「貧困を終わらせろ、失業を終わらせろ!」
「皆のための雇用!」
「若いチュニジア人たちはFaceBookとツイッターで匿名で情報交換し、行動を共有してデモを組織した。」
「ツイッターではデモと鉄道を封鎖した中高生と大学生の同盟ストライキに関する情報が流れ続けた。」
☆デモ隊と警察衝突、市民14人死亡…チュニジア (読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110110-00000464-yom-int http://www.asyura2.com/10/kokusai5/msg/247.html 北アフリカ・チュニジアからの報道によると、8日から9日にかけ、国内の三つの町で高失業率や食料価格高騰に抗議するデモが相次ぎ発生。
警官隊との衝突で市民少なくとも14人が死亡した。野党勢力は実弾の使用を非難したが、内務省は、デモ隊の一部が火炎瓶や石で政府施設を襲撃するなど暴徒化したため仕方なく発砲したと説明している。
チュニジアでは昨年12月、男性が、路上で販売していた野菜などを警察に没収されたことに抗議して焼身自殺をはかったことをきっかけにデモが拡大した。
☆貧しい北アフリカ、若者の怒り〜青年失業と食料品費上昇で焼身と激しい大衆デモが爆発 (レイバーネット)
http://www.labornetjp.org/worldnews/korea/knews/00_2011/1294676815221Staff http://www.asyura2.com/10/kokusai5/msg/246.html タズ(TAZ)、ツァイト(Zeit)等の海外の言論によれば、チュニジアでは26歳の青年モハメッド・ブウアジジの焼身がデモを触発した。チュニジアの青年失業率は30%に迫る。焼身した青年は、大学を卒業した後、職が得られず、その後多くの同年輩のように果物と野菜を売りながら生計を維持した。しかし12月17日、 チュニジアの首都から南に250キロほど離れたシディブジッドで彼の商品を没収し暴力を加えた警察に抵抗するために、ベンゼンをかぶり火をつけた。この時、 彼は「貧困を終わらせろ、失業を終わらせろ!」と叫んだ。続いて少なくとも2人の青年失業者が連続して焼身した。
その後、ブウアジジは失業と腐敗そして政治的不自由に対する蜂起の象徴になり、自発的なデモが全国で起き、ブウアジジの絶望的な呼び掛けに賛同した。デモは3週間、急速に広がり、一番激しい騒動はタラで起きた。3日、高校生は ここでストライキ休業を行った。当時、学生はこの小都市を平和にデモ行進していた。「皆のための雇用!」、「コネとわいろの清算!」、そして「自由なチュニジア!」、「ベン・アリ(チュニジア大統領)退陣!」を叫んだ。しかし警官はこん棒と滞留弾で彼らを鎮圧し、これによって激しい市街戦が発生した。デモ隊は、自動車のタイヤを燃やしてバリケードを築いた。与党の事務室も炎に包まれた。
5日には5千人がブウアジジの葬儀を行い、6日には数千人の労働者が彼らを支持 し、ストライキで連帯した。しかし警察は引続き暴力的に対応し、ブウアジジの葬儀の行列もまた物理力で阻止した。
先週、警察力と対峙していた時に、少なくとも2人が死亡したが、週末には死者は14人になった。しかし相変らず随所で多くの大学生と青年失業者が街に出ている。状況は1987年の権威的だったザイン・アル=アービディーン・ベン=アリー政権の後、一番深刻だとマスコミ各社は分析している。
政府は爆発したデモの波に対し「不健全で政治的な目標のための偶発事件」と 表現し、これについて与党とマスコミを問題にし、報道を妨害した。しかし、 若いチュニジア人たちはFaceBookとツイッターで匿名で情報交換し、行動を共有してデモを組織した。
6日、ツイッターではデモと鉄道を封鎖した中高生と大学生の同盟ストライキに関する情報が流れ続けた。チュニジアの都市のソウセ、スファクス、カジョリ ネそしてシディボアチドで警察は大学を閉鎖した。学生と連帯し、インターネッ トの運動団体の匿名氏が集団的なページヴューにより、政府と国営企業のサイト を遮断した。
アルジェリアでも警察とデモ隊の間での激しい市街戦は、すでに一週間以上続 いている。高い青年失業率と高騰する物価がここでもデモを触発した。警察はデモ隊に銃を撃ち、そのために現在までに3人が命を失った。彼らはアルジェリ アの首都アルジェから50〜300キロ離れたムシラ、ティパチャ、そしてボウメ ルデスでデモ中に死亡した。
7日に死亡した最初の犠牲者は、18歳の青年アイン・ラドウェルだという。彼は 警察の銃撃で死亡したが、政府は事故と発表した。銃撃は、警察が政府庁舎に進入しようとした多くのデモ者を警察が阻止しようとして発生した。
貧民地域のベルコルトでは青少年が警察に石とガラス瓶を投げた。警察は放水銃と催涙弾で鎮圧した。アンナバーと海岸都市のオランでもデモ者が警察と対峙した。アルジェリア政府によれば、現在まで400人が負傷し、このうち警官の数は300人に達する。
アルジェリアでは1月から食料品価格が平均25%上昇し、特に小麦粉、砂糖、そ して食用油の価格は二倍に上がった。一方、30歳未満のアルジェリア労働人口の20%が失業状態にある。
怒ったデモ者に対して青少年長官のハヘルミ・ディアルは「暴力では決して結果を得られない」と話した。しかし政府は食用油と砂糖価格を一時的に値下げすると予告した。政府はまず8月までに食料品の付加価値税と輸入税を下げる計画だ。
専門家たちは、北アフリカのモロッコもまた同様の問題があり、デモが広がるだろうと予想している。モロッコを研究してきたパリ1大学(注:パリ第1大学であろうと思われる)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%AA%E7%AC%AC1%E5%A4%A7%E5%AD%A6 の経済学者ピエール・バーメレン(Pierre Vermeren)はこの状況は根本的に経済体系を転換しなければ 変わらないだろうと話した。また若者たちの外国行は、過去の労働市場に対する負担を継続的に軽減してきたが、世界経済の危機は彼らの外国行を止め、青年の失業率をさらに上昇させていると付け加えた。
《おまけ》
反米嫌日戦線・死ぬのはやつらだ(熱烈な民主党支持者)
http://twitter.com/#!/yaturada/status/15970346657 非暴力で何ができる? 時として暴力は必要だ。百姓一揆しかしたことがない、この国のオトナシイ国民。怒り=暴力だろ!