2011年02月19日

海上自衛隊の恒久基地がある「ジブチ」で大統領辞任求め数千人がデモ 

☆ジブチ 大統領辞任求め数千人デモ クウェートでは遊牧民
(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110219-00000028-mai-int

http://www.asyura2.com/10/kokusai5/msg/423.html

東アフリカ・ジブチの首都ジブチで18日、ゲレ大統領(63)の辞任を求める数千人のデモが起きた。

(略)

与党連合が議会の全議席を独占し、大統領が自らの3選に向けて昨年、憲法を改正したため、野党連合が「3選反対」を掲げて呼び掛けた。エジプトの政権打倒を見習ってデモを続けるという。

ソマリア沖海賊対策で、海上自衛隊が護衛艦の補給拠点に利用した海上航路の要衝。




《関連記事》

☆自衛隊、初の海外基地建設 「ソマリア沖海賊対処」口実に ジブチに「軍事拠点」 (昨年7月23日の赤旗)

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik10/2010-07-23/2010072314_01_1.html

http://www.asyura2.com/10/senkyo102/msg/604.html

日本はジブチと、自衛隊の現地での「駐留活動」を法的に保障する「地位協定」(交換公文)を締結
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/pirate/djibouti.html
しています。防衛大学卒で外務省幹部経験者の森本敏拓殖大学教授は、昨年6月の参院外交防衛委員会の参考人質疑でこう述べています。

「自衛官がジブチの町で傷害事件を起こしても日本が裁判権を全部行使できるようになっている。在日米軍が享受できる特権よりもはるかに日本にとって有利。この協定をモデルに各国と結ぶことができれば、非常に良い協定の基礎ができた」



☆ジブチに建設される海上自衛隊基地をめぐって
(昨年4月28日のロシア国際放送)
http://japanese.ruvr.ru/2010/04/28/7048749.html

ソマリア沖の海賊問題を受け、紅海沿岸のジブチ共和国で、日本の海上自衛隊基地建設が近日中に着工される。日本国外に建設される初の日本の、また史上初のアフリカ大陸の日本基地となる。

北川敬三海上自衛官は現地で、今年の初夏には基地建設が開始し、その約半年後に終了すると述べた。APF通信が伝えた。日本にとって、このような海上自衛隊基地建設は前代未聞。日本は第二次世界大戦後に憲法を採択してから、国際問題解決の手段として武力を行使することを永遠に放棄すると宣言している。これに関連して2009年、日本政府は、日本の駆逐艦2隻をソマリア沖での海賊対策に参加させるため、新たな法律を採択した。その後1年が経過したが、その間ソマリア沖での事態は悪化する一方だ。日本の船舶の所有者は警鐘を鳴らしている。日本は危険地域からほぼすべての原油を入手しており、日本向け輸出に最重要な航路のひとつがこの地域を通っているため、航路の変更は不可能である。結論として、日本は自国の船舶を護衛するため、第二次世界大戦後初の海外での海上自衛隊基地を創設するという、少し前には考えもつかなかった行動に出る用意を進めている。問題となっているのは日本の軍事ドクトリン全体の見直しだが、なぜソマリア沖の海賊が、日本という遠い国の法律を変えてしまうほど影響力をもつのだろうか。

モスクワ東洋学研究基金のセルゲイ・ルジャニン教授は、海賊による脅威は実際に深刻なものだが、実際より誇張として、次のように語った―

「肝心なのは、西側主要先進国が当初、報道も軍の諜報機関も、海賊行為とは、貧困にあえぐ人々が生活の糧を手にするため犯罪に及んだものだとする、間違った解釈をしていたことにある。しかし実際はそうではない。この海賊行為が、自前の教育・訓練養成システム、諜報機関や最新の通信機器、巨大な資本を有した、強力な国際機構であることに、いまや疑いの余地はない。またこの国際機構は、過去にいずれかの国で諜報機関に関係していた専門家を利用していると考えるに十分な根拠がある。これは新たな形の国際テロリズムであり、政治に大きな影響を与える。また海賊の正体を正しく評価できないこと等により、戦いは非常に困難なものとなる」

実際、この西側諸国の基地が密集する地域の目と鼻の先で、いかにしてソマリア沖の海賊がすばやく略奪を成功させているのか、理解に苦しむところだ。ジブチには最大規模のフランス在外海軍基地があり、また2003年にはそれを上回る規模のアメリカ海軍基地が建設された。日本はこの地で第3の海上自衛隊基地を建設することになる。すでに明らかなように、この地のアメリカやフランスの基地には海賊への抑止力はない。アメリカやNATO軍のなしえなかったことに日本が成功し、この地域の海賊行為に決定的な打撃を与えることができればいいが、その望みは薄いだろう。実際のところ、西側諸国の基地や強力な装備にもかかわらず、海賊は常に活動を続けている。今のところ、海賊らは一歩先を行っている。そしてこの問題は、この海域全体が西側列強のまさに軍事的利益ゾーンと今にも宣言されるような規模に発展しそうな雰囲気だ。

ちなみにこの地域の歴史には、そうしたことがかつてあった。面白いことに当時も、まさに海賊対策がその口実とされたのである。



☆日本の次期防衛拡大計画と無人偵察機の行方
(ウォール・ストリート・ジャーナル日本版)

http://jp.wsj.com/Japan/Politics/node_149001

http://www.asyura2.com/10/senkyo99/msg/603.html

日本の海上自衛隊は近年、貿易全般や日本の重要な輸入資源である原油の輸送に使用される海路の防衛を主な目的として、活動範囲を徐々に拡大している。その次なるステップとして日本政府が現在検討しているのが、SF映画に登場するような無人偵察機(UAV)の導入だ。

(略)

日本の内閣は今年7月、アフリカ最東北端ジブチに哨戒機用施設を建設するため、予算を計上している。このジブチ国際空港の一角に建設予定の施設について、日本の一部メディアは第二次世界大戦後初の海外基地と報道している(ただし、日本の防衛省のウェブサイトには 「ジブチ基地」という言葉は日・英ともに見あたらない)。

現在までのところ、このアフリカの航空施設に将来UAVが導入されるかどうかについては、何も言及されていない。


posted by はなゆー at 11:15| Comment(1) | TrackBack(0) | 外交 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
マッチポンプと言う構造で見ると、判り易いと思う。
欧州の辺境にあると、そんな工作が遣り易いのだろ。
ジブチ基地の構造迄もヤラセだと嫌だなあ…、とは思うが既に嵌められてるんだろう。
日本の防衛は米国の手玉に取られて久しいから〜。
自民党のお陰で!
Posted by 田仁 at 2011年02月19日 18:43
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