(1月5日の産経新聞)
http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/110105/fnc1101050248002-n1.htm
http://www.asyura2.com/10/hasan70/msg/648.html
しかも、TPPの対象となるのは農業だけではない。米国はWTOにおいてもサービスの貿易にかんする一般協定(GATS)に力を入れて、金融、医療、法律といった分野のサービスの輸出を熱心に追求してきた。それは、米国が締結したFTAや地域協定を見てもあきらかだ。
4カ国で始めたTPP合意書では第12章でサービスから金融と航空を除外しているが、方向性をうたう第1章では金融を含むすべての領域の自由化を主張し、合意分野の拡大を奨励している。いまの参加国内にも反TPPの動きがあるが、これはTPP推進の背後に米金融界の圧力が見え隠れするからに他ならない。
(略)
拙速にTPPに参加すれば、農産物だけでなく、近い将来、金融、医療、法律などのサービスも意に反して輸入増加せざるをえなくなる。米韓FTAを見れば分かるように、簡易保険のさらなる市場開放も強いられる。これまでは「要望」だったものが法的拘束力のある「協定」となるのだ。
《備考》
☆TPPは医療に重大影響 日本医師会が懸念 市場化進め「命」に格差
(赤旗)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik10/2011-01-11/2011011101_02_1.html
http://www.asyura2.com/11/senkyo104/msg/258.html
同見解は「混合診療を全面解禁すれば、診療報酬によらない自由価格の医療市場が拡大する。これは外資を含む民間資本に対し、魅力的かつ大きな市場が開放されることを意味する」と指摘。それに呼応して「公的医療保険の給付範囲が縮小され、社会保障が後退する。また自由価格の市場では、医薬品や医療機器も高騰し、所得によって受けられる医療に格差が生じることになる」と表明しています。
☆TPP参加に反対 民医連「皆保険壊す」 (赤旗)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik10/2011-01-11/2011011103_01_1.html
http://www.asyura2.com/11/senkyo104/msg/259.html
全日本民医連の湯浅健夫事務局次長は「私たちが一番重視したのは、看護師・介護福祉士などの国際的な移動の促進が真っ先にあげられていることです。医師、看護師などの不足や偏在に拍車をかけ地域医療の崩壊を加速する恐れがあります。また、規制制度改革と称して医療の市場化を狙い、混合診療の全面解禁・公的医療保険の給付範囲の縮小や医療の安全性を損なう恐れがある」と批判します。
《おまけ》
小吹伸一
http://twitter.com/#!/kobukishinichi/status/26025335359275008
TPP。産業の過保護はよくないが、保護は正しい。競争はまちがっていないが、過当競争はまちがっている。そして、弱肉強食的状態は、絶対にまちがっている。TPPは、まさしくこれをもたらす。外国人労働者と、低賃金の勤め口を奪い合うワープア地獄が待っている。
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ラベル:東谷暁
場合に選っては高度な内容になる事もあるから、継続観察の価値がある。
但し鵜呑みは「ミイラ取りがミイラ」の類。