2008年03月26日

〔メモ〕チベット亡命政府と米国CIAの関係

http://www.asyura2.com/07/asia10/msg/614.html
投稿者: gataro

ダライ・ラマの一筋縄ではいかない素顔の一端を伝える情報として紹介する。ダライ・ラマがマイケル・バックマン記事が伝えるとおり、CIAの手先でアメリカの傀儡であるとしても、中国政府の武力によるチベット民族抑圧が正当化されるものでないことは言うまでもない。


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ダライ・ラマ本人が高邁な人物であっても、チベット亡命政府の要人の中には悪い意味で俗塵にまみれた人物も存在するというのは、世の習いではある。

ちなみにわが国では、平清盛の戒師を務めた天台座主

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E5%8F%B0%E5%BA%A7%E4%B8%BB

の「明雲」

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%8E%E9%9B%B2

が1183年に僧兵を率いて木曾義仲と戦って戦死している。

最高位級の僧侶の身でありながら自ら戦場において殺生を行い、その挙句に戦死したという事実に対して、明雲から受戒を受けた慈円は『愚管抄』において激しくこれを糾弾している。一方、『今鏡』は「世の末におはしがたい」座主として高い評価を与えている。

なお、記事には「ダライ・ラマ自身1950年代末から1974年までCIAの給料を貰っており、月に15,000ドル(年間180,000ドル)受け取っていたと言われている。資金は彼に個人的に支払われたが、彼はその全てあるいは大半をチベット亡命政府の活動に使っていた。」とある点にも注目しておきたい。


         ↓

http://www.asyura2.com/07/asia10/msg/613.html

M. C. 2008年3月23日

ジャーナリストがダライ・ラマに挑戦することはほとんどない。

その理由には、彼が非常に魅力的で、人を惹きつけるからだということもある。彼に関わる報道記事の大半は、くすくす笑いや巧みなたとえ話を難しい答えの代用品にしている人物を軽やかに描きだすのみだ。だが彼は、恐らく自分自身を政府の首長として、現在、中国国民である何百万人もの人々の、広範な自治を求めている人物だ。従って、彼を政界の実力者として責任を持った人物としてとらえて当然だろう。

単なる宗教指導者というだけではなく、1959年に亡命した際、彼はチベット政府の首長だった。チベット政府は、貴族的で、縁故主義の僧侶たちによって運営される国家機構で、税を徴収し、反体制派を投獄し、拷問し、あらゆる全ての通常の政治的陰謀に関与していた。(ダライ・ラマの父親は、1946年にクーデター陰謀の結果、殺害されたことはほぼ確実だ)

亡命政府はインドで設立され、少なくとも1970年代まで、CIAから年間170万ドルを得ていた。

彼がそれで1989年にノーベル平和賞を受賞したダライ・ラマの非暴力支持という公的姿勢にもかかわらず、この資金は中国に対するゲリラ作戦の対価だった。

ダライ・ラマ自身1950年代末から1974年までCIAの給料を貰っており、月に15,000ドル(年間180,000ドル)受け取っていたと言われている。

資金は彼に個人的に支払われたが、彼はその全てあるいは大半をチベット亡命政府の活動に使っていた。主としてニューヨークとジュネーブの事務所の資金と、国際的なロビー活動のためだ。

現在の亡命政府の財源詳細は、明瞭とはほど遠い。構造的に、亡命政府は、7つの省といくつかの特別部局で構成されている。公益信託、出版社、インドとネパールのホテル、アメリカとオーストラリアの手工芸品販売会社などがあり、全て亡命政府大蔵省の元に組織化されている。

政府は全部で24事業の運営に関与していたが、そのような商業活動は適切ではないことから、撤退することを2003年に決定した。

数年前、私は、ダライ・ラマの大蔵省に予算の詳細を質問した。それに対し、当時、約2200万ドルの歳入があり、様々な厚生、教育、宗教、文化プログラムに使われていると答えた。

最大の項目は政治に関する支出で、700万ドルだ。次に大きな金額は行政で、450万ドルだ。ほぼ200万ドルが亡命政府の海外拠点運営に割り当てられていた。

亡命政府が行っていると主張しているものに対し、こうした金額はかなり少なめに思える。

寄付金がどのように予算に組み込まれるのかは明らかではない。寄付金は年間数百万ドルにのぼると思われるが、ダライ・ラマの大蔵省は、それについて具体的な受取り証や、資金源は提示しなかった。

確かに、国外居住しているチベット人の間には、構造的汚職や、ダライ・ラマの名において集められたお金の乱用について、数多くの噂がある。

多くの寄付は、ニューヨークに本部があるチベット財団、1981年にチベット難民とアメリカ国民によって創設された組織を通して流れ込む。財団は様々な計画に年間300万ドルを費やす、数百万ドル規模の組織にまで成長した。

その資金の一部は、アメリカ国務省の難民計画局(Bureau for Refugee Programs)から出ている。

多くのアジアの政治家同様、ダライ・ラマは至って身びいきが激しく、自分の家族たちを多くの重職に任命している。近年、チベット亡命政府の最高行政府、つまり内閣であるカシャグ・メンバー6人のうち3人は、ダライ・ラマの身近な肉親だ。

彼の兄はカシャグの議長であり、治安大臣である。彼はまた、1960年代には、CIAが支援するチベット・コントラ活動の長だった。

義理の妹は、亡命政府の計画審議会会長と厚生大臣をつとめた。

妹は、厚生、文部大臣であり、彼女の夫は亡命政府の情報・外務大臣だった。

彼等の娘はチベット亡命国会の議員だ。弟はダライ・ラマ個人事務所の上級職員をつとめた、また彼の妻は文部大臣をつとめた。

義理の弟の二人目の妻は、北部ヨーロッパ・チベット亡命政府代表で、チベット亡命政府の国際関係部門の長だ。こうした全ての立場によって、ダライ・ラマ一家は、亡命政府を代表して集められた何百万ドルにアクセスすることができる。

ダライ・ラマは今や有名かも知れないが、彼について良く知る人はほとんどいない。例えば、広く流布している思い込みと異なり、彼は菜食主義ではない。彼は肉も食べる。肝炎に由来する肝臓の合併症後、医師の助言で、そうしている(と彼は主張する)。私も数人の医師に尋ねてみたが、痛んだ肝臓には肉が必要、あるいは望ましいことに同意した医師は一人もいなかった。

チベット内部のチベット人に対して、ダライ・ラマは一体何を実際に達成したのだろう?

もしも、彼の目標がチベットの独立、あるいはより近年では、自治の拡大であれば、彼は惨めな失敗者だ。

彼は、チベットを世界中で第一面の話題にして来たが、一体何が目的だろう?主な業績は、彼が有名人になれたということのようだ。彼がおとなしくしていれば、中国によって拷問され、殺害され、全般的に抑圧されるチベット人の数も少なかったろう。

ともあれ、今のダライ・ラマは72歳だ。彼の後継者、つまり生まれ変わりの子供が指名されようが、意味のある役を演じるようになるまでには長年かかるだろう。中国に関する限り、オーストラリアのジョン・ハワードやケビン・ラッドが現ダライ・ラマと会見しようが、しまいが、これは自ら対処すべき問題の一つであることは確実だ。


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《関連記事〜2008年3月17日の拙稿

http://alcyone.seesaa.net/article/89855832.html

〜〔メモ〕チベット問題への米国CIAの関与(キッシンジャー以前)》

http://www.asyura2.com/0505/war72/msg/939.html

以下、ニュースというよりは歴史的事実ですが、CIAはいわゆるチベット問題に対して50年代半ば(つまり59年のラサ事件より以前)から、70年代半ば(つまり中国と国交正常化)まで、物資、兵站のみならず、ラサ事件時にはダライ・ラマ14世の逃亡を手助けしたり、さらにはアメリカ合衆国(以下、米帝と略称)国内の二箇所の基地でチベット人工作員約3000人を訓練しチベットへ投入するなどの介入工作をしていたそうです。現実主義路線のキッシンジャーがこの計画を最終的に中止させたそうです。


http://www.asyura2.com/0505/war72/msg/940.html

チベット亡命政府が武装闘争路線の行き詰まりから独立要求をとりさげ、中国国内における完全自治へと路線をシフトさせたのは80年代の半以降です。

http://www.asyura2.com/0505/war72/msg/941.html

かれらの特性は、脆弱なナルシシズムにその基盤があり、このナルシシズムは、日本という民族国家と個体たる自己を同一視したうえで、過去の歴史を味噌もくそもいっしょくたにして賛美し日本に生まれたことをやたらありがたがることを通じて、想像のなかで間接的に自画自賛する形で現れます(哲学的にいえば、これはルサンチマン(怨恨)の表れのひとつです)。

かれらが現実の他者(外国人・マイノリティー)から批判されるとヒステリーにおちいるのは、そして他者を道徳的に劣っているか、あるいは洗脳されているとあること無いこと理由付けて非人間化したうえで排除するのは、精神分析的な意味できわめて徴候的です。



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☆チベット問題へのCIA介入はチベット軍サイドの出版物でも認めるところ

http://www.asyura2.com/0505/war72/msg/942.html

投稿者 田中大也 日時 2005 年 8 月 04 日

チベット軍の司令官自らが筆を取った「四つの河 六つの山脈」(山手書房新社 ぺマ・ギャルボ監修 ゴンポ・タシ著)の序文の中で、監修者のぺマ・ギャルボはCIAによる支援を認めています。「CIAによるわずかな間接的支援が一時あったのみでした」と、非常に抑えた表現を取っていますが、チベットのゲリラをCIAが支援していたということは間違いがないようです。恐らくその狙いは中国共産党を弱体化させるための間接的な工作でしょう。

ちなみに私は、チベット独立に賛成の立場であり、中国政府は可及的速やかにチベットから兵を引くべきだと思っています。

追記 「四つの河 六つの山脈」は、160ページあまりの分量で写真も多く使われており、表現も平易な非常に読みやすい本であります。チベット問題初心者の方にもお勧めできます。

☆Re: チベット問題へのCIA介入はチベット軍サイドの出版物でも認めるところ

http://www.asyura2.com/0505/war72/msg/943.html

投稿者 木田貴常 日時 2005 年 8 月 04 日

「四つの河 六つの山脈」とは、戦闘部隊名だそうですね。
http://www.lung-ta.org/testimony/jampa.html


☆そうですね。

http://www.asyura2.com/0505/war72/msg/956.html

投稿者 田中大也 日時 2005 年 8 月 04 日

つまり、この本は、完全にチベット独立派の視点を代弁していると言えます。そこにCIAの関与が出てきたというのは、アメリカのアジア戦略を知る意味でも非常に重要な事かと存じます。


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http://www.kawachen.org/cia_in_tibet.htm

THE SHADOW CIRCUS The CIA in Tibet

1998年 White Crane Films制作


THE SHADOW CIRCUS The CIA in Tibetは、チベットの近代史のほとんど知られていない、中国の侵略に対する武装闘争に関する事実を明らかにします。一般的に持たれている信心深く、平和を愛する人々という先入観とは裏腹に、チベット人は長く血なまぐさく最後には失敗に終わったゲリラ戦を戦いました。これらは、CIAによって支援されました。

ST Circusというコード名をつけられたプロジェクトはCIAの秘密の長期的な作戦で、アメリカの政府による中国共産党政権を不安定にさせるという基本的な目的を支援するものでした。CIAが関わることによって、ゲリラ戦の中で訓練されたチベット人の抵抗軍戦士が生まれました。これらの戦士たちは、ダライ・ラマ法王の亡命の際、大きな役割を果たしました。

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《動画(英語音声だが)》

The CIA in TIBET 1
http://jp.youtube.com/watch?v=tOhDBo6x2ZY

The CIA in TIBET 2
http://jp.youtube.com/watch?v=Iwu5qYosTo0

The CIA in TIBET 3
http://jp.youtube.com/watch?v=b2iaIcoHBl4

The CIA in TIBET 4
http://jp.youtube.com/watch?v=zJYamwYSe2M

The CIA in TIBET 5
http://jp.youtube.com/watch?v=FviSTNWRgHU

The CIA in TIBET 6
http://jp.youtube.com/watch?v=8yMV0-KOY1k

posted by はなゆー at 18:57| ☔| Comment(3) | TrackBack(0) | キャスターメモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
この記事に関しては、【マスコミに載らない海外記事】のブログ記事を阿修羅板にコピペしたGataro氏が再コピペして起こしたブログ記事
CIAの役割:ダライ・ラマの聖なる僧衣の背後【マスコミに載らない海外記事】|どこへ行く、日本。
http://ameblo.jp/warm-heart/entry-10083014841.html
に付けた「ダライラマとCIA?」と「中国共産党のチベット弾圧を擁護するのか?」という私のコメントも合わせてご覧いただきたい。
Posted by ゴンベイ at 2008年03月26日 20:50
ダライ・ラマは、歴代暗殺されてるヒトも居るし、結局、日本帝国主義の国家神道カルトの例を出す迄も無く、宗教封建制とか、宗教身分制とか、宗教奴隷制とか、余りイイもんじゃないです。
シャングリラとか、桃源郷とか、普通あんまり、そんじょそこらにあるとか、割と結構危険な考えで、地上に現れるとしても、ソレは大概ホンの一瞬だけ!ってのが常識でしょ。
中国政府が悪いとか言っても、庶民としてはバランスを取らないと!命に関わると言っても、過言でない$暴落が後に控えてるんだから。
ドッチか一方に偏ったが最後、今みたいに偽造請負だの派遣制度だので、一気にやられちゃって反撃には時間が掛かるんだから。
どうせ、米国のプロパガンタは、この国では異様に力が強いんだし。
Posted by 田仁 at 2008年03月27日 16:56
中国新聞ニュース
中国、バブル崩壊の兆し 株価下落、不動産も異変 '08/3/27
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200803270344.html
Posted by ゴンベイ at 2008年03月27日 20:00
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