2010年03月02日

〔参院選〕民主党が「庄野真代」さんに出馬要請

☆民主党、「飛んでイスタンブール」の歌手・庄野真代を参院選に擁立へ (スポーツ報知)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100302-00000065-sph-soci

http://www.asyura2.com/10/senkyo81/msg/541.html

民主党関係者によると、今夏の参院選目玉候補の1人として、庄野の名前が挙がっているという。



庄野真代/エッセンシャル・ベスト庄野真代
ラベル:庄野真代
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エネルギー庁と文科省が「原子力副読本」を小中学生に配布 

きっこ氏の不気味な予告「今度の参院選で、民主党の議席数を過半数割れにしてやろうと思う今日この頃なのだ」



☆原子力副読本 小中学生に配布 エネ庁と文科省 (毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100302-00000051-mai-soci

http://www.asyura2.com/09/genpatu6/msg/422.html

原子力発電に関する小・中学生用の副読本を、資源エネルギー庁と文部科学省が初めて製作し、全国の小中学校約3万3000校に見本の配布を始めた。希望校には児童・生徒の数だけ納入する予定で、10年度予算案に1億5200万円を盛り込んだ。



〔ツイッターより〕

トト
http://twitter.com/fliedfish/status/9863492732
1億5千万円を違うことに使ってほしい。原発と教育の管轄が同じなのがサイアクに出てる



《備考》

☆原発利用明記に反対=地球温暖化基本法案−福島消費者相 
(時事通信)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100302-00000063-jij-pol

http://www.asyura2.com/09/genpatu6/msg/423.html

福島瑞穂消費者・少子化担当相は2日午前の閣議後の記者会見で、政府が地球温暖化対策基本法案に原子力発電所の利用の明記を検討していることについて、「地球温暖化(問題の解決)のために原発を推進するというのは(考え方が)違うだろう」と述べ、反対の考えを示した。 



《おまけ》

☆活断層の上の鳩山政権 (きっこの日記)

http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=338790&log=20100227

ハトポッポ内閣の環境大臣、小沢鋭仁は、26日、突然、「地球温暖化対策法案」なんてものを発表したけど、これがまた、「友愛」とも「コンクリートから人へ」とも正反対の内容で、何よりもビックル一気飲みなのが、「CO2の排出削減のために原発を推進する」と来たもんだ。そして、この突然の方針発表の10日前、今月16日には、東京電力が、「福島県と青森県に新たな原発を合計4基建設する」って小声で発表してるのだ。何てワンダホーなチームプレーだろう。

(略)

大気中や海に放射性物質を垂れ流すようなものが「クリーンエネルギー」だなんて、お前はクルクルパーか

(略)

そして、大学教授たちが、いくら巨大な活断層の危険性、大地震が起こる危険性を訴えても、まったく聞く耳を持たないどころか、環境破壊の元凶である原発なんかを正当化するための詭弁に奔走してる。果たして、これが、ハトポッポの言うところの「友愛」なんだろうか?

(略)

そして、ハトポッポは、「地震列島、災害列島といわれる日本列島に私たちは暮らしています。大きな自然災害が日本を見舞うときのために万全の備えをするのが政治の第一の役割であります」って言ったのに、やってることはと言えば、ニポンどころか、この地球そのものを滅ぼすような「巨大活断層の真上の濃縮ウラン生産工場の本格稼働」と「その近隣に新たな原発を林立」っていう真逆の愚行だ。これが「友愛政治」だって言うのなら、あたしは、そんなもんには中指を立ててやる。そして、今度の参院選で、民主党の議席数を過半数割れにしてやろうと思う今日この頃なのだ。



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青森県六ケ所村への「放射性廃棄物」受け入れをめぐる押し合い

☆海外再処理返還低レベル廃棄物 国、青森県に受け入れ要請 (河北新報)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100302-00000017-khk-l02

http://www.asyura2.com/09/genpatu6/msg/421.html

海外での再処理で出た高レベル廃棄物は、既に返還が始まっている。



六ヶ所村ラプソディー(DVD) ◆20%OFF!
ラベル:石田徹 三村申吾
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〔普天間移設〕北マリアナのロタ島“など”も基地受け入れに前向き

☆普天間移設「歓迎」変えず 北マリアナ、経済効果期待 (共同通信)

http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010030101000799.html

http://www.asyura2.com/10/senkyo81/msg/517.html

副知事は、テニアン島の土地の約3分の2を米軍が軍用地として借り上げている現状を説明。「地元も賛同しており、軍用地内なら米側とあらためて協議する必要もない」と述べた。

(略)

地元メディアによると、14の島からなる北マリアナ諸島では、テニアン島のほか、ロタ島なども基地受け入れに前向き。


★記事には「北マリアナ諸島への移設案について、北沢俊美防衛相らは実現に否定的な見解を示している」とあるが、その理由は

http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-02-13_3237
「5月中に解決するという首相の強い意向がある中、テニアンも含めて新しい問題が出てくるのは難しい」
「米側がどう考えるか。そこまで後方に展開して抑止力の維持ができるかという議論は起きてくる」

ということのようである。



戦争民営化
posted by はなゆー at 10:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 外交 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「川内原発」の近くの海亀などが異常な行動

「katsukoのブログ」より


☆鹿児島県川内原発付近へのウミガメ死亡漂着問題続編

http://ameblo.jp/sannriku/entry-10428619559.html

2009年に、九州電力川内原発がある薩摩川内市の海岸でウミガメが3頭死亡漂着した。いずれも今のところ原因は不明。だが、長い海岸線をもつ宮崎県全体での死亡漂着が2009年9月時点で3頭であることを考えると、薩摩川内市の3頭は多い。鹿児島県、薩摩川内市とも原因の究明に乗り出す気配はない。ちなみに、2009年9月時点で、鹿児島県本土の死亡漂着は計9頭。3分の1が薩摩川内市の海岸が占める。



☆スウェーデンの電力売買

http://ameblo.jp/sannriku/entry-10420967104.html

上関原発関係だけだなく、川内<せんだい>原発の周辺の状況について聞きました。魚が獲れなくなり、海藻が採れなくなっているそうでした。ふのりとかいわのりとか。海藻は、冬に水温が下がらないと育たないものなのだそうです。

大きな河と同じ量の大量の海水を、原子炉の冷却のためにとりこんで、温めた水をまた海に流している、またとりこむときに水生動物が入ってくると邪魔なので次亜塩素酸ソーダ(だったとおもう)で殺す、その薬品も別に除去することもなく、海に流している。  



☆経産省氏、放射能は常に漏れていると明言 

http://ameblo.jp/sannriku/entry-10471043307.html

例によって例のごとくの、微量だからだいじょうぶという詭弁で自らを納得させているのでしょうが、例えば鹿児島の川内<せんだい>原発の近くの浜に―たびたび書きますが―かめやいるかなどの死体が流れ着くことが、隣の宮崎県と比べて異常に多いことや、普通産卵のために夜陸にあがってくるかめが昼間あがってくるなどの異常行動が見られるとのこと。

水俣病は猫が狂ったように踊った、そのときにすぐ手を打てばあれほどに悲劇が拡大しないで済んだ。



《おまけ》

☆05年の4月 放射能漏れ漏れ柏崎刈羽原発に逝った 
(2007年7月20日の「反米嫌日戦線」)

http://anarchist.seesaa.net/article/48605537.html

http://www.asyura.com/07/senkyo38/msg/890.html

その頃の職場には、柏崎で居酒屋をやっていた男がいたが、彼曰く、
「原発周辺の魚は、ばかに大きいか、奇形のサカナばかりで、地元の者は食べないよ」



☆柏崎刈羽原発:貝処理装置からコバルト60検出/新潟
(2009年3月1日の毎日新聞)

http://www.asyura2.com/08/genpatu5/msg/159.html

東京電力は27日、柏崎刈羽原発の原子炉冷却用海水を取水する際に取り除いた貝殻などから、自然界に存在しない放射性物質コバルト60が微量検出されたと発表した。原子炉から生成された可能性が高いとみられるが、東電は周辺環境への影響はないとしている。

東電によると、コバルト60が検出されたのは海水と一緒に取り込んだ貝殻の処理装置からで、放射能量は約1・3ベクレル(放射線量0・000004ミリシーベルト)。



六ヶ所村ラプソディー(DVD) ◆20%OFF!
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日本でもツイッターが市民運動や反戦運動の「追い風」に

大木晴子(新宿駅付近で反戦意思を表示している人)
http://twitter.com/kuronekoroku/statuses/9825290108

沖縄の高江や辺野古支援の行動が毎月第一月曜日に市ヶ谷の防衛省前で夕刻6時半から行われています。今夜は61名の人が集まりました。ツイッターをみて来てくださった方がいました!!嬉しい!!



Twitter社会論
posted by はなゆー at 07:44| Comment(2) | TrackBack(0) | 床屋政談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

〔普天間〕社民党北海道連合が福島みずほ党首に抗議書を送付

☆社民党は苫東に基地移設を、と当然言っていない
(2月4日の本田ゆみ氏ブログ)

http://yaplog.jp/sayumibon/archive/361

党本部に確認しました。

社民党は苫東に基地移設を、と当然言っていないです。

        ↓


☆普天間問題 暫定移設先に無人島 社民党案全容
(2月27日の毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100227-00000003-mai-pol

http://www.asyura2.com/10/senkyo81/msg/359.html

米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題で、社民党が政府・与党の沖縄基地問題検討委員会に提示する移設案の全容が26日、明らかになった。米領グアムなどへの国外移転案を最優先とする一方、早期に移転できない場合の暫定的な国内移設先として、無人島の馬毛島(鹿児島県)や海上自衛隊大村航空基地(長崎県)など9カ所を挙げている。同委メンバーの阿部知子政審会長の「私案」として提示する。

(略)

国内移設案は、普天間と在沖海兵隊の陸上部隊を一体で移すこととし、馬毛島、陸上自衛隊東富士演習場(静岡県)や苫小牧東部(北海道)、岩国基地(山口県)、横田基地(東京都)を明記した。

         ↓

☆あっと言う間に2月も終わる
(2月27日。社民党北海道の浅野隆雄氏ブログ)

http://blog.goo.ne.jp/asano_005/e/258fc4c706e57f9465044511f1c6ba90

27日付け新聞やインターネットで流れている基地問題での「阿部私案」なるものの影響の大きさと余りにも理不尽極まりないやり方については、重大な決意を込めざるを得ません。
 
「社民党は、苫小牧が候補地なのか」と事務局に寄せられる多くの怒りや苦情などの電話対応については、やりきれないことだらけなのです。どのようにも説明できないことだからです。負いきれない責任を果たそうとするなら、自らが火中の栗を拾うべく「地元で」と言いきるべきでしょう。そのような声が寄せられるのですから。こういう声に政策審議会長の阿部さんはどう答えますか?どのように説明をしてくれますか?

           ↓

社会民主党 北海道連合 - 普天間移転問題に関する申し入れ
(当該地域に対する視察調査及び説明や報告もなく、”阿部「私案」なるものが”独走暴走することについての事態認識と機関運営について、抗議の意味も込めた党首への申し入れ)

http://park3.wakwak.com/~sdp.hokkaido/cgi-bin/news/diary.cgi?no=56


普天間移転問題に関する申し入れ

社民党党首 福島みずほ 様

2010年3月1日

社民党北海道連合
代表 道林實


普天間移転問題に関する申し入れ

 日夜におけるいのちと暮らしを守る政治実現への取り組みに、心より敬意を表します。

 さて、沖縄県の米軍普天間飛行場移転問題に関して、新聞報道などで「社民党は、苫小牧東部など具体的な地名を8カ所明記し、阿部知子政審会長私案として提案」する等と報じられています。

 この間、「苫小牧も候補地」と報じられる毎に、市民などからの抗議や問い合わせに「そのようなことは事実ではない」と説明し、全国連合や新聞報道へ申し入れも行ってきました。しかし今回の具体的内容は、重大な事態であり決して看過することはできません。

 このことは、沖縄の痛みを完全除去することにも背き、国外移設の取り組みにも政権の責任と迫力ある行動を何ら発揮することなく、全国へのたらいまわしに進もうとするならば、社民党の存在感や政策の優位性をも失い、参院選前に党の危機的な事態を迎えることにつながりかねません。

ついては、この事態に対して、抗議の意も込めて以下強く申し入れますので、誠意ある文書での回答を求めるものです。 




1 報道されている内容について、その事実経過は確かであるのか。
 
2 阿部「私案」なるものが出される経過や党の認識はどうか。また党の総意と結論であるのかどうか。

3 当該地域に対する視察調査及び説明や報告もなく、独走暴走することについての重大な事態認識と機関運営についてどう考えているのか。

4 「沖縄基地問題検討委員会」への党の対応と対応者との意思疎通についてはどのようになっているのか。

5 かかる事態に関して、機関不信と党の支持率低下、市民不信が高まる事態への責任はどう考えているのか。

以上          



新大判やきそば弁当
posted by はなゆー at 07:22| Comment(1) | TrackBack(0) | 外交 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

明晩のNHK「クローズアップ現代」に高遠菜穂子さん出演予定

■クローズアップ現代

http://www.nhk.or.jp/gendai/

「高遠菜穂子のイラク」

スタジオゲスト  江川紹子さん(ジャーナリスト)


3月3日(水)
NHK総合TV 19:30〜19:56
NHKBS2  24:10〜24:36


2004年、自己責任論争を巻き起こしたイラクでの高遠菜穂子さんらの人質事件。あれからおよそ6年、日本人の中からイラク問題が忘れられていく中で、高遠さんは、ひっそりと、しかし絶えることなくイラクへの支援を続けてきた。アメリカ軍も撤退に向けて動き出す中で、イラクの治安はいまだ回復していない。 ブッシュの戦争への支持を真っ先に打ち出した日本。事件後の自らへの報道を思い出すといまだにトラウマで激しい不安に襲われるという高遠さん。しかし今、「日本人と向き合いたい」と考え、初めてカメラの前で自らの心のうちを明かした。 イラクの隣国ヨルダンを拠点に続けている彼女たち民間レベルの支援の現場を取材、また高遠さんへのロングインタビューで、人質事件、その後の6年、そしてなぜいまなお支援を続けるのか、その思いを聞く。



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《イラクでの日本人人質事件。自作自演説・狂言説の情報源が実は首相官邸であったとの週刊誌報道がなされている》

http://groups.yahoo.co.jp/group/TV-media/message/148

この「自作自演説」の情報源が、実は総理官邸であるという記事が次の3誌で取り上げられています。

●週刊文春4月22日号P28〜29「自作自演ではないか」との疑念

●週刊新潮4月22日号P34〜35「官邸」にまで達していた「自作自演情報」

●FRIDAY 4/30 P10〜11 小泉&官邸「許されざる家族への暴言!」オフレコ言行録

週刊新潮によると、警察庁から出向中の小野次郎首相秘書官と飯島勲秘書官との間で、当初から自作自演の可能性が話し合われていたとのこと。週刊新潮ですら「被害者に対して失敬な憶測」と評しています。

週刊文春によると、事件発生当夜「自作自演」の疑念が官邸で蔓延し、事件翌日、疑念を裏付ける証拠のごとくネット上に飛びかった書き込みが「捏造物」だったことが明らかになった後も疑念は根強く残り、このために初動が遅れたことは否めないと官邸記者が語っているそうです。

FRIDAYでは、小泉首相の側近や公安担当部門が、記者たちに「調べてみろ」と圧力をかけていた形跡があるという全国紙政治部記者の発言を紹介しています。


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日刊ゲンダイ4月12日号トップ見出し
「小泉誘拐当夜酒宴続ける」

http://ch02148.kitaguni.tv/e42519.html

号2面


『第一報が入った後、首相が酒を飲んで話していたコト』
小泉首相の「人質事件」の初期対応に批判が噴出している。事件を知りながらすぐに対応に乗り出さず、都内のホテルで2時間も宴会を続けていたからだ。

「えひめ丸」沈没の連絡を受けながら、ゴルフをしていた森前首相とまったく同じケースである。

外務省にアルジャジーラから「日本人3人が人質になり、撮影されたビデオがある」と連絡があったのは8日の18時20分。外務省は18時30分には「対策本部」を設置。18時45分に首相に第一報を入れている。
「首相に連絡が入ったのは、この日夕方に予定されていたマスコミとの会食が始まる直前のことです。日本人3人が拉致されたと知らされれば、会食をキャンセルして官邸に飛んで帰るのが常識です。ところが、首相は事件を気にかけるそぶりも見せず、2時間も飲み食いし『最近の新聞記者は・・・』とか話していた。その間、席を外して指示を与えることもなかったといいます。もし、班員から緊急に要求があったらどう対応するつもりだったのか。"危機管理"以前の問題です。」(自民党関係者)

酒が入った首相は、官邸で指揮を執ることもなく、そのまま公邸に帰っている。ついでに言うと、石破防衛庁長官も夜の9時まで宿舎でノンビリと過ごしていたのだ。

小泉内閣は「自衛隊は撤退させない」と武装グループの要求を拒否。3人を見殺しにしかねないが、これでは国民はたまらない。



他見出し
「小泉の『米国従属』が招いた民間人人質事件」
「派兵ゴリ押しの矛盾が付け入る隙を与えた」
「『撤退すべき』の世論を無視する政権の末路」
「本当!?この非常時にイラク大使が日本にいる!」


第3面
「『自衛隊撤退せず』の決断は誰がいつ決めたのか」
福田官房長官の発言に重大疑問

抜粋
「犯人グループの素性がわからず、連絡方法もない以上、官房長官の記者会見が唯一の犯人へのメッセージになったわけです。そこで早々と『自衛隊撤退せず』と明言する必要性があったのかどうか。自ら選択肢を決める以前に、例えば、犯人グループへの呼びかけとか、3日間という期限の引き延ばしとか、いろんな交渉戦術があったでしょう。もちろん、首相があらゆるオプションを検討した結果の政治決断であるのならそれなりに評価もするが、そうした経緯もなかったようだ。」
(中略)
政府は今頃になって、首相が中東衛星テレビで犯行グループに開放を呼びかける案を検討している。最初に要求をつっぱねておいて、それから"懐柔策"とはチグハグである。


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☆『小泉言語』混乱に拍車 
(2004年4月16日の東京新聞特報。現在はデッドリンク)


政治評論家の森田実氏は「人質の家族が会ってほしいと言ったら、会って『できる限り一生懸命やります』の一言で皆が救われる。どんな理由であれ政府が国民を見捨てることがあってはいけないのに、小泉内閣は歴代で一番冷たい」と小泉首相の言葉に誠意がないことを批判。さらに「今回の事態は、小泉内閣の過剰な自己防衛。自分の政治生命が一番かわいいというのは最低なことだ」と取材規制の理由が人質の人命優先ではなく、内閣延命のためと言い切った。

小泉首相がだんまりを決め込む背景には、実は自身の「テロリスト」発言が影響しているようだ。

首相は人質事件発生直後の九日、記者団に「テロリストの卑劣な脅しに乗ってはいけない」と発言。これが「二十四時間以内に日本人人質三人を解放する」としていた犯行グループを心変わりさせ、解放を発覚から一週間後に遅らせた背景にあるとみられる。

犯行グループに解放を呼びかけたイスラム教スンニ派組織「イスラム聖職者協会」幹部が「小泉首相が彼らをテロリストと呼んだことが、人質解放にかかわる事態を複雑にしたと思う」と批判したからだ。

拓殖大学の立花亨・助教授(中東政治)は「(一般的に)武装勢力は自分たちの行動をテロと見ていない。人質事件の犯行グループにしてみれば、米国がやっていることこそテロであって、日本からテロリスト呼ばわりされたことに怒ったことは不思議ではない」と指摘する。

日本のメディアで「自爆テロ」といわれる過激な活動も、アラビア語メディアでは「抵抗」という言葉で表現される。「テロ」の定義について都立大学の大塚和夫教授(中東人類学)によれば「学術的な定義はない。テロと呼ぶか、抵抗と呼ぶかは、その言葉を使う人の政治的立場による」という。

つまり「小泉首相がテロリストと呼んだことで、犯行グループは首相が米国と同じ見方をしていると理解したはずだ。犯行グループとの仲介役とみられるイスラム法学者(ウラマー)は元来、アルカイダのテロには反対だが、他方で米国にも批判的な立場だ。人質事件の解決の糸口がつかめたのに、首相が無神経な言葉を使ったために、ウラマーは反米意識を持つイラク国民が侮辱されたと受け取った」と言う。

(略)

静岡県立大学の宮田律・助教授(イスラム地域研究)は「イラクの人たちは米軍による占領の枠組みを変えたいと思っている。小泉首相が『情勢が安定すれば自衛隊は撤退させる』という言い方をしていれば、犯行グループを納得させられたかもしれない。せめてファルージャ情勢について『多くの死者が出ていることを遺憾に思う』と言えば、イラク人の心の機微に触れる。何の譲歩も見せないのでは交渉する余地もない」と話す。

(略)

「本来なら、国民に安心感を与えながら人質解放に努める。いわば複雑な方程式を解くような取り組みが必要になるのだが、小泉内閣にはできなかった。『テロに屈せず』『自衛隊は撤退させず』では、戦争をやっている国と同じ対応にしか見えない。人道支援だというのならば、国民への説明を含めてオープンにできるはずだ」



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☆「週刊現代」記事:「いまだから書ける 聞くに耐えなかった 解放された人質家族への誹謗中傷」→

http://www.asyura2.com/0403/bd35/msg/134.html

「どうせ共産党でしょ」「解決したら家族のことを徹底的に暴いてやる」「自作自演だろ」「自業自得」「自己責任」「税金のムダ使い」「殺されても仕方ない」「何様のつもり」…



☆今井さんの父親は日教組活動もせず:高遠さんの弟は保守系支持者:郡山さんの母親はイラク行きも知らず [週刊現代5・1]→

http://www.asyura2.com/0403/war53/msg/291.html



☆イラク人質事件を応用?「仕組まれた「拉致家族会バッシング」首相官邸がメディア工作 (週刊ポスト2004.06.11号)」

http://www.asyura2.com/0403/bd35/msg/830.html

投稿者 iraq_peace_maker 日時 2004 年 6 月 01 日


その一連の経緯は、実はすべて小泉首相と側近グループが周到に用意した“訪朝失敗隠しの世論操作”だった。

前出・官邸筋の話は、政治の恐ろしさと権力者の醜さをまざまざと見せつける。

「家族会と総理の会談は、もともとは冒頭だけを撮影する『頭撮り』の予定だった。ところが会談の直前、総理自ら全面公開にするよう指示を出した。家族会がいきり立って罵詈雑言を浴びせることを察知したからだ。その場面を国民に見せれば、“そこまでいわなくても”という総理への同情論が出ることまで計算した判断だった。小泉総理は世論を読む天才だが、家族会を悪者にして批判をかわそうという冷酷さにはゾッとした」

本誌の調べでは、官邸側からテレビ各局に、会談直前に「頭撮りではなく全面公開」と通達があった。それどころか、あるスタッフは会談の部屋が広すぎると文句をいい、“もっと家族と総理が近いほうが、総理がいじめられている印象が強まる”と、露骨に演出効果を口にしていた。
 
(略)

「総理と秘書官らは、イラク人質事件の“教訓”があったからこそ、家族会に総理を批判させる作戦を思いついた。ある側近は総理に、『家族会の前では頭を垂れ、十分に批判させた後で、“責任は私にある。批判は甘んじて受ける”といえば効果は抜群』などと演技指導までしていた」

官邸と御用マスコミによって完全に仕組まれた家族会バッシングだった。



イラク戦争と情報操作
posted by はなゆー at 06:34| Comment(1) | TrackBack(0) | イベントなど | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする