2007年11月10日

アルジャジーラ「日本の福祉への取り組みは脆弱だ」

アルジャジーラの記事「Japan's feeble fight for welfare」

http://english.aljazeera.net/NR/exeres/23412F42-6347-43A1-8A3A-D9D57074E313.htm

http://s02.megalodon.jp/2007-1110-1836-53/english.aljazeera.net/NR/exeres/23412F42-6347-43A1-8A3A-D9D57074E313.htm

を篤志が和訳してくださった。

              ↓

「日本の福祉への取り組みは脆弱だ」 

日本は対外援助という観点からは、世界で最も寛大な国の一つと思われているが、自国のこととなると、多くの人が支援がもっと十分であればと思っている。

高齢化と十分でない雇用保障が、日本が福祉を充実させるのを圧迫している。

批判は政府の弱者への扱いに向けられてきている。

「まつせふみえ」さんは2年間にわたって生活保護の申請をしようとしたが、まだできていないのは、日本が解決しなくてはならない問題を象徴している。

【食いつぶされた貯蓄】

視力が低下している71歳の彼女は、医療費が貯蓄をくいつぶすと話す。

ふみえさんは、日本の南部にある工業都市、北九州市にある古びた市営住宅の、小さな2部屋のアパートでつつましく暮らしている。

ふみえさんはわずかに月5万円の年金でなんとか食いつないでいる。

ふみえさんは、福祉事務所に行った時、職員は傲慢で、真剣に対応してくれなかったと話す。

ふみえさんは語る、「一番ショックだったのは、職員の方が『障害があるからって、生活保護が簡単に受けられるってわけじゃないんだよ。』といったことです。」

「職員の方は電話で3回、事務所のカウンターで2回、私を追い返しました。私の言うことを聞こうとさえしてくれないんです。」

日本で生活保護を受けるのはとても難しく、受けようとする中で死ぬ人もいる。

同じ北九州市に住むある男性は、生活保護が打ち切られた後に餓死している。ミイラ化した遺体が発見されたのは一ヵ月後だった。

日本の人々が唖然としたのは男性の死のみならず、男性が書き残した痛ましい日記だった。

「2時。お腹すいた。」男性が生活保護を打ち切られた6週間後に書いたものだ。

「おにぎりが食べたい。」

「午前3時。もう10日も食べてないけど、まだ生きてるよ。」

【予算の制限】

生活保護問題対策全国会議弁護士の高木佳代子氏は、福祉事務所は時に申請書を手渡すことさえ拒んでいると語る。

「主な理由は予算を抑えるためです。多くの人は、自身が本当は生活保護を受ける十分な資格があることに気付かず、そんなもんだと思いがちです。」と高木氏はアルジャジーラに語った。

豊かな日本であるが、生活保護受給者には、生活保護を受ける前に、資産を使い果たし、扶養義務者からの援助に頼ることを要求するといった厳しい決まりもある。

日本の貧困層の大多数は高齢者だ。日本の高齢化や終身雇用制の崩壊により、生活保護を必要とする人数が増えている。

しかしふみえさんは、だからといってそれが本当に必要としている人を追い返す理由にはならないと話す。

「政治家は福祉行政を削減したり、福祉の予算をまかなうために増税を考える前に自分達の給料をカットするべきだと思います。」とふみえさんは話す。

しかし肩身のせまさや遠慮さから自身の権利を要求することが出来ない人は、今後も苦しみ続け、そして時にひっそりと餓死していくのだ。

posted by はなゆー at 19:07| ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | 時事(国内) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
暴露ついでに、日本政府は米国債を買う事と、防衛・原発利権で米国に貢ぎつつキックバックを稼ぐ事に忙しいんだと、解説して上げて?
日本人の命を救う事よりも、なんだけど。
イラク人でさえ、「年間3万人超の自殺」と言うと驚いて、「イラクの戦闘やテロで亡くなる人数より凄い!日本は大丈夫か?」と心配してくれるそうだ。
Posted by 田仁 at 2007年11月10日 21:37
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