財政破綻”の危機に瀕している。「地方公共団体財政健全化法」が4月から施行され、町は今秋にも、破綻スレスレの「早期健全化団体」に指定される見通しだ。財政悪化の理由が「サミット開催による観光客の減少」というからシャレにならない。

(略)

「2000年の有珠山噴火に伴う住宅建設負担で、町財政はすでに厳しかった。それに拍車を掛けたのが、洞爺湖サミットです。そもそもサミット開催時期の7月は町一番の書き入れ時なのに、『厳重警備』が報道されてお客さんはサッパリだった。サミットが終わったと思ったら、今度はガソリン高が襲い、トドメは金融危機です。昨年の温泉客は約70万人で、前年比でざっと6万人も減ってしまいました」(町の商工関係者)

サミット開催地に強力に洞爺湖町を推したのは当時、警察庁長官だった漆間巌官房副長官だ。

「06年11月の時点で、サミット開催地に名乗りを上げていたのは大阪や横浜など大都市です。ところが翌12月に漆間氏が突然、北海道知事に開催地の立候補を要望。会場の『ザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパ』の所有者は、警備会社のセコムで、漆間氏の兄の元警察官僚は、同じ警備業界の綜合警備保障に天下りして長年、社長を務めていた。綜合警備保障の村井温社長は『洞爺湖サミットの大型警備受注が売り上げに貢献』と言っており、サミットは警備業界にとってよほどオイシかったに違いない」(全国紙記者)

その一方で自治体はガタガタに。洞爺湖町の財政悪化は“漆間不況”が原因だ。



☆漆間のおかげで洞爺湖町が財政危機破綻 (反米嫌日戦線)

http://anarchist.seesaa.net/article/117070660.html

http://www.asyura2.com/09/senkyo61/msg/447.html

洞爺湖サミットで、漆間の兄の会社はぼろ儲けで、開催地の洞爺湖町は財政危機に……。まったく納得がいかねぇじゃないか。



☆また原稿が遅れてしまいそうだ(3月9日の宮崎学氏のホームページ)

http://miyazakimanabu.com/2009/03/09/530/

http://www.asyura2.com/09/senkyo61/msg/448.html

漆間の兄・英治は早大政経を卒業して警察庁に入り(弟は東大だが)、警視庁捜査二課長や広島県警本部長を歴任した後、綜合警備保障に天下り、代表取締役社長に就任している。

(略)

安倍政権政権において、安倍が唯一首相らしいことをできたのは洞爺湖サミットであった。最近のサミットは利権でしかないのだが、わかりやすいことに、ここの警備で大儲けしたと綜合警備保障側も認めている。

(略)

一方、サミットで使われたホテルは警備がしづらいうえ、バブル崩壊で倒産した悪名高いものであった。そして、倒産後は02年に警備会社のセコムが買い取っている。

当時外相だった麻生太郎は、サミットでこのホテルを使うことについて「バブルの象徴のようなホテルはいかがなものか」と言って、安倍を説得しようとしたが、安倍の決意は固かったと当時の報道にある。

少しは話が見えてきたか。

セコムが所有するホテルの警備には綜合警備保障も参入したことであろう。ここでどういうカネの流れがあったのか。入札はあったのか。もしかして随意契約ではないのか。このへんを国政調査権で調査すれば、わかることがいくつもあるかと思う。



☆ALSOK IR情報 社長ご挨拶 (綜合警備保障株式会社)

http://ir.alsok.co.jp/japanese/message/01_00.html

http://www.asyura2.com/09/senkyo61/msg/449.html

代表取締役社長 村井温

(略)

機械警備業務につきましては、売却及び工事の売上の落ち込みにより、前期並みの売上に留まりましたが、常駐警備業務につきましては、洞爺湖サミットにおける大規模警備の受注やPFI関連事業等が売上に貢献しました。

(略)

これら営業活動の結果、当第2四半期連結累計期間における売上高は、142,195百万円(前年同期比1.7%増)となりました。

(略)

平成20年12月 



《関連記事》

☆大手新聞が報道しないニュースの中にこそ重要な事実がある (2008年4月23日。天木直人氏のブログ)

http://www.amakiblog.com/archives/2008/04/23/#000838

http://www.asyura2.com/08/senkyo49/msg/449.html

その一例として、日刊ゲンダイ(4月23日)に出ていた二つの記事を紹介したい。

一つは、なぜ今年のサミット開催地に洞爺湖が選ばれ、そこにあるザ・ウィンザーホテル洞爺が会場となったのか、その裏には、実は重大な疑惑が隠されている、という記事だ。

今年のサミットのテーマは環境である。環境といえば京都議定書を決めた京都がある。官邸関係者も外務省もそう思っていた。しかし安倍首相のツルの一声で北海道の洞爺湖に決まったというのだ。

巨額の借金を抱え、サミット関連予算を捻出する余裕のなかった北海道も、当初は乗り気ではなかった。それを、「財政支援をするから」と、突然政府筋から言われ、しぶしぶ立候補の手を上げたという。

洞爺湖を選んだ理由として「京都は警備が厳しい」というのがあるが、真っ赤な嘘だ。05年に来日したブッシュ大統領も京都の迎賓館に泊まっている。

おまけに風光明媚なリゾート地は、北海道にはいくつでもある。はじめに洞爺湖ありきだったというのだ。

それではなぜ安倍首相は洞爺湖にこだわったのか。

それはずばり安倍政権とホテル関係者との癒着があるという。どんな癒着なのか。

「バベルの塔」ならぬ「バブルの塔」と地元で揶揄されたウインザーホテルは北海道拓殖銀行が巨額融資した不動産業者が建設した。それが、拓銀破綻(97年11月)のあおりで閉鎖。いったん廃墟になった。

それを、警察OBが多数天下っている警備会社セコムが買収、修繕した後にサミット会場に決まったというのだ。

その決定の裏には、前警察庁長官の漆間巌氏が暗躍したと言われる。また、セコムの創業者・飯田亮氏と安倍首相は悪くない。

安倍首相は洞爺湖のホテルを一度も訪れることなくツルの一声で決めたという。どう考えても「政官業癒着のサミット」と呼ぶべきではないか、と日刊ゲンダイは書いている。



☆サミット開催地 大逆転で洞爺湖に決定のウラ側(日刊ゲンダイ)
http://www.asyura2.com/07/senkyo33/msg/1059.html
投稿者 スタン反戦 日時 2007 年 4 月 27 日

「北海道は当初、サミットの誘致に積極的ではなかった。土壇場で名乗りを上げたのは、首相官邸サイドが促したからだといわれています。2年前から立候補していた横浜などは怒り心頭で、候補地はみな『選定基準はどうなっているんだ』と不満が爆発しています」(政界関係者)

会場に選ばれた「ザ・ウィンザーホテル洞爺」も“色メガネ”で見られている。社長の窪山哲雄氏は、石ノ森章太郎の漫画でテレビドラマになった「ホテル」に出てくる藤堂マネジャーのモデルとされる業界の有名人だ。日本ではここにしかないパリの3つ星レストラン「ミシェル・ブラス」はグルメにも評判。ホテルに文句はないが……。

「窪山氏は97年にウィンザーの社長に就任していますが、多額の資金を出していた拓銀がオープン4カ月目で破綻し、ホテルも閉鎖。その後、オーナーを引き受けたのが、セコムの会長だった飯田亮氏(現・取締役最高顧問)でした。私財を投入したともいわれている。その飯田氏がウィンザーホテル運営会社の取締役に就任していて、それが今度の疑惑の火種としてくすぶっているのです」(地元業界事情通)

飯田氏といえば、安倍首相の実兄の義父・ウシオ電機会長の牛尾治朗氏とはツーカーの間柄だ。総合規制改革会議や特殊法人改革推進本部参与会議など政府の有識者会議に名を連ね、昨年、刑務所のPFI事業をめぐり、「利害関係のある企業(セコム)の最高顧問が座長を務めているのは問題だ」と国会で指摘されたこともある人物だ。

「サミット招致での観光やPR効果は絶大。ウィンザーホテルはグレードアップで万々歳でしょう。さらに、ホテルはもともと警備業界と関わりが深い。各国の首脳が集まるサミットとなればなおさらです。飯田氏にとってメリットが計り知れないだけに、選考の経緯が怪しまれているのです」(永田町事情通)

posted by はなゆー at 11:12| Comment(2) | TrackBack(1) | 時事(国内) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「政治の力を必要としている人は疲弊していて上げる声もない」

「日本って本当に政治の力を必要としている人は疲弊していて上げる声もないって状態のような気がするな。朝から重いけど」

hiro

http://twitter.com/hiro/status/1486566474



派遣村
posted by はなゆー at 10:09| Comment(1) | TrackBack(0) | 床屋政談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「森田健作政経懇話会」が収支報告書の訂正を届け出た

☆森田健作知事の資金団体、寄付100万円を記載せず (読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090410-00000012-yom-soci

http://www.asyura2.com/09/senkyo61/msg/445.html

同団体は、読売新聞の取材に対し、「05年2月に寄付を受けた後、会計担当者が交代し、事務のミスで記載漏れになってしまった」と説明した。



【Aポイント+メール便送料無料】森田健作 / 青春譜<NEW BEST>さらば涙と言おう (CD)
posted by はなゆー at 08:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事(国内) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「ペシャワール会」日本人スタッフ殺害の動機は「水利権」?

常岡浩介氏によるアフガニスタン現地からの報告。

http://www2.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=61383&log=20090408

「事件はタリバンの仕業と伝えられているが、そうではありません。
ペシャワール会スタッフのクナール川利水活動を、ある隣国の人間たちが長期間監視していたのを私たちは知っています。クナール川の下流にダムを建設する計画を持っているこの国では、ペシャワール会がクナール川の水をナングラハルの住民に行き渡るようにすることで、自分たちのところに流れてゆく水が減り、計画によくない影響があると考えていたのです」

ザルマイ氏がどの程度の根拠を持ってこの話をしたのか、ぼくには分かりません。「タリバンではなく、パキスタン諜報機関の謀略」だといっているわけで、たいへん驚きました。



《備考》

☆アフガニスタン日本人拉致殺害、パキスタン情報機関が関与か (2008年9月3日のAFP通信)

http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2513293/3286813

 アフガニスタンで非政府組織(NGO)「ペシャワール会」の伊藤和也さん(31)が拉致・殺害された事件で、アフガニスタン情報当局は3日、事件に関与したとして逮捕したパキスタン国籍の男が、パキスタン情報機関に雇われて拉致に協力したと供述したと発表した。

 アフガニスタン国家治安局(National Directorate for Security、NDS)の公式発表によると、逮捕したアディル・シャー(Adil Shah)容疑者が、パキスタン北西辺境州(North West Frontier Province)でイスラム神学校に通っていた。シャー容疑者は、パキスタンの3軍統合情報部(ISI、Inter-Services Intelligence)に雇われてアフガニスタン人3人とともに活動していたと供述していることを明らかにした。

 NDSの発表は、「アディル・シャー容疑者は、取り調べに対し、パキスタンISIが日本人スタッフの拉致・殺害を計画・実行したと供述した。また、アディル・シャー容疑者らのグループが多額の報酬を受け取った」と述べている。



☆パキスタン情報部が資金 容疑者供述とアフガン当局 (2008年9月3日の共同通信)

http://www.47news.jp/CN/200809/CN2008090301000984.html

http://www.asyura2.com/07/news6/msg/580.html

アフガニスタンで非政府組織(NGO)「ペシャワール会」の伊藤和也さん(31)が殺害された事件で、事件を捜査している同国の情報機関、国家保安局は3日、隣国パキスタンの情報機関「3軍統合情報部」(ISI)

http://www.asyura.com/sora/war3/msg/195.html

http://en.wikipedia.org/wiki/Inter-Services_Intelligence

が犯行グループに「多額の金銭」を支払ったと容疑者が供述している、と発表した。

(略)

保安局によると、拘束した実行犯の1人、パキスタン人のアディル・シャー容疑者が、仲間のアフガン人、アフマド容疑者(逃亡中)から「日本人技術者」を拉致する計画を持ち掛けられたと供述。「ISIが拉致と殺害を計画し、われわれのグループに多額の金銭を支払った」と打ち明けられた、と述べたという。保安局は金額を明らかにしていない。



☆「パキスタン勢力が依頼」 伊藤さん拉致、140万円で (2008年8月30日の共同通信)

http://www.47news.jp/CN/200808/CN2008083001000500.html

http://www.asyura2.com/07/news6/msg/576.html

アフガニスタンで非政府組織(NGO)「ペシャワール会」の伊藤和也さん(31)が拉致、殺害された事件で、アフガン国家保安局は30日、拘束した実行犯の1人、アディル・シャー容疑者が「パキスタンの武装勢力から拉致を依頼された」と供述していることを明らかにした。

同局によると、隣国パキスタン北西部で活動するイスラム武装勢力が犯行グループに「ペシャワール会の日本人を拉致して連れてくれば金を払う」と持ちかけ、100万パキスタンルピー(約143万円)の金額を提示したといい、シャー容疑者は「金目的だった」と供述しているという。



☆見えてきた911事件の深層 (2003年3月27日の「田中宇の国際ニュース解説」)

http://tanakanews.com/d0327wtc.htm

マフムード将軍らを頂点とするISIは、もともと組織的にタリバンを支援しており、タリバンとアルカイダは一心同体であった。つまり、パキスタン当局であるISIは、タリバンを支援していただけでなく、911事件の黒幕でもあったことになる。

(略)

アメリカとパキスタンとは、以前からの同盟国である。パキスタンの諜報機関ISIは、アメリカの諜報機関CIAと昔から親密な関係にあった。ISIはパキスタンの国家の諸組織の中でも特に強力な組織である。タイム誌の記事

http://www.time.com/time/magazine/article/0,9171,501020506-233999,00.html

によると、ISIはパキスタンの「影の政府」「政府内政府」であるという。パキスタンでは、首相や大統領でさえISIが何をしているか、把握し切れていない部分がある。

こうしたISIの強さの源泉は、1980年代にソ連軍がアフガニスタンを占領し、アフガン人のムジャヘディン・ゲリラ(イスラム聖戦士)たちがゲリラ戦でこれに対抗し、そのゲリラを支援していたのがISIで、その背後にCIAなどアメリカ当局がいた、ということに起因する。つまり、アメリカがアフガニスタンでの冷戦を通じてISIを強くし、パキスタンの「影の政府」にまで成長させたということだ。

(略)

サウジアラビア(ビンラディン)−パキスタン(ISI)−アフガニスタン(タリバン、ムジャヘディン)−アメリカ(CIA)という「4者連合」は1980年代にアフガニスタンで対ソ連ゲリラ戦をともに戦った仲であり、その後はタリバン政権を支援した仲間たちである。



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posted by はなゆー at 07:02| Comment(2) | TrackBack(0) | キャスターメモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする