2008年06月10日

秋葉原通り魔事件→派遣労働者の屈辱感を報じないメディア

☆彼の苦しみを無視するな (イダヒロユキ氏のブログ)

http://www.asyura2.com/08/hihyo8/msg/267.html

http://blog.zaq.ne.jp/spisin/article/501/

昨日からテレビや新聞では、秋葉原無差別殺人事件でもちきりだ。

それに対して一言だけ。

多くの解説者やメディアは、「犯人」のことをひどくいう。

だが派遣労働などで屈辱的に感じるということへの想像力、共感がみられない。

彼のケータイの掲示板への文章を読んだ。

それは切ない。

「別の派遣でどっかの工場に行ったって、半年もすればまたこうなるのは明らか」

「彼女がいれば、仕事を辞めることも車をなくすことも、夜逃げすることも、携帯依存になることもなかった。希望があるヤツにはわかるまい」

「で、また俺は人のせいにしているといわれるのか」

「『死ぬ気になれば何でもできるだろ』 死ぬ気にならなくてもなんでもできちゃう人のセリフですね」

(略)

殺人を正当化しようとしているのではない。

犯人の苦しさがひしひしと伝わってくるのに、メディアの奴らのほとんどが鈍感で、自分が高収入・安定した地位を得ていることに「後ろめたさ」を感じていない。

この格差社会のワーキングプアの哀しみをまったくわからない奴ら。

(略)

とにかく、「転々とする不安定な生活、派遣労働の屈辱」を適切に問題化しないような、今回の事件の報道には大きな欠陥がある。

つらい生活の積み重ねの中で、精神を病んでいき、苦しくなっている人がいる。その人たちへの思いが必要だ。

(略)

労働問題として、この事件を教訓化すべきだ。


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


《備考〜40代の派遣工員(自動車工場勤務)である有名ブロガー「死ぬのはやつらだ」氏による社会への警告》


☆「安全で安心な世界をつくるために」という欺瞞を大いに哂う (反米嫌日戦線)

http://anarchist.seesaa.net/article/99883695.html

容疑者の男は、派遣労働者だったそうだ。

夢も希望も無い者が殺人鬼となるのは仕方ない。

これからも、このようなかたちで派遣労働者による世の中への復讐は続くだろうよ。


☆国民全員が苦しむ平等 戦争を切に願う (2006年12月6日)

http://www.asyura2.com/0610/senkyo28/msg/948.html

http://anarchist.seesaa.net/article/29070505.html

40代にはキツイ肉体労働、職場環境はアスベストの壁に囲まれているスバラシイもの。同じ仕事をやっているのに、ボーナスなし(正社員は230万もらってる)、昇給なしで、年収は正社員の6割どまり。しかも、正社員のやつらに限って仕事できないバカばかり。まったく納得いかないわ。

こうなると、「幸せな連中を不幸のどん底に巻き込みたい」って気持ちもわいてくるワナ。



ワーキングプア
posted by はなゆー at 18:40| ☀| Comment(0) | TrackBack(1) | キャスターメモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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