2007年05月24日

アジア女性資料センターが北海道女性自衛官レイプ未遂訴訟に要請書

アジア女性資料センター

http://www.ajwrc.org/

が、北海道女性自衛官の人権訴訟に関する要請書を、北部航空警戒官制団および防衛省航空幕僚監部に提出した。

北部航空警戒官制団、防衛省航空幕僚監部に提出した要請書は下記のとおり。

               ↓

http://www.ajwrc.org/modules/news/article.php?storyid=257

女性自衛官の人権裁判に関して要請書を提出しました。

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北部航空警戒官制団第45警戒群○○基地
群司令 ○○○○様

2007年5月21日

基地内で発生した性暴力事件に対する真摯な反省と、被害女性への不当な取り扱いの即刻停止を求める要請書

アジア女性資料センターは、女性の人権確立のために活動している団体です。

私たちは、基地の中で、21歳の女性自衛官が、上司である自衛官により性暴力を受ける事件が発生したこと、さらにその後も、加害者に対する厳正な処罰と被害者に対する被害回復のための速やかな措置がとられず、むしろ被害者に対する不当な取り扱いが続いていることに、重大な懸念を抱いています。

貴職には、基地内でこのような重大な性暴力事件が発生したことを真剣に受け止め、加害者に対しては厳正に対処するとともに、被害者に対して被害回復を行い、再発防止に努める責任があります。しかしながら、貴職は必要な措置を速やかに講じるどころか、むしろ被害者の行動制限、差別的言辞、退職強要など、被害者に対する二次被害を発生させています。裁判を受ける権利は憲法で保障された権利であり、提訴を理由にした差別的取り扱いは許されません。

私たちは、この著しい不正義に強く抗議し、被害者に対する不当な取り扱いを即刻取り止め、被害回復のために必要な手段へのアクセスを被害女性に保証するように強く求めます。

以下、要請します。

1. 女性自衛官の提訴を理由にした嫌がらせや差別的取扱いを即刻取り止め、謝罪すること。

2. 今後、被害女性に対するあらゆる嫌がらせや差別的扱いがないよう、
二次被害防止措置を貴職の責任において講じること。

3. 被害女性が、カウンセリングや法的サービスなど、被害回復に必要な
あらゆる手段にアクセスできるよう、貴職の責任において保証すること。

4. 現在進行中の調査を、厳正かつ迅速に、二次加害を絶対に起こさないよう配慮して行うこと。

5. 加害者への厳正な処分、内部規則の見直し等、基地内におけるセクシュアルハラスメントや性暴力の再発防止のための措置を速やかにとること。


アジア女性資料センター
〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町14-10-211
http://www.ajwrc.org/

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この裁判の訴状(PDFファイル)は

           ↓

http://www.labornetjp.org/files/sojo

さらに、記者会見における被害者女性のプレスリリースは

           ↓

本日、私は、自衛隊を相手とする国家賠償請求訴訟を起こしました。

最初に申し上げたいのですが、加害者には家族があります。今回の事件で、ご家族には何も非はありません。マスコミ関係者の皆様にお願いしたいのは、加害者の家族に迷惑をかけるような報道やインタビューは決して行なわないでほしいということです。私には、加害者のお子さんと同じ年の弟がおります。私はご家族のことを大変心配しております。ですから、ご家族に対する報道は控えるよう重ねてお願い申し上げます。  

私の事件は、民主主義の国において、決して許されないことです。加害者、そして部隊の上司が私に行なった数々の行為は、私の人権や女性としての尊厳を著しく踏みにじるものでした。

私は、現在21歳です。現職のまま裁判でたたかうことを決意しました。現職で裁判を行なうことがどれだけ難しく、又、どれだけ大変かは理解しているつもりです。私は加害者や上司を許すことができませんでした。被害者に対する陰湿な嫌がらせや、退職に追い込み、被害者が泣き寝入りする現状があってはなりません。  

私は現職のままたたかい、そして勝ちたいと思います。裁判所には、公平な裁判をお願いします。自衛隊には、事実を確認して、一刻も早く私の働く環境を整備することを強く要望します。  

今回、国家賠償請求という裁判を起こすまで大変な苦労をしました。父や北海道合同法律事務所の佐藤弁護士のサポートがあり、裁判を起こすことができました。大変感謝しております。  

私は、通信制大学に通っています。事件後約8ヶ月の間、上司に陰湿な嫌がらせを受け、通信制大学に通わせないと脅されたり、一人孤立させられたりしましたが、つらくなったりした時には勉学に励みました。  「働きながら学ぶという尊さ 働きながら通教生としての奮闘働きながら大学生としての勉学 これほど美しく これほどすばらしき人生はない」  これは、大学の月刊誌の表紙に書いてあった言葉ですが、この言葉に励まされました。

私は、私の人権と女性としての尊厳を取り戻すため、国とたたかいたいと思います。 

3年前、自衛隊に入隊したころ、私は自衛隊に対する大きな期待と夢を持っていました。今でも私は自衛隊に期待をしております。それは、今後自衛隊が社会常識が通用する普通の組織となり、女性が安心して働ける職場になれるかどうかにかかっていると思います。   

最後に、私が立ち上がることで、同じ体験をされた方に勇気と希望を与えることができればと思います。

本日は、お忙しい中お集まりいただき、誠にありがとうございました。

2007年5月8日  原告

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《関連記事》

☆女性自衛隊員が国を提訴=「セクハラ被害で苦痛」−札幌地裁 (時事通信)

http://www.asyura2.com/07/war91/msg/994.html

訴状によると、女性隊員は航空自衛隊の北部航空警戒管制団第四五警戒群(北海道当別町)に勤務していた昨年9月、夜勤中の男性隊員(32)に呼び出され、ボイラー事務室で体を触られるなどのセクハラ被害を受けた。女性隊員は被害を男性上司に相談したが、外出許可を受けられなくなり、退職願を出すよう迫られた。

航空自衛隊の警務隊は今年2月末、女性隊員の被害届を正式受理した。

☆女性空士長 同僚のわいせつ行為で国家賠償提訴 北海道 (毎日新聞)

http://www.asyura2.com/07/war91/msg/999.html

訴状によると、空士長は女子隊員寮で就寝していた06年9月9日午前2時半ごろ、泥酔した男性3曹(32)に内線電話で呼び出され、胸などを触られた。上司に被害を訴えたところ、「ここまでこじれたら、自衛隊ではやっていけないんだよ」などと言われたうえ、退職を強要された。

☆「美しい国」の犠牲者は子供たち (きっこの日記)

http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=338790&log=20070509

ハッキリ言って、あたしは、自衛隊なんかに入るような人の感覚なんて理解できないけど、その選択が正しいのか間違ってるのかは別にして考えた場合、たぶん、この女性は、この国を愛し、この国のために自分にできることをやろうと思って、大きな志を持って入隊したんだと思う。

それなのに、変態自衛官から職務を口実に呼び出され、卑劣な性的暴行を受けた挙句、そのことを上の人間に相談したら、加害者には何のオトガメもないどころか、その加害者を守るために、被害者のほうを辞めさせて口封じをしようだなんて、どこまで腐りきってるんだろうか? こんな不条理な話があってもいいんだろうか? この呆れ返るインペイ体質、男尊女卑体質が、大きな志を持って自衛隊に入隊した女性をどれほど傷つけたことだろうか?‥‥って思った。

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辻元清美代議士のブログより。

http://www.kiyomi.gr.jp/blog/2007/05/21-1286.html

http://www.asyura2.com/07/senkyo34/msg/1021.html

本日2007年5月18日、安全保障委員会にて、辻元清美は自衛隊内のセクシャルハラスメントの件数について質問をしました。

それに対し、政府参考人は「平成11年〜17年までの間に、380件の相談がよせられている。」と答弁し、上記のような事実が明らかになりました。

自衛隊については、公務員の倫理規定が適用されないため、セクシャルハラスメントに対する訓令が別途出され、運用されています。

北海道の航空自衛隊通信基地の女性自衛官が被害にあったセクハラ・パワハラ事件など、自衛隊内の規律の問題が問われています。今後この実態などについて、引き続き安保委員会で追及していきます。

posted by はなゆー at 19:19| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事(国内) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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