☆アフガン取材中、連絡途絶える=日本人フリージャーナリスト
(時事通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100402-00000079-jij-socihttp://www.asyura2.com/10/warb3/msg/774.htmlアフガニスタンで取材中のフリージャーナリスト常岡浩介さん(40)が、連絡の取れない状態になっていることが2日、政府関係者への取材で分かった。外務省などが情報収集を進めている。
親族によると、常岡さんは先月半ばに日本を出国し、アフガニスタンに入った。
簡易ブログ「ツイッター」では、現地入り後も書き込みが頻繁に更新されたが、「タリバンの完全解放区を訪ねてきた」
http://twitter.com/shamilsh/status/11404101092と記した1日午前の書き込みが最後。
知人のジャーナリスト安田純平さんの話では、常岡さんはタリバンなどの反政府勢力の和平交渉を取材したいと話していたという。
〔日本人イスラム教徒であり、先月下旬までアフガニスタンに滞在していた中田考・同志社大学教授のツイッターより〕
http://twitter.com/HASSANKONAKATAツイッターを発信する暇がない。マスコミには伏せておくように、とのことだったのに流れてしまった。しかもタリバンに誘拐された模様、という大誤報でだ。取り急ぎ、以下のことだけ伝えておかなくては。(続く
常岡氏がタリバン支配地に入る前に、タリバン側から、「我々の方では貴兄が来ることに問題はないが、我々と接触したことが分ると、アメリカとアフガニスタン政府の諜報員にタリバンの犯行に見せかけて殺害されることが心配だ」との連絡があり、それでも敢えて行く、ということで彼は出発しました。
私は25日にアフガンを経ちマレーシア経由で一昨日帰国しましたので、26日以降の常岡さんの行動の詳細は把握していません。ただ、彼がクンドゥースに行くまでのタリバン側との交渉時には側にいましたので、アフガニスタン・イスラーム首長国(タリバン政権)の「犯行」でないことは断言できます。
3:03 PM Feb 16thに呟きましたが、タリバンは公式サイトでフリージャーナリストをヘルマンドに招待しています。タリバンがフリージャーナリスト、しかもムスリムの常岡さんを拉致することは考えられません。
《備考〜アフガニスタンで非政府組織「ペシャワール会」の伊藤和也さんが拉致・殺害された事件》
消息を絶った常岡浩介氏によるアフガニスタン現地からの報告
(2009年4月8日)
http://www2.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=61383&log=20090408「事件はタリバンの仕業と伝えられているが、そうではありません。
ペシャワール会スタッフのクナール川利水活動を、ある隣国の人間たちが長期間監視していたのを私たちは知っています。クナール川の下流にダムを建設する計画を持っているこの国では、ペシャワール会がクナール川の水をナングラハルの住民に行き渡るようにすることで、自分たちのところに流れてゆく水が減り、計画によくない影響があると考えていたのです」
ザルマイ氏がどの程度の根拠を持ってこの話をしたのか、ぼくには分かりません。「タリバンではなく、パキスタン諜報機関の謀略」だといっているわけで、たいへん驚きました。
☆アフガニスタン日本人拉致殺害、パキスタン情報機関が関与か (2008年9月3日のAFP通信)
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2513293/3286813 アフガニスタンで非政府組織(NGO)「ペシャワール会」の伊藤和也さん(31)が拉致・殺害された事件で、アフガニスタン情報当局は3日、事件に関与したとして逮捕したパキスタン国籍の男が、パキスタン情報機関に雇われて拉致に協力したと供述したと発表した。
アフガニスタン国家治安局(National Directorate for Security、NDS)の公式発表によると、逮捕したアディル・シャー(Adil Shah)容疑者が、パキスタン北西辺境州(North West Frontier Province)でイスラム神学校に通っていた。シャー容疑者は、パキスタンの3軍統合情報部(ISI、Inter-Services Intelligence)に雇われてアフガニスタン人3人とともに活動していたと供述していることを明らかにした。
NDSの発表は、「アディル・シャー容疑者は、取り調べに対し、パキスタンISIが日本人スタッフの拉致・殺害を計画・実行したと供述した。また、アディル・シャー容疑者らのグループが多額の報酬を受け取った」と述べている。
☆パキスタン情報部が資金 容疑者供述とアフガン当局 (2008年9月3日の共同通信)
http://www.47news.jp/CN/200809/CN2008090301000984.htmlhttp://www.asyura2.com/07/news6/msg/580.htmlアフガニスタンで非政府組織(NGO)「ペシャワール会」の伊藤和也さん(31)が殺害された事件で、事件を捜査している同国の情報機関、国家保安局は3日、隣国パキスタンの情報機関「3軍統合情報部」(ISI)
http://www.asyura.com/sora/war3/msg/195.htmlhttp://en.wikipedia.org/wiki/Inter-Services_Intelligenceが犯行グループに「多額の金銭」を支払ったと容疑者が供述している、と発表した。
(略)
保安局によると、拘束した実行犯の1人、パキスタン人のアディル・シャー容疑者が、仲間のアフガン人、アフマド容疑者(逃亡中)から「日本人技術者」を拉致する計画を持ち掛けられたと供述。「ISIが拉致と殺害を計画し、われわれのグループに多額の金銭を支払った」と打ち明けられた、と述べたという。保安局は金額を明らかにしていない。
☆ 「パキスタン勢力が依頼」 伊藤さん拉致、140万円で (2008年8月30日の共同通信)
http://www.47news.jp/CN/200808/CN2008083001000500.htmlhttp://www.asyura2.com/07/news6/msg/576.htmlアフガニスタンで非政府組織(NGO)「ペシャワール会」の伊藤和也さん(31)が拉致、殺害された事件で、アフガン国家保安局は30日、拘束した実行犯の1人、アディル・シャー容疑者が「パキスタンの武装勢力から拉致を依頼された」と供述していることを明らかにした。
同局によると、隣国パキスタン北西部で活動するイスラム武装勢力が犯行グループに「ペシャワール会の日本人を拉致して連れてくれば金を払う」と持ちかけ、100万パキスタンルピー(約143万円)の金額を提示したといい、シャー容疑者は「金目的だった」と供述しているという。
☆見えてきた911事件の深層
(2003年3月27日の「田中宇の国際ニュース解説」)
http://tanakanews.com/d0327wtc.htmマフムード将軍らを頂点とするISIは、もともと組織的にタリバンを支援しており、タリバンとアルカイダは一心同体であった。つまり、パキスタン当局であるISIは、タリバンを支援していただけでなく、911事件の黒幕でもあったことになる。
(略)
アメリカとパキスタンとは、以前からの同盟国である。パキスタンの諜報機関ISIは、アメリカの諜報機関CIAと昔から親密な関係にあった。ISIはパキスタンの国家の諸組織の中でも特に強力な組織である。タイム誌の記事
http://www.time.com/time/magazine/article/0,9171,501020506-233999,00.htmlによると、ISIはパキスタンの「影の政府」「政府内政府」であるという。パキスタンでは、首相や大統領でさえISIが何をしているか、把握し切れていない部分がある。
こうしたISIの強さの源泉は、1980年代にソ連軍がアフガニスタンを占領し、アフガン人のムジャヘディン・ゲリラ(イスラム聖戦士)たちがゲリラ戦でこれに対抗し、そのゲリラを支援していたのがISIで、その背後にCIAなどアメリカ当局がいた、ということに起因する。つまり、アメリカがアフガニスタンでの冷戦を通じてISIを強くし、パキスタンの「影の政府」にまで成長させたということだ。
(略)
サウジアラビア(ビンラディン)−パキスタン(ISI)−アフガニスタン(タリバン、ムジャヘディン)−アメリカ(CIA)という「4者連合」は1980年代にアフガニスタンで対ソ連ゲリラ戦をともに戦った仲であり、その後はタリバン政権を支援した仲間たちである。