2011年01月15日

〔TPP〕農民「農業を大規模化すればいいというのは“幻想”にすぎない」

☆TPP交渉と農 山下惣一さん、宇根豊さん対談〈上・下〉大規模化という“幻想” 生産性以外の役割大切 
(1月9日の西日本新聞)

http://www.nishinippon.co.jp/wordbox/display/7924/

http://www.asyura2.com/10/lunchbreak44/msg/575.html

― 大きくすればいいというのは幻想か。

山下: 現実に東北では、国から融資を受けて10アール200万円出して規模拡大した田んぼが今、30万円まで下がってもなお、買い手がいない。お金を借り、また借金して払う。そんな地獄のような話もある。
 

― 前原誠司外相が昨秋、日本の国内総生産(GDP)に農業が占める割合は1・5%だとして「それを守るため98・5%が犠牲になっている」と発言した。
 
山下: 米国だって農業の対GDP比は1%ほど。だからといって、高官が「わが国の農業は1%しかないから、全体には影響ない」などと言うはずもない。そもそも、食料自給率が40%と低い国の大臣が言うセリフか。われわれからいえば、日本の国土を守っている農業が、わずか1%程度の分け前しかないから、後継者が残らないんだ。
 


《おまけ》

川内博史(民主党代議士。小沢派)
http://twitter.com/#!/kawauchihiroshi/status/25719913704325120
TPPで日米初協議だそうだ。TPP加盟国の貿易量の9割以上は日米2カ国で占める。即ち、TPPとは、あの悪名高き米国から日本への年次改革要望書に法的拘束力を持たせるということに他ならない。


フジヤマ・ガイチ
http://twitter.com/#!/gaitifujiyama/statuses/25732285928046592
基本的な事をおさえておくに、2国間協議では露骨だしFTPでは逃げ道が多いから、TPPなんだよな。このスキームを使おうと言い出したのは誰なのかな。その辺考えるにホントの狙いは、最初に話が出てきた「農業部門」でなく「金融部門」なんだろうな


フジヤマ・ガイチ
http://twitter.com/#!/gaitifujiyama/statuses/25739503360544768
多分これからいろいろな媒体でFTAではダメだ(だからTPPなんだ!)これは二国間協議では無いんだよ、と言う話が手を替え品を替え出てくるんだろうな


森原秀樹(社民党)
http://twitter.com/#!/HidekiMorihara/status/25076024991551488
ついにTPPの日米協議開始。13〜14日に「日米貿易フォーラム」で。TPPも「情報収集の一環として取り上げる」と。米国は昨年11月、閣僚会合で牛肉・保険市場の開放求める姿勢を鮮明にしている。内容を確認しTPPの正体を明らかにしていく。


氷室隆(環境技術のライター)
http://twitter.com/#!/himurotakasi/status/25708476667793409
【農協の逆襲】組合員ばなれを起こしていた農協が菅政権のTPP参加表明を機に、「TPP交渉参加反対1000万人署名全国運動」で組織の求心力強化にふみきった。組合員数957万の巨大組織が反TPP・反民主党になったことで、4月の統一地方選挙での民主党惨敗が決定的になった。


氷室隆(環境技術のライター)
http://twitter.com/#!/himurotakasi/status/25718267200929792
農家1戸当たり農地面積、日本1.8ha(2006年) 。米国は180.2haで日本の99倍。農水省の大規模化の目標が10〜20haであるから、目標が達成できたとしても米国の10分の1だ。大規模化で競争力をつけるという幻想をふりまく菅政権の真意はどこにあるのか。


氷室隆(環境技術のライター)
http://twitter.com/#!/himurotakasi/status/25724290787708928
【TPPで日本農業は壊滅】いままで関税で貿易対象にならなかった日本のコメがTPP参加国に開放されると、日本人向けのコメがつくられるようになる。コシヒカリのような銘柄米が、米国や豪州で出稼ぎの日本の農民の手でつくられる。生産価格1kg50円だ。結果、日本国内の水田は耕作放棄される。


氷室隆(環境技術のライター)
http://twitter.com/#!/himurotakasi/status/25729657206734848
耕作放棄された水田には資産価値はない。大規模化のために投じられた資本は回収できない。借金と税金が大規模経営農家に重くのしかかる。悪夢だ。これらは、すでに関税自由化で山林地主が被った悲劇とおなじだ。ご存知のように、いま日本の山林は、タダ同然で中国人に買われている。


posted by はなゆー at 07:11| Comment(1) | TrackBack(0) | 外交 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
前原の様な愚か者は、人間はカネを喰って生きていけるのだと思い違いをしている。水と空気と食物によって生命は維持できるのであり、その生命の根源を蔑ろにする事は、人間社会の死を意味し、人が集まって構成される国の滅亡を意味する。だから敢えて「売国奴」という称号を前原に与えているのだ。
Posted by a at 2011年01月15日 09:37
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