2010年04月05日

〔まとめ〕チェルノブイリ原発事故被害の概要

☆わくわく原子力ランド (4月1日の「きっこの日記」)

http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=338790&log=20100401

‥‥そんなワケで、あまりにもペテンだらけの「わくわく原子力ランド」だけど、あたしが何よりも呆れ果てたのは、原発の安全性に関する大ウソだ。この本の後半の「事故の教訓から学ぶ」ってとこで、これまで起こった大きな原発事故として、「スリーマイル島」と「チェルノブイリ」と「茨城県のJOCウラン加工施設」の事故の概要が書かれてるんだけど、これがまた酷いものだ。

(略)

そして、「チェルノブイリ」に関しても、当然のことながら、こうした悪質な誘導が行なわれてる。何しろ、被害についての表記が、「31人の死者が発生し、また、放射線による病気で多くの人々が苦しみました。」っていう一行なのだ。これを真に受けた子供は、「世界最大の原発事故でも31人しか死ななかったのか」って思うだろう。だけど、この「31人」てのは、事故で直接亡くなった人の数で、これにしたって、ソ連(当時)の発表では「33人」になってる。そして、何よりも恐ろしい「事故後の死亡者」に関しては、推定で4万人、IAEA(国際原子力機関)の公式見解でも「推定4000人」て発表されてるのに、この「わくわく原子力ランド」では、「放射線による病気で多くの人々が苦しみました。」のヒトコトで片づけちゃってるんだから酷すぎる。それも、未だに苦しんでる人たちがたくさんいるのに、「苦しみました」って過去形だし。



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チェルノブイリ原発事故被害の概要1/
直後の死者:公式発表31人(32人説あり)、急性放射線障害:237人のうち28人が3カ月以内に死亡、行方不明1人、火傷1人、その他病気1人(旧ソ連政府が4カ月後IAEAに提出した報告書)。


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http://twitter.com/rengepapa/statuses/11626436856
チェルノブイリ原発事故被害の概要2/
高被曝作業員(リクビダートル)約100万人(65万人〜70万人説あり)、死者1万人以上、住民のがん死:30〜50万人(推定)
汚染地域住民:約600万人(ベラルーシ211万人、ウクライナ159万人、ロシア222万人)


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チェルノブイリ原発事故被害の概要3/
汚染地域の面積:約14.5万平方キロ(1キュリー/1平方キロ以上、日本の面積の38%に匹敵)、移住対象面積:約1万平方キロ(福井県・京都府・大阪府を合わせた面積に匹敵)、移住対象住民:約27万人以上、強制避難住民:約13万5000人、農地の汚染:20万平方キロ。


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http://twitter.com/rengepapa/statuses/11626539991
チェルノブイリ原発事故が過去の出来事であり、すでに終わったことだと考えるならばそれは大きな間違いだ。事故から今年で24年目、消えるはずのない放射能が大地に残る現地では、健康被害が今も静かに進行している。原発事故が「静かな核戦争」と言われるゆえんである。


rengepapa
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原子力産業とは、名もなき多くの人々の命の犠牲の上に成り立つ産業です。かつて米国で黒人の人々を奴隷として扱っていたように…、燃料採掘、精錬、加工から稼働、定検、死の灰の扱い、そして未来人の命に至るまで、犠牲者なしには成り立たない産業なのです。

posted by はなゆー at 19:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 環境 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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