2011年09月15日

〔国会史料〕細川律夫厚労相も「福島原発周辺は“死の町”だった」

後藤隆昭
https://twitter.com/#!/ryu_/status/113647416028315648
H23.5.16参・行政監視委 細川大臣(当時)「Jヴィレッジから福島原発に行く間、・・・本当に町全体が死の町のような印象をまず受けました。」
対する(民)石橋議員「大変率直な感想をいただきまして、ありがとうございます。」
委員会には当然与野党揃っていたはずだが、これはスルーか?



後藤隆昭
https://twitter.com/#!/ryu_/status/113648838581035008
「死の町」という発言が本当に問題だと思っているなら、少なくともあの場面で委員長に詰め寄って審議を止めるべきだった。でもそうなっていない。問題だと思わなかったか、審議を聞いていなかったか、どっちか。



後藤隆昭
https://twitter.com/#!/ryu_/status/113648099024572416
つまり、騒いだから問題化しただけで、騒がなければ誰も問題にしない、といういい例。





《史料原文》

第177回国会 行政監視委員会 第3号
平成二十三年五月十六日(月曜日)
午後一時開会

http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/sangiin/177/0016/17705160016003a.html


○国務大臣(細川律夫君) 今、石橋委員の方からお話がありましたように、私は五月の七日にJヴィレッジとそれから福島第一原発の方に行ってまいりました。

 Jヴィレッジから福島原発に行く間、これマイクロバスで行きましたけれども、その間、人が一人も見えない、いない、牛が放牧をされて、主のいない牛が、何というか、漂っているといいますか、そんな風景を見まして、本当に町全体が死の町のような印象をまず受けました。

 そして、完全防護服を着まして、そして第一原発の免震棟の方に行きましたけれども、防護服を着てマスクをいたしますと、動作もなかなか鈍くなりまして、非常に動くのも不自由、何か息をするのも何となくしにくいような、そんな状態で免震棟の中に入りました。そこには作業員がたくさんおられまして、そしてたくさんの方がそこで作業をしたり休んだりいたしておりまして、その状況を拝見をいたしまして、この原発の収束作業、これは大変な作業であるということをまず実感をいたしました。

 そこで、私は作業員の皆さん方に、あなた方、皆さん方のこの作業というのはもう世界中の人たちが注視をしていると、何とかこの原発収束をしていただくように心からお願いをしますと、こういうことで、しかし、私の方では皆さん方の健康が大事だということ、したがって、被曝量の管理とそして皆さん方の健康と、これが私にとっては関心の最も高いところであり、皆さん方が無事この作業を終えられることを心から期待をしているというような挨拶もさせていただきました。私は、作業員の皆さん方のまずは被曝線量の管理、そしてまた健康管理、これをしっかりしていただく、また私どもの方としてもそれを指導していくということを強く思った次第でございます。

 また、会社側からもいろいろとお話もお聞きをいたしました。会社側の方としても、収束に向けて最大限の努力をしているけれども、なかなか思うようにいかないところもあって国民の皆さんにも御心配掛けているというようなお話もございましたけれども、いずれにしても、原発が収束をしなくては、このための作業というのはこれは何としてもやり抜いていただかなければならないと思いますし、そのために健康管理というものは私どもの方としてはしっかりやっていきたいと、指導してまいりたいと、このように考えたところでございます。



○石橋通宏君 大変率直な感想をいただきまして、ありがとうございます。(以下省略)


posted by はなゆー at 04:08| Comment(0) | TrackBack(0) | ムンクの叫び | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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