☆厚生年金基金の積み立て不足、3700億円に (読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110228-00000892-yom-socihttp://www.asyura2.com/11/hasan71/msg/197.html会社員が加入する企業年金「厚生年金基金」のうち、財政が悪化した基金の積み立て不足が昨年3月末現在で総額約3700億円に上ることが28日、厚生労働省の調べでわかった。
運用状況などが改善しなければ、母体企業は加入者1人当たり平均106万円を穴埋めする必要に迫られ、最大で70万人が給付減額や掛け金引き上げなどの影響を受ける恐れもある。
厚生年金基金には独自の上乗せ部分のほかに、厚生年金保険料の一部を預かって運用し、国に代わって年金を支給する「代行部分」があるのが特徴だ。
調査対象は、全国に600ある基金のうち、給付に必要な積立金が3年連続で基準の9割を下回った51基金。これらが財政悪化で解散する場合、代行部分にあたる積立金計約1兆5300億円を国に戻さなければならないが、約3700億円少ない約1兆1600億円しか保有していなかった。
☆「ショックで言葉ない」=元次官の吉原さんコメント
(2008年11月19日の時事通信)
http://www.asyura2.com/08/lunchbreak13/msg/960.html元厚生事務次官吉原健二さん(76)の妻靖子さん(72)が男に刺されて重傷を負った事件で、吉原さんは19日夜、靖子さんが入院している東京都板橋区の病院を通じ、「大変ショックを受けており、言葉もありません。これ以上、このようなことが起きないよう祈るばかりです」とコメントした。
☆元次官宅襲撃 箱受け取る瞬間に刺される 吉原さんの妻
(2008年11月22日の毎日新聞)
http://www.asyura2.com/08/nihon28/msg/508.html東京都中野区の元厚生事務次官、吉原健二さん宅で妻靖子さんが襲われ重傷を負った事件で、靖子さんは宅配の荷物を装った大きな段ボール箱を渡される瞬間に刺されたことが警視庁野方署捜査本部の調べで分かった。靖子さんは「箱は男の胸や腹の部分が隠れる程度の大きさだった」と証言しているという。捜査本部は、手を差し出すなどして無防備になる受け取りの瞬間を狙ったとみている。
調べでは、宅配便業者を装った犯人は18日午後6時半ごろ「宅配便です」とインターホンを鳴らし、応対のために印鑑を用意して玄関ドアを開けた靖子さんの胸など数カ所を無言で刺した。
☆元厚生次官ら連続殺傷、凶器、同種刃物か 20センチ程度の短刀類 (11月22日1時43分配信。産経新聞)
http://www.asyura2.com/08/news7/msg/134.html山口さんや靖子さんが犯人から向かって体の左側を中心に刺されていることから、両事件とも犯人が右利きの可能性が高いという。
☆「今から自首」と書き込み=あだ討ちと説明、小泉容疑者か−テレビ局HP (11月23日16時19分配信。時事通信)
http://www.asyura2.com/08/news7/msg/133.html元次官宅襲撃事件の犯人については右利きではないかとの報道があったが、「自分は左利きである」としていた。
☆殺人 元厚生事務次官夫妻、玄関先で血流し さいたま
(2008年11月18日の毎日新聞)
http://www.asyura2.com/08/nihon28/msg/468.html18日午前10時15分ごろ、さいたま市南区別所2の元厚生事務次官、山口剛彦さん(66)方で、男女2人が血を流して死亡しているのが見つかった。死亡していたのは山口さんと妻の美知子さん(61)とみられ、埼玉県警は殺人事件の疑いが強いとみて捜査を始めた。
県警によると、玄関から外へ血が流れ出ているのを近所の住人が発見して110番した。2人は玄関の内側で、腹部から血を流し、あおむけに倒れていたという。
山口元事務次官は東大法学部を卒業後、1965年に厚生省に入省、年金局年金課長、年金担当の官房審議官、年金局長などを経て、96年から厚生事務次官を2年9カ月担当した。その後、社会福祉・医療事業団理事長などを歴任、08年3月まで独立行政法人福祉医療機構理事長を務めた。年金課長時代に85年の年金制度大改正を手がけ、省内では「年金制度のスペシャリスト」と呼ばれていた。
《衆議院議事録より》
第18号 平成16年3月3日(水曜日)
参考人
(財団法人厚生年金事業振興団理事長) 吉原健二君
参考人
(年金資金運用基金理事長) 近藤純五郎君
http://www.shugiin.go.jp/itdb_kaigiroku.nsf/html/kaigiroku/001815920040303018.htm○杉浦委員長代理 これにて遠藤君の質疑は終了いたしました。
次に、海江田万里君。
○海江田委員 民主党の海江田でございます。
参考人の皆様、御苦労さまでございます。
今、参考人の意見陳述等も聞かせていただきました。それから、坂口厚生労働大臣も、今、福祉関連施設、大変大きな問題になっていますが、年金の加入者にそういうニーズがあったんだというようなお話もございました。それから、もちろんあくまでもこれは年金の加入者の福利厚生のためだということなんですが。
私は、まず吉原参考人にお尋ねをしたいと思います。
吉原参考人が今理事長をしております財団法人厚生年金事業振興団という団体ですが、この前は厚生団という団体でございましたね。
○吉原参考人 おっしゃいますとおり、従前は、厚生団という名称でございましたが、平成二年から、厚生年金事業振興団というふうに名称を変更いたしました。
○海江田委員 それでは、その厚生団のときに「厚生年金保険制度回顧録」という本を出しておるんですが、これはごらんになったことはございますか、どうですか。
○吉原参考人 ございます。
○海江田委員 それでは、しっかりとそのときのことを思い出していただければいいんですが、先ほど厚生労働大臣も言いました、本当に保険の加入者のために、年金の加入者のためにやっているんだということで書いてございますが、ここに、そもそも厚生団をつくったいきさつ、今の事業団の前身ですが、出ていまして、花澤さんという大先輩が「厚生年金保険の歩みを語る」ということで書いているんです。
資金運用と福祉施設
それで、いよいよこの法律ができるということになった時、
これは労働者年金保険法ですね。
すぐに考えたのは、この膨大な資金の運用ですね。これをどうするか。これをいちばん考えましたね。この資金があれば一流の銀行だってかなわない。今でもそうでしょう。何十兆円もあるから、一流の銀行だってかなわない。これを厚生年金保険基金とか財団とかいうものを作って、その理事長というのは、日銀の総裁ぐらいの力がある。そうすると、厚生省の連中がOBになった時の勤め口に困らない。何千人だって大丈夫だと。金融業界を牛耳るくらいの力があるから、これは必ず厚生大臣が握るようにしなくてはいけない。この資金を握ること、それから、その次に、年金を支給するには二十年もかかるのだから、その間、何もしないで待っているという馬鹿馬鹿しいことを言っていたら間に合わない。
そのためにはすぐに団体を作って、政府のやる福祉施設を肩替りする。社会局の庶務課の端っこのほうでやらしておいたのでは話にならない。
大営団みたいなものを作って、政府の保険については全部委託を受ける。そして年金保険の掛金を直接持ってきて運営すれば、年金を払うのは先のことだから、今のうち、どんどん使ってしまっても構わない。使ってしまったら先行困るのではないかという声もあったけれども、そんなことは問題ではない。
二十年先まで大事に持っていても貨幣価値が下がってしまう。だからどんどん運用して活用したほうがいい。何しろ集まる金が雪ダルマみたいにどんどん大きくなって、将来みんなに支払う時に金が払えなくなったら賦課式にしてしまえばいいのだから、それまでの間にせっせと使ってしまえ。
こういうことを言っておるわけですよ。
だから、ここからは、別に、加入者の利益のためとかニーズがあったからとかいう話じゃないんです。これはもう既に最初の厚生団のスタートのときからこういう考え方だったんじゃないですか。吉原さん、どうですか。
○吉原参考人 私もその本を読みました。全部は覚えておりませんけれども、そういう記述があるということは知っておりますけれども、信じられない事実でございます。
今の私どもが読みまして、そこに書いてあることが本当だろうか、これはもう耳を疑うといいますか、私どもとしては到底信じられない。少なくとも、今の現在の私どもはそういう考え方で資金の運用とか施設の運営ということはしておりませんことを御信用していただきたいと思います。あるいは私どもの役所の先輩かもしれませんけれども、大変残念な思いでございます。
○海江田委員 そうはおっしゃいますけれども、ここに書いてある。そういう団体をつくれば「厚生省の連中がOBになった時の勤め口に困らない。何千人だって大丈夫だと。」そのとおり、あなた自身がそれをやっているじゃないですか。どうですか。
○吉原参考人 私が今の職にあることについては、私自身がどうこうということがなかなか申し上げにくいわけでございますけれども、少なくとも、そこに書いてあるような趣旨で私がこの施設の運営でありますとか、あるいは団の理事長として仕事をしているということは絶対ないということを御信頼いただきたいと思います。
○海江田委員 いや、絶対ないとおっしゃるんなら、まず御自分がおやめになってから言えばいいじゃないですか。そうでしょう。
これまで、あなたはどういう経歴ですか。厚生省の年金局長をやって、社会保険庁の長官をやって、厚生事務次官をやって、それから厚生年金基金連合会の理事長をやって、それからまた、さらに財団法人厚生年金事業団の理事長をやっているでしょう。全部、天下りでしょう。このままじゃないですか。
この間、厚生省をおやめになったとき幾ら退職金をもらって、厚生年金基金の理事長をおやめになったとき幾ら退職金をもらって、そして、今はおやめになっていないけれども、今おやめになるとしたら幾ら退職金をもらうのか、それから、今どのくらい収入をもらっているんですか。(発言する者あり)いや、理事長じゃなきゃ聞かないですよ。理事長じゃなきゃ聞かないですよ。
○吉原参考人 せっかくの御質問でございますが、この場でそういうことをお答えすることにつきましては、もしお許しをいただければありがたいかと存じますが。(発言する者あり)やましいことは全くございません。(発言する者あり)いえ、できましたならばお許しをいただきたいと思います。
○杉浦委員長代理 質問してください。(海江田委員「いや、ちょっと相談してもらってよ」と呼ぶ)――吉原参考人、個人のことでまずければ、一般論として、厚生事務次官は幾ら、事業団の理事長は何年幾らという規定をお答えするということはどうですか。
○吉原参考人 次官のときのは、かなり、私が次官をやめましたのはもう十何年前でございますので、ちょっと私から御答弁するのは、正確な御答弁ができませんので、御容赦いただきたいと思いますが、現在の団体の、私が今現在理事長をしております団体の計算の仕方は、そのときの月収、報酬に対しまして、一定の率、たしか百分の二十八でございましたでしょうか、それを掛けまして、さらにその期間、何カ月かという期間を掛けまして算出をされるという計算方式になっております。
○海江田委員 これは自分の、その意味でいえば公職についておられた方なわけですし、それから、今の仕事だって全くの民間の仕事じゃないわけですよ。それは調べればすぐわかりますけれども、私もあえて調べていませんから、だからお尋ねをしているわけです。ただ、通告は出してありますからね。これはお伝えをしてありますからね。私、本当に知らないんです、本当のこと言って、これは。
だから、それはやはり、御自分の仕事に対して、働きに対してそれだけ、仕事を持っているということがここに記録に残ることにやましさがあるんじゃないですか、どうですか。そうでなければ、堂々言えますよ。私は本当にこれはとんでもない話でこんなことは全然違うと言うんだったらば、やはりそれは、まずそうでないような形に自分たちの組織をしなきゃいけないじゃないですか。そうじゃなくて、そのまま、ここに書いてあるとおりのままのことをしておるじゃないですか。時間も本当に限られていますので、また後でお尋ねをしますが。
近藤参考人にもお尋ねをしたいんですが、やはりこの本で、先ほどお話のあった大型保養基地のことですけれども、これについては、横田さんという方が、これはもうお名前を言えばおわかりだろうと思いますけれども、
大型保養基地のことがありますね。あれは私が最初に発案した時は、岩手県の田老と、新潟県の津南、兵庫県の三木の三カ所だったのです。それがいろいろ要望が強くて結局一〇カ所になった。あんなに大きなのは日本中にそんなにいらないというので、ほんとうは三カ所だったのです。
というような記述があるわけですが、これはどういう経緯で三カ所が十カ所になったんですか。
○近藤参考人 三カ所が十カ所になったというのは、私は存じません。十カ所ということで公表されたという事実は知っておりますけれども、最初三カ所だったということは、私自身は知りません。
○海江田委員 それでしたら、今の、これは後で調査できちっと調べていただくことになると思いますから、その中で明らかにしていただければいいんですが、先ほど近藤参考人は、年金の積立金の運用の失敗について責任を重々感じているとおっしゃいましたね。では、その感じておられる責任をどうやっておとりになるんですか。
○近藤参考人 先生、経済の専門家でございますので、運用がどうなるものかということは御承知のことと思いますけれども、釈迦に説法ということで申し上げますと、資金運用というもののあり方ということでございますが、やはり中長期的にこれは考えるべきということでございまして、私ども、これまでのものにつきましては……(海江田委員「どういうふうに重々感じている責任をとるんですかと聞いているんですよ」と呼ぶ)いえ、私どもは、それは中長期的に考えるべきだ、こういうふうに思っております。
それで、申し上げますと、十三、十四の……(海江田委員「そんなことわかっていますよ。委員長、注意してください、さっき同じことを長々と答弁していたじゃないですか」と呼ぶ)
○杉浦委員長代理 答弁してください。(発言する者あり)ちょっと、参考人に話させてください。
○近藤参考人 よろしゅうございますか。(発言する者あり)したがいまして、お答えを申し上げているわけでございます。(発言する者あり)
○杉浦委員長代理 ちょっと、参考人に答弁させてください。
○近藤参考人 先ほど来申し上げましたように、大きな金額が出ておりますので、これにつきまして、国民の皆様方に御不安をかけているということについては、重々、私どもも厳粛な事実と受けとめまして、責任を感じているわけでございます。まさに組織として責任を感じているわけでございます。
そういうことで、私ども、この運用の関係につきましては、ぜひとも挽回をしたい、こういうことで頑張っているわけでございますが、幸い、このところ、株式が戻ってきております。既に九月末で二兆四千億程度戻っておりますし、さらに、十二月末には一兆円程度戻っているわけでございます。
そういうことで、中長期的な視点から効率的な運用、こういうことで私どもの責任を果たしてまいりたい、こういうふうに考えております。
○海江田委員 責任を重々と感じています、重々感じていますということをあなたがおっしゃいましたから、ですから、それならばどうやってその感じた責任をおとりになるんですかということでございます。
あなたは年金資金運用基金の理事長ですから、今、組織として責任を感じているという、責任をとるというようなお話もありましたから、では、組織として、あなたはその組織のトップですから、どういうふうに責任をおとりになるんですか。いろいろなとり方はあると思いますよ、それは。減給にするとか、一日も早くおやめになるとか、いろいろなとり方はあります。何にもとらないんですか。
○近藤参考人 私の進退につきましては、これは厚生労働大臣にお預けしておりますので、当然、そこにゆだねております。
それから、今の責任のとり方でございますけれども、私ども、この運用の問題だけではなく、さらにはグリーンピアの問題、それから融資の問題、いろいろございますので、その点も含めまして、今のところ私がとっておりますのは、賞与を二割カット、こういう形で対処をいたしております。
○海江田委員 だから、そういうことをおっしゃればいいんですよ。
ただ、これは、賞与二割がいいか悪いかは別ですけれども、やはりきちっと本当に身の処し方というのをお考えになった方がいいですよ。
私は、厚生労働大臣、さっき、原則として天下りを禁止とかいって、だけど五十五歳がどうのこうのとかいう話ですけれども、やはり一回全部、オールクリアにしちゃった方がいいんじゃないですか。原則なしですよ、それは。
特に、せんだって、今度この基金が新しく生まれ変わる、それについて、理事長は民間人を充てるということでお話がありましたけれども、そのほかの理事にそのまま、その意味では天下りをこれは禁ずるものではないというお話がありましたけれども、この種の年金の、とりわけこの年金の運用でありますとか、それから、そういう福利厚生の関連でありますとか、幾つも財団あるいは特殊法人がありますけれども、それについては、一回全部クリアにする、そういうところから、やはり天下りを禁止するということをおっしゃってもいいんじゃないですか。
○坂口国務大臣 ここは新しい独立行政法人ができるわけでありますから、新しくスタートするわけでありますので、過去のいろいろの人がおみえになりますけれども、その人たちは一切そこで、一遍一区切りをして、そして新しくスタートをする。
それで、理事長は、先日申し上げましたように、一般の中から優秀な人材をそこから選ぶようにさせていただきます。多くの皆さん方の御意見を聞いて、そこは決めなければなりません。
理事の皆さんは、正式には理事というのは理事長が御指名になるということになっているわけでございますから、私からはどうこうということはなかなか言えないですけれども、しかし、そこは、今御指摘になりましたような、天下りというものを多くしてはいけない、そういう趣旨を私たちも十分尊重しながら、そして新しい組織をつくりますときに、新しい理事長になっていただくその方にそのこともちゃんと申し上げて、そして新しいものをつくっていくということにしたいというふうに思っております。
○海江田委員 本当に人を入れかえるというのは、きょう時間があればこの後やりますけれども、金融大臣の例の長銀の話も、全部、人が入れかわって、そこで初めていろいろな問題も出てきたわけですよ。やはり官僚の方々というのは、その意味ではずっと先輩ですよ、みんな。先輩がやったことをなかなか後の人が否定し切れるものじゃないですからね。そうすると、どうしてもこれまでのを引きずってしまいますし、それから、私はつくづく思ったんですけれども、これはあえて言いますけれども、やはり官僚の皆さんはうそつきですよ、はっきり申し上げまして。
せんだっての国民年金基金の問題で、ダイレクトメールが来る。そのダイレクトメールについて、国民年金に加入をしたデータが、加入のデータが年金基金に行って、この年金基金から私どものところへダイレクトメールが来るわけですけれども、そのとき、どういうふうにやっているんですかということを言いましたら、副大臣が、それはちゃんと国民年金基金とそれから契約をした、契約書を取り交わした、この契約書の中には守秘義務が入っているイシカワコーポレーションという会社の朝霞の工場でもってやっているんだとお答えになった。それは覚えていらっしゃるでしょう。
ところが、これは真っ赤なうそですよ。私があそこでも指摘をしたように、朝霞の工場なんというのは、イシカワコーポレーションというのがなくて、そして、そこのところに関連会社、それも、関連会社というけれども平成十三年からで、その前は関連でも何でもなかった。そこに丸投げをしていたわけですよ、これは。
そことの間でやっているということ自体、これは知らなかったのか、知っていてうそをついたのかわかりませんけれども、そういうことを言っているわけじゃないですか。だから、副大臣がそういうふうに答えたけれども、これは全然違っていたでしょう、私に答えたのと。私の言うとおりだったでしょう。どうですか、お答えください。
○森副大臣 先般の委員の御質問に対して私は十分お答えできかねたところを事実関係を十分調べて報告しますと申し上げました。そういうことで、その後、調査をいたしましたので、その結果についてこの機会をおかりして御報告を申し上げたいと思います。
委員御指摘のとおり、国民年金基金連合会が封入封緘作業を委託している株式会社イシカワコーポレーションは、東京メールサービス株式会社と業務提携し、封入封緘作業を行わせておりました。
しかしながら、株式会社イシカワコーポレーションと東京メールサービス株式会社は、業務の実施や秘密保持等について覚書を締結するとともに、東京メールサービス株式会社での作業は、株式会社イシカワコーポレーションの管理者及びオペレーターの指示、立ち会いのもと、東京メールサービス株式会社の作業者が行っております。
また、東京メールサービス株式会社のセキュリティーについては、警備会社セコムに委託するとともに、カメラにより監視を行い、また、作業室への入退室はカードと暗証番号により厳重に行われておりますという状況でございまして、したがって、秘密保持については実態上の問題はないと考えられます。
しかしながら、国民年金基金連合会と株式会社イシカワコーポレーションとの契約において、再委託に関する明確な条項がないなどのいささか問題があるというふうに感じておりましたので、これらの調査結果を踏まえまして、国民年金基金連合会において、まず委託契約の内容について……(海江田委員「もういいですよ」と呼ぶ)いや、せっかくちゃんと調べて御報告しているんですから聞いてくださいよ。(海江田委員「前回のときにそれを調べてくださいと言ったじゃないですか」と呼ぶ)いやいや、もうちょっとで終わりますから。
そういう個人情報に関する業務委託でありますので、再委託を認めないことにいたします。また、次回の共同ダイレクトメール実施から、競争入札を実施いたします。
こういったことを海江田委員の御指摘を踏まえて対処したことでございます。ありがとうございました。
○海江田委員 もう本当に怒る気もしないけれども、そんなことは最初のときにそのままの答えが返ってくればいいわけなんですよ。最初のときは、申しわけないけれども、それこそ丸め込まれているわけですよ。今のメモだって、お役人が書いたのをそのまま読んでいるんでしょう。まあ、そこまではいいですけれども。
だから、そういうことで、だけれども、大事なのは、そういう大事な私たち国民の国民年金の加入番号、前も副大臣から答弁がありましたけれども、特殊な、特別な例じゃなければその国民年金の加入の記録というのは出しちゃいけませんよ。
特殊特別な例だということで、そこについても私は出すべきでないというふうに思っていますけれども、百歩譲ってそうならば、それならば管理はしっかりやってくださいよということですが、その肝心の管理だってしっかりやっていない。全然別会社がやっているというような状況で、これもやはり基金の中に、基金の理事長も、もちろん加藤さんというこれは厚生労働省の年金局長をおやりになった方です。私も直接お目にかかりましたけれども、何にもわかっていないわけですよ、申しわけないけれども。あるいは平気でうそをつく人なんですよ、これは。
だから、そういうことに関しては、私はやはり、そういういわゆる年金の方々というのは、これからの年金制度をしっかり組み立て直しをしていこうとか、抜本的な改革をやっていこうとかいうような方たちではもうないということを言いたいわけで、そのためにはぜひこの天下りというものを全部やめさせるということにしなければいけないのではないだろうかというふうに思うわけでございます。