2010年09月23日

前田恒彦検事(兼容疑者)が加担した「福島第1原発プルサーマル発電」

「少し嫌味な言い方をすれば、プルサーマルを実施させたのは検察のお陰だとも言える程、佐藤(栄佐久)知事を失脚させた事は日本の原子力の歴史で考えるに、極めてその意味が大きかった」

「とにかく日本の原子力行政を考える上で福島県談合事件のインパクトは取り返しの付かないくらいに絶大だった。何せプルサーマル実施への最大の障壁こそが佐藤(栄佐久)知事の存在であったから」




☆東電初のプルサーマル発電開始=来月下旬に営業運転―福島第1原発 (時事通信)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100923-00000049-jij-bus_all

http://www.asyura2.com/09/genpatu6/msg/639.html

東京電力は23日、使用済み核燃料から取り出したプルトニウムとウランの混合酸化物(MOX)燃料を使用するプルサーマル発電に向けて起動中の福島第1原発3号機(福島県大熊町)が、同日午前7時46分から発電を開始したと発表した。東電にとって初のプルサーマル発電で、国内では3例目。

今後、徐々に出力を上げ、国の最終検査に合格すれば10月26日ごろに営業運転を始める。




☆前田容疑者 「架空の調書作成」福島県汚職元県幹部明かす
(河北新報)

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/09/20100923t63025.htm

http://www.asyura2.com/09/news8/msg/377.html

押収資料を改ざんしたとして証拠隠滅容疑で逮捕された大阪地検特捜部の主任検事前田恒彦容疑者(43)が東京地検特捜部時代、捜査にかかわった福島県発注工事をめぐる汚職事件で、事情聴取された元福島県幹部が「言っていないことまで供述調書に記された」と話していたことが22日、関係者への取材で分かった。

関係者によると、元県幹部は県やゼネコン関係者が一斉に聴取された2006年夏以降、東京地検特捜部で事情聴取を受けた。県発注工事で談合があったかどうかや、業者との関係などの説明を求められたという。

聴取後、県幹部は「自分は談合などに関して供述しなかったのに、担当検事(前田容疑者)は供述調書を作成した」と関係者に語ったという。

関係者によると、前田容疑者は贈賄側(時効)の水谷功・元水谷建設会長の事情聴取も一部担当。水谷建設が02年9月、収賄側の前知事佐藤栄佐久被告(71)=上告中=の実弟祐二被告(67)=同=が経営する「郡山三東スーツ」に融資した1億円の趣旨を取り調べたという。検察側は、この1億円もわいろに当たると主張したが、一審東京地裁判決、二審東京高裁判決ともにわいろと認定しなかった。

栄佐久、祐二両被告の弁護団は「捜査にかかわった前田容疑者が逮捕されたことで、供述調書など福島県汚職事件全体の証拠の信用性が低いことが明らかになった」という趣旨の上告補充書を提出する方向で検討している。

栄佐久被告は河北新報社の取材に対し「前田容疑者がどんな検事か知らないが、彼にかかわらず、検察は拷問のような取り調べをしていた」と検察を批判した。



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《福島第1原発へのプルサーマル導入の障壁となっていた人物を逮捕した東京地検特捜部》


☆ 特捜部トップの怪しい捜査手腕 (日刊ゲンダイ。1月14日掲載)

http://www.asyura2.com/10/senkyo77/msg/748.html


佐久間氏の実力が問われるのは、旧長銀事件だけではない。特捜部副部長時代に手がけた佐藤栄佐久前福島県知事

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BD%90%E8%97%A4%E6%A0%84%E4%BD%90%E4%B9%85

の収賄事件でも、“ヘタ”を打っている。


「佐久間氏ら特捜部は、贈賄側のゼネコンが、前知事の親族会社の所有地購入に支払った約8億7000万円と、時価相当額8億円との差額が賄賂に当たると主張。1審判決では特捜部の主張が支持されましたが、2審では退けられ、前知事は懲役3年・執行猶予5年から懲役2年・猶予4年に減刑されました。特捜部の主張の根幹が崩れたことで、2審判決は“実質無罪”と評価する声もあるほどです」(司法関係者)




フジヤマ・ガイチ
http://twitter.com/gaitifujiyama/status/7819784787
愛川欽也パックインジャーナルの録画を見始める。郷原信郎がゲスト。予想通り福島県知事談合でっち上げ事件の話が出てきて話題沸騰。やっぱりこの話に触れざるをえないよな、普通にこの事件を考えれば


フジヤマ・ガイチ
http://twitter.com/gaitifujiyama/status/7817086815
小沢熱弁、遂に原資について言っちゃったな。さてプルサーマルに反対し安易な道州制導入を反対していた本当にモノ言える知事が検察のメンツの為の餌食になった福島県汚職事件の時に、皆で検察批判を加えられなかったツケが今の事態を呼んでいるのだと今一度自分で肝に銘じておく


フジヤマ・ガイチ
http://twitter.com/gaitifujiyama/status/7698179893
そうか、小沢の捜査には大鶴基成が噛んでいるのか。どうりで・・・現在最高検検事の大鶴と言えば梶山静六の捜査の際に自分で勝手な物語をこしらえて見込み捜査をしでかし失敗した過去を持つ検察捜査劣化の象徴である人物で、極めて要注意の人物だ


フジヤマ・ガイチ
http://twitter.com/gaitifujiyama/status/7737851008
大鶴基成は梶山のゼネコン疑惑の時に本当はゼネコン幹部が着服していた裏金を梶山に渡っていたと決め付け捜査を仕切り失敗、最近では小沢捜査の発端にもなっている佐藤元福島県知事の不当逮捕もこの男が“主犯”だ。ライブドア、日歯連疑惑、そして小沢。強引な検察捜査の裏に大鶴あり



http://gaichifuji.jugem.jp/?eid=3434
今回の小沢事件を田中派経世会vs清和会や田中金脈の流れという文脈でみるか、私のように福島県知事事件からの繋がりで検察機構の問題として捉えるかで、事件の印象は随分と違うかも知れないとネットなどでの反応を見て思うことしきりだ。

田中派経世会の金脈と言う筋で追っている人には小沢逮捕に喝采を贈るだろうし、それはそれである程度の理解はしている。ただ私みたいに反原発の主張や、やたら利権屋が言い始めたインチキ臭い地方分権論の流れで、モノ言える知事としてその言動が光っていた佐藤栄佐久元福島県知事の言説を追っていた者には、今回の一連の検察の杜撰な捜査には腸が煮えくり返る思いしか残らない。


保守系知事でありながら政府の原発政策に疑問を発し続け本当の意味でのモノ言える知事だった佐藤知事は検察の国策捜査の餌食になりその職を追われ、国の原子力政策は結果的に無批判状態で突き進み、そのままプルサーマルに突入して行く。


少し嫌味な言い方をすれば、プルサーマルを実施させたのは検察のお陰だとも言える程、佐藤知事を失脚させた事は日本の原子力の歴史で考えるに、極めてその意味が大きかった。


今回の小沢事件の発端は結果が出ず苛立っていた東京地検特捜部が功を焦り、水谷建設を突破口にして東北のゼネコン汚職を洗い出し、それを武器にして政界に突っ込むというシナリオの元に動き始めている。しかしその最初の段階で捜査は躓く。それが福島談合汚職事件だ。水谷建設幹部の証言のみに頼って突っ込んだ福島ルートでは汚職も談合も出てこなかった。メンツを保つため単なる商行為を汚職とコジツケ知事を逮捕した事から、今度は成果を得ようと長野県に猪突猛進するも、長野県知事周辺の関係者に自殺されジ・エンド。そして半分やけくそ状態で小沢に突っ込んだ。

今回の小沢問題を違う視点で見るために佐藤栄佐久元福島県知事が書いた「知事抹殺」という本を紹介したい。私自身この本を読んでから、それまで朧気ながらチラついていた様々な点が線になった気がした。最悪の検察官僚・大鶴基成の名を明確に意識したのもこの福島事件だった。プルサーマル反対で安易な道州制導入を反対していた、本当にモノ言える保守系知事が検察のメンツの為の餌食になったあの福島県の汚職事件の時にちゃんとした検察批判を加えられなかったツケが今の事態を呼んでいるんだと思うとあの事件は、いろいろな意味で日本のターニングポイントなのかもしれない

取調べの可視化、弁護士の立ち会い認可、代用監獄の廃止、推定無罪の徹底。志布志事件、足利事件・・・・あれだけ冤罪だと騒いでも何も変わらないのかと陰鬱な気分になる。検察やメディアはこうした「既得権益」を守りながら暴走している点も指摘しておきながら、正直全面的擁護するには気が引ける政治家なんだけど、状況が状況だけに今回は全面的に小沢一郎を支持するしかない。これ以上、国の根幹をぶっ壊す権利は検察にはないだろう、もちろんマスコミにもだ




☆検事総長と自民党元大物今小物とのつながり (元・噂の真相デスク)

http://www.excite.co.jp/News/society/20090323/Cyzo_200903_post_1745.html

さらに、ある司法関係者は今回の捜査の背後のある事情をこう語る。

「今回の捜査を陣頭指揮している東京地検特捜部長の佐久間達哉は、赤レンガ派であまり捜査経験はない。対照的に検事総長の樋渡利秋はリクルート事件などを手がけるなど現場経験が多い人物です。しかも樋渡は防衛利権汚職事件の際、久間章生への捜査波及を潰したともいわれている。そして今回の捜査は、樋渡さんと自民党とのある関係が大きく作用しているといわれているんです」

ある関係──それは樋渡の個人的事情だとの情報もあった。



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《ツイッターのアーカイブ(今年2月)》

岩上安身
http://twitter.com/iwakamiyasumi/statuses/8806376432
ただいま、佐藤栄佐久元知事の取材を終えて、東京に向かう車中の人に。物凄い時間のインタビューとなってしまいました。


岩上安身
http://twitter.com/iwakamiyasumi/statuses/8809684253
佐久間特捜部長がこれまで、手掛けた事件では、自殺者が続出。長銀事件では、取り調べられた関係者のうち、数人が自殺。この佐藤元知事の事件でも、三人が自殺を試み、二人が命を落とし、一人が植物人間に。痛ましいこと、この上ないですが、なぜ命を絶とうとするのか、その謎を、佐藤氏が明らかに。



岩上安身
http://twitter.com/iwakamiyasumi/status/8810858244
佐藤氏の妹さんは、東京地検に、連日の事情聴取を受け、倒れました。郡山の家族が上京し、地検まで駆け付けると、医者も呼ばず、病院にも連れていかれず、意識不明のまま。家族が、救急病院に連れていったときには、脱水症状で危険な状態にあったそうです。



岩上安身
http://twitter.com/iwakamiyasumi/status/8810364351
膨大な数の、佐藤元知事の関係者が、絨毯爆撃のように取り調べを受け、「嘘でもいいから、佐藤の悪口を言え」と強要されたといいます。苦しくなって、虚偽の証言をした人は、良心の呵責に耐えられず、死にたくなったと、何人の方々が告白したそうです。


岩上安身
http://twitter.com/iwakamiyasumi/status/8817062354
検事は、佐藤氏に、「金も、人も、時間も、いくらでもあるんだ」と言って脅したそうです。誰の金だ、と言いたい。


フジヤマ・ガイチ
http://twitter.com/gaitifujiyama/status/8816527065
ここに来て私のTLにも佐藤栄佐久氏の事が流れるようになってきた。皆に知られる様になり嬉しい限りだ。とにかく日本の原子力行政を考える上で福島県談合事件のインパクトは取り返しの付かないくらいに絶大だった。何せプルサーマル実施への最大の障壁こそが佐藤知事の存在であったから




▼ 佐藤栄佐久・元福島県知事の公式サイトより ▼

http://eisaku-sato.jp/blg/2010/02/000033.html

妹は取り調べ中に倒れ、一時意識不明になりました。検察庁までタクシーで迎えをよび、病院の「救急救命センター」に入りました。

命の危険がありました。

通常ならその場で救急車を呼ぶ必要がある状況で、検察官は決してそれをしなかった。

私は被告人尋問で、その後妹から聞いた話を「人権を守るべき最後の砦の検察が人命までおろそかにしている」と申し上げました。

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posted by はなゆー at 14:42| Comment(0) | TrackBack(0) | ムンクの叫び | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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