(赤坂経済新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100331-00000010-minkei-l13
http://www.asyura2.com/10/senkyo83/msg/440.html
4回目となる今回のナビゲーターは衆議院議員が務め、「平和を考えよう!靖国神社昇殿参拝ツアー」を開催。新藤議員は、太平洋戦争中の硫黄島を舞台にした映画「硫黄島からの手紙」で主人公として描かれた栗林忠道を祖父にもつ。現在は、同党の広報本部ネットメディア局長として活動している。
(略)
「昇殿参拝と懇談会の後には、国や家族のために戦った英霊ゆかりの資料を展示している『遊就館』の見学もできる。これからの日本のあり方について考えたい、国会議員に自分の思いを伝えたいという方はもちろん、 興味はあるけど靖国神社に行ったことがないという方も、気軽に応募してもらえれば」と自民党広報。
《おまけ〜民主党支持ブロガーによる「遊就館」訪問記》
☆靖国見物 (2006年6月9日の「謙遜と謙譲の音楽」)
http://ch10670.kitaguni.tv/e266759.html
あからさまな戦争賛美はそこになかった。ただし反省の色もない。庶民の視点がごっそり抜け落ちている。軍隊のえらい人たちの目から見た第二次大戦だ。昔も今もえらい人たちが好きそうな、すっかり漂白され除菌された戦争観。
子供の頃沖縄に住んでいた私にとって、もっとも奇妙だったのはやはり沖縄戦についてのあまりに簡素な表記だった。いわく「全島民が一丸となって三ヶ月間戦い抜いた」でオシマイ。なんじゃそれ。日曜なので子連れの家族の姿も散見できたが、もし機会があれば沖縄本島南部の摩文仁の丘にある平和祈念公園をぜひ訪れてみてほしい。
そこに併設される平和祈念資料館
http://www.peace-museum.pref.okinawa.jp/
を見学すれば、「全島民が一丸となって三ヶ月間戦い抜いた」というまるで美談めいた話をキッチリ否定してくれるだろう。唯一の地上戦の場となった沖縄では自決、飢餓、日本兵による殺人などによって、非戦闘員である島の人びとがたくさん犠牲となった。平和祈念資料館ではナマの戦争の醜さをそのまま見せてくれる。その説得力は遊就館の比ではない。「事件は会議室で起きているんじゃない!」っていう映画があったけど、まさに会議室(靖国)と現場(沖縄)の違いだ。