2009年12月23日

【疑惑の外交】米国務省「日本の駐米大使を呼びつけてはいない」 

外務省が独断で暴走?藤崎大使が独断で暴走?岡田外相が独断で暴走?さあどれだろう。



「藤崎大使、米政府のどちらかがウソをついていることになる。」


☆米国務省「駐米大使、呼びつけてない」 (TBS)

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20091223/20091223-00000035-jnn-int.html

http://www.asyura2.com/10/senkyo76/msg/625.html

「(クリントン)長官が大使を呼ぶというのは、めったにないことでございますが・・・」(藤崎一郎駐米大使)

21日、藤崎大使は、クリントン国務長官に呼ばれて国務省を訪れた、と述べました。これについて、国務省のクローリー次官補は呼び出しを否定しました。

「大使は(クリントン長官に)呼ばれたのではなく、国務省に立ち寄ったのだ」(国務省・クローリー次官補)

そして、訪れた理由については、「普天間問題の解決には、さらに時間が必要だ」との日本側の立場を伝えるためだったと説明しました。



☆クリントン長官の藤崎大使呼び出しは談合報道? (全国紙の社会部記者だった人のブログ「永田町異聞」)

http://ameblo.jp/aratakyo/entry-10417650095.html

http://www.asyura2.com/10/senkyo76/msg/621.html

記録的豪雪で休みとなった米国務省に、藤崎一郎駐米大使が出向き、クリントン長官と15分ほど話して出てきた。

会談にはキャンベル国務次官補(東アジア・太平洋担当)らが同席した。

米側から会談に関する発表はなく、会談後、藤崎大使が語ったことは次のような内容だった。

「今朝、クリントン長官から来て欲しいという連絡があった」(朝日)

「国務長官が大使を呼ぶということは、めったにないことだ。重く受け止める」」(読売)

(略)

そして、次に「普天間移設問題で首相の発言に理解を示したかのような内容を公表されたという不快感があるようだ」(朝日)となり、さらには「鳩山政権に対する米側の憤りを、いっそう印象づけている」(産経)などと、日米関係がよほど大変なことになっているかのような話にふくらんでゆく。

本来なら、独自の視点から補強取材して、それぞれ違ったニュアンスの記事になるはずだが、筆者がチェックした限り、すべて同じ論調である。

さて、各紙がこのような論調で報じたあとの、23日朝のテレビニュースは米政府のコメントとして、まったく違う事実を伝えた。

国務省のクローリー次官補は次のように語ったという。「大使は(クリントン長官に)呼ばれたのではなく、国務省に立ち寄ったのだ」

そして、「普天間問題の解決には、さらに時間が必要だ」との日本側の立場を伝えるために藤崎大使が国務省を訪れたのだと、クローリー次官補は説明した。

藤崎大使、米政府のどちらかがウソをついていることになる。



〔阿修羅掲示板のコメント欄より〕

2009年12月23日 19:02:47
「今朝、クリントン長官から来て欲しいという連絡があった」といいながら、クリントンに会いに行くところを、ちゃんとテレビで放映されている不思議。
テレビ局への取材要請は、何時?誰が?




〔在米邦人のブログでは〕

☆日本メディアは襟を正せ! (すみっち通信)

http://sumichi7878.cocolog-nifty.com/blog/2009/12/post-4a75.html

記者団:「昨日クリントン国務長官が藤崎駐米大使を呼び出したそうですが、会議の概要についての資料はありますか」

クローリー「藤崎大使はキャンベル国務次官補(東アジア・太平洋担当)とクリントン長官に会いにやってきました(立ち寄ったという意味合いが強い “stopped by”という単語を使っている)。大使は(普天間移設問題に関して)日本の方針決定には時間がかかるということを伝えに来たもので、われわれは現行プランが最善のものだと信じていますが、日本政府との協議を継続していくつもりです」

記者団:「立ち寄った?呼び出されたのではないんですか?」

クローリー:「呼び出されたのではないと思います。藤崎大使がわれわれに会いに来たんです」

記者団:「日本のメディアは、クリントン長官がコペンハーゲンでの鳩山由紀夫首相との会談内容について触れ、藤崎大使は(記者会見で)普天間問題についての見解を示されたと伝えていますが、その内容について確認していただけますか?」

クローリー:「私はコペンハーゲンでクリントン長官に同行しましたが、クリントン長官が鳩山首相と顔をあわせたのは、次の会議への移動中に廊下を歩いていたときと、デンマーク女王主催の晩餐会です。何か話したかどうかは定かではありません。しかし、(普天間移設問題は)日米間にとって大事な問題であり、日本政府との協議を継続していきます。沖縄の負担を軽減するためにも、地域における国防上でも現行計画が最善なものだと信じています。昨日の大使は、日本政府がもう少し時間が必要だということを伝えに来たものだと解釈しています」

(略)

・・・・・・こうして比べてみると、クローリーの記者会見でポイントだった「呼び出してはいません」って部分が完全に抜けている。それどころか、クローリーが一言も発していない「現行計画の実施期限に与える影響を懸念している」というコメントが代わりに入っているのである。これってさー、一体どういうことよ!?

藤崎大使が開いた記者会見で「異例の呼び出し」という報道を大々的に先走ってしてしまったもんだから、それを打ち消すのは自分とこの信憑性を否定するようでみっともなくて、だからクローリーの大事なポイントにあえて触れなかったのかそれは書いた記者本人に聞いてみなければわからない。だけど、事実を事実として伝えるってのは報道において1番大切な基本姿勢のはず。だから、記者会見について伝える記事ならば、クローリーが言った言葉を正しく伝える努力をまず真っ先にしなければならないはず。


通信社というのは、外国語を忠実に日本語に訳して伝えるという訓練を徹底してやってるところだから、最近の普天間に関する報道については故意的に操作してるとしか考えられないものばかりだ。



仮に、本当に仮に、アメリカが藤崎大使を呼び出して水面化で説教したということであれば、記者会見に自社の見解を混ぜていかにもアメリカ側が言ってるように書くのではなく、あくまでも推論記事として記者名または社名を使って書くというのが妥当だろう。アメリカを怒らせてしまったら大変だから早く言う事聞けよ、とばかりに、自国の首相の足を引っ張る報道を続ける日本のメディアのこうした動きをみていると、日本のメディアとしての未熟さを感じるだけではなく、こうした土壌では本当の議論なんて育たないのではないかと悲しくなってくるほどだ。

クローリーがこの日の記者会見で普天間問題について触れたのは、時間にすればたったの2分弱。日本メディアの報道ぶりは、各社が英語で配信するものやロイターやAP通信なんかが「共同通信によると・・・」ってな感じでアメリカに逆輸入する形で伝えてくれるから、日本メディアが何をどう伝えてるかアメリカのメディアもチェックできるようになっている。なので、この件も「なにー!?ヒラリーが駐米大使を呼び出した〜???」ってな感じで違った意味での反響を呼び、北朝鮮に対してだってそんな高飛車な態度とらないのに日本に向かって本当にそんなことしたんかい?ってな感じで米記者団は盛り上がり、記者会見の冒頭で確認を求められたクローリーも思わず苦笑・・・といった感じなのである。




〔アメリカ側の正式発表〕

Daily Press Briefing - December 22 [Part 2]

Philip J. Crowley
Assistant Secretary
Daily Press Briefing
Washington, DC
December 22, 2009

http://www.state.gov/r/pa/prs/dpb/2009/dec/133952.htm


Japan

The Secretary and Japan's PM met briefly in Copenhagen; the U.S. feels that the current plan for the realignment is the best way to go forward; we are continuing to work with the Government of Japan and the Realignment Roadmap High-Level Working Group

TRANSCRIPT:

QUESTION: Do you have any readout of the Secretary’s meetings yesterday with the Japanese ambassador? I had heard she called him in to talk about Futenma.

MR. CROWLEY: The – I think the Japanese ambassador came by to see both Assistant Secretary Kurt Campbell, stopped by to see Secretary Clinton. During the course of the meeting, the ambassador gave us an indication that they needed more time to work through issues related to the basing agreement. We continue to believe that the current plan provides the best way forward, but we’ll continue our discussions with Japan on this issue.

QUESTION: You said that – “stopped by.” You wouldn’t describe him as being called in on a --

MR. CROWLEY: All right, let me --

QUESTION: -- day when the government was being closed and --

MR. CROWLEY: He was – I think – my – I mean, he – I don’t think he was called in. I think actually he came to see us.

Yes.

QUESTION: There were some reports in the Japanese press that the Secretary perhaps took issue with some comments that the prime minister had made in Copenhagen. He said something like she showed understanding, or basic understanding over the Futenma issue. Can you confirm?

MR. CROWLEY: I was with the Secretary in Copenhagen, and she had an encounter with the prime minister in the hallway as they were both moving to meetings. I think they also interacted during the course of a dinner there hosted by the Queen of Denmark. I don’t know, very specifically, what the nature of their discussions were. Obviously, this remains important to us and we will continue to work with the Japanese Government on these issues.

We continue to think that the realignment plan that currently exists is the best way in reducing the burden on Okinawa and – but maintaining our ability to defend Japan and to maintain security in the region. I think the message that Japan gave to us yesterday was just it’s going to take a little more time.

QUESTION: Thank you.

QUESTION: One more on Japan.

MR. CROWLEY: All right. We have some – we’re – go ahead.



日清のどん兵衛 きつねうどん リフィル (詰め替え用) X8食入
ラベル:藤崎一郎
posted by はなゆー at 21:56| Comment(2) | TrackBack(2) | 外交 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
寧ろマスコミぐるみの共謀なので、この場合、岡田さんは騙される側に入る筈です。
岡田さんは見事に害務省の御神輿に乗せられてます。
「ジャパン・ハンドラー」ブログの「アルルの男ヒロシ」さんが、普天間のケースを新密約と呼んでられますが。
ペンタゴンと日本のアンシャンレジームの辺野古密約なら、ロッキード事件か、或いは拉致事件が発生当時は「蒸発事件流行」だった隠蔽工作とも比して見るのも一興かと。
兎に角、凄い規模です!!!
一寸、直ぐには前例を思い付かない位に。
Posted by 田仁 at 2009年12月23日 22:59
暫定的分析ですけど、一応、イイですか?
昨日の首相の「バッチを外した」会見でも記者の誘導で「国民の皆さん大多数がが止めろとおっしゃるなら〜」と無理矢理「辞める事もアリ」的なフレームアップをした様に、この一連の不自然な動きの背景は(米国側はきっこさんが「共和党・ペンタゴン」ラインと分析したけど)日本側としては「外務・防衛・司法・マスコミ」に分類出来る様に思います。
矢張り、普天間の「海砂利利権だけで1兆円」とされる辺野古沖V字滑走路利権と、切り離して考える事は出来ないであろうと、も。
この「外務・防衛・司法・マスコミ」は、オバマさんには悪いけど、旧来からCIAが前身のCICだった頃から接触のある部分と言い得、しかし確かにSF的頭の体操の命題として「仮に今イキナリCIAが異次元に飛ばされるとかバイオハザードで消滅とかしたとしても」このネガティブ・キャンペーンの嵐は止まないと思いますけど。
要するにオバマ現政権の意志で動いてるんではないんですよね。
早い話が、矢張り既得権益の組織防衛ってモノが国益より優先される「国家神道カルト以来の日本の伝統」が生きているのであろうと。
負けると日本を裏切った!と全国民から非難を受ける恐怖と申しましょうか。
ソウいう茫洋とした動機だと思うのですが、司法だけ結構細かく分類出来てて、CIAの使いっ走りと悪口を言われる外事警察こと警視庁警備局公安課と、かなりの人数の裁判官(裁判長)と、民主党へのネガティブ・キャンペーンをずっと担い続けている検察とでしょ。
確かロッキードの時とかも検察は…。
そして今、そんなこんなのテンヤワンヤの影でヒッソリ日本の空を自由化で米国機が飛び回る協定が出来ちゃいましたね…。
Posted by 田仁 at 2009年12月25日 16:29
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック

普天間移設で米国務長官が現行案受け入れ要請のため大使を呼んだというが、違うでしょう(^^)
Excerpt:  毎日新聞が昨日(2009年12月22日)の夕刊一面で、【クリントン米国務長官は21日、国務省に藤崎一郎駐米大使を急きょ呼び、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題に関する考えを伝えた。クリント..
Weblog: 情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)
Tracked: 2009-12-24 05:13

ほらね、やっぱり、国務長官が大使を呼び出したんじゃなかったでしょ〜普天間移転問題
Excerpt:  【普天間移設問題をめぐり、藤崎駐米大使が21日にアメリカのクリントン国務長官に呼ばれ、会談したと話しましたが、これについてアメリカ側は、「大使は呼ばれたのではなく、国務省に立ち寄った」と説明しました..
Weblog: 情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)
Tracked: 2009-12-24 05:13