「2011年に、その『沖縄経済振興21世紀プラン』が切れます。税制でいえば、泡盛の35%減免、オリオンビールの20%減免措置もなくなる。2011年は本土復帰40年目ですから、これまでのように振興計画を見直して、延長、再延長でやってきた方式はもう無理です。そのときどうするか。一番恐ろしいシナリオは沖縄駐留の海兵隊の全面撤退です」
「海兵隊がフィリピンやグアムに出て行った後には、沖縄が急激に沈没する可能性も出てきます」
「本土で労働環境と賃上げ体制をつくってきたのは、鉄道労組とJC(金属労組)です。沖縄には、労働運動を引っ張ってきたその2つの牽引車がない」
☆海兵隊のレイプもガマンの沖縄の構造的な低所得体質のワケ
(2008年5月2日の「反米嫌日戦線」)
http://anarchist.seesaa.net/article/95441287.html
沖縄料理で北海道産の昆布が使用されていたのは知っていたが、
沖縄で出される食材の殆どが、県外産のものだとは知らなかった。
しかも、県庁職員やノーキョー幹部、そして軍用地成金によって農政が歪んでいることは許しがたい。
この利権構造は、米軍基地建設に関わる土建屋と違って、いままで報道されてこなかった部分だ。
本土から遠く離れた離島なので、輸送コストが高くかかる。
食料自給率がこれでは、自立など夢の夢なのではと思うが……
これじゃ、永久に沖縄は日本の植民地だわな。
〔この記事へのコメント〕
いま沖縄が考えているのは、「カジノ」構想です。
いまよりも、もっと犯罪が増えそうですね。
Posted by 死ぬのはやつらだ
http://twitter.com/yaturada
at 2008年05月03日 21:40
つくづくヒドいハナシですなコレは……。
地元買弁勢力が外来強権権力の走狗になって、その土地の一般人の生活や命なんてヘとも思わない支配構造を作り上げている……、ってのは、おっしゃるとおり完全な植民地、もしくは新植民地主義における被支配地域の姿ですわ……。
近代/現代資本主義では、工業化→情報・金融産業化出来なかった/出来ない土地は、田んぼや畑を作ったり・動物を飼ったり・魚を獲ったりさえしてりゃあ地元の人間は充分食えるところでも、貧乏餓鬼道か内乱修羅道しか行き先がない、ってのがさだめでもありますしな……。
で、そういう土地をとらまえて、工業化と第三次産業化に成功した土地に住んでる人間が、「しかし、子供たちの目の輝きは明るい」とか言うんだから、この世はいっぺん滅びたほうがいいですな。
Posted by kamikitazawa at 2008年05月08日 06:01
>「しかし、子供たちの目の輝きは明るい」
このセリフは、世界中の貧困や戦争で喘いでいる地域のテレビ中継に使われる決まり文句ですねw
Posted by 死ぬのはやつらだ
http://twitter.com/yaturada
at 2008年05月08日 07:59
はじめまして。お邪魔します
一県人ですけど、恥ずかしながら、
「竹野一郎という大地主とファミリー企業が年間20億もの軍用地料を得ている」「県内のほとんどの企業がこの地主の関連不動産会社や製糖会社に牛耳られている」ということを、プレイボーイの記事ではじめて知りました。怒りを禁じえません。一個人、一ファミリーの意向が基地返還や選挙にも影響しているとは!!。
これじゃー選挙にも勝てるわけがない。
もともと戦前小作人をたくさん抱えていた大地主の一族らしく、内地では戦後に農地は小作人に解放されたが、沖縄では戦後のアメリカ支配で、農地法が適用されず、小作人の借地権が無視されたのです。(復帰後訴訟になったが最高裁で否定された。基地に収奪された時点で権利消滅だとさ。)こんな不正義が今時ありかー!!
県民は左翼だと思われていますが、実際は保守的で、地縁血縁に弱い、悪い意味で素朴な田舎もん。基地にはなくなって欲しいけど、しかたないよね〜みたいなのんきな県民性もひとつ。しかし佐野真一に世界一馬鹿な民族、とまでいわれちゃっちゃー悔しくてならない。
東京からUターンしてきた友人が、沖縄の賃金のあまりの低さに、沖縄人は奴隷だ!!と怒っていた。(同じ能力で同じ仕事しても東京の半分以下のペイ。)
もっともっとこの問題を県民の中に問題提起して、この、旧ロシア帝国顔負けの奴隷制度、何とかしなくてはと思います。
死ぬのはやつらださん、これからも沖縄の問題厳しく取り上げて下さい。よろしくお願いします。長文失礼しました。
Posted by 土着沖縄人 at 2008年05月18日 21:38
土着沖縄人 殿
コメントありがとうございます。
>沖縄では戦後のアメリカ支配で、農地法が適用され
この件は、本土の人間のほとんどが知らないのではないでしょうか?
沖縄の貴重な情報をこれからもよろしくお願いします。
Posted by 死ぬのはやつらだ
http://twitter.com/yaturada
at 2008年05月18日 23:37
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今日のこの記事は、んー疑問符だらけですね
>>一番恐ろしいシナリオは沖縄駐留の海兵隊の全面撤退です」
>>「海兵隊がフィリピンやグアムに出て行った後には、沖縄が急激に沈没する可能性も出てきます」
だれがそんなこといっているんですか?
大げさですわ・・
米軍撤退して困るのはオリオンビール、仲イマ知事、西松建設沖縄支店くらいではないでしょうか。まーもちろん、米軍基地で働く従業員1万人弱もですけど。
私はマスコミ関係とも組合・市民運動とも縁のない単独行動者なのでそれほど事情を知るわけではありませんが、
ご存知のように、県民総生産に占める基地関係収入の割合は5%程度とされていますから、致命的問題とはいえません。もちろん、一部、撤退で困る会社や団体がいることは否定しませんが、県全体からみれば、5−10%程度の落ち込みであり、国がまじめに支援してくれれば数年で取り返せます。もちろん、心温かい日本国政府様がまじめに支援してくれるかどうかはわかりませんが。
酒造関係者が肝を冷やしているのは確かですが、これも、一部業界の問題。オリオンビールはなんならつぶれてもらっても(冗談)・・。沖縄の企業なんてみんな零細ですから、他の理由でつぶれる可能性だってある。
はなゆーさん、米軍基地撤退に反対してんの?
ところで、
農地解放を免れた戦前の巨大地主が、毎年20億円の不労所得を得て、経済界を牛耳っている件は非常に醜い大問題ですね。でもこれは沖縄の新聞も手を突っ込めないはずです。何しろ、法に触れることは何もしていない、善良な民間企業ってことになっていて、新聞の広告収入源にもなっているはずです。沖縄海邦銀行、沖縄土地住宅株式会社、クイーンズトラップゴルフクラブ、といった会社ですが、不労所得のおかげか、殿様商売です。佐野真一の記事によると、この大地主は、主に嘉手納弾薬庫周辺(核があるという噂の)の土地を所有しているようです。海兵隊基地が撤退しても、ほとんど困らないはずです。そうでなければ仲イマ知事も那覇市の市長も普天間撤去に賛成しないはずです。
ちなみに、県全体で軍用地地代の総収入が年間900億円といわれており、この企業グループのシェアは2.2%程度です。普天間基地などの軍用地主の多くは、小さい家屋敷・田畑を接収された、普通の個人だと思います。(沖教祖にも軍用地主はいます。)竹野一族は例外的な大地主だと思われます。昭和61年参議院の質問主意書参照。
http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/syuisyo/104/syup/s104008.pdf
長々と、カキコ失礼しました。これからも米軍追い出しのその日まで、宜しくお願いいたします。
多分、常時使用(光点が光って)はないだろけど。