2010年04月26日

【物凄い動画】チェルノブイリ原発事故直後の映像(音声なし)

渡瀬義孝
http://twitter.com/yoshitaka_w/statuses/12867627860
チェルノブイリ原発事故直後の貴重な映像。ソ連当局は、放射能を出し燃え続ける4号炉を封印するために、全土から数十万人の兵士や労働者を動員。リクヴィダートルたちは、猛烈な放射線のなかで事故処理作業に当たった。

        ↓


The Chernobyl disaster - the severe days

http://www.youtube.com/watch?v=nbCcutzXzYg

This film shows the terrifying images captured by the Russian filmmaker Vladimir Shevchenko on scene at Chernobyl those dreadful days in April 1986. Shevchenko later died suffering from the radiation he exposed himself to. Although his name is not among the official casualties of the accident, this last tragic film of him keeps his name alive forever.



《渡瀬義孝氏による?解説》

24年前の1986年4月26日、世界を震撼させる史上最悪の原発事故が起きた。

旧ソ連(現ウクライナ)のチェルノブイリ原発4号炉。

この原子炉が炉心溶融(メルトダウン)し、爆発で原子炉建屋が崩壊。

大量の放射能が大気中に放出された。

ソ連当局は、放射能を出し燃え続ける4号炉を封印するために、全土から数十万人の兵士や労働者を動員。

リクヴィダートル(ロシア語で「清算活動をする人」)と呼ばれる人々は、当初は無防備で、その後は形ばかりの鉛の防護用具を身につけながら、猛烈な放射線のなかで事故処理作業に当たった。

このビデオは、懸命に事故処理に当たるリクヴィダートルの姿を映し出している。

彼らの多くはその後亡くなり、あるいは深刻な後遺症に苦しみ続けている。

撮影したのはソビエトのカメラマンであり映画監督であったVladmir Shevchenko。

彼自身、この撮影によって大量に被曝し、同年に亡くなっている。

このチェルノブイリの惨劇を二度と繰り返してはならない。

この映像は、まさに決して忘れてはならない人類の教訓そのものである。


posted by はなゆー at 21:27| Comment(1) | TrackBack(0) | 動画史料 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
これとて、未だしもソ連末期だったから出来た事です。
こんな無茶をしてでも融解した炉心を「石棺」で押さえ込まなければ、もっと酷い事になっていた。
そして、被爆労働者の命を犠牲に存在する、殺人発電所の本質がコレ。
もしも日本で、このクラスの事故が仮に起これば、殆ど全土に人が住めなくなるんですよね…。
ソ連だから避難する土地もあったと言うだけで。
Posted by 田仁 at 2010年04月27日 15:47
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