「権力とメディア」〜テレビの登場〜世論は操作されるか
(NHK・BS1:15日、16日深夜)
http://www.nhk.or.jp/wdoc/http://cgi4.nhk.or.jp/hensei/program/index.cgi〈シリーズ メディアと対峙(たいじ)する人びと〉
★権力とメディア 前編 〜テレビの登場〜
4月15日 水曜深夜[木曜午前] 0:10〜1:00
政治家がテレビメディアをどのように利用し、有権者の心に訴えかけているのかを、当事者の証言を交えて探るドキュメンタリーの前編。
情報を操作する意味からスピン・ドクターとも呼ばれる、政治家のメディア対策アドバイザー。その存在は、1940年代にまでさかのぼるといわれる。心理学者フロイトの甥で“パブリック・リレーションの父”とよばれるエドワード・バーネイが第一次世界大戦以降のアメリカの世論を形作っていった。
番組は、伝説のスピン・ドクターや政治アドバイザーなどのインタビューを織り交ぜながら、1960年代以降のアメリカやフランスの歴代大統領の選挙キャンペーンを振り返る。そして、ケネディとニクソンのテレビ討論以降、テレビや世論調査がいかにして政治家のイメージ戦略に利用されてきたかを辿る。
ケネディ大統領は、テレビを有効活用した初の政治家として知られる。ニクソンとのテレビ討論で好印象を残し、選挙に勝利した。その後、フランスではドゴール大統領がアメリカと同じメディア対策アドバイザーを使った選挙戦略を展開。アメリカでもスピン・ドクターは欠かせない存在となっていった。
番組は、アメリカやフランスの歴代大統領の選挙キャンペーンを振り返り、伝説のスピン・ドクターによってネガティブ・キャンペーンが展開され、その後 世論調査が活用されてきた歴史を辿る。
(全2回)
<シリーズ メディアと対峙(たいじ)する人びと>
★権力とメディア 後編 〜世論は操作されるのか〜
4月16日 水曜深夜[木曜午前] 0:10〜1:00
政治家がテレビメディアをどのように利用し、有権者の心に訴えかけているのかを、当事者の証言を交えて探るドキュメンタリーの後編。
西側では選挙戦略にメディア対策アドバイザーは欠かせない存在となっていったが、1990年以後、ソビエト崩壊、東欧民主化の流れの中で、東側にもその手法が入っていく。また、国際外交の舞台裏でも、世論を動かすためのメディア対策がさらに綿密に練られるようになる。
実際に選挙を動かした各国メディア対策アドバイザーの証言をもとに、彼らのメディア戦略を通じてどのように国際世論が形成されていったかを探る。ロシアのエリツィン大統領の巧みなPR戦略、人気のワレサ氏が敗れたポーランドの選挙戦など、選挙参謀として実際に活躍した人物の証言でたどる。
(全2回)
プロパガンダ教本