2011年11月10日

〔チェルノブイリ資料〕脱毛症や乾癬などの「皮膚疾患」の増加

ヤブロコフ報告書
(注:PDF)
http://www.strahlentelex.de/Yablokov%20Chernobyl%20book.pdf



☆脱毛症・乾癬といった皮膚疾患の増加 ― ヤブロコフ『チェルノブイリ』5.10節 Skin Diseases
http://www.asyura2.com/11/genpatu18/msg/325.html
投稿者 ポリーテイアー 日時 2011 年 11 月 10 日 08:35


5.10 Skin Diseases

皮膚の病気は、外部からの刺激物を反映しているだけでなく、体内への吸収された有機/無機の作用物質の諸効果と内部器官の病気をも反映している。複数の機能をもった多層の器官である皮膚は、表皮・真皮・様々な細胞―爪や髪を形作る角質/メラニン色素を含む−そして皮脂腺・汗腺、から構成されるものである。皮膚には神経と血管が豊富に通っている。それゆえ、皮膚と皮下組織すべてが、以下で引用する研究で論証されているように、血管と他の体内組織への内部のダメージを反映している。



5.10.1 Belarus

(1)1994年までにひどく汚染されたエリアの全てにおいて、子供達の間で皮下組織の病気が増大した。

(2)様々なタイプの脱毛症で病院に担ぎ込まれた子供とティーンネイジャー69人の内、70%以上がひどく汚染されたエリアの出身であった。

(3)Brest州Luninets区域のSenkevichi村では、子供の皮膚疾患および皮下組織の疾患の発生率は、2000-2005年で1.7倍に増えた。

(4)1986年から1996年 にかけて、Cs-137による汚染レベルが15-40Ci/km2であるゴメリ州のkormyanskおよびChechrsk区域で検査された子供4598人の内、皮膚疾患の発生率は、低汚染エリアと比べて有意に高かった。

(5)破局時に0才から4才だった子供達の間における皮膚疾患の発生率は、5-15Ci/km2の汚染エリアと比べて、15-40Ci/km2の汚染エリアの方が有意に高かった。

(6)破局からの9年間では、皮膚および皮下組織の罹病率が最も高かったのは1993年だった。



5.10.2 Ukraine

(1)1988-1999年にひどく汚染されたエリアに住んでいる避難民の間では、低汚染エリアと比べて皮膚疾患が4倍以上であった。


5.10.3 Russia

(1)汚染エリアの学校に行く前の子供達では、破局前と比べて、滲出性体質(皮膚や粘膜が過敏で、湿疹や呼吸器・消化器などの炎症を起こしやすい)が4倍以上頻繁に見られた。
(訳注:顆粒球過剰、あるいは/また、副腎ホルモンの分泌過少)

(2)1995から1998年にかけて、州平均そしてロシア平均と比べて、ひどく汚染されたエリアでは、子供達における総体的そして原発性の皮膚疾患の発生率が、著しく上昇した。

(3)Bryansk州のGordeevka―ここは最も汚染された区域の一つである―にいる子供達とティーンネイジャーの60%に皮膚科学上の病理が発見された。

(5) 掃除人に関していうと、皮膚および皮下組織の病気の発生率は、破局後6年にわたって増加し、1992年には1986年の水準を16倍超過した(表5.64)。

表5.64:1986年46人、1987年160人、1988年365人、1989年556人、1990年686人、1991年747人、1992年756人、1993年726人

(6)掃除人の間では、表皮の角質層と細胞小器官層が薄くなり、内皮の膨張、リンパ系の炎症性浸潤、小動脈の炎症も見られた。そういった症状は、放射能の程度と相関していた。

(7)破局後、乾癬にかかった掃除人の97%では、乾癬に付随して、中枢神経の機能不全および胃腸の不調が見られた。

チェルノブイリ後、子供と掃除人において皮膚と皮下組織の疾患が増加したことは疑い得ない。


              ↓


01. ポリーテイアー 2011年11月10日 08:45:06:

これから起きる破滅的な健康被害の数々。以下、熟読した後、西日本へ避難すべし。これから、セシウム入りの毒花粉も飛んでくるし、もはやタイムリミットだ。すみやかに転校の手続きを取るべし。時間がない。

----爺さん抄訳部分----

@「第4章12節 チェルノブイリでの食品と人々の放射能汚染」
http://www.asyura2.com/11/genpatu14/msg/501.html

A土壌汚染1138Bq/kgから5695Bq/kgで将来起こり得ること。「チェルノブイリ」から抜粋
http://www.asyura2.com/11/genpatu14/msg/568.html

B日本で起こり得ること ウクライナ ルギニ地区 1986年
http://www.asyura2.com/11/genpatu14/msg/631.html

C「第4章14節 チェルノブイリ放射能汚染地域での放射線防御の方法」
http://www.asyura2.com/11/genpatu14/msg/694.html

D「チェルノブイリ」 第U章 5節 遺伝的変異  フェアユース翻訳海賊版シリーズ
http://www.asyura2.com/11/genpatu16/msg/646.html

E「チェルノブイリ」第U章 5節 8.神経系・感覚器官疾病と精神衛生への影響 フェアユース翻訳海賊版シリーズ 
http://www.asyura2.com/11/genpatu16/msg/780.html


---ポリーテイアー抄訳部分-----

@首都圏から逃げ遅れれば、いずれは呼吸器の癌
―喉の痛みや鼻血が意味していること 
http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/561.html

A首都圏における低線量被爆の症状−各地で報告される貧血・白血球の減少が意味すること http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/618.html

Bセシウムで心臓・血管が傷つけられ、高血圧・虚血性心疾患・動脈硬化・脳卒中−ヤブロコフ「心臓および血管に関する病気」から
http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/707.html

C首都圏で手足口病・マイコプラズマ肺炎が激増している背景−放射能で微生物生態系が「沸騰」し、B・C型肝炎も劇症化へ
http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/717.html

Dこれから首都圏で予想される子供の老衰症状−ハゲ・脱毛・老眼・難聴・骨そしょう症−平均寿命は40歳へ
http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/741.html

E首都圏における早産の多発―将来は、男性はインポ・無精子症、女性は若くして閉経 or70歳で乳が出る http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/781.html

F健康な歯を持つ子供は9.1%−1歳児で虫歯が多発。将来は、歯牙腫・歯周病が激増 ヤブロコフ「消化器系・内臓疾患」から
http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/845.html

Gチェルノブイリエイズ―汚染エリアの子供はCs-137で胸腺が破壊されてリンパ球T細胞がない状態(免疫不全)
http://www.asyura2.com/11/genpatu18/msg/115.html

Hチェルノブイリハート:福島なら翌年から、東京なら4−5年後から、脊柱側弯症・多指症・兎唇などの奇形児と堕胎の増加 
http://www.asyura2.com/11/genpatu18/msg/253.html


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その他:「第13節 チェルノブイリの放射性核種を除去する」は以下。
http://chernobyl25.blogspot.com/2011/07/13.html

posted by はなゆー at 09:08| Comment(0) | TrackBack(0) | ムンクの叫び | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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