2008年03月22日

〔史料〕劣化ウラン→サマーワ帰りの米軍兵士が体調を崩していた

☆イラク戦米兵士、DU汚染を初確認 (2004年4月5日の「nomorewar」)

http://groups.yahoo.co.jp/group/nomorewar/message/12534

http://www.asyura2.com/0403/war50/msg/564.html

イラク戦争で初めてのDUに汚染された米兵士発見。これはNew York Daily Newsが独自の調査で明かにしたもの。しかもこの兵士たちが具合が悪くなったのが、なんとあのサマワだというのだ。

この兵士たちはいずれもニューヨークの第442軍事警察所属。昨年3月からオランダ軍と交替する8月までサマワにいた。任務としては付近のパトロールなどで、直接戦闘には従事していない。

この部隊の(たぶん体の具合の悪い)9人を調べたところ、4人が「ほぼ間違いなく米軍のDU砲弾の粒子を体に持っている」、尿検査ではこの4人から2種類の人工ウラン同位体(U-236など)を発見したという。つまり劣化ウラン弾に違いないという根拠だ。

兵士たちの証言では、よく破壊された戦車の横を車で通ったり、砂嵐を浴びたのが原因でないかという。この記事では通常考えられているよりも、DU粒子は拡散するという専門家の証言を載せている。

自衛隊員も同じ運命になるのか。と言うより、サマワの人間もだいぶDU汚染でやられているはずだ。これこそ第一に行わなければならない医療支援なのに、自衛隊は米軍に遠慮して手をつけない。その結果、「無事」帰国した隊員が次々と病で倒れるということが起こるはずだ。


☆Poisoned? Shocking report reveals local troops may be victims of america's high-tech weapons (New York Daily News。April 3, 2004)

http://www.commondreams.org/headlines04/0403-05.htm

http://s04.megalodon.jp/2008-0322-0817-44/www.commondreams.org/headlines04/0403-05.htm

http://www.asyura2.com/0403/war50/msg/564.html

Four soldiers from a New York Army National Guard company serving in Iraq are contaminated with radiation likely caused by dust from depleted uranium shells fired by U.S. troops, a Daily News investigation has found.

They are among several members of the same company, the 442nd Military Police, who say they have been battling persistent physical ailments that began last summer in the Iraqi town of Samawah.

(以下省略するが、この記事の邦訳 ↓ )

http://www.asyura2.com/0403/war50/msg/756.html

劣化ウランに毒された?
ショッキング・レポートは暴く:
おそらく州兵たちはアメリカのハイテク兵器の犠牲者であろう

特別報告 フアン・ゴンサレス(デイリー・ニュース記者)

2004年4月3日(土曜日)

Newyork Daily News

イラクで軍務についているニューヨーク州兵陸軍歩兵中隊所属の4人の兵士が、米軍が発射した劣化ウラン弾によるダストに起因すると思われる放射能に汚染されているということが、「デイリー・ニュース」の調査で分かった。

彼らは、同じ第442憲兵中隊のメンバーである。彼らは、昨年夏にイラクの町サマワで始まった持続的な慢性の体調不良と闘い続けている、と述べている。

「私は6月にはもう具合が悪くなっていた。」とブルックリンの住宅警官レイ・ラモス二等軍曹は述べた。「私の健康はずっと悪くなり続けている。毎日頭痛がして、手にいつもしびれがあって、腹に発疹が出ている。」

この歩兵中隊の9人の兵士を診察し検査した核医学専門家は、4人が、劣化ウランで作られたアメリカ製砲弾の爆発から生じた放射性ダストを吸入したのは「ほとんど確実だ」と述べている。

「デイリー・ニュース」の求めで行なわれた検査は、4人の兵士から採取した尿サンプルにおいて、二種類の人工的組成のウラニウムが微量含まれていることを明らかにした。

もしそうであれば、この4人−−ヘクター・ベガ軍曹、レイ・ラモス軍曹、アグスティン・マトス軍曹、アンソニー・ヨナン伍長−−は、現在のイラク戦争で吸入された劣化ウラン被曝の確認された最初の症例である。

第442憲兵隊は、大部分がニューヨークの警察官、消防隊員、刑務官で構成されていて、ロックランド郡オレンジバーグに本拠を置いている。この部隊のメンバーは、昨年のイースター(復活祭)にイラクに配備され、物資輸送の護衛を行ない、拘置所を管理し、イラク警察を訓練してきた。この歩兵中隊全体は、今月末帰還する予定である。

「これらは驚くべき結果だ。とりわけ、これらの兵士は憲兵であって戦闘の真っ最中に被曝したのではないからだ。」と、アサフ・ドラコビッチ博士は述べた。博士は米軍兵士を診察し「デイリー・ニュース」が費用負担した検査を行なったのである。

「戦闘に加わっていた他の米軍兵士たちは、もっと多くの劣化ウラン被曝をしているに違いない。」とドラコビッチ博士は述べた。博士は、1991年湾岸戦争の時には現役であった陸軍予備役大佐である。

デラウエア州の陸軍病院で勤務していた時、博士は湾岸戦争帰還兵に異常な放射線レベルを発見した最初の医師たちの中の一人であった。それ以来、博士は戦闘における劣化ウランの使用の主要な批判者となった。

劣化ウランはウラニウム濃縮過程の廃棄物であるが、15年以上にわたって、砲弾にそしてまた戦車の装甲として、アメリカ軍およびイギリス軍によって使用されてきた。劣化ウランは鉛の2倍の重さである。

その密度のために、「それ(劣化ウラン)は、戦車を守る装甲としての、また装甲を貫通するための、優れた重金属である。」と、ペンタゴンのスポークスマン、マイケル・キルパトリックは述べた。

陸軍と空軍は昨年イラクで、少なくとも127トンの劣化ウラン砲弾を発射した、とキルパトリックは述べた。海兵隊がどれぐらい発射したかについての数値は、明らかにされていない。

キルパトリックによれば、イラク戦争から帰還した約1000人の米兵がペンタゴンによって劣化ウランの検査を受け、3人だけが陽性となったが、すべてはDU砲弾の破片(を体に受けた)の結果である、ということである。

しかし、ニューヨーク州兵の9人中4人がDU陽性であるという検査結果は、連合軍兵士とイラク市民の間に、より広範な放射性被曝がある可能性を示している。

近年のいくつかの軍の研究は、DUを含む砲弾が爆発する際に放出される低レベル放射線は重大な危険をもたらすものではないと結論づけてきた。しかし、独立系の科学者たちの中に、またわずかだが軍自身の報告にも、そうではないことを示しているものがある。

結果として、劣化ウラン兵器は、世界中でますます大きな論争を引き起こしている。2003年1月に欧州議会は、DU兵器が使われたコソボに従軍したイタリア兵士の間に異常な数の白血病死が報告されて後、その使用のモラトリアムを求めた。


■私はますます弱っていく。私にいったい何が起こっているのか?■■

陸軍によれば、劣化ウラン弾の破片によって負傷した兵士または爆発の時に戦車の中にいた兵士のみが、測定できるほどの放射線被曝に直面するという。

しかし、はるか以前の1979年に、ニューヨーク州北部のノウルズ原子力研究所の物理学者レオナルド・ディーツは、DUに汚染されたダストが長距離を移動しうるということを発見していた。

ディーツはウラニウム同位体を分離する技術を開発した先駆者であったが、偶然次のことを発見した。彼が実験に使っていたエア・フィルターが、26マイル離れたところでDUを生み出していた国立鉛工業プラントからの放射線ダストを収集した、ということである。彼の発見でこのプラントは閉鎖に追い込まれた。

「この汚染はとても重大であったので、このプラント周辺の52カ所の地所から表土を取り除かねばならなかった。」と、ディーツは述べている。

天然ウラニウムは水や食物の中に見出されるので、あらゆる人間は、その体内にほんのわずかではあるが天然ウラニウムをもっているとディーツは言う。しかし、天然ウラニウムはすぐに害なく体外に排出される。

ウラニウム酸化物ダストは、いったん吸入されて肺にとどまると、非常に溶けにくく、何年にもわたって体内に放射線を放出しうる。

「民間人であろうが兵士であろうが、これらの微粒子を吸引するものは誰でも永久に被曝し、それは長期にわたってあまり減少しない。」と、核物理学者として33年間活躍した後に1983年に引退したディーツは言う。「結局は...セラミック状ウラニウム酸化物に被曝した帰還兵たちは大きな問題を抱えている。」

DUの批判者たちは、その危険性についての軍の観点が、時を経るにつれて変わってきていることに注目してきた。

1991年の湾岸戦争の前に、1990年の軍報告は次のことに注目していた。劣化ウランは、「被曝が体内的であればガンに結びつき、化学毒性は腎臓障害を引き起こす。」ということである。

米軍のA−10ウォートホグ対戦車攻撃機とエイブラムズ戦車が初めて大規模にDU弾を使用したのは、湾岸戦争においてであった。ペンタゴンによれば、湾岸戦争で約320トンのDUが発射された。そして、より小規模には、コソボのセルビア人地区でも使用された。

湾岸戦争では軍首脳は、爆発するDU砲弾の危険性について、兵士たちに何の警告もしなかった。数知れない米兵が、劣化ウラン弾の破片によって、あるいは吸入によって、また戦場の瓦礫を処置したことによって被曝した。

いくつもの帰還兵グループが、DU汚染を湾岸戦争症候群の要因として非難している。この湾岸戦争症候群という言葉は、湾岸戦争から帰還した何千人もの兵士を苦しめた多くの症状に対して付けられたものである。

複数の帰還兵グループからの圧力で、米国防総省は、いくつかの研究を新たに委託した。そのうちの一つは2000年に公表されたが、次のように結論づけた。DUは、重金属として「化学的な危険をもたらすかもしれない」が、湾岸戦争帰還兵は「健康に影響するほどには(劣化ウランの)摂取はしなかった」と。

米国防総省スポークスマンのマイケル・キルパトリックは、軍による70人のDUに汚染された湾岸戦争帰還兵の追跡調査によれば、深刻な健康への影響は示されていない、と述べた。

「どんな重金属についても、安全といえるものはない。」とキルパトリックは言う。「どれも化学毒性の問題がある。そしてDUについては、放射性の毒性も問題としてあげられる。」と。

しかし、彼は次のように言う。ウラニウム関連産業で働く人々についての諸研究から導き出される「圧倒的な結論」は、「それ(DU)が何らガンを増加させてはいないということを示している。」と。

しかしながら、いくつかのヨーロッパでの研究は、劣化ウランをネズミの染色体損傷や先天的障害に関連づけている。多くの科学者によれば、我々は、人体への低レベル放射能の長期的影響については、どの程度の量なら安全であると言えるほどには、まだ十分に知ってはいないという。

イギリスの国立科学アカデミー英国学士院は、DUが使用された場所を明らかにすることを要求し、汚染された地域をクリーンアップするよう強く迫っている。

「とても多くの米兵が(イラクで)、ウラニウム酸化物ダストで深刻に被曝した可能性がある。」と、マウント・サイナイ医療センターの病理学者で劣化ウランの専門家であるトーマス・ファシィ博士は述べた。「そして、その健康への影響が将来へ向けて心配される。」と。

第442憲兵隊の兵士について言えば、彼らは、病気になってフラストレーションがたまり困惑し茫然自失になっている。彼らによれば、イラクに到着した時、誰も彼らに劣化ウランについて警告してはくれなかったし、誰もダスト・マスクを与えてはくれなかったという。


■本紙の調査を支える専門家たちの精査■■

「デイリー・ニュース」による調査の一環として、核医学の専門家で劣化ウランに関して広範な調査研究を行なってきたアサフ・ドラコビッチ博士が、昨年12月に第442憲兵隊の9人の兵士を診察し、それぞれから尿サンプルを集めた。

彼のチームのメンバーであるアクセル・ゲルデス教授は、フランクフルトのゲーテ大学の地質学者でウラニウム同位体分析を専門としているのだが、1週間以上もかかるこの尿サンプルの分析検査を行なった。彼は、マルチコレクター誘導プラズマ質量分析器(MC−ICP−MS)と呼ばれる最新の機材と処理手順を用いた。

ゲルデス教授によれば、さまざまなウラニウム同位体を極微量で特定し測定する能力がある実験室は、世界中で約100しかない。

ゲルデス教授は、4人の兵士が体内に劣化ウランをもっていると結論づけた。劣化ウランは天然に生じることはない。それは、天然ウランの高度な放射性をもった同位体ウラン235とウラン234が抽出されるとき、このウラン濃縮の廃棄物として生成される。

ドラコビッチ博士によれば、兵士たちの何人かからは他のウラニウム同位体ウラン236もごく微量検出された。このウラン236は、核反応過程においてのみ生み出されるものである。

「これらの兵士たちが戦場で放射能兵器に被曝したことは、ほぼ確実である。」とドラコヴィッチ博士は述べた。

ドラコビッチ博士とゲルデス教授は、今年フィンランドで行われるヨーロッパ核医学協会の年次会合で、これらの兵士たちの研究に関する科学的な論文を発表する計画である。

DU砲弾が爆発する時には、それは攻撃目標とその周辺地域を低レベル放射能で永久に汚染するのである。

posted by はなゆー at 08:43| ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 史料倉庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック