2010年10月19日

〔史料〕現地報道「サマワで自衛隊員が殺害された」(2004年)

イスラム系ネット紙「イスラム・メモ」は先に「サマーワで路肩爆弾により自衛隊員が殺害された」との報道について「誤報ではなく事実であったと確信している」とコメントした。
http://www.asyura2.com/0411/war61/msg/1048.html


83,85,87号にてイスラム・メモが、サマーワの自衛隊宿営地ロケット弾攻撃と、自衛隊員2人の死亡を報じたことに対し、筆者はイスラム・メモに問い合わせた。その要旨以下の回答が本日寄せられた。

一例として、ポーランド兵が攻撃により殺害され、イスラム・メモが報道した場合、隠蔽する最も簡単な方法は、2、3週間何も発表せず、その後交通事故死、誤殺と発表する。

欧米やアラブの一般的メディアはまったく当てにならない。

(イスラム・メモが誤った情報源から情報を入手したのではとの指摘に対し)

もし我々が間違っていたのなら、我々はジャーナリストとは云えない。我々は神を恐れ、その罰を恐れる。誤っていたなら、読者に謝罪する。【事実、報道後に誤りが発見され謝罪文を掲載したことがある】


イスラム・メモはサマーワに報道チームを派遣する準備をしたのだが、報道掲載の翌日、イラクで活動していたイスラム・メモの従業員(報道員)の8割が拘束され、イスラム・メモは大打撃を受けたが、運命と思っている。

我々は一日に60以上の記事を発信しているが、気高いイラク人が我々の報道を虚偽だと言った者が一人でもいるか?

ーー 以下略 --

イスラム・メモは、サマーワの自衛隊宿営地内へグラーダ・ロケット弾2発が、現地時間12日午後4時ごろに着弾したと報じている。自衛隊は現地時間22日午後11時過ぎにロケット弾1発が着弾したと発表している。


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☆サマーワの日本兵2人が路上の爆発物で死亡 イスラム・メモ 
[ML アラブの声]

http://www.asyura2.com/0411/war61/msg/403.html

サマーワの日本兵2人が路上の爆発物で死亡 イスラム・メモ


 今朝ほど、イラクのサマーワの自衛隊宿営地がグラーダ・ロケット弾2発の襲撃を受けたと報じたばかりだが、今度は隊員2名が死亡したと、イスラム・メモが特報で伝えた。記事掲載時刻は、現地時間で13日午前11:50.

 イラク南部の都市サマーワの日本兵士2人が早朝殺害された。イスラム・メモの通信員は、現地時間で5時30分にパトロール中の日本軍の車に炸薬が爆発し、ジープは使用不能になり、日本兵2人が死亡した。




☆イラクのテレビ局も自衛隊員の殺害を放送 クドゥス・プレス 
[ML アラブの声]

http://www.asyura2.com/0411/war61/msg/970.html

 88号でクドゥス・プレス通信が「サマーワの自衛隊員1名が路上に仕掛けられた爆発物で死亡した」と報じた。

 筆者は直ちにクドゥス・プレス通信に問い合わせた。本日、同通信の運営・渉外部長のジャラール・ワルギー氏から要旨以下の回答が届いた。

 複数証言者に拠れば、10月13日朝5時に起きた事件は以下の通り。サマーワの自衛隊基地近くの公道の脇に仕掛けられた爆発物による攻撃で、ジープ(単数)が使用不能になり、日本兵一人が死亡した。別の目撃証言によると、死亡者は一人ではなく、二人だという。

 あるテレビ局【妨害や圧力が掛かる恐れがあるので今のところ名は伏せる】の通信員は、同日13日に同じニュースを放送した。


−− 以下略  −−


 現在、同テレビ局に放送内容の原稿送付を依頼した。放送内容が確認されたら、テレビ局名を本ML上で発表する。 

 なお、イスラム・メモの報道では事件は同日朝5:30に起きたとなっている。



☆クドクス・プレスはサマーワで最初の自衛隊員死亡と報道 
[ML アラブの声]
http://www.asyura2.com/0411/war61/msg/466.html 

 イスラム・メモに続いて、14日付のロンドンで発行するクドゥス・プレス通信は、サマーワの自衛隊員が一人死亡したと特報で伝えた。

 現場ウォッチャーは、13日朝日本軍の基地のあるイラク南部のサマーワで日本兵一人が殺害されたと述べた。イラク占領軍の一員として日本軍がイラクに入国して以来、最初に殺された日本兵となる。

 同ウォッチャーは、サマーワを日本軍が巡回中に炸薬が爆発し、軍用車が破壊され乗っていた兵士数人が負傷、一人が死亡した。

 サマーワはイラクでも最も平穏な地域の一つと見なされている。この情報が確認されたら、日本政府は、イラクに息子たちを派遣することに反対している日本の民衆の圧力を受けるかもしれない。

 イラクでは、日本政府は、日本兵を保護し、抵抗勢力からの攻撃を防ぐ代価として巨額の賄賂をイラクの部族長たちに払っているという話が流布している。日本軍が軍事行動の洗礼を過去に受けなかった秘密がここにあるかも知れない。




☆抵抗勢力がサマーワの自衛隊ロケット攻撃 部族長に巨額の警備費を支払い[ML アラブの声]

http://www.asyura2.com/0411/war61/msg/373.html

 現地時間の夕方4時ごろ巨大な爆発が、バグダードの南西都市サマーワのポーランド(日本の誤記と思われる)軍基地を震わせた。

 サマーワの本紙通信員は、「爆発はイラク抵抗勢力が基地に向けて発射したロケット弾攻撃によって生じた。基地はグラッド型と見られるロケット2発で攻撃された」と爆発の理由を明かした。

 爆発の直後、基地から日本兵たちが飛び出し、周辺に展開した。
激しい恐怖と狼狽が兵士たちを襲った。そこで、日本軍の司令部は、サマーワの部族長たちに、遠距離から彼らに向けられる攻撃から警護をするよう依頼、その対価として部族長たちに大金を支払った。




☆イラク抵抗勢力、サマーワの警察署長を殺害 [ML アラブの声]

http://www.asyura2.com/0411/war61/msg/959.html

23日付のイスラム通信はサマーワの警察署長が殺害されたと報じた。

サマーワ警察の情報筋によると、23日の朝帰宅途中のアブドッラティーフ・マトシャル(発音不確か)サマーワ警察署長は、バグダード南方のラティーフィーヤでイラク抵抗勢力の発砲により殺害された。

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ラベル:イラク
posted by はなゆー at 13:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 史料倉庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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