2010年05月21日

〔普天間・辺野古〕沖縄在住の作家・目取真俊氏による最新の分析

☆くり返されるアメとムチ (沖縄在住の作家・目取真俊氏のブログ)

http://blog.goo.ne.jp/awamori777/e/e9be16a505d605d98a96e95e54522afe

http://www.asyura2.com/10/senkyo86/msg/744.html


5月21日付琉球新報1面に、前原誠司沖縄担当相と島袋吉和前名護市長、県建設業協会前副会長の仲泊弘次氏、名護市商工会会長の荻堂盛秀氏が東京で会談した、という記事

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100521-00000002-ryu-oki

http://www.asyura2.com/10/senkyo86/msg/725.html

が載っている。

〈会談は政府側からの要請に基づくもので、普天間移設問題に関連して島袋氏らは沿岸部を埋め立てる現行計画を引き続き容認するとの立場を説明。前原担当相は従来の北部振興策に代わる新たな地域振興策について提案したという〉

(略)

この「経済的特典」とは、基地の候補先である名護市を経済特区にし、関税などの免税・減税を加えたフリートレードゾーンにするプランや、カジノを誘致する計画だという。また、法人税を減税して、大企業の工場を誘致する、という案も出ているとされる。

(略)

岡本氏は羽地内海の土砂を浚渫し、それで辺野古の海を埋め立てるという方法を提案しているが、浚渫といい、埋め立てといい、〈地元に利益がある形〉として名護の業者や新基地推進派にばらまくアメであるのは見え見えだ。


         ↓

☆辺野古、条件付き容認決議 「ぶれない」意思を首相に (共同通信)

http://www.47news.jp/CN/201005/CN2010052101001084.html 

http://www.asyura2.com/10/senkyo86/msg/743.html

米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題で、同県名護市の辺野古区行政委員会は21日、キャンプ・シュワブ沿岸部を埋め立てる現行計画について、騒音軽減のため滑走路を可能な限り沖合に出した上で、補償や活性化策の拡充を条件に容認すると決議した。

決議後、大城康昌辺野古区長(56)は記者団に「23日に首相が来る前に意思表示をしなければ(政府案で)押し切られると懸念する声があり、辺野古はぶれないと伝えようと決断した」と説明。「県民から罵声を浴びるのではないかという意見もあった」と苦渋をにじませた。




★目取真俊氏は「〈補償型政治〉の有効性に対して、それを批判し、対抗する運動作りを」と呼びかけているが、今年1月時点で失業率12・5%の名護市においては、それは至難である。「雇用が創出されるならば、基地建設を受け入れざるを得ない」「基地反対ではメシは食えない。キレイごとより、明日のメシだ。高邁な理想を掲げても、食えなければどうしようもない」と考える地元民が続出する可能性が高い。




《名護市長選の際に、遠路北海道から駆けつけて選挙運動を手伝った本田ゆみ氏(社民党)のツイッターより》

http://twitter.com/honda_yumi/status/8048399269
那覇行きのバス乗車。名護備忘メモを書いておきます。
▼1/19(水)23時半、ようやく那覇のホテルにチェックイン。
0時過ぎに国際通りを散歩して、裏通りの赤ちょうちんのお店に入る。トウフチャンプルーとオリオンビールをいただく。


http://twitter.com/honda_yumi/status/8048569497
名護備忘メモ ▼1/19(水)
カウンター席に座って新聞を読みながらビールを飲んでいたおじいさんとお話。新聞一面は名護市長選の記事。「沖縄の一番の産業は観光で、4400億円。本土に持っていかれる。二番目は基地で、1800億円。これは沖縄の人に入る」というのがおじいさんの見解。


http://twitter.com/honda_yumi/status/8048740541
名護備忘メモ ▼1/19(火)←さきほどは曜日が間違ってしました
*それで、「基地は沖縄の収入源」というのがおじいさんの見解。


http://twitter.com/honda_yumi/status/8049104015
名護備忘メモ ▼1/20(水)
「那覇市内→嘉手納→西海岸リゾート地域→名護」と町並みを眺めながら、「一番目が観光で、二番目が基地」という昨晩のおじいさんの言葉を思い出していた。『名護市の失業率、12.5%』との記事を読む




《東京政府による沖縄県民分断統治に対するツイート》

KEN子(沖縄出身のミュージシャン)
http://twitter.com/KENKOOKINAWA/statuses/14122281445
大問題はどこでも同じ「ハブvsマングース」。闘わなくて良い人達を箱に札束と一緒に投げ込んで死闘させた奴らが甘い汁を吸う。


知花竜海(沖縄出身のミュージシャン)
http://twitter.com/ChibanaTatsumi/statuses/14072844744
平野官房長官、徳之島の移設推進派と会って地元を分断するつもりだな。罪深い。島を思う気持ちは同じなのに、お金のせいで中の良かった地域がの(原文ママ)断絶されコミュニティが破壊され取り返しの付かない長い苦しみを背負わせることになるよ。隣人を恨む苦しみ、想像出来ますか?


斉藤貞二(八王子に住む年金生活者)
http://twitter.com/Papasan_Jiji/status/14282704368
基地振興策なるものがまやかしであった事は内地の原子力発電所他の大型土建工事の例を見れば証明済みの筈!


posted by はなゆー at 22:54| Comment(1) | TrackBack(0) | 外交 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
自公末期政権以降の右肩下がり国内ブロック経済システムでは、地元すら潤わず国内ブロック経済内部のみが潤います。
ソレは基地でもダムでも同じです。
更に矛盾してる事には、カジノは刹那的顧客を呼び地元に強盗事件多発を招きます。
尚且つもっと拗れて矛盾してる部分は、ダックスフリー顧客もカジノ顧客も米国人はショボくて見込めず、中国人の場合は場所が基地まみれだけに来て良いの?呼んで良いの?てか、米国軍側が神経質になりそうな点です。
だって、米国の基地なんかと違い、滅茶苦茶に市街地ですモン。
じゃ、閑古鳥じゃん!と言う。
Posted by 田仁 at 2010年05月21日 23:49
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック