2009年08月09日

米国防省文書「イラク・アフガニスタンへの劣化ウラン弾輸送」

[転送・転載歓迎]


米国防省漏洩文書が明かす「イラク・アフガニスタンへの劣化ウラン弾輸送」

2009年8月9日

 これは、少し前のニュース(2007年1月)ですが、今まで日本では紹介しないできてしまっているニュースです。これも、今後の日本での取り組みにとっても重要かと思いますので、ご参考までに紹介させていただきます。

 下掲の文章は、劣化ウラン兵器のイラクやアフガニスタンへの輸送に関し、2005年5月19日、米国・国防省の担当官から米国・運輸省の担当官宛に出されたものが何らかのルートで外部に漏洩したものの日本語訳ですが、以下のことが読み取れるかと思います。

 このお知らせの一番下に英語原文を添付してありますが、オリジナル文書の写真ファイルは、「NO DUホームページ」にアップされています。
 
http://www.nodu-hiroshima.org/documents/du-related/250-2009-08-09-05-36-48


1) 9.11以降のいわゆる「テロとの戦争」において、米軍は、劣化ウラン兵器をアフガニスタンやイラクに投入し続けてきていること。

2) 劣化ウラン兵器の投入は、「きわめて重要な」(critical)な意義を有するものとはっきりと位置づけられていること。“critical”という表現が、繰り返し使われており、劣化ウラン兵器が、現在、米軍にとり、主要兵器となっていること。

3)劣化ウラン兵器の移送に伴う危険性も十分に認識されていること。

4)ただし、危険物質の移送に関し、軍によって定められた措置を講ずるにはかなりの費用がかかってしまうので、特別の免除待遇を、所轄官庁である米運輸省から受け続けているが、防衛省と運輸省との間には、まだ合意に達せないでいる点も存在すること。


***

陸軍省・軍事交通管理コマンド本部
200 Stovall Street, Alexander, VA 22332-5000

2005年5月19日

ロバート・マクガイアー博士
「危険物質安全」副長官
合衆国・運輸省


マクガイアー博士殿


国防省(DOD)の代表として、我々、SDDC(陸海上補給展開コマンド)は、貴オフィスが、DODに対し、数々の輸送上の免除措置や所轄官庁認可を与え続けてくださっていることに対し感謝いたします。これらの[免除措置や認可]に関する文書は、我々の任務の達成とグローバルな「テロとの戦争」の成功にとって不可欠なものです。


 「劣化ウラン(DU)の安全輸送に関するDOD(国防省)の記録は、非の打ちどころのないもの(flawless)です。今まで、DODによるDU(劣化ウラ
ン)砲弾の移送において、安全上問題のある出来事は一つもありませんでした。こうした事実にもかかわらず、DOT-E 9649(劣化ウラン砲弾の移送に関わる)は、我々が合意に達することができないでいる数少ない文書の一つです。私たちは、免除措置の更新が行われないならば、これらの決定的に重要な[critical]砲弾をイラクやアフガニスタンの我が軍隊に供給し続けることが不可能になってしまうかもしれません。

 DOD(国防省)は、この極めて重要な[critical]件について、DOT(運輸省)と連携して行くことを望みます・・・・  敬具


パトリシア・M・ヤング
長官補佐官



[英語原文]

Department of the Army
Headquarters, Military Traffic Management Command
200 Stovall Street Alexander, VA 22332-5000

May 19, 2005

Reply to Attention of
Office of the Deputy to the Commander

Dr. Robert A. McGuire
Associate Administrator for Hazardous Materials Safety
United States Department of Transportation
400 Seventh Street, SW. Washington, DC 20590

Dear. Dr. McGuire: As the representative for the Department of
Defense (DOD), the Military Surface Distribution and Deployment
Command (SDDC) would like to thank your office for its continued
support in providing DOD with its numerous transportation exemptions
and Competent Approval Authorities. These documents are vital to the accomplishment of our mission and critical to the success of the
Global War on Terrorism.

The DOD’s record of safe transportation of depleted uranium (DU)
ammunition is flawless. There has never been a single safety incident
concerning DODO DU ammunition shipments. Despite that fact, DOT-E 9649, (governing the shipment DU ammunition) is one of the few
documents on which our two agencies have not been able to reach an
agreement.

We believe that failure to renew the exemption may possibly
interrupt the movement of these critical munitions to our forces in
Afghanistan and Iraq. The cost of our compliance with the currently
exempted standards may reach as high as $50 million; and it may cost
prohibitive given our current fiscal restraints.

The DOD looks forward to working with DOT on this critical issue.
Please have your office contact Lieutenant Colonel Mark Wyrosdick at
(757) 878-7518 so our staffs can continue to work toward a mutually
beneficial resolutions. You[r] continued cooperation is greatly
appreciated.

Sincerely,
       Patricia M. Young
       Deputy to the Commander



内部被曝の脅威
posted by はなゆー at 19:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 史料倉庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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