☆アフガニスタン:NATOが白リン弾使用 8歳少女負傷か (毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090509-00000080-mai-int
http://www.asyura2.com/09/wara8/msg/523.html
国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウオッチ」は8日、アフガニスタン東部で3月にあった北大西洋条約機構(NATO)軍の空爆で「白リン弾
http://www.asyura2.com/09/wara6/msg/321.html
http://d.hatena.ne.jp/kmiura/20090116#p1
http://en.wikipedia.org/wiki/Willy_Pete
が使われ、8歳の少女が顔などに深刻なやけどを負った」と非難声明を出した。NATO軍側は白リン弾の使用は認めたが、民間人の負傷は否定した。アフガンで白リン弾の使用が明らかになったのは初めて。
一方、アフガン西部で4日にあった米軍の空爆による死者は9日までに130人を超えている。
《参考動画》
☆〔アルジャジーラ動画〕ガザで使用された「白リン弾」の解説
Weapons expert talks on Israel 'phosphorus use' - 13 Jan 09
http://jp.youtube.com/watch?v=YPw-mqGkL9M
Allegations of the use of white phosphorus have been made against Israel in their attack on the Gaza Strip and firework-like explosions during the offensive like those made when using the chemical have been widely seen. Al Jazeeras Jacky Rowland spoke with Marc Garlasco, a weapons expert, on the border with Gaza about the viability of these claims.
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以下はある人からの情報。
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ロイター通信の特派員、Emma Graham-Harrison氏のスクープです。
インド版、イギリス版、アメリカ版のロイターで掲載されていますが、日本版やフランス版ではありません。
この一家がこうむった不幸には言葉を失いますが、それとは別に、驚くことに、バグラム空軍基地
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%A0%E7%A9%BA%E8%BB%8D%E5%9F%BA%E5%9C%B0
http://en.wikipedia.org/wiki/Bagram_Air_Base
で働くこの少女の担当医(アメリカの軍医)から、実名で白りんによるものという診断をしたと証言がとれています。
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『求められる徹底調査。化学攻撃で火傷をおったアフガン少女』
(ロイター インド版 イギリス版 アメリカ版 5/9)
Probe sought after chemical strike burns Afghan girl
http://in.reuters.com/article/domesticNews/idINSP39403620090509
ヒューマンライツウォッチは、アフガニスタンに駐留するNATO軍に、3月の白燐が原因で火傷をおった8歳の少女の事件についての調査結果を発表するよう要求している。
女の子の名前はラジアちゃん。化学物質を搭載した砲弾がこの子の家に着弾したとき、激しい火傷をおった。この物質は、空気に触れると発火し、皮膚に貼り付く性質がある。ラジアちゃんを治療した米軍の医療スタッフが、彼女の顔と首に白燐がかかったと証言している。
この子の姉妹二人はこのときの攻撃で亡くなっている。カピサ県東部でのことだ。この事件は、アフガニスタンにおいて、初めて明らかにされた白燐による民間人の犠牲者の実例である。ロイター通信が金曜日に(他社に)先駆けて報道した。
この化学物質は、戦場で、照明や煙幕を作る、建物を燃やすといった使い方であれば合法である。化学兵器としての使用を禁じている条約の下では、利用そのものは禁止されてはいない。しかし、人が集まっている場所での使用は、繰り返し議論を呼んでいる。
ラジアちゃんの父親は、それは欧米軍が放ったもので、タリバーンに向けた一斉射撃のうちの一部であると証言している。付近を拠点にしている米軍とNATOのフランス軍が、そのとき武装勢力と戦闘状態にあった。
しかし、NATOスポークスウーマンのジェニファー・ウィリス米軍大佐は、内部調査で、欧米軍が放った砲弾がその家に着弾したことは「とてもありそうもない」という結論に達したと言う。さらに、タリバーンが放った迫撃砲が、責めを負うべきなのかもしれないとほのめかした。
ロイター通信が報じた後に発せられたリリース文によると、ニューヨークを拠点に活動するウォッチドック、ヒューマンライツウォッチは、NATOに調査の全容を発表するよう要求している。
「NATOは、カピサ県での事件において白燐の使用を否定していないし、武装勢力がそういった砲弾を発射したという確証もえていない」と、グループの上級軍事アナリストのマーク・ガーラスコ氏がリリース文の中で言っている。
「NATOと米軍は、民間人の犠牲の多さからすでに武装しているアフガニスタンの人々に対して改めて保障する必要がある。こういった軍需品は違法に使われることはないと」と、彼は言っている。
欧米軍は、アフガニスタンでの白燐の使用を認めている。ウィリス氏は、タリバーンも使っているとし、NATO軍が白燐弾攻撃を浴びたか、もしくは現地で白燐弾を見つけたと報告した、ここ18ヶ月にわたる4つの件についての詳細を述べた。
しかし、ガーラスコ氏は、「米軍とNATO軍が広範囲に日常的に使っている白燐と照らしあわせて考えると、証拠にあがった白燐弾はまるでそんなこととは関係ないように見える」とロイター通信に語っている。
「ヒューマンライツウォッチは、白燐を人の集まる場所で使用することが、市民の殺傷を避けるために可能な限り予防策を講じることを定めた国際人道法の要件に違反していると考える」と、グループはリリース文で述べている。
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『スクープ:アフガン少女の火傷が示す化学攻撃の恐怖』
(ロイター インド版 イギリス版 アメリカ版 5/8)
EXCLUSIVE-Afghan girl's burns show horror of chemical strike
http://in.reuters.com/article/domesticNews/idINSP4951520090508
8歳の女の子、ラジアちゃんは、こんな風になってしまったわけをお父さんから聞かされている。3月のある朝、欧米軍が放った砲弾が自宅に炸裂して、赤々と燃え盛る化学物質に頭や首が包まれてしまったのだ。
彼女はいま、バグラム空軍基地にある米軍の病院のベッドで過ごしている。小さな指はそれでもところどころ赤い皮膚に覆われているが、顔の方は組織がめちゃくちゃに焼けてしまったため、ほとんど判別できない。頭皮の半分は毛が抜け落ち、火傷跡がのこっている。
「子どもたちは、私に火がついているって叫んだんですが、爆発がものすごくて。しばらくの間、耳がいかれてしまって、聞こうにも何も聞こえなかったんです」と、彼女の父親、アジズ・ラフマン氏はロイター通信に語った。
「そのあと、妻が叫んだんです。子どもたちに火がついているって。そのとき、妻にも火がついていました」と付け加えた。思い出す彼の顔が曇った。
彼の家庭を破壊したのは、白燐と呼ばれる化学物質による炎だ。バグラム空軍基地にいる米軍の医療スタッフが、ラジアちゃんの顔や首をみて気づいた。
こいつは、空気に触れると激しく燃え盛る。粘着性があり、皮膚を焼くさいに肌に染み込んでさえいく。
戦場で、照明や煙幕を作る、建物を燃やすといった使い方であれば合法であり、国際条約において利用そのものが禁止されたものではない。しかし、化学兵器としての使用は禁止されている。
アフガニスタンの米軍とNATO軍の司令官(いわゆる駐留米軍トップ)である、デビッド・マキャナン将軍のスポークスマン、グレゴリー・ジュリアン大佐は、自軍がこの国でこの化学物質を使っていることを認めた。
「白燐の場合、戦場である種の利用があります。…えんぺい壕(地下を掘って地上から見えなくした貯蔵庫や避難所)や、敵の装備を破壊するのに焼夷弾として使っています。」
ただし、米軍の訓練マニュアルには、人に向けて使用することは非合法であると書いてある。人が集まっている場所での使用は、繰り返し議論を呼んでいる。
■誰が撃ったのか?
父親は、カピサ県東部にある自宅付近であった銃撃戦の後に、ラジアちゃんを焼いた砲弾が着弾したと言っている。この付近で展開するNATO軍率いる国際部隊は、主にフランス軍で構成されており、それを米軍がサポートしている。
「(欧米の)部隊は、道路側にいました。タリバーンは山側でした。私たち家族は家にいて、両者に挟まれる形でした。タリバーンが退却しだしたとき、部隊が彼らに向かけて12回、大砲を発射しました。そのうちの一発が我が家に命中したわけです」と、父親は言った。
NATO軍のスポークスウーマン、米軍のジェニファー・ウィリス大佐は、彼の説明を否定している。この件についての内部調査によると、当たったのがラフマンさんの自宅というのは、タイミングとロケーションからいって「とてもありそうもない」という結論に達したと言う。
彼女は、むしろタリバーンがそいつを発射したのではないかと提案している。「敵の迫撃砲チームは、そのエリアでずっと活動していることが分かっているんです。もしかすると、あっちに責任があるのかもしれないですね。」
アフガニスタン政府、軍事専門家たち、タリバーンについての専門家たちが、ロイター通信に語ったところによると、どう考えても、武装勢力が白燐を使ったことが確認されたことは、これまでに一度もない。戦場でそいつの使用が確認されている部隊は、アメリカとNATOしかない。
「タリバーンが、彼らの攻撃において、そいつを使用したことがあるとは聞いたことがありません」と、(アフガン)国防省のスポークスマン、ザヒヤ・ムラド氏は言った。
パキスタンで活動する、強硬派に賞賛されている本の著者、アフムド・ラシド氏も、そのような報道は聞いたことがないと言っている。
不利な状況において、部隊の移動を照らしたり、隠したりするのに化学物質を使うのは、外国部隊の戦略として性に合う。だが、地形を知っており、民間人に溶け込むことができる武装勢力にとっては、そういうものはほとんど必要としないだろう。
「彼ら(タリバーン)が、兵器庫に貯めてある白燐を武器として使うなんて考えるのは、コジツケもいいところです」と、元アメリカ国防総省の情報分析官で、ヒューマンライツウォッチの上級軍事アナリストのマーク・ガーラスコ氏は言った。
「米軍は、煙幕でも見通せる光学装置をもっています。つまり、(タリバーンにとってはそんなハイテク装置をもってないので)使いようがない。彼らは照明だっていりません。というのも、それこそが米軍がどこに向かっており、どこで戦おうとしているのかを伝える電信の役割をしているわけです。加えて、彼らは対象となる地域を把握していますから。」
「タリバーンは、ショックを与えるのと殺すのに、強力な爆発力があるものを求めています。空から降り注ぐ炎では、米軍を震え上がらすことはできません。」
NATOのスポークスウーマン、ウィリス氏は、武装勢力が、過去において白燐を使用したことが確認されているといった。だが、タリバーンがその化学物質を使用したという実例を見せてほしいという求めに対して、彼女はそれはできないと書いてよこした。
タリバーンも、その使用を否定している。「それは事実ではありません。そんなのは単なる証拠のない主張にすぎません」と、スポークマンのザビフラ・ムジャヒド氏は言った。
■元には戻らない
父親は、ラジアちゃんに火が付いているのを見て、とっさに彼女をつれて庭に走った。そこで、新しく壁を作るのに使う泥に混ぜるためにとっておいた水で炎を消した。彼の手には、ばっさり塊になって抜けたラジアちゃんの髪の毛が残った。
彼は、急いでまた家の中に戻ったが、頭をやられて亡くなっている子ども二人を見つける。それでも、ラジアちゃんをおぶって、よろめきながらも地元の基地(アフガン正規軍のことだろう)に向かった。そこで、兵士が米軍の空輸を手配してくれた。こうやって何とかラジアちゃんは助かった。
ラジアちゃんの治療にあたっている米軍の小児外科医、コリーン・フィッツパトリック氏は、ラジアちゃんが白燐に撃たれ、全身の40%に火傷をおったと診断している。
「治療には、皮膚移植を伴うわけですが、・・・(でも、)火傷がかなり広範囲にわたっており、恵皮部にするところのうち幾らかを治療することが先決でした。そうすれば、同じところから一回以上皮膚を採取できるでしょうから」と、フィッツパトリック氏は言った。
ラジアちゃんは、写真撮影を嫌がった。この子は、肉体的にも精神的にも苦しんでいる。
「娘は、とても悲しいし、さびしい気持ちでいます。家族やお母さんが恋しいんです。私が午後にうちに電話するとき、・・・あの子は妻と話すんですが、いつも、ママ、あいたいよ〜と言ってます」。
父親は、アメリカの医師によるラジアちゃんの医療補助に対して感謝しているが、県知事が見舞いに訪れたさい、慰めの言葉ではなく、「この子、一生結婚できないな」と言ったことに対して怒りが収まらないでいる。
退院すると、この子は人生を立て直すのに大変な苦労に立ち向かうことになるだろう。火傷の跡をよくしてあげることは多分可能だと医師は言うが、アメリカの支援はいつの日か打ち切りになるだろう。
「普通の状態になることはありえない。それでも、いまの状態をいくらか改善する余地はあります」と、フィッツパトリック氏は言う。
「ちゃんと最後まで治療してさしあげたいのですが、戦争のテンポによるところが大きいです。・・・当たり前のことですが、自分たちの主な役割は、自軍の兵をサポートすることにあるわけですので。」
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ヒューマンライツウォッチ:
Afghanistan: NATO Should ‘Come Clean’ on White
Phosphorus
http://www.hrw.org/en/news/2009/05/08/afghanistan-nato-should-come-clean-white-phosphorus
父親の写真:5月4日撮影、バグラム空軍基地内の少女の病室で。
http://www.reuters.com/news/pictures/articleslideshow?articleId=USTRE5471SO20090508&channelName=GCA-Afghanistan-Pakistan#a=1
関連記事:Afghanistan’s civilians caught in the middle
http://blogs.reuters.com/pakistan/2009/05/09/afghanistans-civilians-caught-in-the-middle/
EGピース
http://egpeace.gozaru.jp/
2009年05月10日
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http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2600706/4129097
最低限の戦争規則であるジュネーブ条約も守る意思が無い軍隊が、イスラエル・米国から更に増殖したのならば…