2011年10月07日

3月14日に「ヨウ素剤を服用させろ」の助言、政府対策本部に届かず

☆ヨウ素剤服用の助言、政府対策本部に届かず 政府が答弁書で認める (産経新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111007-00000577-san-pol

http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/282.html

政府は7日の閣議で、原子力安全委員会が東京電力福島第1原発事故の発生3日後の3月14日、体内被曝(ひばく)をした場合に健康被害を防ぐ効果がある安定ヨウ素剤を住民に服用させるべきとする助言をしながら、菅直人首相(当時)が本部長を務める政府の原子力災害対策本部に届いていなかったとする答弁書を決定した。公明党の浜田昌良参院議員の質問主意書に答えた。

原子力安全委は同月13日、一定の被曝線量を超える住民に安定ヨウ素剤を服用させるよう求めるコメントを発表。翌14日に対策本部事務局にも助言を行った。しかし答弁書は、同事務局で「受けた記録が確認されていない」とした。





《備考》

☆福島原発事故、遺伝子突然変異は人類にとっての問題
(スイス国際放送)

http://www.swissinfo.ch/jpn/detail/content.html?cid=31290712
             
swissinfo.ch:放射性ヨウ素について伺います。8月18日付けの朝日新聞によれば3月24〜30日にいわき市、川俣長、飯館村の1150人の子どもを対象に甲状腺被曝を調査した結果、その45%が被曝していた。14歳の男の子が「僕の体には放射性物質が入っているからゼロじゃないんですよね。本当に僕は大丈夫なのか教えてほしかった」と言っていました。実際のところ、被曝したこの子どもたちはどうなるのでしょうか。


ヴァルター:ということは、子どもたちが原発の爆発直後にヨウ素剤を服用しなかったということか?信じられない・・・(顔を曇らせ、データを見るためコンピューターに向かう)。スイスでは原発から半径20キロメートル以内の住人は、全員ヨウ素剤を持っている。それが原発を持つ国の安全対策の基本であり、国民に対する責任だ。たとえ持っていなかったとしてもすぐに子どもに配るべきだった。
(以下略)

posted by はなゆー at 20:48| Comment(2) | TrackBack(0) | 時事(国内) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
これって、言った、言わない、っていう話でしょう。
簡単に言えば、責任のなすりつけ合いに過ぎない。

原子力安全委が嘘ついていることも有り得るんだけど。

どうして、「原子力安全委、ウソつかない!」っていう前提の
記事になってるんだ?

産経の記事、という以前に、マスコミと原子力村の関係を考え
れば、疑わなければならないと思うよ。

でも、3月のあのとき、「直ちに健康に影響は無い」って、
皆んな言ってたはずだけれど。

被曝を防ぐために地位をかなぐり捨てて動いた人は、この記事
に関係する者のなかにはいない。

くだらない犯人探ししてるヒマがあったら、いまも被曝し続け
てる子どもたち、人びとを、直ちに避難させる手立てを考えろ。
Posted by 一都民 at 2011年10月08日 05:44
今動かそうとしている原発は近隣住民にヨウ素配ってないって事ですよね。避難訓練も聞いた事ないです。原発爆発の映像をTVで見てすぐに薬局にヨウ素剤が欲しいと行きましたがありませんと言われました。売ってないのでなく商品がないと。また必要なら国が配布してくれるから大丈夫とも。私たちは間に合わなかったけれど子を持つ母としては今回の汚染地図とか見てると原発半径100キロで配っておいて欲しいです。あ、日本中か…
Posted by 母として at 2011年10月08日 10:05
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