2010年03月31日

「玄海原発正門前に奇形と思われるサクラが多かったそうです」

きみどりあおい
http://twitter.com/ecoyoko/status/11246951536
玄海原発正門前に奇形と思われるサクラが多かったそうです。



《備考》

もやいバンク福岡 掲示板:NPO法人 たんぽぽとりで

http://bit.ly/a88kYT
投稿者/ 池田憲昭 (2009/09/07(Mon) 18:42:01)


玄海原発にて

桜の花びらが4枚だったり6枚だったり、テントウムシの模様が流れ星のようににじんでいたり・・・。

春に訪れた佐賀県玄海町の玄海エネルギーパークで奇形の植物や昆虫を見つけ、「たんぽぽとりで」の女性会員たちは胸騒ぎを覚えた。

原因は分からない。

「でもチェルノブイリと似た現象が玄海原発の周辺でも起きているなんて」と口をそろえる。



http://pub.ne.jp/tampopotoride/?entry_id=112850
(2006.4.6)
桜調査隊4名無事帰還しました。玄海原発のまん前で一本、すぐそばのエネルギーパークで一本の調査。うれしいことに満開でしたよ。しかししかし、高圧線の下、電磁波も満開。あえぎながらがんばりました。

結果は、こりゃ〜変なのがいっぱい。がく4枚とか普通にあるし。花びら4枚も6枚も。がくの花びら化も。おしべの花びら化も。小さく縮こまったのも。


http://pub.ne.jp/tampopotoride/?entry_id=116387
桜調査の結果を集計しました。原発からはなれた地域の桜の異常の割合はだいたい多くても1%以下なので、原発周辺にはやはり異常があると見てよさそうです。メンバーには変異見つけのプロを自認する人もいましたが、私のように生まれてこのかた四葉のクローバーを見つけたことのない者でも、そこそこ見つけていく無気味さ…

エネルギーパークの1本

調査花総数2128個
異常花総数 51個
異常花率  2.4%
異常花内訳(異常花総数と異常花内訳の総数とは必ずしも一致しません)
花弁4枚ー1 花弁6枚ー13 雄しべの花弁化ー5 花弁の矮小化(1枚)ー12
花弁の矮小化(2枚)ー3 花弁の矮小化(3枚)ー1 花弁ぎざぎざー4
ガク4ー4 ガク6ー6 ガクの花弁化ー1 花弁の重なりー2

*ここで見つけた5匹のナナホシテントウムシは色赤黒く、黒い点がにじみ出したような模様で、羽の発育が不完全に見えるものも2匹。異常は桜だけではないのかも。


原発サイト門の前の1本

門の向こうに玄海原発1、2、3号機が見えた。この日、風は原発の方から吹いていた。
調査花総数2147個
異常花総数 96個
異常花率  4.5%
異常花内訳(異常花総数と異常花内訳の総数とは必ずしも一致しません)
花弁4枚ー14 花弁6枚ー8 雄しべの花弁化ー7 花弁の矮小化(1枚)ー2
花弁ぎざぎざー1
ガク4ー25 ガク6ー4 ガクの花弁化ー3 花弁の重なりー2

*一枝80個の花のうち43個に極端な花の矮小化が見られた。その様まるで梅の花で、花色も白っぽかった。



六ヶ所村ラプソディー(DVD) ◆20%OFF!
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資源エネルギー庁の「原発推進」プロパガンダ・チラシが老獪である

akiko morinaga(川内原発の地元に住む妊婦さん)
http://twitter.com/kurotititake/statuses/11294377756
市役所の原発コーナーに経済産業省資源エネルギー庁のきれいなチラシが…。「発電しながら使った以上の燃料を生み出す高速増殖炉。一粒の豆の種からたくさんの豆が取れたらうれしいよね。なんと、高速増殖炉は発電しながら消費した以上の燃料を作ることができるんだよ。」とかわいい猿が説明している。


akiko morinaga(川内原発の地元に住む妊婦さん)
http://twitter.com/kurotititake/status/11296831026
同じく資源エネルギー庁のチラシ「夢 No.26」より…親子で読むエネルギー・原子力ものがたり。
牛「僕たちも排泄物を畑の肥料としてリサイクルしているけど、電気の燃料だってリサイクルできるんだモー」
白熊「資源として利用できるものは、最後まで使いたいね」
ウラン燃料のリサイクルの図入り。


posted by はなゆー at 00:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 環境 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

日本の原発は「内陸ではM6・5を超える地震は起きない」前提で設計

フジヤマ・ガイチ
http://twitter.com/gaitifujiyama


昨晩地震関係のツイートをしたけどそこで触れた大振幅の長周期表面波に関しては前から時折触れている国策捜査で名誉を毀損された地震学者・島村英紀の研究が面白い。

中越地震の時、震度3の東京の超高層ビルで不可解な事が起きた。54階建てのビルで約70基あるエレベーターの内6基で機器が損傷、ワイヤが絡まり停止した。あるエレベータでは8本ある主ワイヤーの内1本が切れていたがそのワイヤーは直径1センチもある鋼鉄製ワイヤーだった

こうした震度3程度なのに超高層ビルでエレベーターの管制ケーブルが切断するという事故が実は多発している。この件が危険なのは言うまでもなく大地震の時にはエレベーターを緊急停止するための地震計が働かなかない震度3程度でこうした危険な事象が出たことにある

実は地震学的に言うと震源から離れた場所に実体波よりもずっと減衰しないで伝わってくる大振幅の長周期表面波があることが最近分かった。これは関東濃尾大阪等の平野部に入ると振幅が何倍も大きくなり振動継続時間も数分と長くなる。これが分かったのがほんのここ数年前だと言う

島村が指摘する問題点は、超高層ビル、巨大な石油タンク、原発、長大な橋、新幹線の土木構造物など振動の固有周期が長い建造物が長周期表面波の洗礼を受けた事がないばかりではなくて、設計の時にもどの位の地震波が来るか知らないまま、ゼネコンや工学者たちが設計している点だ

島村の主張を繰り返しておく「地震予知がはじまって四十年余。いまだかつて一度も予知に成功していない。しかも予知開始時におよそ現実的ではないとされた巨大地震が起きる可能性は低い筈だった場所に起き、しかもそれが原発集中地域を襲っている」

地震予知の総本山は東京大学地震研究所だ。年間数千億円もの予算を使い学問的にインチキ(=島村英紀主張)な事に費やしている。しかも00年鳥取県西部、04年新潟県中越05年福岡県西方沖07年の能登半島、新潟県中越沖08年の岩手宮城内陸地と大地震は全て予知的ノーマークの場所で起きた

「日本の原子力発電所は内陸ではマグニチュード6・5を超える地震は起きない前提で作られている」と島村は警告する。今の原発の設計指針ではおよそ現実的ではないと考えられる地震としていた揺れを何倍も超えるデータが実際記録されているのにだ。これが今の日本の原発の地震への応対の現実だ

ラベル:原子力発電所
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2010年03月30日

日本の原発は「大振幅の長周期表面波」を考慮せずに設計された?

「そもそも浜岡原発だけでなく,日本の原発はM6.5までの直下型地震にしか耐えられない構造なので」



Rolling Bean
http://twitter.com/rolling_bean

東京首都圏に超周期地震動の危険性。高層化する前の東京は長周期に見舞われた形跡(昭和19年、東南海地震)。大きな揺れが2分、さらに10分の長周期地震動。東工大の翠川先生説明。揺れた原因は関東平野の下の軟弱地盤が数キロの深さであるから。

東南海地震の長周期地震動の波形を分析すると、各周波数の振動に分解すると、周期3秒付近と10秒程度が非常に多く、30〜40階建ての高層ビルが揺れる。東京湾の石油タンクも大きく揺れる。紀伊半島沖の東南海・東海地震が同時に起こったら揺れは耐震基準を上回る可能性と翠川先生。

高層ビルの耐震設計の想定上限を上回り被害が出る。さらに首都圏が長周期地震動にさらされやすいいくつもの条件。太平洋沿岸の「付加体」という海底の柔らかい層が地震動を関東平野まで運び、分厚い軟弱地盤で大きく揺れる。長周期地震動に狙われる地域が首都圏。

M8.4相当の長周期地震動発生実験。地上40階の揺れを再現。ビルが共振を始め、固定されていない家具が数メートルにわたり部屋中を動き回り数分間揺れ、その間に避難することはほとんど不可能。実験ではビル事態は壊れなかったというが、人的被害の画像。

なぜ長周期地震動への対策がなされていないのか?霞が関ビルの設計者は長周期地震動の対策を取り入れていた。壁に溝をつけたスリット壁。ビルが共振した場合、溝の周辺に亀裂が入り、エネルギーを緩和する。余裕を持った設計をしていた。ところがその後、長周期地震動への備えは普及せず。

長周期地震動に対する制振ダンパー。オイルが揺れを吸収するタイプのもの。新築の高層ビルには設置されることが多く(多いだけ?)なってきた。問題は既存の高層ビル。新宿センタービルは設計した会社に説明を求めた。残念ながら長周期に対応していない。倒壊しないが被害は出るのでダンパーを24億で

288台の制震ダンパーをつけたが高額でありこうした対策はわずか。危険は知りながら対策されていない、と。個人的に心配なのはそれでも十分かという点、また現状の基準でもやはり危険だという話があったこと。

巨大地震の被害総額は最大200兆円。20兆円の対策費で被害を半分にという試算も。14年かければ国民一人あたり一日43円、と番組。東京の湾岸の懸念がここから示されます。

東京湾岸は現代都市の象徴だが、地下の杭がまっぷたつに折れた例。大量の地盤が動いて杭を破壊した。ライフラインも破壊される。★側方流動★です。埋立地で水のようになった地盤が護岸を倒して大量に動き埋設物を壊す。長周期地震動で側方流動がひどくなる。液状化の実験。

震度5程度で地下から水が湧き出します。液状化。時間が長くなるとさらに深くなり、長く続く揺れは側方流動の規模を拡大。都市に与える影響を早稲田大学濱田先生が研究。予測では被害集中は護岸が古い埋立地。危険にさらされるのは護岸付近の貯蔵タンク。中には LPガスやガソリン。

側方流動により護岸が最大7m海側に動き出しタンクが倒壊。埋立地1万2000リットルの油分で2ヶ月東京湾封鎖され、生活に大きな影響。阪神淡路大震災の10〜15倍以上の被害が出る。準備しないともう間に合わない。東京都は護岸補強工事をしているが100mに3億円(前回も書いた数字です)

高層マンションの住民に翠川教授の説明。長周期地震動の揺れを体験し、怖さを実感してもらう取り組み。長周期地震動の未知の揺れを知ることが対策の第一歩。豊かさを追い求め新たな震災リスクを作ってきた。
→ここまでNHKスペシャルMEGAQUAKE第3回の概略でした。


「NHKスペシャルMEGAQUAKE第3回」自分で使うためのメモを取ることを兼ねてのツイートだったので、番組全体をカバーしていませんが、ご容赦ください。



高度経済成長期にはスリット壁などは高コストで受け入れられず、安全なビルが立てられなかった。だんだんと経済性の追及に重きがおかれ、安全性の確認がおろそかに。阪神淡路大震災まで長周期地震動のレベルを国が設定しなかった。全国の超高層ビル2700のうち、いくつが耐えられるのか不明。



フジヤマ・ガイチ
http://twitter.com/gaitifujiyama/statuses/11255723469
大振幅の長周期表面波と言えば新潟の中越沖地震では震度3の東京の高層ビルで切れないはずのエレベーターのワイヤーが切断する事故が数件起きていますよね。日本の原発は大振幅の長周期表面波を考慮しないで作られていると聞きます


Rolling Bean
http://twitter.com/rolling_bean/status/11256944344
わたしも聞いたことがあります。また、長周期は様々な周波数の振動が、地形、上物、地震の規模と発生メカニズム(断層の方向など)で現れるので、実質は対策をしていないというより、「対策不可能」なのかもしれませんね。建家が倒壊しなければよいわけでないので。



《備考》

田村岱の地震情報レポート ― 日本地震情報研究会

http://homepage2.nifty.com/quake/shiryou/tamura.html

「東海地震時の危険性から浜岡原発を休止せよ」という市民グループ(反原発の立場ではない)は,「原発側が言う安全性は矛盾だらけなんですよ。原発の重要な建物は,建築基準法の3倍の強度で作っているから大丈夫というが,通常の耐震基準は建物が壊れても人身に被害が及ばないことを基準にしており,放射能漏れは,建築基準法の範疇ではない。また,1・2号機は最大450ガル(揺れを示す加速度)までの耐震設計。3・4号機は600ガルです。しかし,阪神・淡路大地震では,800ガル以上の揺れを記録しています」と怒りをあらわす。

(略)

更には,津波による被災警告もされている。昨年12月には「政府中央防災会議」が”東海地震に関する専門調査会報告”を発表した。東海沖などでM8級以上の巨大地震が発生した場合,「関東から九州にかけての広域沿岸部に高さ5〜10mの大津波が押し寄せる危険性」が強調されている。民間地震研究家との相互情報交換と,公的機関のウオッチングを行っている鹿嶋實氏によれば,「これは,震源域に近い静岡県・浜岡原発の被災を具体的に心配したものでしょう。まず津波襲来前の引き潮で大量の冷却用海水の取り入れが停止し,数分にして炉心爆発が起きる。そして本番の大津波は高さ5mの外塀を乗り越え,大規模な水素爆発で放射能がまき散らされる。そもそも浜岡原発だけでなく,日本の原発はM6.5までの直下型地震にしか耐えられない構造なので,他地域の原発でも致命的なトラブルが続発しそうです」

95年に京大原子炉実験所助手だった瀬尾健氏(故人)が,浜岡原発の3号機がメルトダウンを起こして格納容器が破損した場合の被害を予測している。それによれば,放射能汚染によって,10万人以上が急性死するというのだ。これだけでは収まらない。放射能は風や雨によってさらに遠方に運ばれ,残留し続ける。居住不能地域は,名古屋,大阪,東京を含む。しかし大都会であるほど避難は困難を極める。その結果,「将来のガン死者数は,首都圏で434万人。西の名古屋方面に広がれば200万人にのぼる。これはまだ希望的観測といったほうがいいかもしれない。現在,浜岡原発では4基が稼働中ですが,5号機の建設が進んでいます。もし,これが一斉にメルトダウンすると,広島の原爆数十個分の被害になります。首都圏や関西圏でも急性死する犠牲者が出るでしょう。死者は 1000万人以上,いやその倍になるかもしれない。当然,永田町は全滅し政府機能は麻痺,在京企業も全て被爆するため,復興もできない。チェルノブイリの時も日本まで放射の(原文ママ)が降ったくらいですから,こうなると日本だけの被害だけでなく,地球規模の被害です。阪神・淡路大地震とはまったく比較できない」と指摘する科学ジャーナリストもいる。



チェルノブイリ診療記
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2010年03月29日

〔プルサーマル〕MOX燃料を運んでくる「輸送船」にも多大な問題が

☆MOX 燃料だけでなく、輸送船も欠陥品! 
(原子力エネルギー問題に関する情報)

http://blog.goo.ne.jp/kimidoriaoi/e/88c998fe7d3283f05c9cc56930cb7683


Twitter: preabsanolさんのつぶやきにあった、イギリスからのMOX輸送船の欠陥に関する情報

(注:PDFファイルである)
http://www.greenaction-japan.org/internal/100208.pdf

からの転載。



核物質輸送に適さぬ船体の欠陥だけでなく、事故発生の際の緊急対策が皆無だという。そんないい加減な船舶会社PNTL社の船舶が、なんと高レベル核廃棄物輸送にも使われているそうだ。


それに加えて、
核輸送国(日本・イギリス・フランス)は、以下のことを怠っている:

○核輸送の安全性を確認するための環境アセスメントを行っていない(日本の沿岸近辺のものだけ。しかもおそまつ。)

○事故に備えての補償制度をいまだ確立していない。責任の所在も不明。(どの国が責任を取るのか明らかにされていない。)

○非常事態の対策・計画が皆無(沈没した積荷を引き揚げる計画が存在しない。)

○輸送ルート諸国から事前了解を得ない。

○排他的経済水域(経済専管水域)に入らないことを保証しない。

○護衛が不十分。

しかも、七十カ国以上にものぼる抗議または輸送船の近海通過拒否の主張に対し、一度として誠実な対応を示していない。



チェルノブイリからの伝言
posted by はなゆー at 21:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 環境 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

スターングラス博士「戦後原発も増えて、癌死亡も増えた」

まず「katsukoのブログ」より

☆鹿児島県川内原発付近へのウミガメ死亡漂着問題続編

http://ameblo.jp/sannriku/entry-10428619559.html

2009年に、九州電力川内原発がある薩摩川内市の海岸でウミガメが3頭死亡漂着した。いずれも今のところ原因は不明。だが、長い海岸線をもつ宮崎県全体での死亡漂着が2009年9月時点で3頭であることを考えると、薩摩川内市の3頭は多い。鹿児島県、薩摩川内市とも原因の究明に乗り出す気配はない。ちなみに、2009年9月時点で、鹿児島県本土の死亡漂着は計9頭。3分の1が薩摩川内市の海岸が占める。


☆経産省氏、放射能は常に漏れていると明言 

http://ameblo.jp/sannriku/entry-10471043307.html

例によって例のごとくの、微量だからだいじょうぶという詭弁で自らを納得させているのでしょうが、例えば鹿児島の川内<せんだい>原発の近くの浜に―たびたび書きますが―かめやいるかなどの死体が流れ着くことが、隣の宮崎県と比べて異常に多いことや、普通産卵のために夜陸にあがってくるかめが昼間あがってくるなどの異常行動が見られるとのこと。

水俣病は猫が狂ったように踊った、そのときにすぐ手を打てばあれほどに悲劇が拡大しないで済んだ。


●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○


戦後原発も増えて、癌死亡も増えた(僕と核)より

http://www.e22.com/atom/page08.htm

http://www.asyura2.com/07/genpatu4/msg/163.html
投稿者 tanbo 日時 2007 年 5 月 25 日


アーネスト・J・スターングラス博士 (Dr. Ernest J. Sternglass)
1923 年、ベルリン生まれ。

14才の時に家族とアメリカへ移住。若き頃に、既に世界的権威だったアインシュタインと議論を交わし、科学の志を新たにする。1960年から1967年は、ウェスティングハウス社の研究室でアポロ月面科学ステーションプログラムの局長を努める傍ら、アメリカの大気圏核実験に反対するようになる。

彼が国会で発表した研究の成果は、ケネディ大統領が'63年にまとめた部分的核実験条約(PTBT)の締結に大きく貢献した。(ケネディはその僅か三ヶ月後に暗殺されてしまう)

70年代に入って、今度はそれまで安全だと信じていた原子力発電所の危険も公に問うようになる。'81年に出版した「Secret Fallout: Low-level Radiation from Hiroshima to Three Mile Island」(邦題:赤ん坊を襲う放射能)は、低レベル放射線研究の代表的な本となった。

1983年よりピッツバーグ医大、放射線医学名誉教授を努める。過去にスタンフォード大学、インディアナ大学、フランスのアンリ・ポアンカレ大学、ジョージ・ワシントン大学、コーネル大学で放射線医学と物理学の教壇に立つ。 1995年より、Radiation and Public Health Project (放射能と公共健康プロジェクト)局長。




ここで、スターングラス博士にお話をお聞きしたいと思います。彼は、原子力の本場アメリカで、60年代から、核実験や原子力発電による低レベル放射能の影響を訴えて続けて来た、数少ない科学者の一人です。2006年の二月には念願だった来日を果たし、青森県の六ヶ所村も訪ねています。

こんにちは、今日はよろしくお願いします。

S 博士「まずはじめに、日本には55基もの原子炉が運転しているのを知ってるよね。」

、、、はい。

S博士「それに、ほとんどが海岸沿いの国土の2割程度の面積に人口が集中していて、原発も割と近くに配置されている。だから、日本政府が2003年度に発行した、過去100年の日本人の死因の推移を見たとき、あまり驚かなかった。」

と言いますと。

S博士「日本では、戦後の50年で、がんの死亡がずっと増え続けている。1900年台の前半は、がんはそこまで存在しなかった。日本に原爆が落とされて、アメリカ製の原子力発電所が導入されてから、一気に増え始めたのだ。今でも日本にある原発の八割がアメリカ製だ。」

はい。

S 博士「そして、本場のアメリカで分かって来たことが、原子力発電所というのは、公に発表されているよりも、ずっと大量の放射性物質を放出しているということだ。大半は、細かい分子になった、核の分裂によって産まれる物質で、大気や海に放出されている。核分裂生成物というやつだ。」

はい。これが、自然放射線と混同されると、訳分からなくなりますね。

S 博士「その通りだ、そもそも自然放射線というのは、海抜0メートル付近では、0.8 から1mSV(ミリシーベルト)が普通であって、それ以上はラドンなどごく特定の地域しか関係のないものや、0.15mSVほどのカリウムなどを大げさに数えている場合が多い。しかも、ほとんどの自然放射線が外部被ばくを起こすガンマ線で、体の中の特定な器官に蓄積して内部被ばくを起こすものじゃない。ストロンチウム90やヨウ素131などの放射性物質は、体の中に入り込むのと、それと同じ量を地面にばらまいたのでは、威力が全然違うのだ。」

分かります。

S 博士「ヨウ素131は、ほとんどが一週間の半減期だが、これは首にある甲状腺に集中する。甲状腺というのは、体全体の新陳代謝をコントロールしていて、多くの器官が甲状腺のホルモンによって動いている。だから甲状腺が壊れると、大人だと、甲状腺に異常が生じたり、がんになることがある。また、ストロンチウム90は骨に集中する。これはカルシウムと似ているためで、カルシウムは、骨をつくったり、神経の伝達にも欠かせない。要するに、脳みその働き、考える力に貢献している。よって、ストロンチウム90が引き起こす問題というのは、あまり知られていないのが、カルシウムと同じように骨だけじゃなく、脳にも入り込んで、神経にダメージを与えるため、特に脳の発達に支障をきたすようになる。」

赤ちゃんですね。

S博士「赤ちゃんもそうだし、お母さんのお腹の中いる胎児のときからだ。それに、脳みそは10代まで発達し続ける。だからそこに問題が生じると、普通の読み書き、理解する力、計算する力、全体的に影響を受けてしまう訳だ。健康な脳みそをつくる過程でだよ。」

母親は知っておくべき情報ですね。

S 博士「これは、本当に伝えなければいけないことだ。繰り返すが、ストロンチウム90やヨウ素131は自然には存在しないもので、ウランやプルトニウムが核分裂を起こしたときのみ、産まれるのだ。原子炉の中で起きていることは、原爆の核分裂が起こす環境破壊と同じなのだ。つまり、核実験などが広めた汚染を、原子力発電所がそのまま引き継いだに過ぎないのだ。」

なるほど。

S 博士「これは数年前にJournal of American Medical Associationで発表されたばかりなんだが、妊婦が歯科医でX線を数回受けただけでも、散ったX線が、ヨウ素131のように甲状腺に影響を与えて、それが早産につながる確率が数割高くなることが分かった。こうした未熟児は、現在の医学ではほとんどを救うことができるのだが、X線のせいですでに脳の発達に影響が出てしまっている。それが思考力や、集中力の欠如に表れる。脳の発達に支障をもった未熟児は、自閉症になる可能性も出てくるのだ。」

このように器官に集中する放射性物質は、どのようにダメージを与えているんですか?

S 博士「ヨウ素131の場合、ガンマ線というのは、X線と一緒で、とても強いエネルギーを持った光を出す。そして、ベータ線は電子なんだが、数ミリしか飛ばなくても、臓器に埋め込まれると周りの細胞を破壊する訳だ。変異を起こしたり、遺伝子を傷つけてしまう。そして、フリーラジカルが産まれる。フリーラジカルとは、マイナスの力を帯びた酸素分子で、寿命も一瞬なんだが、これがプラスを帯びた細胞の粘膜に引き寄せられて、穴を空けてしまうので、大変なことだ。これらのことは、60年代の後半から70年代にかけて分かったことで、原子力発電を始めたずっと後の話だよ。」

はい。

S 博士「初めての原発が1942年のシカゴだったから、そのおよそ30年後に分かったことだよ。もう一つ興味深い発見だったのは、X線などの強くて短い刺激がつくる多くのフリーラジカルは、実はお互いとぶつかり合って、そこまでダメージを引き起こせないんだ。これを、私は『混んだナイトクラブ効果』と呼んでいる。分かるだろう、狭い空間に人が入りすぎて、身動きが取れないのだ。これで分かったことが、X線などが与える、自然放射線の一年分に値する1mSVほどの一度の衝撃は、思ったほど効果がなく、同じ量を一週間、一ヶ月の間に分けて微量を受けた方が、細胞あたりのフリーラジカルが少ないために、ずっと大きなダメージを与えるのだ。」

そうなんですか。

S博士「このことは、衝撃だった。つまり、X線や原子爆弾のように、集中された強い放射線よりも、永続的な低レベルの放射線の方が、ダメージは100倍から1000倍も大きいことが分かったのだよ。」

なるほど。

S 博士「我々はヒロシマやナガサキで集めたデータを信じきってしまったのだ。原爆は、主にガンマ線と中性子線を一瞬で放出したから、本当に強くて大量のエネルギーを放出した。ましてや、その頃はフォールアウト(『死の灰』と訳される)のことも良く分かっていなかった。要するに、長期的な低レベル放射能の影響を、今日でも、完全に間違って計算しているのだ。2003年にイギリスのクリス・バズビー (Chris Busby) 氏らが、ヨーロッパのECRR機構(European Commission on Radiation Risk) に頼まれて、原子力発電所のリスクについて過去50年の様々な論文やケースを完全に洗い直したところ、同じ結論にたどり着いたのだ。我々は、低レベルの内部被ばくによる影響を、少なくとも100倍から1000倍、過小評価して見積もっているのだ。」

はい。

S 博士「もう一つ言いたいのが、ストロンチウム90は骨に入って、強い電子を放出する。骨髄では赤血球と白血球もつくられているから、ここで異常が起きると、白血病を起こす。また、白血球というのは、体のありとあらゆる病源と戦っているから、白血球がちゃんとつくられないと、これは大都市で警察のストを起こすと犯罪率が一気に高くなるようなものだ。分かるね。ストロンチウム90が白血球を壊せば、体中にがんが起きても止めることができない。ストロンチウム 89の半減期は50日で、ストロンチウム90の半減期は28年だから、体に蓄積されていくものだ。」

そうですか。

S 博士「さきほどの低レベルの放射能の話に戻るが、人々が間違いを犯した原因のひとつに、放射線によるがんの治療による。これは動物実験で、一週間おきに集中した放射線をあてれば、健全な細胞は元に戻るということから、放射量を細かく分ければ、体には影響が少ないと信じられていたのだ。ところが、内部被ばくの場合は、少ない量でも常に体の中にある訳だから、慢性被ばくと言っても良い。これが何十年間と蓄積されると、ストロンチウム90のように白血球が壊されていけば、肺炎やさまざまな感染が起き易く、免疫力が激しく低下することに繋がるのだよ。」


では、質問を変えます。
原子力発電所は、すべての排出物をモニタして、環境もモニタして、すべては安全だと言います。何がいけないのでしょうか?

S 博士「何回も言うが、0.1〜0.2mSVほどのX線の影響と、核分裂生成物を比べて、影響を少なく見積もりすぎているから、誤った安全の基準を適用しているところが間違っている。2005年に発行されたUS Academyの論文には、『どんな微量の放射能でも、必ず何らかのダメージを与えている。無害ということなどない』と書かれているくらいだ。一時期、『微量なら健康に良い』と信じられていたのもまったくの間違いで、『一定値以下なら安全』と信じられていたことも、間違いだった。これはようやく最近、世界中で発表されている論文で認められてきたことだ。更に、1000倍もダメージを少なく見積もってものだから、0.1mSVだったものが、実質的には 100mSVと同じダメージを加えているのだ。」

これらの核融合生成物は、化学的にフィルタすることってできるんですか?

S 博士「完全には無理だ。中空糸フィルタやイオン交換樹脂など、どんなにテクノロジーが進化しようと、完璧なフィルタなど存在しない。例えば、アルゴン、クリプトン、キセノン、ラドンなどの希ガスは、化学的にフィルタすることはできない。トリチウムなども水分と同じような性質なので、なかなかフィルタできない。モニタリングは、結局、役割を果たしていないのだ。自然界はストロンチウム90やヨウ素131をつくらないから、自然放射能と比べるのはおかしい。更に、X線などは刺激が短か過ぎる。だから、安全だと思っていた放出量が、実はそうではなかったということだ。」

それでも、核実験からの残量放射能が減って来ていて、今では食物に含まれている値も示していますが。

S 博士「良いかい。基本的に原子力発電所が自ら検出して発表しているデータはそこまで信用しない方が良い。電力の生産があがるほど、放射性物質の排出はぜったいに免れられないのだ。それに、原子力発電所がどのくらい排出しているかを心配したり論議するよりも、人間にどのくらい入って来ているのかを検出する方がずっと早いのだ。私たちの90年代の研究で分かったことは、アメリカで原子力発電所の近くに住んでいる子供たちの乳歯から検出されたストロンチウム90 は、かつての核実験の時代と同じくらい高くなってきているということだ。これは原子力発電所が放射性物質を出し続けている確固たる証拠だ。このプロジェクトもアメリカの政府がデータを公表しなくなったために、独自で始めたのだ。ストロンチウム90の値は、すでに胎内で蓄積されていることが分かることと、ストロンチウム以外の放射性物質も入って来ていることを裏付けるから大事な訳だ。これらはすべて、いわゆる通常の運転で起きていることだよ。」

それは日本にも言えることですか。

S 博士「繰り返すが、日本の八割はアメリカ製の原子力発電所であるからして、まず間違いないだろう。原子力発電所の放射性ガスや放射性物質の粒子は、日本の美しい山脈に降り注ぎ、それがきれいな湧き水に混入して、田んぼや畑、飲み水に入って行ってしまうのだよ。風がどっちに吹いていようが関係なく、これがいちばん起こりうる被ばくの方法で、私はこれが日本でがんが急増している要因のひとつだと考えている。ちなみに、ロレン・モレーが日本で集めた乳歯のサンプルからもストロンチウム90が充分なレベル検出されている。これはどこで産まれたか、どこで育ったかによって大きく異なるし、もっと大規模な研究が必要だが、アメリカと同じような状況であると予想される。小児がんを主に、健康な発育が妨げられる確率が数割は高くなるということだ。もちろん、放射性物質による害は成人にもあてはまることだ。」

そうなんですか。

S 博士「ついでに、もう一つ重大な話をしよう。ストロンチウム90から出来るのが、イットリウム90だ。これは骨じゃなくて、すい臓に集中する。すい臓というのは、糖尿をおさえるホルモン、インスリンを分泌しているから、ここに異常が出ると糖尿病になる。世界中で、糖尿病が急増しているのは知ってるね。日本は、すでに人口の割合から言えば、アメリカの二倍もいる。そのアメリカだって、イギリスより率が高いのだ。日本では、戦後から現在にかけて、すい臓がんが 12倍にもふくれあがっている。50年代の終わりにドイツの動物実験で発見されたのが、ストロンチウム90が電子を放出してイットリウム90になると、骨から肺、心臓、生殖器などに移動するのだが、すい臓に最も高い集中見られたのだ。インスリンがうまく生産されないようになって、血糖値が上がってしまうのだ。今までは放射能が糖尿病と繋がっているなんてまったく認知されていないのだ。これで分かっただろう、国際放射線防護委員会(ICRP)は、当初、放射能の影響として、特定のがんと奇形児くらいしか認めなかったのだ。未熟児、乳児の死亡や、肺、心臓、すい臓、これらの部位への影響はすべて無視されてきたのだ。」

はい。

S 博士「民間エネルギーの最初の原子力発電所は、ピッツバーグに57年に、私が15年間勤めたWestinghouse社によって建てられた。私たちは、汚い石炭の発電所よりも、安くて、きれいなエネルギーだと思っていた。微量の放射性物質が逃げても、大したことないと思っていたのだが、それは大間違いだった。これと同じ原子炉が、今でも日本でたくさん稼働している。70年代にカナダのエイブラム・ペトカウ (Abram Petkau) 博士が発見した、低レベル放射能によるフリーラジカルの影響を、未だに反映できていないのだ。フリーラジカルの性質を分かっていなかったのと、放射線量と人体への影響が比例的な関係だと勘違いしていたのだ。低レベルで起きる様々なことは、ヒロシマとナガサキの生存者を調べただけでは、まったく予期できなかったのは当然のことだ。」

はい。

S 博士「だから、原爆の生存者や、X線のデータによって計算された国際的な許容量はまったく間違っている。これは、原子力発電所が大規模に建てられるようになって、何十年も後に分かったことだが、誰もその過ちを認めることが出来ずに、今日まで来てしまった。その理由の一つとして、すでにウラン鉱山に巨額の投資がされてしまっていたことがあるだろう。だから、ウランの利益を受けている人たちは、過ちを認めないどころか、それを絶対に隠したいのだ。ウランは核分裂以外には役割がないから、それがただの粉末のゴミになることを本気で危惧しているのだ。世界中の政府や企業、イギリスの皇室などが所有しているウランは、原子力発電所が他の燃料で動くようになったら困るのだ。」

日本企業もかなり先行投資していますよね。他の燃料と言いますと?

S 博士「天然ガスだ。天然ガス発電に切り替えれば、なんと、設備投資の7〜8割は無駄にならない。天然ガスはあと数十年は持つと言われているから、その間に自然エネルギーを開発すれば良いのだ。コロラド州のフォート・セイント・ブレイン (Fort St. Vrain) は、すでにこの成功例だ。原子炉だけを閉じて、天然ガス用のボイラーを横につくって、タービンの建物など、ほかのものはそっくりそのまま使えたのだ。そう、原子力はお湯を沸かしているだけだからね。原子炉の中の水も放射能を持っているために、配管が錆びて出てくる鉄、マンガン、コバルトなどにも中性子がぶつかって、普通の元素まで放射性になって大気に飛び出てしまうのだよ。これが体内にも必要な物質の場合、放射性の鉄分だって血液に入ってしまう訳だ。」

原子炉を解体しただけで、その付近は大丈夫なんですか?

S 博士「そうだ。その証拠にコロラド州は、あらゆるがん、小児がんの率が全米でいちばん低いのだ。解体すれば、新しい核分裂や放射性ガスを止めれば、燃料自体は、まだ残っているが隔離することはできる。それが素晴らしい点だ。もちろん、完全に廃棄するにはたいへんなコストがかかるよ。これはもっと大変な問題だ。だから、原子力産業は、古くなった発電所を解体する巨額のコストを考えていなくて、将来のコストを少なく見積もりすぎているのが、大問題だ。でも、運転を止めることさえすれば、せめて新しい放射性ガスが発生することは抑えられるのだからね。」

環境的には、それがいちばん良い訳ですね。

S 博士「とりあえずは、だ。その代わり、何万年、何億年と放射能を持つ核廃棄物をどうするのかを、まだ誰も解決できていない。何故かというと、長い時間が経つと、地下に埋めようが、山に埋めようが、放射線が缶から漏れ始めることが分かっているからだ。缶が空気中のバクテリアに侵されて行くからだ。そうすれば、今度は地下水が汚染される。」

はい。

S 博士「環境的な問題はそれにとどまらない。日本のロッカショで起きようとしていることは、全国の55基分の廃棄物を集めるから、どうがんばっても大量の放射性物質を大気と海に捨てることになるだろう。そうすれば魚も死ぬし、近辺の入江に生息する貝や生物が放射性物質を吸い込んで、人間と同じように免疫力が低下して行って、死んでしまうのだ。60年代に核実験が盛んに行われていた時期も、北大西洋では、魚が激減して、核実験が終わったあと、一気に元に戻った。決して乱獲のせいなどではなかったのだ。このことは、今でも世界中の原子力発電所の近くで起きている。クジラやイルカも、川に流した放射性物質によって、みんな影響されているのだ。」

何度も言いますが、それでも原子力発電所は、海への放出をフィルタして、ちゃんとモニタしていると言いますが。

S 博士「だから、そんなフィルタがあれば、固形の廃棄物の心配だけで済むから嬉しいよ。でも現実的には、一部の放射性物質しか取り除けないことは、実績で分かっているのだ。しかも、事故や人為的ミスの可能性も計算にいれてなくても、この状況だ。過去には放出しなくて済んだ放射性物質も、大量にあった訳だ。スリーマイル、チェルノブイリ、これらは、世界中に多大なるインパクトを与えたのだ。我々はチェルノブイリが起きた翌年のアメリカでも、統計データとEPA によるストロンチウム、ヨウ素、セシウムの測定量から、数万人規模で過剰な死者が出たと考えている。」

そうなんですか。

S 博士「特に日本の場合は、地震国だということを忘れては行けない。日本の面積にあれだけの原子炉が集中していることと、ロッカショの再処理工場の最大の問題点は、さきほど言ったように全国の燃料棒を集めてプールにいれていることだ。これらは、本当に強い、本当に高レベルの廃棄物で、なんかの拍子に、このプールの冷却水にもしものことがあったら、大惨事では済まないことになるだろう。」


、、、質問を変えます。
なぜ、人間はそのような強い放射性物質を扱うことになったのでしょうか?

S 博士「まず、自然の中で人間が経験してきた放射性物質は、カリウム40だけだ。これは体内に入っても、骨など、どこにも集中しないし、放射線量はストロンチウム90より多くても、体に蓄積もされないから、割とかんたんに体から抜けて行くのだ。地球ができたときに、ウランやたくさんの放射性物質ができたが、どれもストロンチウム90のようにカルシウムに化けて、核分裂生成物が体内に蓄積されるようなことはなかった。一部のアフリカの地下の鉱山の例外をのぞいて、核分裂の連鎖反応は自然ではぜったい起きないのだ。」
(註:20億年前に西アフリカにあるガボンのウラン鉱山で自然核分裂があったとされる)

はい。

S 博士「例えば、普通の水の中にある水素は、宇宙線の影響でトリチウムになることがある。トリチウムも、特定の部位で濃縮されない。人間は、自然放射線の中で進化してきたが、これらも体に蓄積はされなかったし、フリーラジカルを長い期間にわたって体内に取り込むこともなかったのだ。海の中に微量に存在するウランも同じことだ。1938年に人間が核分裂を発見してから、すべてが変わってしまったのだ。」

分かりました。
では、日本は島国ですから、海の汚染についてもう少し詳しく教えてください。

S 博士「海を守ることは、とても大事なトピックだ。我々が予測できなかったエピソードをもう一つ、教えてあげよう。昔、科学肥料が海に流れ込んで、藻が異常発生すると、魚貝類の酸素を奪ってしまうと疑われていた。その結果、酸欠になった魚や貝が死んでしまう訳だ。ミシシッピ川が流れ込むメキシコ湾で藻が大量発生したときは、窒素、つまり酸化窒素を含む化学肥料が原因だと思われていた。でも最近、新たに分かったことは、キセノンやクリプトンなどの放射性ガスのエネルギーが、大気の酸素と窒素を反応させて、酸化窒素をつくることが分かったのだ。雨が海に運んでくる土砂が化学肥料と同じ役割を果たして、間接的に魚の酸素を奪ってしまうのだよ。この容量で、原子力発電所は、酸化窒素だけでなく、酸素原子が三つくっついたオゾンもつくっている。つまり、原子力発電所が藻の激増に繋がっていることも、誰も予想できなかったことの一例だ。」

そうですね。

S 博士「だから、発電所が出す液体廃棄物は、始めは誰もが海は広いし、とても深いので、人間社会にはまったく影響がないと計算していた。しかし、先ほどから言っているように、微量だから大丈夫ということは決して有り得ない。また、Busby氏らの発見が論文で細かく発表されたように、海に放出した放射性物質は、必ず波に乗って浜に返ってくる。イギリス、ウェールズ、スコットランドの原子力発電所付近の砂浜でも、このことが確認されたのだ。日本でもきっと同じことが起きているだろう。海水で薄まると期待していた放射性物質が、波に運ばれて返って来て、それが雨にも混ざって、また土の中にも入ってくるのだ。」

それでも、魚からは放射性物質が検出されてないと言われますが。

S 博士「だから、まずそれは安全値がニ、三桁ずれたままだからだよ。もちろん遠洋の魚の方が、放射線を受ける量が少ないし、日本は遠洋漁業が多いから、まだ安全な方かもしれない。それでも、50年前の安全基準が残っていることが問題だ。たいていのガイガー・カウンターは分かり易いガンマ線を計っているだけで、アルファ線やベータ線のことは計れないので、これにはもっと複雑な機械が必要なのだ。」

そうなんですか。

S 博士「ガイガー・カウンターは、砂浜にたまったガンマ線を読むことはできるが、魚のアルファ線やベータ線などの正確に計るには、魚の肉や骨をとって、化学的に調べる必要がある。これには大変な技術と計算力が必要になるのだよ。化学的に分離させた液体を、放射線検出用のシンチレーション計数管に通すのだから。つまり、骨にたまるストロンチウム90のように、いちばん強力で、いちばん厄介な放射性物質ほど、かんたんな計器では探知できないのだ。」

はあ。

S博士「分かったかい?原子力発電所ができてから30年後に、ペトカウ氏が発表して初めて分かったことがあったように、知らなかったことが多過ぎたのだ。ひとつの細胞が放射線を受けると、周りの細胞が影響を受ける『隣人効果 (Neighboring Effect) 』のことも知らなかったし、いろいろなことだよ。我々は、世界を壊してしまうような原子爆弾をつくってしまった償いとして、原子力発電を急ぎすぎたのだ。」

どういうことですか?

S 博士「核分裂が発見されたとき、多くの物理学者は大学の研究室を出て、マンハッタン・プロジェクトに参加した。当時はヒットラーが世界的な脅威だったからだ。ドイツに原爆を渡してはいけない、と。同じことがイギリス、フランス、ロシアでも起きた。そのうちに、スターリンが出て来て、今度は冷戦が始まって、多くの物理学者は核戦争を避けるためにと、核爆弾の開発に一生を捧げたのだよ。と同時に、そんな軍事目的に利用されただけで死ぬのは良心が耐えられなかったのだろう、アイゼンハワー大統領が提唱した『平和な核利用』のアイディアに皆が飛びついたんだ。アイゼンハワーは、『クリーンな原子力』をつくる原子力発電所を世界中に売り込もうと躍起になって、物理学者はそれを喜んでその手助けをした。ヒロシマとナガサキで起きたことや、人類を滅亡させる核兵器をつくってしまったことへの罪悪感のためにね。」


とても興味深いです。
でも彼らは、放射能の影響を予知できなかったのですか?

S 博士「そのときは、本当に経験とデータが少なかった。いろいろな不幸が重なって、今の状況をつくってしまったのだよ。多くの人は、核爆弾がないと不安でしょうがなかった。私の孫みたいに、お気に入りの布団がないと眠れないのと一緒でね。共産主義が世界を食い尽くしてまうのを止めるには、核爆弾が必要だと本気で思ってたのだ。これが核の軍拡の原因であり、それに乗っかって、アイゼンハワーがきれいなエネルギー政策と称して原子力を勧めたものだから、誰もが信じきってしまった。日本の場合は、国民がたいへん丁寧できれい好きだから、モクモクと汚い煙が出る発電所と違って原子力は魅力的だったに違いない。」


では、これだけの知識が今あって、それを知っている専門家も世界中にいると思うんですけど、根本的なところで変えて行けると思いますか?

S 博士「これが実は難しいのだ。何故かと言うと、大学の研究室などのリサーチのほとんどは、政府の補助金で成り立っているからだ。その政府が、原子力発電はクリーンだと信じ切っていたものだから、今になって過ちを認めたくないのだ。例えば最近でも、コネチカット州の原子力発電所で問題があったのが分かっているにも関わらず、微量だから問題ない、と繰り返すだけだ。EPA(米環境庁)も、原子力産業を守ろうと、必死になっているのだ。石炭による発電が産むスモッグや水銀と違って、クリーンなエネルギーだと言う、昔の謳い文句そのままだ。でも水銀では、爆弾はつくれない。分かるかい。」


それは、今だと強く言われてますよね。二酸化炭素を排出しないから良いんだと。

S博士「それはいつの時代も言われてることだが、でも、本当は、ウラン鉱山の採掘、ウランの運搬、ウランの濃縮、多くのエネルギーを使って、石炭を使ってウランも濃縮すれば、世界のCO2排出量は、原子力発電所を増やすことで解決できないことは、誰の目にも明らかだ。その上に、今知られているウランの埋蔵量もたった数十年でなくなってしまうことを、誰も気にとめていないようだ。現在では、石炭が排出するガスを地中に送り返して岩に変えることによって、CO2の排出を防ぐ方法も出て来ているのだ。」

石炭が見直されてるのは聞いたことあります。

S 博士「その他にも海洋エネルギーや、地熱エネルギー、風力、太陽、沢山方法はあるし、水素だけでもさまざまな活用法がある。これを原子力産業がひた隠しにしているのだ。ウランに莫大な投資している人たちが、新しい発電方法の浸透を防いでいるばかりか、健康への害も隠している。私が何十年も経験して来たことだが、体質的にモラルを忘れた産業だと言わざるを得ない。」


一般の人へのメッセージとして、自分の健康を守るには何をおすすめしますか?

S 博士「アメリカでは記録を公表することも止めてしまったので忘れられてしまっているのだが、原子力発電所付近の農場がつくった牛乳は、まず飲まない方が良いだろう。また飲み水は、逆浸透装置を使えば、ほとんどの重い放射性物質はフィルタすることができる。本当は行政がやれば良いことなのだが、コストが高過ぎるのだ。」


 
スターングラス博士のまとめ
http://www.e22.com/atom/page09.htm

日本人に何が起きているのか?
http://www.e22.com/atom/page10.htm



チェルノブイリからの伝言
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2010年03月28日

佐賀新聞「玄海原発、進む高齢化 容器や配管劣化に懸念も」

☆玄海原発、進む高齢化 容器や配管劣化に懸念も (佐賀新聞)

http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.1588505.article.html

http://www.asyura2.com/09/genpatu6/msg/474.html

さらに、国が専門家らの意見を聞く高経年化技術評価ワーキンググループが、各社の安全技術の機密≠論議することなどを理由に非公開となっており、「透明性が確保されていない」と批判する。



伝統の味全国菓子大博覧会★最高賞☆【名誉大賞】受賞村岡屋 佐賀郷土銘菓丸ぼうろ(20個入)...
 
posted by はなゆー at 21:53| Comment(1) | TrackBack(0) | 環境 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

原発推進だと地元の印刷業者まで潤う仕組みが出来上がっている

akiko morinaga(川内原発の地元に住んでいる)
http://twitter.com/kurotititake/status/11068809926
昨日デモから帰ってきたら、「原子力広報薩摩川内」がきていた。
8ページカラー刷り。がっくりくる。九電の広報は電気代から出ていて、これは税金からかな?原発は安全ということを宣伝するために、いくらお金を使っているのだ。


akiko morinaga(川内原発の地元に住んでいる)
http://twitter.com/kurotititake/status/11091730390
きれいな原発パンフを、地元の印刷業者に発注して、地元活性化につながってるんでしょうね。男女共同参画の広報誌は、いつも一色刷りで、4ページ。圧倒的な力の差。何を大切にしているかよ〜く分かります。


きっこ(ジャコビニ流星打法)
http://twitter.com/kikko_no_blog/statuses/11173924446
民主党のマニフェストには「国民の理解と信頼を得た上で原発に取り組む」と書いてあるのに、国民に対して何の説明もなく勝手に原発推進を宣言したのです。



銭ゲバ(上)
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2010年03月27日

泊原発(北海道)3号機プルサーマルを再来年の春にも実施するが

☆泊原発:3号機プルサーマル、12年春にも実施へ−−北電社長見通し/北海道 (毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100327-00000018-mailo-hok

http://www.asyura2.com/09/genpatu6/msg/473.html

北海道電力の佐藤佳孝社長は26日の定例会見で、泊原発(後志管内泊村)3号機で計画しているプルサーマルの開始時期について、早ければ12年春にも実施できるとの見通しを明らかにした。

北電はプルサーマルで使用するMOX(ウラン・プルトニウム混合酸化物)燃料加工の契約を、29日に原子燃料製造・販売の三菱原子燃料(本社・茨城県東海村)と結ぶ。これに伴い実施時期の見通しが明確となった。

一方、経済産業省は、北電が昨年3月に申請した「原子炉設置変更許可申請」の1次審査が終了し、26日付で原子力委員会と原子力安全委員会への2次審査に諮問したと発表した。2次審査を通過した後は経産相の許可などを経て、実施が可能になる。



《しかし…》

☆共和・泊原発の直下活断層を報道せよ 北海道新聞の若い記者諸君への手紙
(北海道新聞の元記者である大沼安史氏のブログ。2007年7月26日)

http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2007/07/post_c23a.html

http://www.asyura2.com/07/genpatu4/msg/299.html

東電の柏崎原発の直下に活断層があり、それが地震被害を増幅させたことを知って、わたしはいまから二十年以上前、北海道新聞の社会部記者だったころ書いた、スクープ記事のことを反射的に思い出していた。

小樽の南、北海道の日本海側、後志(しりべし)管内泊村に建設された北海道電力の「共和・泊原発」の直下に活断層があることを、朝刊の1面トップで報じたのである。

その活断層にはなんと「発足(ハッタラ)断層」という名前までついていて、「活断層研究会」がまとめた『日本の活断層』という分厚い本に、その存在がハッキリ記されていたのだ。

この活断層を存在を確認したのは、北海道地質調査所の研究者だった。

確認取材に回ったわたしに、北海道大学理学部の某教授は、「発足断層」の存在を肯定する一方、記事にするなら、地質調査所の研究者(たぶん、その教授の教え子)に累が及ばないようにと、わたしに懇願したのだった。

わたしのこの記事が出たのは月曜日の朝刊。

ちょうど、その1週間前の月曜日、わたしが書いた、「和光大学の生越教授が警告、共和泊原発の地盤、液状化の恐れ」(うろ覚えだが、たぶん、こんな感じだったと思う)が月曜朝刊の1面トップを飾り、編集局の幹部が慌てふためき、右往左往したことにとどめを刺す、ダメを押しの、決定的な暴露報道だった。

もちろん、わたしは当時、一介の社会部記者。記事を書くことはできても、紙面での扱いを決めるのは編集局の幹部と、整理部の整理記者の権限。

わたしの書いた2本の記事は、いずれも編集局幹の不在の日曜日の出稿で、男気を出した整理部の記者たちが、1面トップに据えてくれたのだ。

当時の道新、つまり北海道新聞の編集局には、そうしたジャーナリスト魂がなお強烈に宿っていたのである。

あの60年安保の、「よって来たるゆえんは別として……」新聞各社共同声明に断固反対し、解体新書の以前に戻るつもりかと痛烈にコラムで批判した、須田禎一氏(元朝日記者、戦争報道の責任を取り、退社して道新入り)によって培われた反骨精神が、まだ脈々と生きていたのである。

わたしの「直下に活断層」記事が出たあとの、社の対応は情けないの一言の、権力迎合的なものだった。

月曜の夜、編集局に上がったわたしが見ている前で、政治経済部のデスクが訂正記事なのか続報なのかわからない記事に手を入れていた。

執筆した記者は、デスクがメチャクチャ、書き換えているのを見て、「わたしには責任がとれない」と言って、顔を真っ赤にして出て行った。

次の日の夕刊の3面に、何が何だかわからない、大きな記事が載った。ここはひとつ冷静になろうというような意味の「記事」だった。

当時、わたしは20代の末か30のはじめの若い記者。
何も恐れることなく、取材して記事にまとめた。

たぶん、このことが原因で(ほかにもいろいろあったが)、わたしは雑誌部門に配置換えさせるのだが、後悔はなかった。

わたしはむしろ、政治経済部の記事に対して声高に抗議しなかった自分を恥じた……。

そんな二昔前のことをいま思い出だすのは、柏崎の二の舞を恐れるからである。

わたしは北海道新聞の若い記者諸君に言いたい。

わたしの書いた記事を調査部で見て、ぜひもう一度、「発足断層」の問題を洗い出し、道民世論に問うて欲しい。

北電の地震対策がどうなっているか、調べてほしい。対策が十分でなかったなら、対策を強化するよう迫ってほしい。


         ↓

☆泊原発沖に活断層か 東洋大教授が学会発表へ
(2009年10月14日の共同通信)

http://www.47news.jp/CN/200910/CN2009101401001034.html

http://www.asyura2.com/09/genpatu6/msg/267.html

北海道電力泊原発(泊村)の西約10キロの海底に、これまで確認されていない活断層が存在する可能性が高いとする研究結果を、東洋大の渡辺満久教授(変動地形学)らが14日までにまとめた。京都市で開かれる日本地震学会で23日、発表する。

断層の長さは推定約70キロで、マグニチュード(M)7・5以上の地震を起こす恐れがあるという。教授は「詳しく調査し、泊原発の耐震安全性評価をやり直すべきだ」と主張。北電は「内容を承知しておらずコメントできない。」としている。

教授は7月、泊原発近くの積丹半島西岸の海成段丘などを調査。約12万5千年前の海岸線が、泊村から北西に行くほど高くなり、約15キロ離れた神恵内村と30メートルほどの高低差があったという。

教授は「わずかな距離でこれだけの高低差は、活断層の存在がなければ説明が難しい。6千年前以降も活動し、半島の西側を持ち上げたとみられる」と指摘。

北電は2006年に改定された国の原発耐震指針に基づいて、泊原発周辺の断層などの評価を見直し、今年春までに1〜3号機について「耐震安全性は確保されている」と国に報告。しかし、渡辺教授らが指摘する活断層は含まれていない。



《当時のニュース動画》

泊原発近くに未知の活断層か
http://www.youtube.com/watch?v=GH5FKRSOsiI


posted by はなゆー at 18:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 環境 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

〔メモ〕放射性物質関連の下請け仕事と「外国人労働者」

小泉首相(当時)「また、当該外国人が本国へ帰った場合、生死確認の追跡調査等を行うことはできない。」




Dan Shio
http://twitter.com/DanShio/status/11114460963
すごい壮絶な労働環境はいまでも、東京都内でさえ多くあります。
汚染、汚濁物質の処理や、放射性物質関連の下請け仕事を、太陽のような笑顔でやる外国人労働者を多く見ました。



Shanti Takapapa
http://twitter.com/takapapacom/status/11073164066
隠された被爆労働〜日本の原発労働者 1
http://www.youtube.com/watch?v=92fP58sMYus



Shanti Takapapa
http://twitter.com/takapapacom/status/11073176857
隠された被爆労働〜日本の原発労働者 2
http://www.youtube.com/watch?v=pJeiwVtRaQ8


Shanti Takapapa
http://twitter.com/takapapacom/status/11073188414
隠された被爆労働〜日本の原発労働者 3
http://www.youtube.com/watch?v=mgLUTKxItt4


Shanti Takapapa
http://twitter.com/takapapacom/status/11073090209
Nuclear Ginza 隠された核被爆
http://jp.sevenload.com/videos/wzkejxU-Nuclear-Ginza#




May_Roma(元・国連職員)
http://twitter.com/May_Roma/status/11113749885
自称愛国者で、外国人排斥希望の日本人も、外国人労働者が劣悪な労働条件の工場で作った「環境に優しいボールペン」や、お弁当、お握りを食べて、エコバッグで買い物に行っている。外国人が皿洗いしている店で飲んでいる。夜中ネットに外国人の悪口を書きまくる。そして、お弁当の値段が上がると怒る


マーク・ラミアス(長崎)
http://twitter.com/kark530/status/11116686273
原発関係は、現代の蟹工船になるのでしょうか、いや、すでになっている?


rengepapa(川内原発風下に住んでいる)
http://twitter.com/rengepapa/status/10796938110
鹿児島・南大隅町住民がメッセージ…地層処分された放射能のゴミが地下水に溶け地表に出てきた場合、食物連鎖で私達大隅半島の住民が内部被ばくし、あらゆるガンになる可能性があること。被害者は未来を担うはずの子ども達であること。風評被害により農畜産物に多大な被害を及ぼすことが分かりました。




〔日本の原発では外国人労働者が一番被曝量の多い作業を行っている疑いがある〕

http://www.shugiin.go.jp/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/a154061.htm

平成十四年四月二十四日提出
質問第六一号


原子力発電施設等放射能業務従事者に係る疫学的調査に関する質問主意書

提出者  北川れん子


原子力発電施設等放射能業務従事者に係る疫学的調査に関する質問主意書


原子力発電所(以下原発)は労働者の被曝なくしては運転を続けることができない。一九九九年九月におきたJCO臨界事故では、二人の方が尊い命をなくされた。原子力関連施設の事故による犠牲者であった。たとえ事故がなくとも、定期検査や補修などで毎年多くの労働者が被曝をしている。しかも、電力会社や大手メーカーの社員の被曝の量は少なく抑えられる一方で、下請け労働者の被曝量は年々増加の傾向にあり、両者の被曝量の差はますます大きくなっている。

放射線被曝によって、労働者の健康にどれだけの影響があるのか、実際のところ明確になっているとはいえないのが現実である。諸外国でも放射線被曝の疫学調査は種々行われているが、統一された結論は導き出されてはいない。

日本では広島、長崎の原爆による被曝の影響の研究が進められてきた。原発等の労働者の被曝の影響については、一九八九年に「原子力発電施設等放射能業務従事者に係る疫学的調査」(平成二(一九九〇)年度から平成六(一九九四)年度)を科学技術庁が「財団法人放射線影響協会」に約十七億円(予算額から推定)で調査を委託した。報告は一九九五年にまとめられ、その後も継続して調査が進められることになった。(以下この一九九五年の調査報告を「第T期報告」という)

第T期報告では、結論は「低線量放射線が健康影響、特にがんに影響を及ぼしたとする証拠はみられなかった」となっている。この結論や、調査や統計のやり方などについて、専門家などから批判や疑問の声が出された。

一昨年(二〇〇〇年)十二月に『原子力発電施設等放射能業務従事者に係る疫学的調査(第U期)』(平成七(一九九五)年度から平成十一(一九九九)年度)という報告書がまとめられた。(以下この報告を「第U期報告」という)

この第U期報告書についても第T期報告書同様、多くの問題点や疑問があるので、以下質問する。


一 放射線影響協会内にある放射線業務従事者の登録情報について
 登録の項目は何々なのか。項目の数と各項目名を明らかにせよ。また、個人の住所や本籍の記載項目はあるか。現場で作業に入る前に労働者が書く書類には住所欄がないというのは本当か。一九九六年放射線影響協会に確認した回答によれば、過去には民宿の住所ですませたこともあったと聞いているが、事実なのか答えられよ。また住所確認の調査はなされているか。もし、事業所が倒産、廃業の場合は調査時点で労働者の住所確認はできなくなるのか。外国人労働者の住所記入はどうなっているか。本国へ帰った後、追跡調査は可能か明らかにされよ。

二 第T期調査で調査対象集団の設定の際に、解析対象から除外された約四万二千人(中央登録センターに登録されたが、放射線業務に従事しなかった者)について除外の理由として「登録のみの場合は、住民票等の写し取得に必要な住所情報がない」が挙げられている。登録のみの場合とは具体的にどういうケースなのか。事業所の情報が記入されていないということなのか、答えられよ。

三 第T期調査で「原子力発電施設または日本原子力研究所もしくは動力炉・核燃料開発事業団(現核燃料サイクル開発機構)の施設で放射線業務に従事しなかった者(約二千八百人)は「本調査は原子炉を保有する事業者の施設で放射線業務に従事したものを対象としたため」という理由で除外されている。原子炉を所有しないJCOなどの核燃料加工施設や医療関係機関、研究機関、核廃棄物処理施設で被曝した者は除外されているのか、第T期、第U期それぞれ対象に入っている者、除外されている者を明らかにせよ。

四 第U期調査で解析対象から除外された(一)放射線業務に従事しなかった者、(二)日本国籍を有しない者、(三)住所情報が得られなかった者、(四)一九九九年三月三十一日までに住民票または除票の交付がなかった者、(五)保存期間五年を超えた除票の交付があった者、(六)個人の観察期間にわたって、年齢が二十才未満の者、および八十五才以上の者、(七)女性、以上七つのグループについて、各々の人数の内訳を明らかにせよ。(一)のグループについて、具体的にどういう人をさすのか。なぜ業務に従事しないのに、登録されているのか明らかにされよ。



(二)のグループについて、東京電力のシュラウド交換の作業では、外国人労働者が一番被曝量の多い作業を行っている。(三)のグループについても、被曝量の多い作業に従事している確率が高いことから(二)と(三)のグループの被曝量の平均値、最大値、最小値を明らかにせよ。 




五 放射線業務従事者の「健康調査」という名目で、電源開発促進税から毎年五億円が予算計上されてこの調査が行われている。調査の表題は「疫学的調査」とあるが、実際は死亡率調査であって、疫学調査とはいえない。健康調査というのなら、労働者の追跡健康アンケート調査が必要になる。第U期報告でも「近年のがん医療技術の進歩に伴い、がんの治癒成績が向上し、がん罹患者の半数はがん死亡に至らない時代となっている。特に甲状腺がん等致死率の低いがんについては、死亡調査のみではがんとの関連を正確に把握することは困難である」と書かれている。なぜ死亡調査を継続するのか。

六 労災認定で闘った嶋橋伸之さんの放射線管理手帳は、請求してから数ヵ月後に多くの数字が訂正されて遺族に返された。放射線管理手帳は就業時に労働者本人に手渡されているか答えられよ。放射線管理手帳は、本人が常に所持し、管理しているか。記入は鉛筆ではなく、ボールペン等で後に修正できないようなされているか。放射線管理手帳の数字と中央登録センターの数字は同じであることを確認しているか。この数字は本人が確認しているか。放射線管理手帳は離職時に本人に手渡すことを義務づけるべきではないか答えられよ。

七 放射線業務を有害業務に指定し、健康手帳を交付すべきと思うがどうか。現在健康手帳の交付は行われているか。

八 第T期報告での解析対象集団は十一万四千九百人、死亡者は千七百五十八人だった。生存者は十一万三千百四十二人ということになるが、第U期報告では十一万九千八百四十九人が追跡調査対象となっている。六千七百七人増えているが、この理由は何か。

九 科学的で適正な健康診断を企業指定病院だけでなく、公立病院でも受けられるようにすべきだと思うがどうか。

一〇 被曝による発病が考えられる場合は「電離放射線労働災害補償制度」ならびに「原子力損害賠償請求」の適用が受けられるように、企業に正確なデータを提出するよう義務づけているか。

一一 第T期報告も第U期報告も、小さな項目のコメントでは「リスク評価をするのに充分ではない」「統計学的検出力が小さい」「有為な傾向性を示した」などの記述があるのにもかかわらず、結論は「影響がない」になっている。これは「始めに結論ありき」ではないか。このような不十分な調査を、多額の税金を使って行うことは今後やめるべきではないか。



 死亡者の死因に占めるがん白血病の割合は、全解析対象集団では三八・七%、前向き解析対象集団では四〇・六%と一九八六年から一九九七年の日本人男性(三十五才から四十九才)の全死因に占めるがん白血病による死亡率二五・七%よりそれぞれ一三%、一四・三%も高い。この数字も、住所情報がわからない人、日本国籍のない人、五年の住民票除票保存期間を超えた死亡者を除いている数字であることを忘れてはならない。




一二 この調査は実際に放射線影響協会の職員が行っているのか。どこかに委託しているなら、委託先を明らかにせよ。調査の費用は累積総額でいくらか。第T 期、第U期の内訳、各々の委託費、人件費等項目別に費用額を明らかにせよ。

一三 この調査報告の保存期間はどれだけか。公開はどのようになされているか。こういう多額の税金を使った調査報告は、地方都市の公的な図書館などでも読めるようにするべきではないか。

右質問する。





http://www.shugiin.go.jp/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/b154061.htm

平成十四年五月二十八日受領
答弁第六一号

内閣衆質一五四第六一号
平成十四年五月二十八日

内閣総理大臣 小泉純一郎

衆議院議長 綿貫民輔 殿


衆議院議員北川れん子君提出原子力発電施設等放射能業務従事者に係る疫学的調査に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。


衆議院議員北川れん子君提出原子力発電施設等放射能業務従事者に係る疫学的調査に関する質問に対する答弁書



一について

いわゆる被ばく線量登録管理制度(以下「登録管理制度」という。)において、放射線業務従事者等につき財団法人放射線影響協会(以下「放影協」という。)に設けられた放射線従事者中央登録センター(以下「中央登録センター」という。)で行われる各種の登録の項目の名称及びその数は、別表一のとおりであり、住所及び本籍は登録すべき項目とはされていないと承知している。

右登録を行うのは、登録管理制度に参加している事業者(以下「参加事業者」という。)及び放射線管理手帳発効機関(以下「手帳発効機関」という。)であるところ、参加事業者が放射線業務従事者等からどのようにして住所情報を得ているかまでは把握していないため、お尋ねの「現場で作業に入る前に労働者が書く書類」における住所記載の有無及び御指摘の「過去には民宿の住所ですませたこともあった」との事実の存否についてはお答えすることができない。

放影協が行っている原子力発電施設等放射線業務従事者に係る疫学的調査(以下「放射線疫学調査」という。)における調査対象者の住所の確認については、生死確認の追跡調査に当たり、放影協において、参加事業者等の協力を得て調査対象者の住所情報を入手し、住所地の市区町村長から住民票又は住民票の除票の写し(以下「住民票等」という。)の交付を受けることにより行っている。住民票等の交付を受けることができた者については、雇用先が倒産又は廃業したとしても、住民票等により住所を確認することが可能である。

放射線業務従事者等の住所が中央登録センターに登録すべき項目とされていないことは、外国人についても同様である。


また、当該外国人が本国へ帰った場合、生死確認の追跡調査等を行うことはできない。



二について

平成二年度から平成六年度までに実施された放射線疫学調査(以下「第T期調査」という。)におけるお尋ねの「登録のみの場合」とは、中央登録センターに事前登録がされたものの、実際には当該登録に係る者が放射線業務に従事しなかった場合をいう。この場合は、これらの者を放射線疫学調査の対象から除外したことから、参加事業者等に対し住所情報の提供を求めなかったものである。

三について

第T期調査の調査対象は、平成元年三月三十一日までに中央登録センターに事前登録された者のうち、日本原子力研究所若しくは動力炉・核燃料開発事業団の施設又は商業用原子力発電施設で放射線業務に従事した者(日本国籍を有しない者及び女性を除く。)である。

平成七年度から平成十一年度までに実施された放射線疫学調査(以下「第U期調査」という。)の調査対象は、平成七年三月三十一目までに中央登録センターに事前登録された者のうち、日本原子力研究所、動力炉・核燃料開発事業団(平成十年十月一日以降においては核燃料サイクル開発機構。以下同じ。)、日本原燃株式会社若しくは登録管理制度に参加している核燃料の加工事業者等の施設又は商業用原子力発電施設で放射線業務に従事した者(日本国籍を有しない者を除く。)である。

このように、核燃料の加工事業者等の施設で放射線業務に従事した者については、第T期調査では調査対象としていないが、第U期調査では参加事業者の施設で放射線業務に従事した者を調査対象としている。医療関係機関で放射線業務に従事した者については、医療関係機関が参加事業者ではないため、いずれの調査においても調査対象としていない。研究機関で放射線業務に従事した者については、いずれの調査においても参加事業者である日本原子力研究所又は動力炉・核燃料開発事業団で放射線業務に従事した者を調査対象としている。廃棄物埋設施設又は廃棄物管理施設で放射線業務に従事した者については、第T期調査では日本原子力研究所の施設で放射線業務に従事した者を、第U期調査では日本原子力研究所又は日本原燃株式会社の施設で放射線業務に従事した者を調査対象としている。

四について

第U期調査の解析対象から除外された者について、お尋ねの(一)から(七)までのグループの人数の内訳は、別表二のとおりである。

御指摘の「(一)放射線業務に従事しなかった者」とは、中央登録センターに事前登録がされたものの、実際には放射線業務に従事しなかった者であり、登録された時点では放射線業務に従事することが予定されていたため登録されたものと考えられる。

放影協において算出したところ、核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律(昭和三十二年法律第百六十六号)の施行の日から平成十年三月三十一日までにおける「(二)日本国籍を有しない者」の一人当たりの平均累積線量は四・七ミリシーベルト、累積線量の最大値は二百・七ミリシーベルト、累積線量の最小値は零ミリシーベルトであったと聞いている。また、同期間における「(三)住所情報が得られなかった者」の一人当たりの平均累積線量は一・四ミリシーベルト、累積線量の最大値は二百六十六・五ミリシーベルト、累積線量の最小値は零ミリシーベルトであったと聞いている。


五について

お尋ねの調査は、放射線による健康への影響に関する疫学的調査の手法の一つであり、広島及び長崎の原子爆弾被爆者に対する疫学的調査や、アメリカ合衆国、カナダ等における原子炉等の施設の放射線業務従事者に対する疫学的調査でも広く採用されている。

原子爆弾被爆者の疫学的調査からも、低線量域の放射線による健康への影響は発がんが主であるとされており、放射線疫学調査もまず低線量域の放射線とがんとの関連について明らかにすることを目指している。これまでの調査では、解析対象集団の平均年齢が若いため同集団における死亡者が少なく、統計的に十分に信頼性のある結果を得るには至っていないが、今後、調査を継続することにより、得られる結果の信頼性が高くなることが予想されるため、今後も調査を継続することが必要である。

なお、御指摘の第U期調査の報告書の記述のとおり、致死率の低いがんについては、死亡についての調査のみでは放射線とがんとの関連を正確に把握することは困難であるため、補助的な調査として、放射線業務従事者のがん罹患状況に関する調査の実施の可能性について検討を行っている。

六について

放射線管理手帳(以下「手帳」という。)の取扱い、記入等の事務手続に関しては、中央登録センターが「放射線管理手帳運用要領(事業者用)」及び「放射線管理手帳記入要領(事業者用)」(以下「運用・記入要領」という。)を作成しており、これらに基づいて手帳の記入その他の運用が行われていると承知している。

運用・記入要領においては、参加事業者は、事業所で作業者を放射線業務に従事させる場合は手帳を携行させること、手帳の保管は原則として当該放射線業務従事者等を雇用している参加事業者が行うこと、参加事業者が手帳の記入をする際には、原則として黒ボールペンを使用し、自動記帳機の場合は黒リボンを用いること等とされている。

手帳に記載されている被ばく線量等の数字と中央登録センターに登録された線量記録等とを照合して確認することについては、手帳の記入等の運用が放影協と参加事業者及び手帳発効機関との間の契約に基づいて自主的に行われているものであること並びに手帳の記入等の運用状況にかんがみ、政府が、個別の手帳の内容について確認する必要があるとは考えていない。放射線業務従事者等は、自己の放射線管理の記録等について、雇用する参加事業者等に申し出て照会することができるものと承知している。

また、運用・記入要領において、放射線業務従事者等が退職等で離職する場合には、本人に手帳を渡さなければならないとされているところ、これを法令等で義務付けることについては、手帳の運用が放影協等において自主的に行われていることにかんがみ、その必要があるとは考えていない。

七について

労働安全衛生法(昭和四十七年法律第五十七号)第六十七条第一項に定める健康管理手帳(以下「健康管理手帳」という。)は、がんその他の重度の健康障害を生ずるおそれのある業務で、労働安全衛生法施行令(昭和四十七年政令第三百十八号)第二十三条に定めるものに従事していた者のうち、一定の要件に該当する者に対し、離職の際に又は離職の後に交付しているものであるところ、同条に定める業務に放射線業務は含まれておらず、現在、放射線業務に従事していた者に対しては、健康管理手帳は交付されていない。

放射線業務については、労働安全衛生法及び電離放射線障害防止規則(昭和四十七年労働省令第四十一号)により、個々の放射線業務従事者につき被ばく限度を超えないことが事業者に義務付けられ、その遵守が徹底されているところであって、健康管理手帳による離職後の健康管理が必要とまでは言えないと考えている。

八について

第T期調査は平成二年度から平成六年度にかけて実施されたが、平成五年度末の時点で生死の確認ができた集団が解析の対象とされた。一方、第U期調査では、平成六年度以降に生存が確認された者を含めて第T期調査からの継続分として追跡調査が行われたため、お尋ねのように解析の対象者が増加しているものである。

九について

お尋ねの趣旨が必ずしも明らかではないが、放射線業務従事者等が健康診断を受診することは、公立病院においても可能である。

一〇について

お尋ねの「電離放射線労働災害補償制度」及び「原子力損害賠償請求」の「適用」が何を指すのか明らかではないが、労働者災害補償保険法(昭和二十二年法律第五十号)による保険給付の請求がなされた場合には、同法第四十六条に基づき、行政庁は、使用者等に対して、必要な報告、文書の提出又は出頭を命ずることができるものとされており、これは、保険給付の請求が被ばくによって疾病を発症したとして行われる場合も同様である。原子力損害の賠償に関する法律(昭和三十六年法律第百四十七号)においては、原子力事業者がデータを提出することは義務付けられていない。

一一について

第T期調査及び第U期調査の報告書は、これまでの調査では、「低線量域の放射線が悪性新生物の死亡率に影響を及ぼしているとの明確な証拠は見られなかった」としつつ、解析対象集団が「低線量域の放射線被ばくに伴うがん死亡率のリスクを評価するのに足る十分な統計学的検出力を持つには至っていない」ことから、「低線量域の放射線と健康影響についてより信頼性の高い科学的知見を得るためには、長期にわたる観察が必要」などと述べており、「影響がない」と断定しているものではないから、御指摘は当たらないと考える。

放射線疫学調査の信頼性を向上させるためには、長期にわたる生死確認の追跡調査、死因調査等を通じて取得した多くの調査データについて統計解析等を実施する必要があることから、今後とも調査を行うことが必要であると考えている。

なお、放射線疫学調査では二十歳から八十四歳までの死亡者を対象にしており、死亡率を比較する場合は、同じ年齢分布の集団間で比較する必要があると考える。


一二について

放射線疫学調査は、文部科学省の委託により放影協が実施しているものであり、コンピュータプログラムの開発やデータの入力等調査の補助的な作業の一部を除き、放影協に設置された放射線疫学調査センターの職員が、国内の放射線科学、疫学、統計学等の専門家の指導及び助言を得て実施しているものである。

これまでに第T期調査及び第U期調査に国が支払った費用の総額は三十九億四千五百七十七万九千円であり、その詳細は、別表三のとおりである。


一三について

放射線疫学調査の報告書の保存期間は、文部科学省文書処理規則(平成十三年文部科学省・文化庁訓令第一号)第六十二条により三年とされている。

右報告書は、公開で開催されている原子力委員会及び原子力安全委員会に文部科学省が報告する形で公表され、資料は財団法人原子力安全技術センターの原子力公開資料センター等で公開されている。また、地方においても容易に閲覧できるよう、放影協のホームページにおいて報告書全文を公開する予定であると承知している。




http://alcyone.seesaa.net/article/138023441.html#comment
はなゆーさん、凄いスクープだと思いますっ!
コレか!
コウいう訳か!
外国人労働者を決して日の当たる場所に持って来れない日本の事情とは!!!
うげ。
中曽根康弘が導入した原発で、こんな所へ迄も問題が派生するなんて!
勿論、原発ジプシーがホームレスになってイヨイヨ疫学検査から漏れるとか、そんな辺りは薄々聞いてましたけども。
う〜ん、気が遠くなりますね…。

Posted by 田仁 at 2010年01月12日 16:45


ラベル:北川れん子
posted by はなゆー at 09:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 環境 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月24日

〔生態系破壊〕沖縄唯一の「鳴き砂」が消滅したとの情報

村山茂樹(北海道で博士課程の大学院生をやっている中年の元郷土資料館学芸員)
http://twitter.com/Clunio/status/10973704454
現地情報入った。沖縄で唯一の鳴き砂が消滅したって。あのホテルのおかげで。


村山茂樹(北海道で博士課程の大学院生をやっている中年の元郷土資料館学芸員)
http://twitter.com/Clunio/status/10973401629
あのホテルの水需要の量は河川の生態系の維持に必要なキャパを越えてます



 沖縄県産 グァバ茶 25袋
ラベル:鳴き砂
posted by はなゆー at 20:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 環境 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月23日

福島みずほ大臣が「原子力委員人事」に署名してしまった

福島瑞穂消費者・少子化担当相(社民党党首)は、同党が反対している原子力安全委員会委員に班目春樹東大大学院教授を充てる国会同意人事案について、閣議で署名したことを明らかにした。


☆福島消費者相、原子力委員人事に署名=社民対応は今後議論
(時事通信)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100323-00000062-jij-pol

http://www.asyura2.com/09/genpatu6/msg/467.html

ただ、社民党の賛否については「党がどういう対応をするかはきちんと議論する」と述べるにととどめた。 


★これで「脱原発」や「環境保護」を志向する有権者層が、社民党から大量に離反することが決定した。 



廃墟チェルノブイリ
posted by はなゆー at 12:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 環境 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「もんじゅ」は警報器が鳴っても原子炉を緊急停止しないことが判明!

高速増殖炉「もんじゅ」に関する要望書

「1種類のナトリウム漏えい警報装置が鳴っても、原子炉を緊急停止しない」という原子力機構及び国の運転手順・姿勢を認めないでください。

福井県原子力安全専門委員会 各位様

2010年3月19日

http://www.jca.apc.org/mihama/monju/fukui_youbou100319.htm

私達は、3月18日に開催された第59回福井県原子力安全専門委員会を傍聴し、「もんじゅ」の運転再開に改めて深い憂慮を抱き、緊急に、委員の皆さまに要望書をお送りすることにしました。

3月18日の専門委員会の場では、ナトリウム漏えい警報発報と原子炉停止の関係について委員から質問がありました。これに対して日本原子力研究開発機構(以下、原子力機構)からは、当日の資料No.2−2の3頁(「2次系ナトリウム漏えいにおける警報発報後の対応」)をもとに説明がなされました。その内容は、複数の種類の異なる警報装置があり、

1「2種類の警報装置が鳴った場合は『漏えいあり』と判断し、緊急停止する」、

2「1種類の警報装置が鳴った場合は、『漏えいの疑いあり』と判断し、現場で作業員が白煙等を確認した場合は停止する」とのことでした。

1995年のナトリウム漏えい火災事故の教訓を踏まえれば、警報が鳴れば原子炉を緊急停止するというのが、基本の基本ではないでしょうか。

1種類の警報装置が本当にナトリウム漏えいを伝えた場合、原子力機構のこの手順では、大事故につながり、周辺住民は生命の危険にさらされることになります。また、1種類の警報装置が鳴った場合に、作業員を現場に向かわせ白煙などを確認するというのは、作業員の生命の安全にもかかわります。2004年の美浜3号機2次系配管破断事故で5名もの死者を出した惨事が繰り返されるのではないかと強く憂慮します。

これまで「もんじゅ」の運転停止中にも「漏えい誤警報」「警報器の故障」等が頻発しました。しかし今審議されているのは、「もんじゅ」の運転中の警報発報の取り扱いについてです。上記のような運転手順で「もんじゅ」を運転再開するなど許されるものではありません。

さらに、同日の専門委員会での安全委員会事務局梶田啓悟氏は下記のように報告されました。

「ナトリウム漏えい信号によって一律に原子炉停止やナトリウムのドレンといった操作を行うことは、主要機器への熱負荷等の影響を生じることにもなるので、今後の経験を踏まえた、安全上の重要度に応じて運転手順が見直されるべきとの意見があった」
(当時の資料No.1−3「高速増殖炉もんじゅ安全性総点検に係る確認について」2月22日原子力安全委員会了承 5〜6頁)

このように、「もんじゅ」機器への影響を最優先にして、「できるだけ止めない」という姿勢は、地元の福井県民はもちろんのこと周辺住民の安全を最優先するという姿勢とはまったくかけ離れたものです。

委員からは「原子力安全・保安院や原子力安全委員会としての反省点は何か」との意見も出されましたが、これに対しては明確な回答はありませんでした。遠く離れた東京で、「もんじゅ」運転再開に期待を寄せる議論ではなく、多くの委員の皆さまも福井県で生活され、県民や周辺住民の生命の安全を第一にこれまで審議されてきたことと思います。

このような状況から、1995年の「もんじゅ」ナトリウム漏えい火災事故の教訓を踏まえ、少なくとも緊急に以下のことを強く要望します。


要望事項
「1種類のナトリウム漏えい警報装置が鳴っても、原子炉を緊急停止しない」という原子力機構及び国の運転手順・姿勢は認められないと表明してください。
2010年3月19日



《備考》

☆口に出来ぬほどの技術的愚劣、もんじゅ再開
(Blog vs. Media 時評)

http://blog.dandoweb.com/?eid=89910


私のサイトも「もんじゅ」の技術的愚劣について多くを指摘してきました。「既視感ばりばり、もんじゅ低技術の恐怖」
http://dandoweb.com/backno/20080408.htm
は燃えやすいナトリウム漏れを検出する電極が設計よりも13.5ミリも長く作られて、10ミリの隙間で足りずに無理矢理押し込まれていた事実を取り上げています。

第187回「信頼性無し、もんじゅ運転再開は愚の骨頂」
http://dandoweb.com/backno/20091007.htm
は内部証言をもとに、機構が一貫して自ら設計せず、パーツごとに脈絡無く下請け業者に丸投げしてきた結果、全体をつかんで目を光らせる技術者がいないと指摘しました。

そして、15年の空白があって、各パーツを発注しただけの技術者すら退職してしまいました。安全確保のために点検すると言って、実は何をしたら善いのか、現場がどのようになっていれば正解であり、安全なのか判然としない技術陣が、巨大で危険な高速増殖炉をこれから動かすのです。

例えばナトリウム漏れ検出電極の異常は誤警報続出の結果、判明したのであり、多数の施工ミスがあることは、その際の点検結果で表面化しました。自主的な安全点検で調べ得たものではないのです。どれほどのミスが隠れているのか想像を絶します。



☆平井憲夫さんのお話――原発がどんなものか知ってほしい
(5)起こるべくして起こる事故 
(JANJAN編集部。2005/01/05)

http://www.news.janjan.jp/living/0501/0412292134/1.php

●もんじゅの大事故

 1995年12月8日に、福井県敦賀にある動燃(動力炉・核燃料開発事業団。98年10月から「核燃料サイクル開発機構」)の「もんじゅ」でナトリウム漏れの大事故が起きました。「もんじゅ」の事故はこれが初めてではなく、それまでにも何回も事故を起こしていて、私は建設中に6回も呼ばれて行きました。というのは、所長とか監督とか職人とか、元の部下だった人たちが「もんじゅ」の担当もしていたので、何か困ったことがあると私を呼ぶんですね。もう会社を辞めていましたが、原発だけは事故が起きたら取り返しがつきませんから、放っては置けないので行くんです。

 ある時、電話がかかって、「配管がどうしても合わないから来てくれ」という。行って見ると、特別に作った配管も既製品の配管も、すべて図面どおり、寸法どおりになっている。でも、合わない。どうして合わないのか、いろいろ考えましたが、なかなか分からなかった。 一晩考えてようやく分かりました。「もんじゅ」は、日立、東芝、三菱、 富士電機などの寄せ集めのメーカーで造ったもので、それぞれの会社の設計基準が違っていたんですね。

 図面を引くとき、私がいた日立は0・5mm切り捨て、東芝と三菱は0・5mm切上げ、富士電機は0・5mm切下げでした。たった0・5ミリですが、100か所も集まると大変な違いになる。だから、数字も線も合っているのに合わなかったんですね。これではダメだということで、みんな作り直させました。何しろ国の威信がかかっていますから、お金は掛けるんです。

 どうしてそういうことになるかというと、それぞれのノウ・ハウ、企業秘密ということがあって、全体で話し合いをして、この0・5mmについて、切り上げるか切り下げるか、どちらかに統一しようというような話し合いをしていなかったんです。今回の「もんじゅ」の事故原因だった温度センサーにしても、メーカー同士での話し合いも、されていなかったんではないでしょうか。

 どんなプラントの配管にも、温度計が付いていますが、私はあんなに長いのは見たことがありません。おそらく施工した時に危ないと分かっていた人がいたはずなんですね。でも、よその会社のことだからほっとけばいい、自分の会社の責任ではないと。

 動燃自体が電力会社からの出向で出来た寄せ集めですが、メーカーも寄せ集めなんです。これでは事故は起こるべくして起こる、事故が起きないほうが不思議なんで、起こって当たり前なんです。


●「事象」じゃない「事故」といえ

 しかし、こんな重大事故でも、国は「事故」と言いません。美浜原発の大事故の時と同じように「事象があった」と言っていました。私は事故の後、直ぐに福井県議会から呼ばれて行きました。あそこには15基も原発がありますが、誘致したのは自民党の議員さんなんですね。だから、私はそういう人にいつも、「事故が起きたらあなた方のせいだよ、反対していた人には責任はないよ」と言ってきました。その議員さんたちに呼ばれたのです。「今回は腹を据えて動燃とケンカする、どうしたらいいか教えてほしい」と相談を受けたんです。

 それで、私はまず最初に、「これは事故なんです、事故。事象というような言葉にごまかされちゃあだめだよ」 と言いました。県議会で動燃が「今回の事象は……」と説明を始めたら、「事故だろ!事故!」と議員が叫んでいたのが、テレビで写っていましたが、あれも、黙っていたら、軽い「事象」ということにされていたんです。 地元の人たちだけではなく、私たちも「事象」というような軽い言葉にごまかされちゃいけないんです。

 普通の人にとって、「事故」というのと「事象」というのとでは、とらえ方がまったく違います。 国が、事故を事象などと言い換えるような姑息なことをしているので、日本人には原発の事故の危機感がほとんどないんです。

(編集部注: 「平井憲夫さんのお話−−原発がどんなものか知ってほしい」は、原子力発電所建設の現場監督に長く携わった故・平井憲夫さんの話を「PKO法『雑則』を広める会」の佐藤弓子さんたちが1995年5月にまとめたものです。したがって文中の「私」とは平井憲夫さんのことです)



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2010年03月21日

社民党が「脱原発」に固執すれば連立政権から放逐される可能性も

☆原発賛成2氏人事案に署名?棄権?揺れる社民 (読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100320-00000912-yom-pol

http://www.asyura2.com/09/genpatu6/msg/463.html

問題の人事案は、班目(まだらめ)春樹東大教授を原子力安全委員会委員に、森本宜久電気事業連合会副会長を日本銀行政策委員会審議委員にそれぞれ充てるものだ。「脱原発」を掲げる社民党は、「両氏とも原発に賛成する立場で、問題がある」としている。

(略)

政府は3月下旬の閣議決定、採決を目指している。党首が閣議で賛成した人事案の採決を所属議員が棄権するような事態になれば、「政党の体をなしていない」という批判が出そうだ。




《備考》

2007年8月3日
美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会 代表 小山英之
http://www.jca.apc.org/mihama/accident/keisan_yokyu070803.htm
また、委員長の班目春樹氏は、地震直後から「運転再開は1年後」と早々と発言し、「調査・対策委員会」の委員長に就任してからも、取替が不可能な圧力容器の損傷の評価に関して、「今の技術ならば、やろうと思えばできる」(8月3日付日本経済新聞)などと無責任な発言を繰り返している。



2007.7.31 原子力資料情報室 共同代表 
山口幸夫、西尾漠、伴英幸
http://cnic.jp/modules/news/article.php?storyid=558

 ところが、班目委員長は、想定外の揺れにB,Cクラスは壊れても仕方がない、Aクラスは壊れず原子力の安全は確保されていると早々と安全宣言をしている。さらに、1〜2年で運転再開ができるような見通しを繰り返しコメントしている。まだ、格納容器内部を見ていない段階で、このような発言をすることは学者としての倫理を疑わざるをえない。氏のこのような発言から、設置される委員会すらもお座なりな調査・対策しか行えないとの批判を免れないだろう。

 言うまでもなく、今回の揺れは弾性変形の上限であるS1を大きく超え、塑性変形を許容しているS2をも大きく上回る揺れが観測されている。外観上は影響がないように見えても、安全を脅かすひずみが残っている危険性があり、これをどのように確認するかが最大の問題である。これを調べつくすことが最大の問題である。にもかかわらず、調査の前に安全が確保されているなどと発言することは言語道断である。

 以上の理由から班目氏は委員長として不適格であり交代を求める。
なお、参考として、不適格であることを示す同氏のこれまでの発言録を添付した。


■『六ヶ所村ラプソディ』 斑目春樹教授発言

技術の方はですね、とにかく分かんないけれどもやってみようが、どうしてもあります。

で、だめ、危ない、となったら、ちょっとでもその兆候があったら、そこで手を打とうと。

おそるおそるですよ。

原子力もそうなんですね。

原子力もそういうところ絶対あります。

だって、例えばですね、原子力発電所を設計した時には、応力腐食割れ、SCCなんてのは知らなかったんです。

だけど、あの、まだいろんなそういうわかんないことがあるから、あの、えーと、安全率っていうかですね、余裕をたーくさんもって、でその余裕に収まるだろうなーと思って始めてるわけですよ。

そしたら、SCCが出てきちゃった。

で、チェックしてみたら、まあこれはこのへんなんか収まって良かった、良かった。

今まで、良かった良かったで、きてます。

ただし、良かったじゃないシナリオもあるでしょうねって言われると思うんですよ。

その時は、原子力発電所止まっちゃいますね。

原子力発電に対して、安心する日なんかきませんよ。

せめて信頼して欲しいと思いますけど。

安心なんかできるわけないじゃないですか、あんな不気味なの。

核廃棄物の最終処分をすることに技術的な問題はなくても、そこを受け入れる場所が、なければ、今、困っちゃいますもん。

ないですよね、探せても、イギリスまで、

うん、ないですよ。

それは、大きな問題じゃないですか

え、いや、だから、あのー、えーと、基本的に、その何ていうのかな、今の路線で、今の路線がほんとに正しいかどうかは別として、今の路線かなんかで、替えがあるだろうと思ってるわけですよ。

というのは、最後の処分地の話は、最後は結局お金でしょ。

あの、どうしても、その、えーと、みんなが受け入れてくれないっていうんだったら、じゃ、おたくには、今までこれこれっていってたけど2倍払いましょ。それでも手を挙げないんだったら、5倍払いましょ。10倍払いましょ。どっかで国民が納得することがでてきますよ。

それは、経済的インセンティブと、そのー、

あの、処理費なんてたかが知れているから、えー、たぶん、その、齟齬は来さないですね。

今、たしか、最終処分地を受け入れてくれるボーリング調査させてくれるだけで、すごいお金流してますね。

20億円ですよ



六ヶ所村ラプソディー(DVD) ◆20%OFF!
posted by はなゆー at 19:27| Comment(1) | TrackBack(0) | 環境 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月20日

経済産業省エネルギー基本計画原案「原発14基を新増設」

☆原発14基を新増設…エネルギー基本計画原案 (読売新聞)

http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/business/20100320-567-OYT1T00031.html

http://www.asyura2.com/09/genpatu6/msg/461.html

原子力発電を「低炭素電源の中核」と位置づけ、30年までに少なくとも14基を新増設し、現在60%台の稼働率を90%に引き上げることなどが柱だ。



チェルノブイリからの伝言
posted by はなゆー at 09:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 環境 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月19日

〔続報〕放射性物質を含む1次冷却水が漏れた美浜原発は手動停止

☆美浜原発で冷却水漏れ 手動停止、外部影響なし (共同通信)

http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010031901000827.html

http://www.asyura2.com/09/genpatu6/msg/459.html

これまでの検査で、弁に異常は見つかっていなかった。

posted by はなゆー at 19:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 環境 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【速報】美浜原発2号機で放射性物質を含む1次冷却水が漏れた

関西電力によると、福井県の美浜原発2号機で、放射性物質を含む1次冷却水が漏れた。

2010/03/19 18:06 【共同通信】
posted by はなゆー at 18:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 環境 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

上関原発予定地に住民1人当たり2万円の地域振興券を給付

☆原発予定地、2万円振興券を可決 山口、全住民対象 (共同通信)

http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010031801000284.html

http://www.asyura2.com/09/genpatu6/msg/458.html

振興券は0歳児を含む全住民約3600人が対象。「商工業の振興と住民の生活支援」が目的で町内でのみ使用できる。


★今後は「原発反対ではメシは食えない。環境保護より明日のメシだ」と考える原発賛成派が増加すると思う。



チェルノブイリからの伝言
posted by はなゆー at 09:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 環境 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月17日

原子力安全委員と日銀審議委員に「原発推進派」を起用する

☆社民、同意人事に反対=原子力安全委、推進派起用で
(時事通信)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100317-00000054-jij-pol

http://www.asyura2.com/09/genpatu6/msg/455.html

社民党の福島瑞穂党首(消費者・少子化担当相)と阿部知子政審会長は17日午前、首相官邸で平野博文官房長官に会い、原子力安全委員会委員に班目春樹東大大学院教授を充てる国会同意人事案に反対すると伝えた。日銀審議委員に森本宜久電気事業連合会副会長を起用する案にも難色を示した。

社民党は、班目、森本両氏は原子力発電を推進する立場であり、脱原発を目指す党の方針と相いれないとしている。


★とはいえ、社民党のほうがどこかで「折れる」ことになると思う。



《備考》

2007年8月3日
美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会 代表 小山英之
http://www.jca.apc.org/mihama/accident/keisan_yokyu070803.htm
また、委員長の班目春樹氏は、地震直後から「運転再開は1年後」と早々と発言し、「調査・対策委員会」の委員長に就任してからも、取替が不可能な圧力容器の損傷の評価に関して、「今の技術ならば、やろうと思えばできる」(8月3日付日本経済新聞)などと無責任な発言を繰り返している。



2007.7.31 原子力資料情報室 共同代表 
山口幸夫、西尾漠、伴英幸
http://cnic.jp/modules/news/article.php?storyid=558

 ところが、班目委員長は、想定外の揺れにB,Cクラスは壊れても仕方がない、Aクラスは壊れず原子力の安全は確保されていると早々と安全宣言をしている。さらに、1〜2年で運転再開ができるような見通しを繰り返しコメントしている。まだ、格納容器内部を見ていない段階で、このような発言をすることは学者としての倫理を疑わざるをえない。氏のこのような発言から、設置される委員会すらもお座なりな調査・対策しか行えないとの批判を免れないだろう。

 言うまでもなく、今回の揺れは弾性変形の上限であるS1を大きく超え、塑性変形を許容しているS2をも大きく上回る揺れが観測されている。外観上は影響がないように見えても、安全を脅かすひずみが残っている危険性があり、これをどのように確認するかが最大の問題である。これを調べつくすことが最大の問題である。にもかかわらず、調査の前に安全が確保されているなどと発言することは言語道断である。

 以上の理由から班目氏は委員長として不適格であり交代を求める。
なお、参考として、不適格であることを示す同氏のこれまでの発言録を添付した。


■『六ヶ所村ラプソディ』 斑目春樹教授発言

技術の方はですね、とにかく分かんないけれどもやってみようが、どうしてもあります。

で、だめ、危ない、となったら、ちょっとでもその兆候があったら、そこで手を打とうと。

おそるおそるですよ。

原子力もそうなんですね。

原子力もそういうところ絶対あります。

だって、例えばですね、原子力発電所を設計した時には、応力腐食割れ、SCCなんてのは知らなかったんです。

だけど、あの、まだいろんなそういうわかんないことがあるから、あの、えーと、安全率っていうかですね、余裕をたーくさんもって、でその余裕に収まるだろうなーと思って始めてるわけですよ。

そしたら、SCCが出てきちゃった。

で、チェックしてみたら、まあこれはこのへんなんか収まって良かった、良かった。

今まで、良かった良かったで、きてます。

ただし、良かったじゃないシナリオもあるでしょうねって言われると思うんですよ。

その時は、原子力発電所止まっちゃいますね。

原子力発電に対して、安心する日なんかきませんよ。

せめて信頼して欲しいと思いますけど。

安心なんかできるわけないじゃないですか、あんな不気味なの。

核廃棄物の最終処分をすることに技術的な問題はなくても、そこを受け入れる場所が、なければ、今、困っちゃいますもん。

ないですよね、探せても、イギリスまで、

うん、ないですよ。

それは、大きな問題じゃないですか

え、いや、だから、あのー、えーと、基本的に、その何ていうのかな、今の路線で、今の路線がほんとに正しいかどうかは別として、今の路線かなんかで、替えがあるだろうと思ってるわけですよ。

というのは、最後の処分地の話は、最後は結局お金でしょ。

あの、どうしても、その、えーと、みんなが受け入れてくれないっていうんだったら、じゃ、おたくには、今までこれこれっていってたけど2倍払いましょ。それでも手を挙げないんだったら、5倍払いましょ。10倍払いましょ。どっかで国民が納得することがでてきますよ。

それは、経済的インセンティブと、そのー、

あの、処理費なんてたかが知れているから、えー、たぶん、その、齟齬は来さないですね。

今、たしか、最終処分地を受け入れてくれるボーリング調査させてくれるだけで、すごいお金流してますね。

20億円ですよ



六ヶ所村ラプソディー(DVD) ◆20%OFF!
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2010年03月15日

〔米国〕乳癌病死者の三分の二が原子力発電所から半径160km

「アメリカ政府のデータを基にした乳ガン発生率の拡大マップを掲げた。これは1985年から1989年の間のアメリカのすべての乳ガンによる死亡者の三分の二が原子力発電所と核兵器研究所から半径100マイルのところで起きていることを示したものである。」

「世界的に糖尿病が蔓延しているが、これはウラニウム汚染による膵臓とインシュリン機能の障害が主な原因である。日本人男性の膵臓ガン死亡率は、大気核実験の最盛期である1945年から1965年の間に12倍増加した。」



☆乳がん原因は原発と判る2枚のアメリカ地図 その1

http://ameblo.jp/sannriku/entry-10353827123.html

「放射線タイムズ」Vol. 6 No.2 2008年3月号からの転載らしいのですが、どなたがupなさったのか不明。


  :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

マリン・カウンティ(郡)がなぜアメリカで最も高い乳ガン発生率なのか?

「放射線タイムズ」Vol. 6 No.2 2008年3月号より

ローレン・モレ著

(略)

サンフランシスコ湾に流れ込む真水のほとんどは、ネバダ州との境に沿って南北に走っているカリフォルニア沿岸のシェラネバダ山系からきている。シェラネバダの土壌は今は、核実験、チェルノブイリ、そして1989年に閉鎖されるまでサンフランシスコ東部で操業していたランチョ・セコ原子力発電所からの排出物による放射性物質によって汚染されている。ランチョ・セコ原子力発電所からの放射性排出物の約95%はシェラネバダ山系に雨や雪となって降り注いでいる。

(略)

実際に、1991年のことだが、私はリバーモア環境研究所で広島と長崎からの新しいサンプルがテーブルに置いてあるのを見たことがある。どうしていまだに広島と長崎をモニターしているのか訊ねると、「あそこはいまでも放射性汚染されているからだ」と言われた。

(略)

世界的に糖尿病が蔓延しているが、これはウラニウム汚染による膵臓とインシュリン機能の障害が主な原因である。日本人男性の膵臓ガン死亡率は、大気核実験の最盛期である1945年から1965年の間に12倍増加した。




☆乳がん原因は原発と判る2枚のアメリカ地図 その2

http://ameblo.jp/sannriku/entry-10353965162.html

マリン・カウンティの湾側沿岸と太平洋沿岸の泥サンプルを分析すると、シェラネバダ山系からの低レベル放射能が、アメリカで最も高い乳ガン発生率の原因であることが分かるだろう。シェラネバダ山系とマリン・カウンティの間、沼地の淀と干潟が形成され、そこにシェラネバダ山系から流れてくる汚染水が加わる低エネルギー環境地域では自閉症が多発している。環境中の放射能は累積的な影響を及ぼす。

(略)

質疑の時間に、アメリカ政府のデータを基にした乳ガン発生率の拡大マップを掲げた。これは1985年から1989年の間のアメリカのすべての乳ガンによる死亡者の三分の二が原子力発電所と核兵器研究所から半径100マイルのところで起きていることを示したものである。




☆乳癌とピンクリボンと市場原理・原発は無関係か 
(鈴木成和氏の文)

http://www.news.janjan.jp/living/0710/0710040411/1.php

この乳癌に関しましては、次のような事例が報告されています。

かつて、1950年から1989年までの40年間に、アメリカにおける白人女性の乳癌死亡者数が2倍になった事が公表された時、その原因究明を世論から要請されたアメリカ政府は、乳癌増加の原因が、戦後の石油産業、化学産業などの発展による大気汚染と水の汚染など、文明の進展に伴う止むをえない現象と発表しました。

しかし、統計学者J.M.グールドは、報告に使われた統計処理方法に不審を抱き、全米3053郡が保有する40年間の乳癌死亡者数を全てコンピューターに入力し、その結果、乳癌の増加率には地域差が有り、増加している1319郡に共通する要因として、郡の所在地と原子炉の存在との間の相関関係が存在する事を見つけ出しました。

乳癌が増加した地域は、その範囲が原子炉(軍事用、発電用、研究用の如何を問わない)から半径100マイル(約160km)に及ぶ事を突き止め、グールド氏らは著書「内部の敵」の中でその事実を明らかにしました。



六ヶ所村ラプソディー(DVD) ◆20%OFF!
posted by はなゆー at 16:13| Comment(1) | TrackBack(0) | 環境 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする