2009年04月30日

〔豚インフルエンザ〕発生源?の養豚場は衛生状態が最悪

☆新型インフルは「ヒト・鳥混合型ではない」+発生源をめぐる論争 (WIRED VISION NEWS)

http://wiredvision.jp/news/200904/2009043023.html


豚インフルエンザ感染の最初の事例は、メキシコのベラクルス州ラグロリア(La Gloria)で発生している。

[ラグロリアは人口3000人の村。現時点でメキシコで把握されている最初の感染が出た(4月初頭)とされるが、2月の段階ですでに、体調の不良を訴える住民が続出していたという情報

http://www.asyura2.com/09/buta01/msg/229.html

もある]


ラグロリアには、米国の大手食肉加工業者Smithfield Foods社の子会社である、メキシコのGranjas Carroll社が運営する大規模な養豚場がある。この養豚場は、管理が不衛生だとして以前から悪評が高かった

http://enlace.vazquezchagoya.com/?p=812

http://s02.megalodon.jp/2009-0430-1111-57/enlace.vazquezchagoya.com/?p=812
(魚拓)

[リンク先の記事は、同養豚場の衛生状態が悪いことを伝える写真レポート]。


ベラクルス州の住民や複数のジャーナリストは、ウイルスがこの養豚場の豚において進化し、その後、ウイルスを含む廃棄物によって汚染された水や昆虫などを介して人間に感染したと主張している。

非衛生的な大規模養豚場は、以前から、新型インフルエンザが繁殖する格好の環境になる危険性があると警告されていた。



☆豚インフルエンザの発祥について (八木啓代のひとりごと)

http://nobuyoyagi.blog16.fc2.com/blog-entry-357.html

http://www.asyura2.com/09/buta01/msg/230.html


あわててLa Jornadaの記事を確認。
騒ぎの起こる前だったし、ここには、もちろん豚インフルの、文字はなかったからなんですが。(しかも地方ニュースの項目)

http://www.jornada.unam.mx/2009/04/06/index.php?section=estados&article=030n1est

http://s04.megalodon.jp/2009-0430-1118-19/www.jornada.unam.mx/2009/04/06/index.php?section=estados&article=030n1est
(魚拓)


しかし、はっきりと、多国籍企業Granja Carroll社(GCM)による環境被害と、3月の初め頃から住民に「風邪から短期間に重度の呼吸器疾患となる伝染性の病気」が蔓延していたことがレポートされている。

http://www.jornada.unam.mx/2009/04/12/index.php?section=estados&article=020n1est
(写真入り)


http://s03.megalodon.jp/2009-0430-1119-36/www.jornada.unam.mx/2009/04/12/index.php?section=estados&article=020n1est
(魚拓)


「ベラクルス、ラ・グロリア村は、Granja Carroll社(GCM)の支配に苦しんでいる」という文章ではじまるこの記事によると、GCMの養豚場による環境汚染に対して、周辺住民が団結して対決しているという。

そして、Guadalupe Serrano Gasparさん(66歳)は、この件で、私服警官に逮捕され、その後、彼女に続いて、企業撤退のデモに参加した数名も逮捕され、また、地元の司法当局者から「ドルを持っている巨大企業に逆らうな」と警告された。

また、地元左派議員(PRD)の調査によると、多国籍企業Granjas Carroll社は、米国ヴァージニアとカリフォルニアで環境汚染を引き起こして追放されている。



《関連記事》

☆メキシコ「第一号」は?…感染源、小さな村の5歳児に注目 (読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090429-00000669-yom-int

http://www.asyura2.com/09/buta01/msg/228.html

村には米国資本の豚肉会社が経営する大規模な養豚場があり、フンの処理などを巡って以前から住民とトラブルになっていた。

村人の間では2月以降、エルナンデス君と同様の呼吸器障害や高熱の症状が相次ぎ、死者も出た。3月には人口の6割にあたる約1800人に症状が広がり、「異常な風邪が流行している」との不安が一気に高まった。村の男性(34)は今回、新型インフルエンザの症例などを報じたテレビを見て、「我々と同じ病気だ」と叫んだという。



posted by はなゆー at 11:32| Comment(0) | TrackBack(2) | 環境 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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