捜査にあたった警視庁公安部の青木五郎部長は同日朝、記者会見に臨み、「事件はオウム真理教信者による組織的なテロと認めた」と述べて、時効が成立した事件としては異例の「所見」を発表した。
☆「長官銃撃はオウムのテロ」警視庁が異例の発表 (読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100330-00000506-yom-soci
http://www.asyura2.com/09/news8/msg/337.html
会見で報道陣に配布された「捜査結果概要」(14ページ)には、〈1〉教団の信者だった警視庁の元巡査長(44)のコートや手袋などから火薬成分が検出された〈2〉現場近くで見つかった硬貨に付着した皮脂が元信者のミトコンドリアDNAと一致した――など、教団信者の関与をうかがわせる物証が列挙されていた。
さらに事件は、教祖だった松本智津夫死刑囚(55)の「意思の下」で「信者のグループにより敢行された計画的、組織的テロだ」と指摘。04年7月に逮捕した後、不起訴になった元巡査長についても「事件にかかわった疑いは極めて濃厚」とした。
〔フリージャーナリストの岩上安身氏のツイッターより〕
http://twitter.com/iwakamiyasumi/statuses/11237297653
あと数時間で、95年3月30日に起きた國松孝次元警察庁長官狙撃事件の時効が成立する。この事件、当初は北朝鮮のバッジが現場に落ちていたことなどから、オウム以外の犯行という説も流れた。だが、警察は、組織内部の在家オウム信者、K巡査長を、有力な容疑者として、内部でかくまっていたのだ。
http://twitter.com/iwakamiyasumi/statuses/11237736272
続き。事件から2年後。脳機能学者の苫米地秀人氏から、衝撃の事実はもたらされた。「警察内部にいるK巡査長を、脱洗脳している」。警察官が、警察のトップに立つ國松孝次長官を狙撃したこともショックだったが、その容疑者を逮捕・起訴せずに軟禁状態に置いていることも衝撃だった。
http://twitter.com/iwakamiyasumi/statuses/11237898272
続き。容疑者隠しではないかとの批判も出た、このK巡査長の一件。警視庁は、引き続き捜査を行うが、証拠が見つからず、供述も曖昧であるとして、同巡査長の起訴を見送る。捜査は続けられ、他の容疑者も捜査線上に浮かぶが、決め手に欠き、ついにこの日を迎えてしまった。
http://twitter.com/iwakamiyasumi/statuses/11238114858
続き。誰が真犯人だったのかという詮索は、もはや、意味がないように思う。時効を迎えたら、彼にも推定無罪の原則を適用すべきだ。K巡査長に対する捜査を、まっとうな捜査手順で行っていたら、あるいは記憶が混乱せずに捜査が進捗したかもしれない。振り返り、反省する点があるなら、その点である。
http://twitter.com/iwakamiyasumi/statuses/11238413205
事実上の監禁です。ですが、軟禁・監禁と言えば、違法行為になる。警察側は必死で監禁ではないと言い募りました。ですから「かくまった」と。本来は許されません。
〔さらにツイッターの反応〕
KOG
http://twitter.com/TiamEu4/status/11239144851
今日が國松長官狙撃事件の時効であることを知る。苫米地さんが容疑者の記憶の復元を行ったんだよな。警察の潜入スパイだったけど、逆にオウムに洗脳され、二重スパイになったという話だ。そしてコトの発覚を恐れた警察がそれを揉み消したらしい。最近の検察暴走とも絡めて論じられるべき事件なのかも。
大高jun1
http://twitter.com/yuketenwalker/status/11238414072
苫米地氏はK巡査長は警察がオウムに送り込んで逆に洗脳されてしまった2重スパイの可能性も語ってましたね。
あ、あとちなみに苫米地秀人ではなく英人ですよ。
yabukih
http://twitter.com/yabukih/status/11253440884
国松長官狙撃事件、時効成立。苫米地秀人曰く「犯人は警察がオウムの送り込んだ二重がミイラ取りがミイラになり、実質二重スパイだったと確信している」事件。
有田芳生(ジャーナリスト。民主党参議院比例区第61総支部長)
http://twitter.com/aritayoshifu/status/11284428098
青木五郎公安部長が「事件は教祖の意思の下、オウム真理教の信者が組織的・計画的に敢行したテロ」と会見。そう断定しながら犯人を検挙できなかった敗北宣言。オウム捜査の無理と「真犯人」へ肉薄した鹿島圭介『警察庁長官を撃った男』(新潮社)はお薦め。
裁判すらしなければ、何処にも判決文の事実認定として残らない。
ソレが「警察のプライドを守る」と考えるのは危険思想だけれども。
冤罪も裏金体質も改革を見ないでしょうから。