2008年12月14日

〔アフガン〕なんとタリバンがNATO軍への物資補給を請け負っている!

英紙「タイムズ」の仰天スクープ。

・アフガニスタンのNATO各国軍基地への補給物資供給は多国籍の企業が担っているが、現地での輸送は大半が地元のトラック業者に下請けに出されている。危険なカブール南部の道路を行く輸送車列を守るためにはアフガニスタン人が経営している治安警備会社から武装した人員を雇うことが必須だ。

・The Times紙はそういった外注先に支払われた費用〜イギリスの納税者の税金が含まれる〜から何百万ポンドもがタリバンの手に渡っていることを知った。

・発注者や下請けの関係者らによれば、警備のために支払っている費用のおよそ25%、貨物車両一台に付きおよそ25%相当の値段がタリバンに支払われているという。

・取材を受けたあるアフガンの治安警備会社のオーナーは「14ヶ月ほど前から攻撃が激しくなって、各地域を支配しているタリバン司令官たちに金を支払わなければ道路を通れなくなった」と説明。中にはタリバンそのものに護衛を頼んでいる会社もあるという。彼によればそれはPanjshir Valley (in north Afghanistan)から来ている会社で、タリバンととても良い関係を持っているという。

・そのような取引で資金を得ているのはタリバンだけでなく、軍閥、泥棒、警官、アフガニスタン現政府官僚も分け前を取っている。

・この件についてアフガニスタン駐留NATO軍のJames Gater報道官は「NATO軍は商社と補給輸送の契約しているが、物資をどのようにアフガニスタンに運び込むか、そしてどの下請け輸送会社に発注するかはビジネスの問題であり、商社が自由に決められることだ」と説明。

・NATOとアフガニスタンへの補給を契約している欧米の会社の名前は明かされていないが、あるスイスの会社はそれを認めた。


☆Taleban tax: allied supply convoys pay their enemies for safe passage

http://www.timesonline.co.uk/tol/news/world/asia/article5327683.ece

Asked whether his company paid money to Taleban commanders not to attack them, he said: “Everyone is hungry, everyone needs to eat. They are attacking the convoys because they have no jobs. They easily take money not to attack.” He said that until about 14 months ago, security companies had been able to protect convoys without paying. But since then, the attacks had become too severe not to pay groups controlling the route. Attacks on the Kandahar road have been an almost daily occurrence this year. On June 24 a 50-truck convoy of supplies was destroyed. Seven drivers were beheaded by the roadside. The situation now was so extreme that a rival company, working south of the city of Ghazni, had Taleban fighters to escort their convoys.

“I won't name the company, but they are from the Panjshir Valley [in north Afghanistan]. But they have a very good relation with the Taleban. The Taleban come and move with the convoy. They sit in the front vehicle of the convoy to ensure security,” said the company chief.

The Taleban are not the only ones making money from the trade; warlords, thieves, policemen and government officials are also taking a cut.




posted by はなゆー at 09:48| Comment(1) | TrackBack(0) | 時事(海外) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
そもそもタリバンをテロリストとか犯罪者集団のイメージで見る事に無理があり、ソレが(日本の拉致論議同様)論旨破綻を来たすのは当然だ。
タリバンは土着の(国粋主義的民族主義を内包する点は何れ問題になる事もあろうが基本的に)国を背負って立つ意識の強い壮年や若年の一般男性。
だから、日本の明治維新時の志士に当たるつってるのに。
余りに広範に人口分布してるので、ソレに全く関わらずにアフガンへ出入り出来ると思うのがそもそも現実から乖離している。
Posted by 田仁 at 2008年12月14日 16:03
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック