大阪府は20日、府内の養豚場で、新型インフルエンザに感染した疑いがあるブタが見つかった、と発表した。農林水産省所管の研究所で現在、型を確定するための詳しい検査をしている。ブタへの新型インフルエンザ感染の疑い例は、国内で初めて。
養豚場からは現在、検査の結果、陰性と分かったブタだけを出荷している。府は「加熱するなど適切に処理したら食べても大丈夫」としている。
府動物愛護畜産課によると、府の家畜保健衛生所が2日、この養豚場で飼われている10頭について定期的な検査を行ってA型インフルエンザとわかり、国所管の研究所による遺伝子検査をして新型感染の疑いがあることがわかった。府は、人から感染した可能性が高いとみている。
この養豚場は6棟に約1千頭が飼育されている。従業員は5人で、9月以降、新型インフルエンザに感染した人はいないという。
府によると、米国や英国など複数の国で、新型インフルエンザの人からブタへの感染が確認されているという。
2009年10月21日
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