2010年09月08日

〔メモ〕尖閣諸島の領有権問題での日本側に不利な史料いくつか

日本サイドとしては、以下の史料への反論を英語および中国語で発表して、国際世論に説明することが望ましい。


        ↓       ↓



林子平「三国通覧図説」付図「琉球三省并三十六島之図」、釣魚諸島位置図、釣魚諸島略図
http://www.mahoroba.ne.jp/~tatsumi/dinoue16.html




http://www.asyura2.com/0401/senkyo2/msg/866.html

琉球人が釣魚列島を知る機会は、冊封使の来路、または琉球王の使節として中国に渡った者に従って帰路で見る以外は稀だったようである。だから一般の漁民などはほとんど知らず、明治に至って初めて尖閣列島という日本名が付けられた訳である。

日本人の著した著書に釣魚島嶼が最初に出てくるのは林子平の「三国通覧図説」(1785年)である。その琉球分のところに釣魚、黄尾、赤尾の釣魚島嶼の名前が出てくる。残念ながら日本名の尖閣ではなくて(日本名の尖閣島が付いたのが明治33年だからあたりまえだが…)、しかも琉球36島とは明らかに区別して書かれている。また、この「三国通覧図説」は清の康煕58年(1719年)の冊封使徐葆光の「中山傳信録」によるものであり、この「中山傳信録」自体がまた琉球の大学者程順則の著「指南広義」(1708年)によっている。そして、琉球の大学者程順則はこの「指南広義」の中で、「琉球36島」と言って、その範囲を西は久米島、西南は八重山群島から以内の島々を上げるだけで、釣魚、黄尾、赤尾等は上げず、久米島を琉球の西南界だと言っている。琉球人自身にも釣魚島は中国領であることが意識されていたようである。



http://www.asyura2.com/0401/senkyo2/msg/872.html

日本人よりも更に生活の根拠が近かった琉球人はこれらの島嶼をどう見ていただろうか。釣魚諸島の名が見える琉球人の書物は向象賢の「琉球国中山世鑑」と程順則の「指南広義」の二種しか現在までに知られていない。この両書とも島名を中国語で記載し、中国領と見なしている。

台湾や釣魚台列島と、西表島から沖縄本土に至る南西諸島の間には、2000mから4000mに及ぶ深い海溝が横たわっている。昔使った地図帳でもよいから引っ張りだして見てみれば直ぐに分かる。ここは対馬海流と日本海流(黒潮)の源でもある。早い潮流もあり、海が深いせいか波も荒い。船旅をしたことのある人なら分かるはずだ。昔の冊封使達はこの赤尾嶼(中国側)と久米島(琉球側)の間に横たわるこの海溝の辺りを、「溝」もしくは「郊」と呼び恐れた。そしてこの海域に入る時には、羊とか豚とかを生贄に捧げ、神に航海の無事を祈る過溝祭を行ったのである。



http://www.asyura2.com/0401/senkyo2/msg/871.html

沖縄の役人は釣魚台列島が中国領であることを知っていた。そして、山形が調査を内命してきた島々がどうもその釣魚台列島と同一らしいと考えて、国標を建てる事をためらっている。

正式の命令とせず「内命」と言うところにも注意すべきと思う。



http://www.asyura2.com/0401/senkyo2/msg/869.html

中国が釣魚台列島(日本名、尖閣列島)問題を持ち出したのは大陸棚に石油埋蔵が言われてからだと言う論点がある。着眼点は実にいい。ただピントが外れている。石油埋蔵が言われてから目をギラギラさせて急に釣魚台列島(日本名、尖閣列島)に関心を示しだしたのは、実は逆で日本なのである。



http://www.asyura.com/0401/senkyo2/msg/896.html

日本の古代史書の中にも、釣魚島、黄尾嶼……等の名称はないし、尖閣群島の名称もない。明治12年(1879年)日本で出版された「沖縄志」にのっている地図にも、釣魚台列島はない。




http://www.asyura2.com/0401/senkyo2/msg/879.html
★参考になりそうなウェブ文献→
「尖閣」列島〜釣魚諸島の史的解明 井上清 Kiyoshi_INOUE
http://www.mahoroba.ne.jp/~tatsumi/dinoue0.html

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posted by はなゆー at 04:53| Comment(0) | TrackBack(0) | キャスターメモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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