(2003年5月15日付のオピニオン紙「長周新聞」)
http://www.h5.dion.ne.jp/~chosyu/tyuudennokaminosekityoubaishuukouzu.htm
漁協もまた、漁民に酒を飲ませることからはじまって、漁民の飲み代を中電に回す関係がつづき、下っ端は数年まえに支払いを拒否され数十万円の請求がきて女房にしかられた話とかあるが、幹部はタクシー券を渡され、下は柳井までタクシーで飲みに行き、幹部は広島までタクシーをとばして酒を飲むとか、なかには家族を食事に連れて行って中電に請求を回すものもいるとかも語られてきた。
(略)
そして町の代表を決める選挙もまた中電のカネ次第であった。「地獄の沙汰もカネ次第」というが「議会制民主主義もカネ次第」「漁協もお宮も裁判もカネ次第」の姿を広く暴露した。
(略)
歴代のアホな刑事は「わしらは反対派はつかまえるが、推進はつかまえないから安心しろ」と住民に漏らすものもいたが、国策である原発計画推進はお上への協力であり、なにをやっても無罪放免になるという不動の確信が、神崎氏の堂堂たる買収行為の背景にあったことは疑いない。
原発選挙になってからは買収選挙も相場が上がるいっぽうで、はじめは一票5000円であったのが1万円になり、2万〜3万円にまで跳ね上がった。今回の選挙では事前にうわさされた相場は「6万円」ともいわれたが、「実際には2万〜3万円だった」とか、地域によっては「区切りの悪い6000円だった。○○(推進派運動員)はがめついから、たぶんマージンがぬかれたのだろう」とか選挙後にはさまざまに語られた。
ある推進派町議経験者は語っていた。「初期のころに伊方の町議が上関に来て、“原発がきてから伊方のような田舎選挙でも1000万円は必要になった”と漏らしていたが、上関もまことにそのとおりになった。500万円をケチったら落選。票を買うのはあたりまえ、票を売るのもあたりまえになった。選挙になると連判状まで持ってきて“買わないか?”というものもいるし、かわいそうなのはわしらの方だ」と。
(略)
現金買収だけでなく、仕事のあっせん、息子や孫の就職の口利きなど、中電立地事務所の仕事はそれ以外にも忙しい。漁業補償交渉時には柳井の歓楽街が上関の漁業者でたいへんな賑わいとなった。
☆崩れぬ町民の力示す投票行動 上関町議選総括座談会
(2010年2月17日付のオピニオン紙「長周新聞」)
http://www.h5.dion.ne.jp/~chosyu/kuzurenutyouminnotikarasimesutouhyoukoudou.html
C: 実弾も推進派にいわせると「今回は相場が2万〜3万円」といっていた。以前から比較したら割高だが、そのくらい上がっていても不思議ではない。町議選となれば「推進派の敵は推進派」だが、中電としては親戚で反対派を崩しながら、票を上手に配分したということだ。それでも10対2のつもりだったようで、残念がる推進派もいた。中電の職員や関係業者が住民票を移しており、中電の関係者票は150票の5%といわれていた。
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