2010年04月15日

週刊現代「高浜原発プルサーマルに反対する高浜町長を殺せ」

週刊現代(2008年3月29日と4月5日号)
http://jmt.jugem.jp/?eid=1040
(当時の中吊り広告)


http://www.gns.ne.jp/eng/g-ken/igiari/obj_335.htm
          
 K氏が高浜原発の副所長という立場でプルサーマル計画の早期再開を実現させれば、役員への出世の通が開ける。だが、関電の威信を懸けて早期再開に固執するK氏の前に、立ちはだかる人物がいた。高浜町長の今井理一氏である。                                
                                   
 今井氏は79年から96年まで高浜町議を務めた後、96年に高浜町長選に立候補して初当選。関電がプルサーマル計画に着手した当時から町長を務め、計画の当初から町長として同計画の受け入れを表明していた。     
                                   
 だがこのとき、英国の核燃料メーカーのデータ捏造(ねつぞう)に不信感を抱いた今井町長は、プルサーマル計画の見直しを求めた。原発事業は、地元自治体の受け入れ承認が必須である。その自治体の長である者が受け入れを拒否すれば、事業の続行はまずできない。K氏は、次第に今井町長を目の敵(かたき)にするようになったという。                
                                   
 そして、その今井町長が00年4月に再選された。加藤氏が当時の様子をこう回想する。                            
                                   
 「この頃から、Kは原発内で顔を合わせばいつも『あの町長さえおらんかったら、すぐにでも(プルサーマル計画を)始められるんやがな』と町長暗殺″を仄(ほの)めかすようになりました。              
                                   
 Kの口癖は、『ワシはここ高浜原発の最高責任者や。そのワシには関電という大きなバックがおるんや』『ワシらを誰やと思うとるねん、関電やでぇ』でした。実際、高浜原発内では、Kは原発の天皇″と言われていましたからね」                                
                                   
 K氏は関電という権力を背景に、高浜で豪腕を振るうようになっていた。K氏に敵視された、当の今井町長が「彼の横暴は目に余るものだった」と語る。                                 
                                   
 「Kが高浜原発の副所長だった00年〜01年頃、複数の町議が『関電の仕事がKの息の掛かった町議が経営する会社ばかりに集中している』と訴えてきたんです。『Kの機嫌を損ねたら(他社には)仕事が入ってこない』と。特定の業者との癒着を聞いてしまった以上、何らかの対策を打たなければなりません。私は関電本社の上層部に『Kには原発業務に関わる業者の選定などについて不透明な点が多々あり、地元行政の長として看過できない。Kを私の目の前から消してくれ』と申し入れました」 



http://www.gns.ne.jp/eng/g-ken/igiari/obj_336.htm

 この頃からK氏は明確に暗殺指令″を下し始めたという。加藤氏が語る。
                                   
 「若狭支社に異動になったKは、03年に初当選したある(高浜)町議の経営する鉄工所内に仕立てた特別室に頻紫に出入りするようになりました。Kはそこにワシらを呼び、『これは特殊任務や。あいつだけは絶対に許せん。あいつがおったら高浜原発はやがてはなくなってしまうかもしれん。そやから、あんたらで町長を殺ってくれんか』と深刻な顔で言いだしたのです。今井町長が3選を果たした04年以降、何度も何度もワシらに『町長、はよ(早く)殺れや』と言うようになったのです」              
                                   
 K氏が町長暗殺″のために目を付けたのが、高浜原発の警備のために飼育していた猛犬だった。矢竹氏はこう語る。               
                                   
 「犬のトレーナーでもあるワシにこう言いよったんです。『(町長を殺す 
のに)犬を使えばええやないか!犬はあんたの言うことならなんでも聞くやろ。犬で町長、殺ってくれ!』。冗談言うなと思いましたけど、Kは本気やった。また、『そうせんと、これから警備の仕事でけへんなるで。ワシの裁量ひとつであんたら干すこともできるんやで』とも言いました。そう言われたら、ワシも真剣に考えましたわ・・・」                
                                   
 K氏は、異常な指令を命じるため、加藤氏や矢竹氏にこのような圧力をかけたという。                             
                                   
 「犬の警備事業を他の原発にも順次拡大させていく、という条件を出してきたのです。彼はそれを『水平展開』と言っていました。その言葉を切り札のように使って、ワシらに町長を殺させるよう煽(あお)ってきたんです」(加藤氏)                              
                                   
 高浜原発の警備犬事業を、大飯や美浜にある原発にも広げるとK氏は提案したのである。そして「町長を殺さなければ『水平展開』はない」と脅(おど)したのだった。矢竹氏はこの言葉を真に受けてしまう。        
                                   
 「何度も何度も『殺せ』と言われて、今から考えると、『自分でも頭がお 
かしくなってたんやな』と思います。本当にやらねば、と思うようになって 
いったんです。本気で町長殺ったろうと。そんだけ、気持ちが追い込まれとったんです。そんで『犬を使うなんてまどろっこしい。ワシがやれば、一番早い』と思って、数日間、町長つけ回したこともありました。町長が行きそうな飲み屋の前で待っていたこともあります。幸いなことに、町長と鉢合わせする機会がなくて、未遂に終わりましたが、あまりのストレスで頭にはハゲができ、家庭も不仲になってしまいました・・・」           



http://www.gns.ne.jp/eng/g-ken/igiari/obj_337.htm
                    
K氏の「悪魔の囁き」に意を決した矢竹氏は「標的」を求めて高浜町を彷徨(さまよ)った。                          
                                   
「ワシは高浜での町長の動向を調べて、数日間一人で張り込んだんです。ある時は警備の仕事を抜け出して、ある時は仕事が終わった後の明け方に・・・。いつも、木刀を車の助手席に置き、すぐに飛び出せるように目を光らせていました。                            
                                   
結局、幸いなことに町長と対面することはありませんでした。もし、誰も 
いないところで、パッと鉢合わせするようなことがあったら、間違いなく殺っとったでしょう・・・」   



http://www.gns.ne.jp/eng/g-ken/igiari/obj_338.htm

関電の執行役員が、K氏による町長暗殺計画″を認めていたというのだ。矢竹氏が事の経緯を解鋭する。                     
                                   
 「ワシは06年7月中旬に、福井県美浜町にある関電の原子力事業本部を訪ねて、執行役員と面会し、直談判に及びました」            
                                   
 その場に立ち会った関電側の人間は、原子力事業本部に所属する執行役員のA氏と部長2名だった。            
                                   
 「A執行役員に、Kの暗殺指令≠ノついて、洗いざらいぶちまけたんです。そのうえで、「ワシらの本業である警備犬事業が結局、Kによってまったく違った方向に行ってしまい、尻すぼみになったことを会社として認めて、謝罪して下さい』とお願いしました」  

      
posted by はなゆー at 22:17| Comment(1) | TrackBack(1) | 環境 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

〔参院選〕民主党は議員定数大削減と「一院制」検討を公約か

鳩山由紀夫首相は、民主党の参院選マニフェスト(政権公約)策定に向け、政府・民主党のマニフェスト企画委員会に「中長期的財政規律の確保」の観点から「財政健全化へのロードマップ(行程表)」作成を文書で指示した。


☆首相、「財政健全化へのロードマップ」作成を指示 参院選マニフェストに向け (産経新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100415-00000593-san-pol

http://www.asyura2.com/10/senkyo84/msg/471.html

首相は指示書で「政治とカネ」の問題に言及し、「率先垂範身を切る努力」を示すために「議員定数の削減や選挙制度改革」を検討するよう求めた。




《備考》

☆鳩山由紀夫HP憲法改正試案の中間報告 引用5 統治機構の再編成
http://www.asyura2.com/09/senkyo75/msg/235.html
投稿者 てんさい(い) 日時 2009 年 11 月 25 日


国会は一院制に再編成
 
日本では、衆参両院の国政選挙が平均すると一年半ごと行われてきた。参議院の選挙結果も政権の存立に大きくかかわり、それが頻繁に政権が交代する理由の一つにもなってきた。しかし第二院の選挙結果で政権が左右されたり、野党党首の責任が問われたりという例は、他の議院内閣制国家では聞かない。

衆議院選挙の間に、衆議院と同じような権限を有する参議院の選挙が行われ、政権維持に少なからぬ影響を及ぼすというのは、現行憲法の統治システムに潜む重大な欠陥といわなければならない。冷戦下には、社会主義を鼓吹する野党が三分の一程度の勢力に封じ込められていたために、この欠陥は露呈しなかった。

首相指名については、衆議院の指名権が優越するから、衆議院で勝てば政権は取れる。しかし、参議院は法案審議については衆議院と同等の権限を持つ。だから、参議院でもし野党が多数を占めるような衆参ねじれ現象があれば、政権は不安定であり、短命化せざるを得ない。それが細川政権が潰れた大きな要因だった。民主党が次の衆議院選挙で政権交代を実現したとしても、細川政権の轍を踏む懼れは大きい。

学説上、二院制の類型は1貴族院型、2連邦制型、3民主的二次院型の三つに分けられる。1はイギリス、カナダ、2はアメリカ、ロシア、ドイツ、3は日本、イタリアがそれにあたる。

このうち世襲制の貴族院的上院は過去のものとなりつつある。日本と同じ単一国家で立憲君主制をとっているスウェーデン、デンマークなどは一院制に移行した。ブレア政権の下、英国では上院の大改革が行われ、上院から世襲貴族が排除された。それでも上院無用論は絶えない。

連邦制国家では、第二院は連邦を構成する国や州の代表ということで、一応の存在意義が認められるかもしれない。アメリカ上院は、条約の批准権や閣僚就任の承認権など強い権限を持っている。ドイツの上院は、州政府の首脳が自動的に任じられ、州に影響を及ぼす法律のみを審議する。フランスでは地方議員団が、上院議員を間接選挙で選ぶ。

問題は、日本やイタリアのような、下院と上院が、同じような直接選挙で選ばれ、両院が同じような権限をもつ、民主的第二次院の存在意義である。民主的第二次院の存在意義は、「第一院の行き過ぎを抑制し、慎重な審議を行い、誤りなきを期すこと」だとされる。この趣旨にたって、参議院の政党化への批判や党議拘束の緩和が主張されている。

ではなぜ参議院は政党化するのか。衆議院の多数派からなる政党内閣は、提出した重要法案が参議院で遅滞なく可決されるよう、あらかじめ参議院でも多数派を確保しておく必要がある。重要法案が参議院で否決されるような事態になれば内閣の存立にかかわるから、今の強い参議院権限を前提にする以上、参議院の政党化は、議院内閣制と政党政治の当然の帰結なのである。

したがって、参議院の政党化、擬似衆議院化を回避するには、参議院権限を大幅に縮小する必要がある。参議院で否決されても、衆議院で過半数で再議決すれば(現在は三分の二以上)、法案は成立するとするなら、参議院の政党化は多少抑制されるかもしれない。しかし権限のない参議院が、衆議院(つまり政府与党)を有効にチェックしたり、行き過ぎを抑制したりすることは不可能だろう。

さらに、同じような選挙で公選される第一院と第二院の選挙結果のねじれをどう解消するか、という難問がある。イタリアでは両院の同時選挙が慣例化している。下院が解散されれば、同時に上院も解散する。これなら、両院の選挙結果がそれほど異なることはないだろう。

しかし日本の参議院には解散はない。衆議院の解散を参議院選挙に合わせ、衆参同日選挙を慣例化するというのは一つの解決策ではある。しかし、それは「参議院の究極の政党化」を意味し、ますます衆議院との差をわからなくする。そこまでして、二院制を維持する必要があるのかと、多くの人はさらに疑問に思うだろう。

フランス革命の理論的指導者シェイエスは「第二院は何の役に立つのか。もしそれが第一院に一致するならば。無用であり、もしそれに反対するならば、有害である」と言ったそうだが、これは二院制の国家にとっては永遠の大命題だ。

長い歴史を持つ議会政治と議院内閣制だが、それは時代とともに変質を遂げ、今日においては、政党政治と結びついて、与党(政府)が統治の責任を負い、野党(議会)が政権をチェックし、行政を監視するシステムに発展してきている。

第一院の多数派(政府与党)が絶対誤らないとはいえない。しかし第一院へのチェック機能としてしては、第二院を置くより、他の制度的保障を考えたほうが、はるかに、安価であり、効果的である。

二院制から一院制に移行したデンマークやスウェーデンでは、国会の少数派に対して、国民投票を請求する権利や、憲法裁判所に提訴する権限を与えている。また、行政監視制度いわゆるオンブズマン制度もよく機能している。

私は、平成の憲法改正に際しては、二院制を一院制に再編し、あわせて国会少数派の対抗権力を強化する制度(国民投票請求権、少数派調査権、憲法裁判所への提訴権、会計検査院への調査要求権など)を創設することを提唱する。

ラベル:鳩山由紀夫
posted by はなゆー at 21:20| Comment(1) | TrackBack(0) | 時事(国内) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

リチャード・コシミズ氏が心臓発作を起こし緊急手術を受けた模様

http://www.asyura2.com/10/senkyo84/msg/468.html

4月12日昼頃、リチャード・コシミズは、十年来いささかの問題を抱え持ち越してきた心臓に重篤な発作をきたし、路上にてぶっ倒れ、救急車搬送され緊急手術を受けました。

医師の表現によれば、「奇跡的に一命を保った」とのことです。



★リチャード・コシミズ氏
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%82%B7%E3%83%9F%E3%82%BA
は肥満型の体型であり、日ごろから心臓に負担はかかっていたものと思われる。

ラベル:輿水正
posted by はなゆー at 20:53| Comment(0) | TrackBack(0) | キーパーソンの最新動向 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「岡平知子の乱」の責任をとるため社民党愛媛県代表が辞任

☆社民県連・村上代表が辞意 (愛媛新聞)

http://www.ehime-np.co.jp/news/local/20100415/news20100415917.html

http://www.asyura2.com/10/senkyo84/msg/460.html

村上氏は参院選での社民と民主との選挙協力について、岡平氏を無所属とし両党が支援する方策を模索していたとした上で、民主公認の方向が固まったことに「逆の結果になった」とし「私自身の指導力と判断力不足。自責の念にかられる」と辞意を示した理由を説明した。



《関連記事》

☆選挙:参院選 民主、選挙区候補に岡平氏を擁立へ/愛媛
(4月14日の毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100414-00000295-mailo-l38

http://www.asyura2.com/10/senkyo84/msg/461.html

社民党県連によると、岡平氏は今月、同党を離党している。




〔2ちゃんねるの反応〕

873 名前:無党派さん[sage]
投稿日:2010/04/14(水) 20:13:58 ID:xjzyw308

苦渋の決断だが支持者の声をきいて反自民のために我々も推す事にした、
とか、あるいは
やあ実は最初から我々もそのつもりだったんだよいっしょにがんばろー、
とか、にしちゃえばいいのに

どうせ民主候補が岡平以外でも推薦か支持かに実質するんだろうに
元社民だったら推せないとかになるとかえってワケワカランになる

で、他人のフンドシで相撲を取って
勝ったらさも自分達の手柄にように振る舞うくらいの
ずうずうしさがないから駄目なんだなぁ


874 名前:無党派さん[sage]
投稿日:2010/04/15(木) 02:23:58 ID:kco1X0Nl
社民党県連うぜーな
国外移設ゴネ政党は無くなれや


879 名前:無党派さん[sage]
投稿日:2010/04/15(木) 14:45:45 ID:dP+XlOVi
社民のような小政党は何れ民主党に吸収されるのは間違いない。
岡平さんは流れが読めてるね。


5 名前:名無しさん@十周年[]
投稿日:2010/04/14(水) 17:41:53 ID:GyhYAkIK0
いよいよ社民党がなくなる日が近づいてきたか


7 名前:名無しさん@十周年[]
投稿日:2010/04/14(水) 17:45:56 ID:j4dj9KxT0
社民で立候補するよか、民主のほうが数倍確立は高いからな

ラベル:岡平知子 村上要
posted by はなゆー at 18:44| Comment(2) | TrackBack(0) | 時事(国内) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

〔PDF資料〕尾駮沼(六ヶ所村)の放射性物質「ヨウ素129」が急上昇

平成20年度・放出放射能環境分布調査報告書。


Chapa@Free Gaia
http://twitter.com/kamitori/statuses/12201156980
六ヶ所村尾駮沼の生物中ヨウ素129が急上昇

(PDFファイル)
http://bit.ly/aXwps3


「三陸の海・下北の大地を放射能から守ろう」ホームページ
http://bit.ly/aO6vof



《関連記事》

Chapa@Free Gaia
http://twitter.com/kamitori/statuses/12199782658
ここ数年、再処理工場に隣接する尾駮沼のプランクトンや藻類など生物のヨウ素129の濃度が以前よりはるかに高くなっており、太平洋沿岸の海水のトリチウムの濃度も三陸海岸にそって高くなっています。

      ↓

☆六ヶ所村再処理工場周辺の放射能汚染 (中村隆市ブログ)

http://www.windfarm.co.jp/blog/blog_kaze/post-1782

試験運転の開始以来、再処理工場は放射性物質を上空および太平洋に排出し続けています。ここ数年、再処理工場に隣接する尾駮沼(おぶちぬま)のプランクトンや藻類など生物のヨウ素129の濃度が以前よりはるかに高くなっていること(※1)や、太平洋沿岸の海水のトリチウムの濃度が三陸海岸にそって高くなっていたこと(※2)などがわかっています。


※1 「平成20年度放出放射能環境分布調査報告書」(財団法人環境科学技術研究所)

※2 「平成20年度海洋環境放射能総合評価事業成果報告書」(文部科学省原子力安全課)



六ヶ所村ラプソディー(DVD) ◆20%OFF!
posted by はなゆー at 16:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 環境 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

島根原発点検漏れ問題担当の中国電力部長が転落死したが 

☆中国電力部長が自殺か 島根原発点検漏れ問題を担当 
(共同通信)

http://www.47news.jp/CN/201004/CN2010041501000372.html

http://www.asyura2.com/09/genpatu6/msg/507.html

松江市の島根原発1、2号機で発覚した点検漏れ問題で、中国電力の緊急対策本部で原因調査に当たっていた同社電源事業本部の男性部長が13日午前、松江市のホテル駐車場で倒れているのが見つかり、死亡していたことが15日、松江署などへの取材で分かった。

松江署は現場の状況から、部長がホテルの部屋から飛び降り自殺を図ったとみて調べている。同署や中国電力によると、部長は12日夜はこのホテルに宿泊していた。



《備考》

http://www.news.janjan.jp/living/0811/0811121347/1.php

1995年12月8日、高速増殖炉「もんじゅ」のナトリウム漏れ事故が起きたとき、情報隠蔽問題で内部調査にあたっていた動燃職員の西村成生さんが、翌年1月12日に行われた記者会見の数時間後、ホテルの駐車場で遺体となって発見された。

(略)

※動燃職員強制死事件

 1995年12月8日、動燃(現在の日本原子力開発機構)の高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)で、原子炉の熱を取り出す2次冷却系配管から冷却材のナトリウムが漏れる事故が起こった。動燃は、事故直後の午前2時に事故現場を撮影したビデオ(「2時ビデオ」)を公表せず、それから14時間後に撮影したビデオを最初のビデオ(「4時ビデオ」)として公表した。「4時ビデオ」には編集が加えられており、事故の重大さを感じさせられる部分がカットされていた。

 「2時ビデオ」は事故直後に本社に届けられ、本社職員も見ていたことがわかり、12月25日、大石理事長にそのことが報告された。大石理事長はただちに発表することを指示せず、翌年1月11日、動燃は科学技術庁(以下、科技庁)に相談した。12日、科技庁がそのことを記者に漏らし、急遽、動燃が記者会見を行った。理事長が「2時ビデオ」が本社にあることを最初に聞いたのは12月25日ではなく1月11日と答えたことから、西村さんはこの「嘘」に従い「1月10日」と言わざるを得なくなった。

 西村さんの遺体がホテルの駐車場で発見されたのは、それから数時間後の13日未明だった。



http://members.jcom.home.ne.jp/u33/i%20think%20081124koseijikan%20donen.htm

http://www.webcitation.org/5p09jJ2Ox
(キャプチャ)

この事件で、犠牲になられた方々は誠にお気の毒で、痛ましく存じますが、私は直ぐに、『週刊金曜日(2008.10.24号)』に掲載された高田欽一氏(ジャーナリスト)による「動燃総務部次長の怪死を取りまく謎(「夫は自殺じゃない」と動燃相手に遺族が訴訟)」との記事が頭の中に飛び込んできました。

高田欽一氏は、次のように記述しています。


1995年に高速増殖炉もんじゅが冷却用ナトリウム漏れという大事故を起こした。この騒動の最中、運営側の動燃の説明員が「自殺」。いきすぎた報道が死をもたらしたと非難され、以後、事故の報道は下火になっていった。このできすぎた死は、本当に自殺だったのか──


この10数年前の悲惨な事件に対する私の記憶はすっかり薄れていましたが、高田氏は驚くべきことを報告されています。

なにしろ、動燃総務部次長(故・西村成生氏)の「自殺」と決め付けた警察の根拠を次々と覆されているのですから。

先ずは、「自殺」の状況を次のように書かれています。


西村とし子は当初は考える気力もなく、唯々呆然と悲しみに暮れるだけだったという。

彼女の夫だった故・西村成生(にしむらしげお)は、動力炉・核燃料開発事業団(以下、動燃。現・独立行政法人日本原子力研究開発機構)に総務部次長として勤務していた1996年1月13日未明、“宿泊するホテル八階の非常階段踊り場から飛び降り自殺し、頭から血を流し、うつ伏せになって倒れているのが見つかった”(新聞・TV報道)とされる。当時、高速増殖炉「もんじゅ」がナトリウム漏れ事故を起こし、動燃は事故隠しをしたとして、世間やマスコミから厳しく非難されていた。それがこの自殺″をきっかけに、動燃への非難が急速に終息したという経緯があった。

(略)

又、『週刊金曜日』に戻りますと、御遺族の西村とし子氏が暴かれた「自殺説」の綻びを紹介されて行きます。

「何かがおかしい」

 西村とし子が、そう思うようになったのは、成生の四九日が済み、ようやく落ち着いて夫の死に向き合えるようになってからだった。

おかしい″という感じは、夫の遺体に対面した時からあった。ホテルの八階から飛び降り自殺した、という発表だったから、遺体が酷い損傷を受けていることを覚悟していたのだが、ストレッチャー上の成生の躰には、擦過傷や打撲痕が目立つ程度で、たいした損傷はなかった。

「新聞にはホテルから飛び降り自殺して頭の骨を折っており……″と報道されたはずなのに……」

 念のために遺体のレントゲン写真を取り寄せてみると、やはり頭蓋骨には骨折の形跡はなかった。

 この「頭蓋骨の骨折」の有無の相違だけでも、「自殺説」を疑うには十分な根拠となりますが、更に、死亡時刻の整合性の疑問も提示されておられます。



 また、聖路加病院の医師が作成したカルテには、深部体温が記載されていた。そこから逆算すると死亡推定時刻は1月12日22時頃(記者会見終了直後)から1月13日1時頃の間だった。ところが成生がホテルにチェックインした時刻は、『朝日新聞』は午前0時45分、『毎日』は午前1時と報道。動燃から送られたファクスを取りにホテルのフロントに現れた時刻が、『朝日』と『産経』が2時半、『読売』1時半となつていた。しかし一審の裁判においてもホテルで受信したファクスは出てきていない。

「本当に夫はホテルで飛び降り自殺したのだろうか?」

 そうした疑念が沸き起こつてくるのを抑えることができなくなった。



 となりますと「聖路加病院」による「死亡推定時刻」の「22時頃〜1時頃の間」の直前の「午前0時45分」(朝日新聞)、或いは、「午前1時」(毎日新聞)に西村氏はチェックインしているのですから、「西村成生氏は、予めホテルを自殺の場と決めチェックインし、直ちに自殺した」となりご遺族としても納得できない筈です。

更に、その「死亡推定時刻」以降の「2時半」(朝日、産経)、或いは、「1時半」(読売)に「死んでいるはずの人間」が「ファクスを取りにホテルのフロントに現れた」と言うのですから、「ホテルにチェックインしたり、フロントにファックスを採りに来た人物」は、西村氏とは別人と考えるのが「穏当な見解」となるでしょう。

「しかし一審の裁判においてもホテルで受信したファクスは出てきていない」と言うのでは、「一審の裁判」はなんとしても、西村氏の死を「自殺」と決め付けたかったと考えるのもこれまた「穏当な見解」ではないでしょうか!?

 しかし、これら私の「穏当な見解」とした根拠は「聖路加病院による死亡推定時刻」ですが、この時刻が誤りなら、別な見解となります。

即ち、「検死した監察医による死亡推定時刻」が「ファクスを取りにホテルのフロントに現れた」「2時半」、或いは、「1時半」以降であると言うのなら!

ところが次のような更に驚くべき事実を調べておられます。


 西村とし子は、自殺とされた夫の死を自分で調べ直そうと決意した。

当初は五里霧中だったが、資料を集めて医学書を勉強し、専門的な用語も覚えた。

 法医学者の先生方に資料を見てもらうと多くのことがわかってきた。

 検死した監察医にも面会し、死亡推定時刻について尋ねると、深部体温を計らず発見時刻から死亡時刻を推定していたことが分かった。

 さらにこの監察医は興味深いことを言っている。死体検案書の自殺欄にマルを打ち、転落したらしい″と記載してあるのを「なぜらしい″なんですか?」と、とし子が尋ねると、「それは……。警察からの伝聞です。でも私は納得して9番の自殺にマルをした。そうでなければ、10番の他殺にマルをしています」。


 この「監察医」の「発見時刻から死亡時刻を推定していた」のでは、先ほどの「聖路加病院による死亡推定時刻」を覆すことは不可能です。


更に、「死体検案書の自殺欄にマルを打ち、転落したらしい″」の「らしい」を「それは……。警察からの伝聞」でもって、 “私は納得して9番の自殺にマルをした” との談話を余りにも不自然です。

 更に、次に記された当時の「中央署の担当者」の態度も不自然です。

 西村とし子が、中央署の担当者に説明を求めると、応対した刑事課長は名刺を出すことも、名前を告げることさえ拒否したという。頭の骨を折っており″との報道が、警察関係者から取材したものなら、事実でない情報を警察はマスコミに流していたことになる。


 更に、「西村成生が書いたとされる遺書」は「夫の筆跡ではありませんでした」と次のように書かれています。

 西村成生が書いたとされる遺書には、マスコミに対する批判が書いてあった。だが、この遺書についても西村とし子は「遺書に日付と時間が書いてあったのですが、夫の筆跡ではありませんでした」という。


 この遺書(文中にその一部の写真が掲載されています)に使われていた用紙は、「ホテルの便箋」ではなく紙面の下部に「どうねん」の文字が印刷された「動燃の用紙」のようです。

 「動燃を慮った自殺」とはいえ「自殺」は私的行為です。

従って、ホテルで書かれた遺書なら「動燃の用紙」ではなく「ホテルの便箋」が使用されている筈です。

ですから、万が一にもこの「西村成生が書いたとされる遺書」をご本人が書かれたとしたら、「死亡推定時刻は1月12日22時頃(記者会見終了直後)から」ホテルにチェックインする前(「午前0時45分」(朝日新聞)、或いは、「午前1時」(毎日新聞))の、2〜3時間の間に、(熟慮し、自殺を決意した後)ホテル以外の別の場所で、(1ページ目の写真を拡大してみた私の感じですが)文字を1文字訂正しただけの遺書を認め、自殺を決行する為のホテルに赴いた事となります。


しかし、写真の遺書(大石博理事長殿宛)の右上には、
この遺書を書かれたと思われる日時が「H8.1.13 03:10(土)」
と書かれているのが読み取れます。

(この時刻は「ファクスを取りにホテルのフロントに現れた」「2時半」以降となります)

しかし、「聖路加病院」による「死亡推定時刻」の「22時頃〜1時頃の間」なのです。

この遺書から、私は作為性を感じざるをえません。


posted by はなゆー at 15:17| Comment(2) | TrackBack(0) | 時事(国内) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

六ヶ所村では「ヨウ素129」が異常な数値に跳ね上がっているようだが

☆六ヶ所でついに住民の食物に放射能残留始まる。隠蔽工作も!
(大量放射能を海に流す六ヶ所再処理工場閉鎖を求めます)

http://ameblo.jp/sannriku/entry-10507310778.html

http://www.asyura2.com/09/genpatu6/msg/506.html


※三陸の海を放射能から守る岩手の会のニュースからの転載です。
同会のHPで実際の紙面を見ることができます。
(注:このPDFファイルのURLは
http://homepage3.nifty.com/gatayann/no.83.pdf  
である)


六ヶ所村農業世帯の日常食からヨウ素129 平常値の約30倍検出
ー(財)環境科学技術研究所調査報告ー


『岩手の会』では、再処理工場の放射能環境放出について資料を収集し調査を続けています。六ヶ所村にある(財)環境科学技術研究所の青森県委託調査『年次報告書』に、「食物汚染」について重大な数値が示されていました。


〈かげ膳法による試料採取〉

(財)環境科学技術研究所は、六ヶ所村の住民の食事の放射能検査を実施していました。

『かげ膳法』といわれる食事調査の方法は次のようなものです。

●報告書では、「従事職業業態」として「青森市勤労」「六ヶ所村勤労」「六ヶ所村漁業」「六ヶ所村農業」の4つの「世帯」グループを記載している。

●グループごと5人に委託し、指定した一日の全ての飲食物と同じ食品(「かげ膳」)を試料として回収した。

●五人分を一つの試料としてミキサーで粉砕、混合し均質化し、うち2キロを凍結乾燥させ、ヨウ素129、炭素14、有機結合型トリチウム(OBT)の分析を行った。



〈『六ヶ所漁業・農業世帯』の数値が急上昇〉
 
2008年から六ヶ所村の漁業世帯と農業世帯で急上昇しています。
すなわち2006年6月から2007年10月までの数値を平均化すると「3・7マイクロベクレル/日・人」となる。これを「バックグラウンド(汚染前の自然値)」とみなし、その後の変化を比較すると、2008年の「六ヶ所漁業世帯」は「28マイクロベクレル/日・人」でそれまでの7.6倍になっています。

報告ではどういうわけか、その後、「六ヶ所村漁業世帯」の項目は消え、「六ヶ所村農業世帯」となります。

その「2008年8月」が「115マイクロベクレル/日・人」で、じつに、「自然値の30倍」です。

この数値について同報告書は「大型再処理施設から放出されたヨウ素129の影響を受けた可能性がある。」と述べています。



〈なぜ漁業世帯の数値が発表されないのか?〉

『アクティブ試験が始まって3年目で六ヶ所村の漁業世帯や農業世帯の食べ物のなかの放射能の数値が増大した』という重大な事実が、同研究所の分析で判明しました。この結果について、さらに詳しい報告を行う義務が調査を委託した青森県にはあります。住民の知る権利に応える、事業者や行政当事者、マスコミの責任ある対処が望まれます。


(注)(財)環境技術研の『平成20年度放出放射能環境分布調査報告書』は青森県立図書館と青森市立図書館にあります。各地の公立図書館から資料請求出来ます。
 



《関連記事》

Chapa@Free Gaia
http://twitter.com/kamitori/statuses/12199782658
ここ数年、再処理工場に隣接する尾駮沼のプランクトンや藻類など生物のヨウ素129の濃度が以前よりはるかに高くなっており、太平洋沿岸の海水のトリチウムの濃度も三陸海岸にそって高くなっています。

      ↓

☆六ヶ所村再処理工場周辺の放射能汚染 (中村隆市ブログ)

http://www.windfarm.co.jp/blog/blog_kaze/post-1782

試験運転の開始以来、再処理工場は放射性物質を上空および太平洋に排出し続けています。ここ数年、再処理工場に隣接する尾駮沼(おぶちぬま)のプランクトンや藻類など生物のヨウ素129の濃度が以前よりはるかに高くなっていること(※1)や、太平洋沿岸の海水のトリチウムの濃度が三陸海岸にそって高くなっていたこと(※2)などがわかっています。


※1 「平成20年度放出放射能環境分布調査報告書」(財団法人環境科学技術研究所)

※2 「平成20年度海洋環境放射能総合評価事業成果報告書」(文部科学省原子力安全課)

posted by はなゆー at 13:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 環境 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

六ヶ所村再処理工場付近の沼で「ヨウ素129」の濃度が急上昇

Chapa@Free Gaia
http://twitter.com/kamitori/statuses/12199782658
ここ数年、再処理工場に隣接する尾駮沼のプランクトンや藻類など生物のヨウ素129の濃度が以前よりはるかに高くなっており、太平洋沿岸の海水のトリチウムの濃度も三陸海岸にそって高くなっています。


            ↓

☆六ヶ所村再処理工場周辺の放射能汚染 (中村隆市ブログ)

http://www.windfarm.co.jp/blog/blog_kaze/post-1782

試験運転の開始以来、再処理工場は放射性物質を上空および太平洋に排出し続けています。ここ数年、再処理工場に隣接する尾駮沼(おぶちぬま)のプランクトンや藻類など生物のヨウ素129の濃度が以前よりはるかに高くなっていること(※1)や、太平洋沿岸の海水のトリチウムの濃度が三陸海岸にそって高くなっていたこと(※2)などがわかっています。


※1 「平成20年度放出放射能環境分布調査報告書」(財団法人環境科学技術研究所)

※2 「平成20年度海洋環境放射能総合評価事業成果報告書」(文部科学省原子力安全課)

posted by はなゆー at 13:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 環境 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

郵便不正事件の取り調べで副検事が「誘導尋問」をしていた

☆郵便不正公判 「自立支援法」供述 副検事が誘導認める
(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100414-00000018-maip-soci

http://www.asyura2.com/10/senkyo84/msg/420.html

「障害者自立支援法のため野党議員に配慮する必要があった」とする部下の供述調書について、牧野副検事は「当時は法案はなかったかもしれない。私の方から水を向けた」と述べ、動機を調べる経緯で誘導があったことを事実上、認めた。


★質問者が自分の都合がよい答えが出るように質問することを「誘導尋問」という。
 
posted by はなゆー at 00:49| Comment(2) | TrackBack(0) | 時事(国内) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする