2008年05月30日

神浦元彰氏「中国への自衛隊機派遣を提案したのは日本側だろう」

軍事評論家・神浦元彰氏

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E6%B5%A6%E5%85%83%E5%BD%B0

の分析。


             ↓

http://www.asyura2.com/08/china01/msg/165.html

http://www.kamiura.com/new.html

中国側から日本にわざわざ自衛隊機による物資輸送を提案することはない。もし防衛省が自衛隊輸送機の不足を理由に、民間チャーター機での輸送を提案すれば、中国側の好意は”否定され”顔に泥を塗られたことになるからだ。中国側が求めているのはテントや毛布で、自衛隊の輸送機による支援ではない。

今回の救援要請は形の上からは中国政府から北京の日本大使館に寄せられたことになっているが、実際は日本政府内で事前に検討され、あえて中国側からの要請に答える形にしたと考えた。あらかじめ防衛省と外務省が政府幹部の要請に、自衛隊輸送機の物資輸送を確約しての依頼であると推測した。

なぜ日中両国は自衛隊機の物資輸送にこだわるのか。それは日中間の”喉に刺さった骨”を取り除くためである。その魚の骨とは、日本軍が過去の中国侵略で残した残虐行為という”魚の骨”である。今月に訪日した胡錦涛主席に、福田首相は「いちまでも過去のことにこだわってばかりいないで、未来志向の関係を築きたい」と発言した。胡錦涛主席も「寒い冬が終わり。これからは春の訪れがきたような日中関係に発展させたい」と応じた。このことが未曾有の大災害を受けた中国で、自衛隊機が救援に駆けつけることで、日中間の「喉の骨」を取り除けると考えてシナリオ(大芝居)を書いた黒衣(人物)がいた。

どのような人物がシナリオを書いたのか。現中国大使(第12代)の宮本雄二氏という可能性はないとおもう。これだけの大芝居を打つにはもっと大局的な立場で日中関係を熟知し、中国政府の中枢に影響力を持っている者である。今の宮本大使のレベル程度の要請では中国首脳は動けない。もし、構想が失敗した時のリスクに耐えきれない。その点からも日本の親中的な政治家という可能性は消える。

そこで、ただ一人私の頭に浮かんだのは、福田首相とは小学生頃からの友人で、中国大使(第10代)であった谷野作太郎氏

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B0%B7%E9%87%8E%E4%BD%9C%E5%A4%AA%E9%83%8E

の顔である。今の外務省でチャイナ・スクール

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%83%A3%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%BC%E3%83%AB

の中では最高顧問である。彼ならこのシナリオを書いて日本政府と中国政府の中枢に提案することが可能だ。

福田首相が小泉元首相の官房長官時代に、谷野氏は「小泉首相の靖国神社参拝はやめたほうがいい」と福田氏に助言し、それを進言した福田氏が小泉政権から追われる経緯に関与した人である。

ある意味では。今回の中国への自衛隊輸送機派遣は、ブッシュ政権が終焉するのを待って、外務省のチャイナ・スクールが、親米一辺倒のアメリカ・スクールに巻き返しを図った大芝居ともいえる。確かに言えることは、これで日中関係は新たなの友好の時代に脱皮できることである。


☆ウィキペディア「谷野作太郎」の項→

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B0%B7%E9%87%8E%E4%BD%9C%E5%A4%AA%E9%83%8E

略歴

東京第一師範学校男子部附属小学校卒業

同期に福田康夫ら。谷野はピッチャー、福田はキャッチャーとしてバッテリーを組む間柄だった


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《外務省出身者の分析》

☆航空自衛隊機の中国派遣にたった一人反対した社民党にエールを送りたい (天木直人のブログ)

http://www.amakiblog.com/archives/2008/05/30/#000904

http://www.asyura2.com/08/senkyo50/msg/525.html

日本政府が発表しているように、中国政府が本当に進んで自衛隊機の輸送を日本に要請し、それが中国国民の反発を買って取りやめになったのなら、すべての責任は中国にある。

中国国民と中国政府の間に、認識の大きな食い違いがあり、中国政府が国民の声を読み間違って、国民の声に耳を傾けざるを得なかった、という事になる。

これは共産党中国の歴史上、大きな事件である。

しかし、そんなことはまず考えられない。

そうだとすると、これは日本外交の下手な工作が失敗したという事ではないのか。

震災援助という名目で自衛隊を使うことを中国が反対しない事を逆手にとって、中国政府の反日政策が変わった、日中関係は福田政権でここまで劇的に好転した、という事を、政府は日本国民に宣伝しようとしたのではないか。

メディアがその情報操作に加担したのではなかったのか。

それが、中国国民の反応を見て、これはやばいと日本政府が政策を急転させたのではないのか。


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《おまけ その1〜関西在住の知人から私が今朝入手した情報》

大阪朝日放送の「おはようコールABC」

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8A%E3%81%AF%E3%82%88%E3%81%86%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%ABABC

今朝は作家の若一光司さん

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8B%A5%E4%B8%80%E5%85%89%E5%8F%B8

のお話でした。

自衛隊機が中国支援のために飛ぶという話、潰れましたが、若一さんの話によると、この件、日本と中国の間で交渉していたものの、話が煮詰まる前に日本側が独断で発表してしまい、それが中国共産党や軍の反発を引き起こして、断念となった。

つまり、日本側の情報取り扱いに問題があり、中国国内で話がまとまる前に発表してしまったことに問題があるということなのです。これは日本の責任と言うことでした。

これを聞いて、日本の外交センスのなさを感じてしまいました。


《おまけ その2〜「在日琉球人」さんのミクシィ日記》

http://www.asyura2.com/08/china01/msg/163.html

左翼というだけで、日本と中国の左翼を一緒くたにしてはいけない。

イギリス労働党と朝鮮労働党がまるで違うように、左翼にも様々な種類がある。

確かに、日本の反戦平和左翼は、憲法9条が好きで、自衛隊を否定している。

しかし中国共産党は、憲法9条なんかどうでもいいし、自衛隊を否定なんかしていない。

現に、自衛隊と人民解放軍は軍事交流してるではないか。

だいたい中国人が、「法律」という紙切れで「軍隊」が縛れる、なんて信じるはずが無い(笑)。

それどころか、中国共産党は、中ソ対立の時代には「日本政府は自衛隊を強化し、アメリカの対ソ包囲網を助けるべきだ」と主張していたのである(笑)。

反戦平和の発想は、日本の左翼特有のスタイルであって、中国共産党に反戦平和なんて発想は1ミリグラムも無い。

自衛隊海外派兵!中国へ!なんて興奮してるのは、日本人だけ。

(略)

次に、中国共産党から日本政府への「プレゼント」でもある。

中国に派兵してOKということは、今後、自衛隊を(朝鮮半島や台湾などのリアルな場所を除いて)世界中の何処へ「非軍事的」派兵をしても、中国共産党は黙認する、ということだ。「軍事的」派兵はまた別の話だろうが。

これは中国共産党が日本政府へ「貸し」を作ったことになる。

震災援助を受けたという「中国側の借り」を相殺して余りある「日本への貸し」である。

それから、中国共産党最後のメッセージは「われわれは自衛隊を脅威だとは思っていない」という事だ。

これは友好的な意味にも取れるが、ライバル関係だとすれば日本は馬鹿にされているのだ(笑)。

今回の事を日本の保守派が喜んでる理由が判らない。


posted by はなゆー at 19:36| ☔| Comment(1) | TrackBack(0) | 外交 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
多分、日本の(自称)『保守派』なるモノは、異様に心が満たされず淋しがり屋サンで「一人の異見者も反対者も許せない」メンタリティの持ち主なんでしょ!だから全体主義や国会主義や原理主義がお好き。
ソレにつけても、「防衛省汚職と戦前の特務機関」(NikkeiBP)は必読!請う、一読。
Posted by 田仁 at 2008年05月30日 23:52
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