2007年03月18日

〔メモ〕従軍慰安婦(性奴隷)に関する国連の報告書2つと解説

☆国連人権委員会のラディカ・クマラスワミ(Radhika Coomara-swamy。スリランカ出身)特別報告官による報告書

〜戦時における軍事的性奴隷制問題に関する朝鮮民主主義人民共和国、大韓民国および日本への訪問調査に基づく報告書〜

http://space.geocities.jp/japanwarres/center/library/cwara.HTM#

http://www.asyura2.com/07/senkyo32/msg/213.html

☆従軍慰安婦を含む旧日本軍の戦時下での女性に対する性暴力問題を調査した国連差別防止・少数者保護 小委員会(差別小委)のマクドガル報告書に関する情報

http://ha2.seikyou.ne.jp/home/nkhp/makdogal.htm#%83A

http://www.asyura2.com/07/senkyo32/msg/214.html

●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○

東京大学大学院教授である醍醐聰氏による解説

      ↓

http://sdaigo.cocolog-nifty.com/blog/2007/03/post_d9fe.html

http://www.asyura2.com/07/senkyo32/msg/215.html

また、1994年に国連人権委員会によって「女性への暴力に関する問題に関する特別報告者」に任命されたスリランカの法律家クマラスワミ氏が1996年に提出した最終報告書は、慰安婦の徴集に次のような3つのタイプがあったと記している。

@すでに娼婦であった女性と少女からの自発的応募

A料理屋や軍の料理人、洗濯婦と称して女性を騙すやり方

B日本の支配下にあった国々での大規模な強制と奴隷狩に匹敵す  る暴力的連行

まず、指摘しておく必要があるのは、安部首相が言う「狭義の強制」的徴集も実在した証拠が提出されているということである。クマラスワミ報告にあるように、徴集方法は地域によって一様ではなかったが、国内では軍が直接自国民を慰安所へ連行するのは好ましくないと判断され、@が多く、一部Aのやり方もあったようである。

しかし、当時、日本軍の統治下にあった朝鮮、台湾、中国等では、軍人が直接現地の女性を拉致、誘拐して慰安所へ連行するケースや、現地のブローカーや地元の村幹部などを通じて女性を集めたケースが多かった。1956年に中国の瀋陽と太源で行われた日本人戦犯裁判で有罪判決を受けた45人の自筆供述書、前記のクマラスワミ報告に収められた元従軍慰安婦3人の証言、韓国政府が元慰安婦13人から聞き取り調査をした結果をまとめた中間報告書(1992年7月31日)などから、この事実を具体的に読み取ることができる。

しかし、このことから、物理的強制(連行)を伴わない徴集なら問題はなかったなどと言い募るのは慰安婦徴集の実態に目をふさぐ暴論である。例えば、「よい仕事があるから」といった甘言で軍の慰安所に連れていかれ、最初は裁縫や洗濯などを割り当てられたが、しばらくたって兵士の性的処理の相手をさせられた女性がおびただしい数にのぼる。こうした女性に対して、「家に乗り込んでいって強引に連れていったわけではない」などと殊更に言い募るのはモラルの退廃というほかなく、そうした人物が「美しい国づくり」を語るのは笑止の沙汰である。

本来、インフォームド・コンセントというのは、必要な情報を得たうえでの合意を意味し、詐欺や甘言で誤導された意思が「真正の意思」でないことは言うまでもない。それどころか、暴力的連行とは区別される詐欺・甘言(この事案では女給か女中として雇うという詐欺)による慰安婦の徴集を「国外移送目的の誘拐」として有罪とした大審院判決(1937年)が存在したことが「朝鮮人強制連行真相調査団」の手で発掘されている。


posted by はなゆー at 20:37| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 外交 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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