2007年01月02日

アマゾンでもイーホームズ藤田社長の著書を販売開始

藤田東吾著「月に響く笛 耐震偽装」。

単行本(ソフトカバー):448ページ。

出版社: imairu。


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イラク日本人人質事件をテーマにした映画「バッシング」がDVD化

「バッシング」。

第58回カンヌ国際映画祭コンペ部門公式参加。

2004年、イラクで起きた日本人拉致事件。人質3人に投げかけられる自己責任の問いかけ。渦中の3人へのバッシング、衝撃の真実。

参考価格:¥ 4,935 (税込) ⇒ 価格:¥ 3,701 (税込)
OFF:¥ 1,234  (25%)

発売予定日は2007/01/25です。ただいま予約受付中です。

出演:占部房子, 田中隆三, 加藤隆之。

監督:小林政弘。

言語:日本語。

ディスク枚数:1

販売元:GPミュージアムソフト。

時間:81分。

2004年のイラク日本人人質事件の被害者を題材にした社会派ドラマ。

中東の戦時国でボランティア活動をしていた高井有子は、武装グループに拉致・監禁され人質となる。無事に解放され帰国するが、彼女を待っていたのは世間からの激しいバッシングだった。



「日本人は、弱い人々に対して非情な態度をとる傾向があります。私は、日本全体が病いに犯されているのではないかと疑問に思いました。おそらくそれは弱者、つまり身を守る術のない人々を傷つけることが起こる、それが現代世界に対する人々の欲求不満の現れだと思います」。

☆「バッシング」小林政広監督 カンヌ国際映画祭登場(ツボヤキ日記)

http://tuboyaki.ameblo.jp/entry-83b67bc84454030f76435a70499257c4.html

http://www.asyura2.com/0601/idletalk17/msg/658.html

「日本は、村社会です。村民の内の1人が、道を踏み外すならば、国中から誹謗中傷を受けるような追放者となる。国による犠牲者。人質事件がイラクで起こったとき、犠牲者の家族も同等の責任があるという批難を受けて苦しんだ。」

☆映画「バッシング」の公式ホームページ→

http://www.bashing.jp/

☆小林政広監督のブログ「ボクの映画渡世帖 小林政広」→

http://diary.jp.aol.com/jqmmwd9hztq/
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2006年12月25日

縦並び社会―貧富はこうして作られる

「縦並び社会―貧富はこうして作られる」。

毎日新聞社会部。

人も会社も横並びが崩れ、「勝ち組」と「負け組」にはっきり分かれていく今、私たちが生きているのは「縦並び社会」ではないか。

格差の現場を歩き、日本の目指すべき針路を探る。

『毎日新聞』連載企画を単行本化。


単行本:239ページ。

価格:¥ 1,470 (税込)

「一億総中流」時代が終わり、格差が広がりつつある日本。人も会社も横並びが崩れ、「勝ち組」と「負け組」にはっきり分かれていく今、私たちが生きているのは「縦並び社会」ではないか―。取材班は、格差の現場を歩き、読者とともに紙面を作り、日本の目指すべき針路を探った。

ラベル:縦並び社会
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2006年12月15日

データの罠 世論はこうしてつくられる

「データの罠 ― 世論はこうしてつくられる」。

メディアを通して次々発表されるデータに、どれほどの客観性があるのか。視聴率から経済波及効果、都市ランキング、出口調査まで、さまざまなデータを検証することで、データの罠を見抜き、正しい情報の読みとり方を提案する。

田村秀・著。

価格:¥ 714 (税込)

集英社新書。

205ページ。

知らず知らずのうちに世論は操作されている。
巷にはデータが溢れている。「視聴率」「内閣支持率」「経済波及効果」等々。そのデータにどれほど客観性があるのか。実はかなり危ういデータが跋扈しているのだ。本書ではデータの正しい読み方を考える。

▼ 著者略歴 ▼

田村 秀
1962年生まれ。東京大学工学部卒業。自治省入省、香川県企画調整課長、三重県財政課長を経て、新潟大学大学院実務法学研究科助教授。



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マンガ 「無防備マンが行く!」

「無防備マンが行く!」。

あきもと ゆみこ (著)

同時代社。

憲法9条を変えますか?核武装しますか?いいえ! 無防備地域宣言で平和を創ります!

無防備地域宣言の運動をマンガで分かりやすく解説。戦争のない世界を実現しようというメッセージ。

大阪を皮切りに全国15地域で、「無防備地域宣言」という市民の署名活動が取り組まれてきた。日本国憲法を具現化するもので、国際法ジュネーブ条約にもとづいて軍民分離を目指した新しい平和運動でもある。実現すれば世界初の無防備地域宣言となり、平和憲法をもつ日本ならではの発想だ。

署名は、毎回集めならなければならない法定数をはるかに超え、沖縄の竹富町では法定数の17.19倍という数が集まった。それほどまでに、今、市民は平和を切望している。そしてこの秋、東京・京都・堺の街でも無防備地域宣言の署名活動がおこなわれている。

そんな運動を理解してもらうために、『まんが 無防備マンが行く!』を出版した。

このマンガはブログでも公開しており、30万件以上のアクセスがある。今回の出版にあたっては、ブログにはUPしていない書き下ろし60ページを追加! 憲法第9条に関するニューキャラクター九条憲護も大活躍!

斎藤貴男氏特別寄稿、Q&A付き

▼ 主な目次 ▼

無防備マン登場!!
戦争って!?
無防備地域宣言って!?
軍は守るどころか…沖縄戦
無防備地域だったから救われた前島
憲法を活かす無防備地域宣言



無防備マンが行く!
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2006年12月14日

内橋克人「悪夢のサイクル―ネオリベラリズム循環」

「悪夢のサイクル―ネオリベラリズム循環」。

内橋克人・著。

ネオリベラリズムはただの景気循環ではない。バブルと破綻を繰り返すなかで共同体を破壊し、人々の心を狂わせる「悪夢のサイクル」なのだ―。

50年のスパン、世界史的な広がりの洞察から発見された経済のダイナミズムを紹介。


価格:¥ 1,500 (税込)

単行本:235ページ。

出版社:文藝春秋。

迫害を逃れて、アメリカにわたったユダヤ出身の一経済学者の思想は、はじめ「国家からの自由」を求める小さな声に過ぎなかった。70年代、その声は次第に大きくなり、やがてアメリカの政権中枢部を覆い、南米をかわきりに世界へとあふれ出す。

市場原理主義(ネオリベラリズム)。市場が人間を支配する思想へと変質したそれは、実体経済を破綻させ、人心を荒廃させる「悪夢のサイクル」を産み出した。

▼ 著者略歴 ▼

内橋 克人
1932年、神戸市生まれ。神戸新聞社を経てジャーナリスト・経済評論家として、半世紀にわたって経済を中心に日本と世界を見つめつづける。

ラベル:内橋克人
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2006年12月11日

インテリジェンス 武器なき戦争

「インテリジェンス 武器なき戦争」。

手嶋龍一、佐藤優・著。

東京には世界中のスパイが集結し、日夜情報収集に励んでいる。一方、日本の弱腰外交は明らかに情報の欠如を露呈し、国家の存亡の危機にある。外交の裏側がよくわかる、「大国・日本」復活のためのインテリジェンス入門書。

価格:¥ 777 (税込)

新書:230ページ

出版社:幻冬舎。

スパイ(=インテリジェンス・オフィサー)は、小説や映画の中だけに存在するものではない。現に東京には世界中のスパイが集結し、日夜情報収集に励んでいる。精査・分析しぬいた一級の“情報”こそが、戦争を引き起こしも回避させもするのだ。

昨今、日本の弱腰外交は明らかに情報の欠如を露呈し、国家存亡の危機にある。はたして北朝鮮の核はどうなるのか?アメリカの次なる戦争の標的は?

「大国・日本」復活のための、前代未聞のインテリジェンス入門書。

▼ 著者略歴 ▼

手嶋 龍一
外交ジャーナリスト・作家。NHKワシントン特派員として東西冷戦の終焉に立会い、『たそがれゆく日米同盟』『外交敗戦』(ともに新潮文庫)を執筆。これらのノンフィクション作品が注目され、ハーヴァード大学国際問題研究所に招かれる。その後、ドイツのボン支局長、ワシントン支局長を経て2005年、NHKから独立。

佐藤 優
日本外務省切っての情報分析プロフェッショナル。英国の陸軍語学学校でロシア語を学び、その後在ロシア日本国大使館に勤務。モスクワ国立大学哲学部で弁証法神学を講義した。2002年、背任と偽計業務妨害の容疑で逮捕され、現在起訴休職中。この逮捕劇を「国策捜査」として地検特捜部を糾弾した『国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて』(新潮社、毎日出版文化賞受賞)は、大きな波紋を呼んだ。

ラベル:手嶋龍一 佐藤優
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2006年12月04日

日本「地下経済」白書 (ノーカット版)

日本「地下経済」白書(ノーカット版) ― 闇に蠢く23兆円の実態。

門倉貴史・著。

書店の万引き470億円、偽ブランドの市場規模520億円、援助交際630億円、暴力団の非合法所得2兆円…経済のプロがアングラマネーを徹底的に検証し、その実態を鋭く抉る。

最新データ満載の「ノーカット版」、堂々登場。

価格:¥ 600 (税込)

文庫:283ページ。

出版社:祥伝社。

ここまでわかった!援助交際(630億円)、自動車盗難(1130億円)、脱税(2兆円)…

アングラマネー、驚愕の実像

書店の万引き470億円、偽ブランドの市場規模520億円、援助交際630億円、暴力団の非合法所得2兆円……経済のプロがアングラマネーを徹底的に検証し、その実態を鋭く抉(えぐ)る。最新データ満載の「ノーカット版」、堂々登場!

明日は我が身!?財産と生命を守るために知っておきたい「お金の真実」

・痴漢が増加するかたわらで、痴漢被害を装った小遣い稼ぎも増加。

・路上強盗の主流は「オヤジ狩り」から「オタク狩り」に

・不況期に増加するねずみ講とマルチ商法

・ドイツW杯チケットが五〇万円!? 急増するネットダフ屋の暗躍

・空き巣の手口は「焼き破り」が主流に

・衰退するソープランドの非合法所得は、それでも七〇〇〇億円

・弱肉強食! ホストクラブを頂点とする風俗産業ピラミッド

・ニセ札づくりのコストは、なぜ低下したか

・自動車盗難市場の大きさはホンダの営業利益とほぼ同じ

▼ 著者略歴 ▼

門倉 貴史
1971年、神奈川県生まれ。慶應大学経済学部卒業後、浜銀総合研究所に入社。第一生命経済研究所を経て、現在は経済評論家。本格的に扱われたことのなかった「地下経済」研究に力を注ぎ、そのテーマの斬新さと専門的な分析が注目を集める。

posted by はなゆー at 16:33| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 書籍やDVDなどの紹介 ☆ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

グローバル経済と現代奴隷制

「グローバル経済と現代奴隷制」。

価格:¥ 2,625(税込)

単行本:413ページ。

出版社:凱風社。

奴隷制はどこかよその国の過去の問題ではなく、現在も進行中の地球規模の現実だ。

安価な商品の背景には2700万人に及ぶ「現代奴隷」の存在がある。売春婦・レンガ工・炭焼き人夫・農夫として最底辺に生きる人たちの実態を克明に調査した、英社会学者の渾身のレポート。

▼ 著者略歴 ▼

ベイルズ,ケビン

社会学者。英国サリー大学で教鞭を執る。主として現代奴隷制を調査・研究

▼ 目次 ▼

第1章 新しい奴隷制度
第2章 子供のように見えるから―タイ
第3章 忘却されざるいにしえ―モーリタニア
第4章 ぎりぎりの生活―ブラジル
第5章 奴隷はいつ奴隷でなくなるか―パキスタン
第6章 農夫の昼食―インド
第7章 今なにをなすべきか

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世界から貧しさをなくす30の方法

「世界から貧しさをなくす30の方法」。

貧しさの原因はなんだろう? 

私たちが今、なすべきことは何だろう? 

「ほっとけない貧しさ」をもっと知ろう。もっと考えてみよう。

田中優、樫田秀樹、マエキタミヤコ。

価格:¥1,365 (税込)

「貧しさ」とは、豊かな国の側が作った世界の仕組みの問題でした。私たちが日ごろ食べたり使ったりしている物を通じて、暮らしとのつながりから、その仕組みの問題点を提示、身近な生活の中から変えていく方法を学ぶ。

単行本:143ページ

出版社:合同出版。

★チラシのPDFファイルはこちら

       ↓

http://www.godo-shuppan.co.jp/FS-Trade/shop01/user/30houhou.pdf


ラベル:田中優
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2006年11月25日

労働ダンピング―雇用の多様化の果てに

「労働ダンピング―雇用の多様化の果てに」。


中野麻美・著。

岩波新書。

価格:¥ 819 (税込)

237ページ。

人間の労働が“物件費”に組み込まれ、商品以上に買い叩かれる。競争に競り勝って仕事を得ても、正社員とのポスト争いで泥沼。働く現場がダンピング攻勢にさらされている。有期雇用・派遣・パート・偽装請負…雇用の液状化現象が働き手を襲う生々しい現状報告。一人ひとりが人間として働き生きるためのオルタナティブを考える。

▼ 著者略歴 ▼

中野 麻美
1975年北海道大学法学部卒業。79年弁護士登録(東京弁護士会)。現在は、NPO派遣労働ネットワーク理事長・日本労働弁護団常任幹事。

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2006年10月07日

「共謀罪とは何か」

「共謀罪とは何か」。

海渡雄一、保坂展人・著。

価格:¥ 504 (税込)

単行本:71ページ。

出版社:岩波書店。

▼ 目次 ▼

はじめに

第一章 ただの「目配せ」で共謀罪成立?――共謀の定義と成立要件

第二章 犯罪の手前から引き返してくる「黄金の橋」を焼き捨てていいのか

第三章 共謀罪の対象となるのは,組織的犯罪集団に限らない

第四章 「共謀」を実行に移す「行為」とは何か

第五章 共謀罪はなぜ生まれたか

第六章 国連条約に基づくあらたな犯罪捜査がもたらす監視社会

第七章 共謀罪は不要――国連条約の批准をめぐって

おわりに


▼ 著者からのメッセージ ▼

自民党の新総裁に決まり,次期総理が確実視される安倍晋三氏は,「共謀罪の整備を急がなければならない」と前のめりの姿勢を示しています.「治安が悪化している」から「やっぱり共謀罪は必要ではないか」という声もきかれます.「自分たちの日々の生活には関係ないし……」と思っている人も多いでしょう.でも,本当にそうでしょうか.冷静な議論をするためにも,共謀罪とは何か,どこが問題なのか,論点を共有して,あなたにも共謀罪論議の中に入っていただきたいと思います.

保坂展人(「はじめに」より)

ラベル:共謀罪
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2006年10月02日

日刊ゲンダイ「アメリカ低賃金労働者たちの実態の体験ルポ」

☆アメリカ低賃金労働者たちの実態の体験ルポ(日刊ゲンダイ)

http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2519370/detail

http://www.asyura2.com/0610/hasan48/msg/120.html

「ニッケル・アンド・ダイムド」バーバラ・エーレンライク著、曽田和子訳(東洋経済新報社 1800円)



▼ 著者略歴 ▼

エーレンライク,バーバラ

アメリカ屈指のコラムニスト。1941年、モンタナ州生まれ。1991年から97年まで『タイム』誌のレギュラーコラムニスト。現在は『プログレッシブ』誌へ定期的に寄稿。

そのほか『ニューリパブリック』『ネイション』『ミセス』『アトランティック・マンスリー』『ハーパーズ・マガジン』各誌のコラムニストとしても広く活躍。

1980年に全米雑誌賞(National Magazine Award)、1982年にフォード基金賞を受賞。現在、フロリダ州キーウエスト近郊に在住
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2006年09月04日

DVD「ヒバクシャ 世界の終わりに」

「ヒバクシャ〜世界の終わりに〜」。

価格:¥ 5,040 (税込み)

ディスク枚数:1

販売元:紀伊國屋書店

「私を忘れないで・・・」イラク、アメリカ、そして日本。世界のヒバクシャたちの声を聴く旅が始まる。

確実に世界を覆い尽くそうとしている国境のない核汚染。使われる側にも使う側にも等しく被害をもたらす核。普通に生活している人々が知らぬ間に被爆し、ゆるやかに殺されていく現実。この作品は見る事も、感じる事もできない核汚染のもとで生きる、イラク、アメリカ、そして日本の人々の日常の姿を記録し、彼等、ヒバクシャの声を伝えるために作られた。

世界を知りたい。でも世界は向こうからはやって来てくれない。だから、自分から出かけていくんです。
―鎌仲ひとみ


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2006年08月18日

太田光「憲法九条を世界遺産に」

「憲法九条を世界遺産に」。

太田 光。

理想社会の具現を目指したアメリカ人と戦争を起こすまいと固く決意した日本人との奇蹟の合作、日本国憲法。特に9条は次第にその輝きを奪われつつある。この奇蹟をいかにして次世代に伝えていくべきかを問う、熱い対論。


価格:¥ 693 (税込み)

新書:170ページ

出版社:集英社。

実に、日本国憲法とは、一瞬の奇蹟であった。それは無邪気なまでに理想社会の具現を目指したアメリカ人と、敗戦からようやく立ち上がり二度と戦争を起こすまいと固く決意した日本人との、奇蹟の合作というべきものだったのだ。しかし今、日本国憲法、特に九条は次第にその輝きを奪われつつあるように見える。この奇蹟をいかにして遺すべきか、いかにして次世代に伝えていくべきか。

お笑い芸人の意地にかけて、芸の中でそれを表現しようとする太田と、その方法論を歴史から引き出そうとする中沢の、稀に見る熱い対論。宮沢賢治を手がかりに交わされた二人の議論の行き着く先は…。

▼ 著者略歴 ▼

太田 光
1965年埼玉県生まれ。日本大学芸術学部中退。88年、大学同級生の田中裕二とお笑いコンビ「爆笑問題」結成。2006年、芸術選奨文部科学大臣賞受賞。

中沢 新一
1950年山梨県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。多摩美術大学芸術人類学研究所所長・教授。小林秀雄賞など受賞多数。

▼ 目次 ▼

第1章 宮沢賢治と日本国憲法―その矛盾をはらんだ平和思想
(日本に広がる憲法改正への動き
宮沢賢治と政治思想 ほか)

第2章 奇蹟の日本国憲法―日米合作の背後に息づく平和思想
(平和憲法は「世界の珍品」
突然変異で出現した日本国憲法 ほか)

幕間 桜の冒険

(賢治から遠く離れて
死の表現をめぐって
満開の桜の下で
生きることに意味はあるか
私の中の恍惚)

第3章 戦争を発動させないための文化―お笑いは世界を救えるか

(思想表現としての芸
落語の表現から学ぶもの
武士道とお笑いの土壌は同じ
笑いが人を殺すこともある
イメージを体で伝える力)

第4章 憲法九条を世界遺産に―九条は平和学の最高のパラノイアだ

(言葉の持つ力と危うさ
「不戦」と「非戦」の違い ほか)

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2006年08月16日

争点・沖縄戦の記憶

「争点・沖縄戦の記憶」。

石原昌家。

価格:¥ 2,415 (税込み)

単行本:350ページ

出版社:社会評論社。

「軍人中心」の展示から「住民の視点」による展示へと転換していった沖縄県立平和祈念資料館の展示内容が、「反日資料館」攻撃の一環として、保守県政によって改ざんされようとした。70年代以降掘り起こされてきた日本軍による住民虐殺など、沖縄戦の認識をめぐって「対立」させられてきた争点とは何か?抹殺されようとした「戦場の記憶」。

▼ 著者略歴 ▼

石原 昌家
1941年、台湾宜蘭市生まれ(沖縄県那覇市首里出身)。沖縄国際大学教授(社会学・平和研究)。元「平和の礎」刻銘検討委員会座長。元沖縄県平和祈念資料館監修委員。沖縄県史編集委員など

大城 将保
1939年、沖縄県玉城村生まれ。元沖縄県立博物館長。現在、沖縄国際大学非常勤講師(平和学)。元沖縄県平和祈念資料館監修委員。沖縄平和ネットワーク代表世話人。沖縄県史編集委員など

保坂 広志
1949年、北海道生まれ。琉球大学教授(社会学・マスコミ学)。元沖縄県平和祈念資料館基本計画検討委員。元八重山平和祈念館専門委員。沖縄国際平和研究所理事など

松永 勝利
1965年、東京生まれ。89年から琉球新報記者。香港返還取材。朝鮮人強制連行問題で韓国、米軍事基地汚染問題でドイツ取材、など。「検証・老人デイケア」取材班で日本新聞協会賞、「新資料館展示改ざん事件」取材班で日本ジャーナリスト会議(JCJ)賞受賞。

▼ 目次 ▼

第1部 沖縄戦をめぐる史実の改ざん
(沖縄戦の真実をめぐって―皇軍史観と民衆史観の確執
教科書の中の沖縄戦
歴史改ざんの全国的動向)

第2部 新沖縄県平和祈念資料館展示改ざん事件
(新沖縄県平和祈念資料館問題と報道―取材の現場から
沖縄県八重山平和祈念館―「戦争マラリア」資料館の問題点とその課題
監修委員の視点)

第3部 今後の課題と平和へのメッセージ
(たどりつくべきは不戦の言論
沖縄県平和祈念資料館と「平和の礎」の意味するもの
過去から学ぶべきもう一つの資料館問題
沖縄戦の心の傷(戦争トラウマ)を超えて)

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2006年08月09日

レッドパージ・ハリウッド

「レッドパージ・ハリウッド―
赤狩り体制に挑んだブラックリスト映画人列伝」。

上島春彦。

価格:¥3,990 (税込み)

単行本:399ページ

出版社:作品社。

1950年代、赤狩りの嵐吹き荒れるアメリカで、左翼脚本家・監督・俳優
たちは、いかに戦い、どのような作品を残したのか。隠された歴史を丹
念に洗い出し、克明に記録する、レッドパージ研究の完全決定版。

▼ 目次 ▼

第1章 闘いの始まり――チャップリン、ハリウッドテン、HUAC

第2章 ジョン・ガーフィールドと「彼の」脚本家
――クリフォード・オデッツ、エイブラハム・ポロンスキー

第3章 ある「透明人間」の人生――ベン・マドウ

第4章 保護者の栄光と悲惨――フィリップ・ヨーダン

第5章 あなたは現場にいるのです――『ユー・アー・ゼア』トリオ

第6章 拳銃の報酬――ハリー・ベラフォンテ、ポロンスキー

第7章 協力証言者――エリア・カザン

第8章 『ローマの休日』の脚本家
――ドルトン・トランボ、ウィリアム・ワイラー

第9章 『黒い牡牛』とロバート・リッチ――キング兄弟、トランボ

第10章 ブラックリストの廃棄
――カーク・ダグラス、オットー・プレミンジャー、トランボ

第11章 ゴードン・ヒチンズ・インタビュー

関連年表/作品リスト/人名・作品名索引

▼ 著者紹介 ▼

上島春彦(かみじま・はるひこ)
1959年生まれ。
編集者・映画評論家。
国学院大学文学部卒。

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2006年08月08日

チャベス―ラテンアメリカは世界を変える!

「チャベス ― ラテンアメリカは世界を変える!」。

ウーゴ・チャベス。

ブッシュが最も倒したい男――

ゲバラの夢を継ぎ、米国のラテンアメリカ支配に挑戦するチャベス
(ベネズエラ大統領)。

ゲバラの娘・アレイダによるインタヴュー

価格:¥ 2,100 (税込み)

単行本:215ページ。

出版社:作品社。

米国によるラテンアメリカ支配に挑戦する、いま世界で言動が最も注目されているベネズエラ大統領ウーゴ・チャベス。

米国に支配され富裕層の思い通りに浪費されていた膨大な石油収益を、人口の75%を占める貧困層に分配する“ボリバリアーナ革命”を推進。米国主導の弱肉強食の新自由主義に対抗し、キューバ、ボリビアとともに反米・自立化路線を邁進する。ラテンアメリカの解放・統合を夢見たチェ・ゲバラの理想を、21世紀に新たに追求している。

▼ 著者略歴 ▼

チャベス,ウーゴ
1954年生まれ。1998年、貧困層の支持を受け、ベネズエラ大統領当選。2002年、米国が裏で操った軍事クーデターも、国民の圧倒的な支持で乗り越える。国連では、たびたび痛烈な米国批判を行ない、満場の拍手喝采を浴びている

ゲバラ,アレイダ
1960年生まれ。革命家チェ・ゲバラの娘。父親と同じく医師であり、また父親ゆずりの行動力で、ラテンアメリカやアフリカを飛び回り、貧しい子供達への医療活動などを行なっている

伊高 浩昭
ジャーナリスト。元共同通信記者。1943年、東京生まれ。67年から、ラ米を中心にイベリア半島・沖縄・南部アフリカなど、世界65カ国・地域を取材。2005年から、立教大学ラ米研究所講師(現代ラ米情勢)。



▼ 目次 ▼

第1部 チャベスと新しいベネズエラ
(ボリーバルの呪いを祓い清める
生い立ち
革命過程
憲政軍から「人民の軍」への改編
ほか)

第2部 ラテンアメリカは世界を変える
(国防相とクーデター
家族の思い出
ラテンアメリカの軍事独裁
フィデルとの関係
ほか)
posted by はなゆー at 21:02| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 書籍やDVDなどの紹介 ☆ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

報道が教えてくれないアメリカ弱者革命

「報道が教えてくれないアメリカ弱者革命
―なぜあの国にまだ希望があるのか」

若者、元兵士、マイノリティ、母親…、弱くて強い人々が、今アメリカを揺るがしはじめた…。

堤 未果。

価格:¥ 1,680 (税込み)

単行本:237ページ。

出版社:海鳴社。

弱くて強い人々が、今アメリカを揺るがしはじめた…。世界の富の4分の1以上を収めながら、3100万人もが飢え、2億3000万丁もの銃が国内に散乱しているというアメリカ。その驚くべき実体を活写する。

▼ 著者略歴 ▼

堤 未果

著作家・ジャーナリスト。東京都生まれ。私立和光小学校、中学校、高校を卒業後、渡米。ニューヨーク州立大学国際関係論学科卒業。ニューヨーク市立大学大学院国際関係論学研究科修士課程修了。国連、アムネスティインターナショナルニューヨーク支局員を経て、米国野村證券に勤務中9・11に遭遇。帰国後は、アメリカ―東京間を行き来しながら、執筆・講演活動をしている。国際政治環境研究所理事。

▼ 目次 ▼ 

大統領選の光と闇
(ハンスト実行
アロハシャツのガンジー
ほか)

正義の価値
(なんでハンストしようと思ったの?
新聞のない家
こんなことする価値、あるのかな
号泣する市民たち
ほんとうに価値あるもの)

アメリカの見えない徴兵制
(携帯で軍に勧誘される高校生たち
落ちこぼれゼロ法案
巧妙に仕かけられた罠
夢を見せてやるんだよ
戻ってきてくれて、ありがとう)

見えない列車に乗せられる若者たち
(殺しのマシーン教育
兵士たちのグッバイレター
ほか)

未来を選び取る自由
(軍事化される子どもたち
最大のターゲットはマイノリティ
ほか)

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2006年08月06日

真実を聞いてくれ 俺は劣化ウランを見てしまった

「真実を聞いてくれ―俺は劣化ウランを見てしまった」。

デニス・カイン。

「SUPPORT THE TROOPS!」の合い言葉におおわれた国論の陰で何が行われたのか。航空医療専門家として湾岸戦争に従事した経験を持つ著者が、アメリカの戦争の真実を明らかにする。

価格:¥ 1,680 (税込み)

単行本:196ページ。

出版社:日本評論社。

時を経てセルビアとイラクの人たちが受け継いだ湾岸戦争での劣化ウランの悲劇。嘘だらけの戦争報道を現場から証言する。

▼ 著者略歴 ▼

カイン,デニス

州立サンノゼ大学政治学部修士課程卒。学部長奨学生、政治学オナーソサエティ会員優等卒業生。受賞論文「つくられた枠を超えてWe can transcend the existing boundaries」がサンノゼステイツマン紙に掲載される(1995年)。軍隊では多くの賞を受け、1990年に合衆国陸軍士官学校(ウェストポイント)に入学の推薦を受ける。サンノゼ市在住。

▼ 目次 ▼

序/ミラン・マクフェトゥリッジ

1 俺は裏切り者ではない市民を守るのだから
2 恐怖におののいて
3 戦争へ
4 死への準備
5 カイン訓練軍曹
6 速報/裏速報
7 誰かを信じろって?冗談だろう
8 退役軍人局VA対無名のアルコール依存症たちAA
9 馬鹿はどいつだ
10 そう、それは核なんだ

劣化ウラン弾はなにをもたらすか/伊藤和子

posted by はなゆー at 12:47| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 書籍やDVDなどの紹介 ☆ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする