2007年08月27日

読売新聞「自衛隊が人材確保に民間から“レンタル移籍”」 

アメリカでは低所得家庭の青年が大学進学のための奨学金が目的でイラクに従軍するケースが多いが、日本では堅調企業の正社員や公務員・教員採用の優遇枠=“国家への貢献者”への優遇枠=“愛国者”枠(これは八割がた新設されるだろう)と期限付き自衛隊入隊がセットになるのではないかという気がするのだが…。

☆防衛省、人材確保に民間からの「レンタル移籍制度」 (読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070827i104.htm

http://megalodon.jp/?url=http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070827i104.htm&date=20070827180312

民間企業の内定者や若手社員、他の公的機関の若手職員を2〜3年の任期制自衛官として受け入れ、任期満了後に元の職場に戻す仕組みを考えついた。身分は通常の自衛官と同じで、訓練内容も変わらない。入隊後は数か月間の基礎教育を経て全国の部隊に配属され、災害派遣など実際の現場での活動を想定している。

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《関連記事〜8月19日の拙文》

公的機関や企業に採用された者が自衛隊で勤務する制度を創設か 

http://alcyone.seesaa.net/article/51945959.html

公的機関や民間企業に採用された若者が、任期制隊員として自衛隊で一定期間勤務する制度の創設が検討されている。早ければ来年度から実施。

☆実現なるか「レンタル移籍制度」 自衛隊で資質を磨き任期終え企業に復帰 募集環境の悪化に対処 (7月26日の「朝雲」。なお、同紙は防衛省・自衛隊関連のニュースを主とする専門紙である)

http://www.asagumo-news.com/news/200707/070726/07072603.html

http://megalodon.jp/?url=http://www.asagumo-news.com/news/200707/070726/07072603.html&date=20070819190949

サッカー界の「レンタル移籍制度」をイメージしたもので、本人、雇用主、防衛省の3者の合意を前提に2ないし3年間、自衛隊の教育・勤務を経て、社会人としての資質を高め採用された企業や公的機関に戻る。

企業側は新人教育の期間を省き即戦力として配置できる一方、自衛隊側では年間約1万人の新規採用の裾野が広がるメリットがある。

6月下旬に出された防衛省の「人的側面の抜本的改革検討会」の報告書に盛り込まれており、今後、制度設計を詰めた上で、早ければ平成20年度にも試行的に実施に移されるものと見られる。

★新入社員が自衛隊に行って戻ってきたら「即戦力として配置できる」と書いてあるが、自衛隊で3年訓練したら、民間企業で役に立つスキルが身についているのかというと、これは疑問。新入社員が民間企業で3年間頑張れば、たいていの場合、それなりのスキルが身につくのとは対照的な結果になりそうな予感がする…。

〔この記事へのコメント〕

◆ この制度は疑問です。

夫の職場では、自衛隊を退職した人が専門の技術を持っていることや自衛官を再雇用する企業への補助金制度もあるというメリットを利用して、元自衛官を多数採用してきました。しかし、今は採用していません。何故なら、元自衛官の多くは指示待ち症候群という困った現象と、自分のやった仕事の結果に対する社員としての責任を負おうとしない人間が多かったからです。

夫は数年前、会社の人事部に「もう自衛官退職者を募集するな」と言いました。一人、二人くらいそうでない人間もいたようですが、多くが組織の中の部品としての役目しか果たさず、現場の臨機応変的な責任の伴う仕事は、たたき上げの企業戦士の方が期待できるということでした。

夫の職場は特殊だから、退職自衛官が社会で通用しないとはいいませんが・・・自衛隊を過大評価しているところが、政治的意図をも感じさせる制度ですね。

入社した新人が先輩を手本と思えるような社内の雰囲気があれば、成長のための十分なテキストになると思うのは、私達はそれでやってきたのですから。

Posted by renanaya at 2007年08月19日 20:52

◆ 軍隊では人間を殺傷し物を破壊するための厳しい訓練をするのだ。

企業の即戦力などというふざけた目的のために軍隊を流用するなどもってのほかである。

まあ、これを全企業にひろげるのであれば徴兵制に近くなるから、その布石としてならば分かるが。

Posted by 企業の即戦力とかいうなっての at 2007年08月20日 05:00

◆ 過去の新聞記事をあさっているときに見たのですが、確か1950年代に自衛隊が「体験入隊した者に就職を斡旋」という記事が載っていました。

就職したい気持ちを逆手にとって徴兵まがいのことをするのかという批判もあったのか、そのあとは話を聞きません。

体質右翼な経営者の中には自衛隊に研修で新採を送り込む者もいますが、はっきり言って仕事内容をみっちり教え込んだほうがマシですよ。

それにつけても防衛庁は他省庁や民間企業の人事や研修に介入してくるとは何様のつもりなんでしょうかね。

Posted by 自衛隊様は別格なのです at 2007年08月20日 15:08

◆ 絶対に広報誌なんかで大っ平に言わない事ですが、人材派遣会社が想定に入ってる事は、賭けてもイイですよ?

皆さんの想定より、悲惨な状況と思いますが?

実質、「貧乏人は兵隊へ行け!」制度になるのでは。

「護憲で水際阻止」した方が、本当に良いです!!

Posted by 田仁 at 2007年08月20日 22:18

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《関連記事〜8月21日の拙文》

〔メモ〕社員を中東の戦場に出張させている日本企業がある?

http://alcyone.seesaa.net/article/52152906.html

練達のブログ・コメンテーターである田仁氏いわく
「絶対に広報誌なんかでおおっぴらに言わない事ですが、人材派遣会社が想定に入ってる事は、賭けてもイイですよ?皆さんの想定より、悲惨な状況と思いますが?実質、『貧乏人は兵隊へ行け!』制度になるのでは。」

☆石播に見る国民徴用の先行事例(注:このデーターは多少古い)

http://associationists.fc2web.com/watanabe0001.html

http://megalodon.jp/?url=http://associationists.fc2web.com/watanabe0001.html&date=20070821063213

四番目ですが、石播は、当然防衛庁の要請を断れない、また現場の労働者も先ほどから説明しているように断れないというような状態になってきています。しかも労働組合も闘えない状態になってきています。

組合の職場集会で、イージス艦の修理で石播から七人派遣されている。組合員が行かされて危険な目に逢っているではないか?組合員の命を守るためにもこの問題について調査をしろと要求したんです。委員長は「これは国防上必要なことで、当社の任務である。これを認めない者は業務を続けることはできない。」(今度七人行っていると言うことは発表されていないので)「ニュースソースはどこだ。それを明かさなければ検討しない。」会社が会社なら労働組合も労働組合と言うひどい状態です。

それに加えましてテロ特措法が出来たときに自衛隊法が改訂されて「民間人も防衛秘密を漏らしてはならない」という守秘義務が加わったんですね、「懲役五年以下」なんですけれど、それが悪用されて何でも「防衛秘密」、「防衛秘密」なんです。現地に行くことも、どのコースで行ったかも防衛秘密なんです。こう言う形でものが言えない状態がエスカレートしてきています。

(略)

唯軍事生産は大変な旨味があります。たかが一七%という数字ですが、これに頼りたくなる麻薬です。

一つは、今不況の中で競争、競争と単価をたたかれてどこの企業でも苦労するわけですけれども、ジエットエンジンや軍艦を造るところは限られていて、三菱とか、石川島とか川崎重工とか、それがうまく順番に(体の良い談合です、)多分防衛庁が決めて順番にやる随意契約ですから、競争はないし、原価は全部、掛かり高(掛かった費用)で、その原価に利益率が掛けられたものが「契約金額」です。こんなうまい話は無いんです。

しかも原価というのは最近の日本航空の水増し事件のようなやり方で増やすことが出来るわけです。誰々が何日の何時からはじめ、何時に終わりまましたと仕事にかかった工数をコンピュータに入れたものを集計するシステムが作られているのですが、このシステムに他の作業(民間向けの仕事)をやってもやった工数を入れてしまうわけです。これは、私たちとすれば問題にしていかなければならないと考えています。

posted by はなゆー at 19:10| ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事(国内) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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