2010年09月28日

〔中国資源外交〕ロシアが中国への原油輸出をパイプラインに切り替え

☆露中首脳 今後20年間の協力の「ロードマップ」に調印
(ロシア国際放送)

http://japanese.ruvr.ru/2010/09/27/22591827.html

石油パイプラインの商業ベースでの操業開始は、来年1月の予定だ。このパイプラインができた事で、現在行われている鉄道での原油の輸送は必要なくなり、年1500万トンの輸出が安定的に保障される。

(略)

27日ガスプロムと中国国営石油ガス会社は、ガス供給の諸条件についての文書に調印した。総輸送能力、年630億立方メートルのガスパイプラインが2本敷設される。この能力は、ロシアから欧州南部に向け計画されているガスパイプライン「サウス・ストリーム」のそれに匹敵するものだ。


露中首脳 今後20年間の協力の「ロードマップ」に調印



コンスタンチン ガリボフ
27.09.2010, 15:36


 ロシアと中国は、両国協力に関するひとまとまりとなった文書に調印した。これは、今後20年を視野に入れた露中協力の一種の「ロードマップ」で、メドヴェージェフ大統領の今回の中国公式訪問の主要な成果と言ってよいものだ。

 27日北京では、ロシア産原油輸出の保障、ガス供給の諸条件、中国の原子力発電所向け原子炉2基の建設などに関する合意に調印がなされた。ドミトリー・メドヴェージェフ大統領と胡錦濤国家主席は、セレモニーで、東シベリアから中国への原油供給を全く新しいものとする象徴的な「リセット・ボタン」を押した。石油パイプラインの商業ベースでの操業開始は、来年1月の予定だ。このパイプラインができた事で、現在行われている鉄道での原油の輸送は必要なくなり、年1500万トンの輸出が安定的に保障される。なお、供給を倍増させる技術的可能性もある。

 このプロジェクトの操業・管理を担っているロシア国営パイプライン会社「トランスネフチ」のニコライ・トカレフ社長は、北京で「ロシアの声」特派員の取材に次のように述べた−

 「技術的には、もちろん、今の能力を拡大するのは可能だが、今のところ、それは希望のレベルだ。明日にも、供給を倍増させてほしいとの希望を叶えるのは、ちょっと難しいが、そうした希望が出てくる可能性はあると見ている。」

 北京での交渉で、主な駆け引きの的となったのは、ガス価格だった。中国側は、ガスを欧州の標準価格で買い付ける事を望んでいない。イーゴリ・セチン副首相は、記者団に対し次のように伝えている−

 「問題は残っているが、双方は来年までに、この問題を片付け、商業ベースでの契約書に調印する事で合意に達した。交渉が、これほど重大な性格を持つに至ったのは、話し合うべき問題の数の多さから来ている。つまり、インフラストラクチャー、様々な輸送コース、産地及び供給元など、協力の要素すべてが関係してくるからだ。財政面での問題もある。もしすべての要素に関して合意ができれば…それについて我々は確信し、原則的に疑ってはいないが、そうなれば、2015年からロシア産ガスの中国への供給がスタートするだろう。」

 27日ガスプロムと中国国営石油ガス会社は、ガス供給の諸条件についての文書に調印した。総輸送能力、年630億立方メートルのガスパイプラインが2本敷設される。この能力は、ロシアから欧州南部に向け計画されているガスパイプライン「サウス・ストリーム」のそれに匹敵するものだ。西欧のパートナーとの間の交渉で、現在前面に出ているガス買い付けの最低量といったデリケートな側面もクリアされた。

 ロシアは、自国の原油・ガスの輸出先を多角化し、新たな市場を獲得するため、シベリアのエネルギー産地をベースとした新しいセンターを極東に作ろうと考えている。世界最大のエネルギー消費国の一つ中国と今回、最高首脳レベルで数々の合意が結ばれた事は、そうした方向への確かな一歩である。まして、アメリカ・韓国・日本・中国は、現在すでにロシア産原油・ガスを買っており、そうした「お得意先」が、アジア太平洋地域にもっと増えてゆく可能性が今、確実に開かれようとしている。





posted by はなゆー at 03:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事(海外) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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