2010年05月01日

〔メモ〕米国では「鶏糞」を牛の飼料とすることが許可されている

平成十七年十月二十八日提出
質問第四三号

BSE問題に関する質問主意書

提出者  川内博史

http://www.shugiin.go.jp/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/a163043.htm

二 米国の飼料規制について

  米国の飼料規制が、BSEの蔓延防止のためには、非常に不十分であると、多くの専門家が指摘している。

 (1) 米国では牛由来の肉骨粉を牛に与えることは禁止されているが、これを豚や鶏に与えることは禁止されていない。また、鶏糞や鶏舎のごみ(チキンリッター)を牛の飼料とすることが許可されている。毎年一〇〇万トンの鶏糞が牛に与えられているが、鶏舎の床などからかき集めるために、この中に肉骨粉入りの飼料が混入している可能性が大きい。米国食品医薬品局(FDA)のクロフォード長官代理は、肉骨粉の鶏糞への混入率を三〇%程度と見積もっている(米国化学会発行Chemical & Engineering News August4.2003 Volume81,Number 31 CENEAR 8131 pp.22−24 ISSN 0009−2347)。この情報の事実確認の上、このことが米国でのBSE蔓延のリスクを増幅させること、また米国産牛肉のリスクを増大させることはないのか、政府の見解を求める。


 (8) 米国ではミンク脳症(TME)や狂鹿病(CWD)が発生しているが、そのミンクや鹿がレンダリングサイクルの中に混入し、肉骨粉となって鶏糞やチキンリッターを介して、牛に与えられ、あるいは動物性油脂となって牛に与えられている。また動物性油脂は液体で安定が悪いため、油と不純物が分離し、一部の油脂において不純物が規制濃度より高濃度となることが飼料の専門家から指摘されている。これらを事実確認の上、このことが米国でのBSE蔓延のリスクを増幅させること、また米国産牛肉のリスクを増大させることはないのか、政府の見解を求める。



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ラベル:川内博史
posted by はなゆー at 18:17| Comment(1) | TrackBack(0) | 環境 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
さらに言えば、これ等の牛は牛糞の溜まった身動きもとれない囲いの中で飼育される為、抗生物質漬けです。
Posted by bronks at 2010年05月01日 20:28
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