2010年03月17日

〔普天間〕うるま市・津堅島への移設なら土建業界が大喜び

「噂の真相」元・編集長の岡留安則氏の3月15日付けブログより。

沖縄本島・うるま市の中東部にあるホワイトビーチと津堅島の間を埋め立てて滑走路をつくる案について。

http://www.asyura2.com/10/senkyo82/msg/607.html

http://okadome.cocolog-nifty.com/blog/2010/03/post-642d-1.html


仮にこの案だと、辺野古以上に広大な海域を埋め立てるために、本土ゼネコンや地元の土木・建設業者も巨額の建設費投入の利権にありつけてホクホク。ホントかどうかは知らないが、政府筋の認識としては、この海域のサンゴはほとんど死滅しているので、埋め立てても環境アセスの面でも問題がないということらしい。しかし、これは紛れもなく普天間の県内移設というだけではなく、米軍基地の新たな建設である。沖縄にとっての負担軽減ではなく、米軍基地の拡大・強化である。

平野の裏側には、米軍を巧みに利用しながら将来的な自衛隊基地の拡大をもくろむ防衛官僚がいる事は確実だ。さらに、平野に入れ知恵したのは、在沖海兵隊外交政策部(G5)の次長に就任したロバート・エルドリッジとされている。



《しかし軍事ジャーナリストの神浦元彰氏はこの案に批判的である》

http://www.kamiura.com/whatsnew/continues_364.html

このような大風呂敷が通用するとロバート・エルドリッジ氏は本気で考えているのか。

ここで素朴な疑問があるのは、那覇基地の海自P3C部隊が移設してくると触れていない。那覇基地に海自だけ残していけば那覇空港の民間枠拡大にはならないが。

海自のことを忘れていたのか、それとも海自から馬鹿馬鹿しい案に付き合えないと嫌われたのか。また、嘉手納米空軍基地のことも触れられていない。米空軍からも相手にされなかったのか。

まるで沖縄は米海兵隊の島で、巨大基地建設に必要な資金は日本政府に払わせるという殿様気分なのか。




《ロバート・エルドリッジ氏とは》

☆阪大准教授が在沖海兵隊に 知日派、外交政策部の次長
(2009/09/28の共同通信)

http://www.47news.jp/CN/200909/CN2009092701000752.html

沖縄に駐留する米海兵隊の外交政策部(G5)のナンバー2である次長に、大阪大准教授(日米関係論)のロバート・エルドリッジ氏(41)が28日付で就任することが27日、分かった。沖縄戦後史の研究で知られ、日本語の著書も多数ある知日派だけに、在沖米軍から地元や日本政府との橋渡し役を期待されそうだ。

(略)

G5は、1995年に沖縄で米兵が起こした少女暴行事件で反基地感情が高まったことを受け、97年に地元との良好な関係構築や隊員の教育などを目的に設置。沖縄県や基地を抱える市町村、防衛・外務両省の出先機関などとの政策調整を担当し、米軍が絡む事件事故の発生時には自治体などの抗議や要請にも対応する。



沖縄の海兵隊はグアムへ行く

posted by はなゆー at 18:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 外交 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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